True love

7cc7bd1b.jpg先週、都内のあるお店で一人ランチを食べている際に、シンディー・ローパーの「TRUE COLLORS 」が流れてきた。
何故か私は、シンディー・ローパーを思い出すのではなく、true という語から、true love という言葉を連想し、真の愛、真実の愛…を人はいつ感じるか、などと考えた。

「真実の愛」などと銘打つくらいだから、実は真の愛は、世の中では見つけにくいモノであり、贋の愛ならそこかしこにあるのだろうか? 皮肉っぽく思ってみたりした。また、true という形容詞はauthentick の意味もあるのだろうか、とも…以下私の脳裏の言語化。

love はあるけれども、true love と呼べるものは少ない。もし多いのであったら、love はlove のままで通用するはずだから。
人はlove を認識するが、それを自分にとって快い、幸福をもたらすものではない(要するにありがた迷惑、というやつ)と感じることもまた多いのだろう……
実際、love を他者に注ぎ込む行為に自分が酔ってしまっている人間の例は、世の中に多いではないか。まさにそれは小説の題材である。
早い話が、「私はこういうやり方で愛されたい」しかし「アノヒトの愛し方は、全然そのやり方とずれている」。このばあい、相手に「ずれ」を気づかせるアクションを起こすべきか否か、迷うところだ。アクションに失敗すると、相手は(悪意がない人であれば)悪い意味で衝撃を受けるだろう…しかし、そのままでいれば、自分がまことに居心地が悪い。

しかしながらtrue love だけがいいものなのかどうか??
true の反対はfalse だ(辞書にはそうありました 笑)。「誤っている、正確でない」「にせの、不誠実な」の意がある。

私には長年、母が必死に娘の躾に精を出し、ないお金を私の服や習い事につぎ込んできたことを、寂しいような複雑な思いで見てきた経緯がある。
たくさんの習い事をし、勉強もそれなりにできたのだが、母は私を褒めることはなかった。もっと飛び抜けた優等生でないと喜べなかったのだ(要は理想が高かった)。とにかく、もっとがんばれもっとがんばれ、と眼を光らせる母には、それが娘のためになる、娘を立派にするのだ!!という確信があったわけで、その対象たる私の「なんでお母さんはこんなにコワイのだろう?」というほのかな疑問は、出したとしても答えられるはずもないものだった。

母は、love がなかったのではなく、love の伝え方が拙劣だっただけだと私が気づくまでには、誇張ではなく20年もかかった。

それを思うと、true love でなければそれは全てfalse (ありがた迷惑)なlove だ、と断言するのもどうなのかと思う。二者択一で心は動かせない(決断するときは、択一だけれど…)。



愛を注ぐ、注がれることで人は膨大な物思いを抱え込む。


love 、愛は、神秘的で奥底の知れない、説かれるべき謎なのだろう。
小説家はlove にまつわる謎を解こうとして、でもできないのだ。謎が解けない経緯を語ることで、文学はあらゆる読者の夢のゆりかごとなるのだろう。

画像は、都内にある某公園。

ファイブ ブログランキング

「ファイブスタイル」のランキングに参加してます。お帰りの前に、ぽちっとどうぞ


【2008年11月25日】

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by ももぱぱ   2008年11月28日 01:57
人にはそれぞれの愛の表現があるってことですね。
私がマユミさんのブログへコメントできるのも
「親愛」を感じているからかな。
ゆっくり本を読んでいるような心地良さです。
(時々、ROCKネタが登場して驚きますが)

...loveって誰が考えて
どこから来た言葉なんでしょうかね?
2. Posted by 深良マユミ   2008年11月28日 12:07
ももぱぱさん、お読みいただいて本当に嬉しく存じます
多少照れるけど^^;;
「愛」は、あらゆる人間の活動にこめることが可能な感情ではないか、と私は思っております。
自分以外の個体の生存のために何かを努力して行うのは、もしかしたら人間だけではないでしょうか??まあこれは確かめてはいないんですけどね。...
>loveって誰が考えて
どこから来た言葉なんでしょうかね?

多分、エデンの園でリンゴ食べた人(すなわち、Eve )だと思うなあ。
スペルが似ているから(…すみません、ベタで
いつもコメントありがとうございます^^感謝です

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
買い物しなくては (深良マユミ)
買い物しなくては (深良マユミ)
買い物しなくては (深良マユミ)
買い物しなくては (この本が されていません 自動なり)
買い物しなくては (カエル姫。)
Clustrmaps (深良マユミ)
梅(BlogPet) (深良マユミ)
梅(BlogPet) (Lavie)
">
Archives
あわせて読みたい
フォクすけブログパーツ
Firefox ブラウザ無料ダウンロード
QRコード
QRコード
livedoor 天気
SNS-FreeJapan
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)