2010年07月

上海万博4日目

 実質最終日ということもあって、午前中はお土産調達の為、お買い物です。いつものように朝食をたっぷり取って!ん・・・?食いしん坊の次男があまり食べません。おでこに手を当てると、少し熱い!大丈夫だろうと思って、タクシーに乗り込み、「上海虹橋国際珍珠城」へ。(住所は「虹梅路3721号」です。この住所をタクシーの運ちゃんに見せれば、行ってくれます。

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 ここは食べ物以外何でもあります。10階建てぐらいのビルで、3階までが売り場、そこから上が普通のマンションになっています。名前の通り、ここの2階には、アクセサリー手芸用ビーズ、ガラス玉、真珠などのパーツ屋さんがあります。本物の真珠がひとつぶ50円くらいで手に入って、オリジナルのデザインでアクセサリーを作ってくれると大評判です。1階に売っているものはアクセサリー、パシュミナ、子供服、靴、水晶ほか、流行りのデザインをマネしたお洋服など、バラエティ豊か。なんと、話題のエコバックのイミテーションも。

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 そして、シノワ雑貨屋さん。高級ホテルのお土産ショップで売られているのと同じものが、卸売り価格です。シルクで作ったメガネケースやお財布、ポーチ、タオル掛け、バッグなど種類も盛りだくさん。布地もしっかりしているし、デザインも美しくて、なによりも激安。ホテルで買ったら絶対損です。

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 バスケに夢中の長男・次男はNBAのユニフォームレプリカを物色です。特にコーヴィー・ブライアントのレイカーズ23は取り合いです。次女は、今風のプリントTシャツ、母は、上海のお茶(福建省の鉄観音)を物色。私は革製品をといった具合にそれぞれが、携帯電話集合を決めて、一斉に散りました。


 ここで、値段交渉の話です。シノワ雑貨のお店はあまり値切れないのですが、その他は言い値の3分の1が目安です。言葉がわからないのを勿怪の幸いとして、相手の交渉に応じないようにします。仮に「100元」と言ってきたら、「20元」ぐらい言ってみてください。あーだーこーだーと言ってきますが、気乗りの無い振りをして立ち去ろうとすると、必ず電卓を持って「70」とか見せに来ます。そこで「20」と電卓をたたいてやりましょう。そのうち「50」「40」となってきます。そこで応じるかどうかですが、二つ買うので「20」とか言ってみてください。必ず折れてきます。 

 

 そして、内緒の話です。3階に行くと、時計やらカバンやらの店があります。で、ちょっとしたブランドのベルトがあったので、店に入って壁の棚に並べられた商品を見ていると、突然、壁が動きました。そして壁の奥から、白人の男女が出てきたので、びっくりしましたが、中を除くと、所狭しと、????品があります。二重底ならず、二重壁です。そして隣の店も、その隣の店も奥行きが変なのです。

 

 さらに、驚いた事に、店員がニヤッと笑って「モア?」とか言いますので、[YES」と答えると、首を振って、付いてこいの合図です。なんとエレベーターに乗って、7階で降りると、そこは超高級マンションです。ある部屋の前で店員がノックして、何やら合言葉のようなものを言うと、ドアが開けられ、そこは、たくさんの????品が・・・。

 

 そうこうしていると次男がぐったりしてきたので、触ってみると、すごい熱です。てことで、早々に退散しました。

 

つづく・・・。

 

 

続 上海万博4日目

 取り敢えず、ホテルに帰ると次男が完全にグロッキーです。実は、書いてないエピソードが初日にありました。松山を出る前の晩から、長男が咳こむのです。熱は無いようでしたのでそのまま連れてきたのですが、空港での入管手続きの手前で、突然、長男が女性に捕まり、全く違う方角に連れ去れようとするので、びっくりして追いかけると、検疫ブースで止まりました。

 検査官も英語が苦手らしく、よくわかりませんでしたが、空港職員の女性が、長男の咳を注意深く見つけたらしいのです。いくつかの試薬を使って検査が始まりました。その様子を家内が写メろうとして、こっぴどく叱られていました。家内は中国の怖さをまだわかっていません。幸い結果は良好で解放されましたが、あの血相を抱えた女性職員は本当に迫力がありました。そんな事を思い出しながら、次男の様子を見ていました。明日9:00の飛行機で帰国です。ただ、うちの子供たちは、ちょっとした病気で死んだように眠ります。大体は目が覚めると回復に向かうので、今回もそれに期待しました。
 

 そろそろ昼時です。次男と家内をホテルに残して昼食に出かけました。上海の主婦は朝食を作りません。朝はみんな外食です。従って、日本で言う軽食の店が至る所にあります。で、ホテル近くに美味しそうな中華まんを蒸かせている店があったので、入りました。母と次女と長男そして私4人です。

 

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注文の仕方が解らないので、写真付きのメニューを指さしながら注文しました。ビールと水餃子、焼そば、ラーメン、小龍包などなど、全て先払いで42元(約590円)とんでもなく安いです。

 

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小龍包がまたうまいので、次女が追加で注文に行きました。すごいボディ・ラングエージです。長男がジュースが欲しいというので、「自分で注文してみな!」と言うと、やはりボディラングエージです。なんとかなるもんだなと感心しつつ、ホテルへ。

 

 さて、万博です。今日は、色々あったので17:00出発です。夜景も奇麗だと聞いていたのでたのしみです。次男と家内が行かないので、タクシーをやめて最初から地下鉄で挑戦しました。まず、7号線の静安寺駅から東安路駅で4号線に乗り換えと思いながら、自動発券機にお金を入れようとする。お札が入りません。100元札が使えないので10元、20元、50元札を入れるのですが入らないのです。悪戦苦闘していると若い中国人女性が、自分の紙幣を取りだして買ってくれたました。

 

 彼女の親切に大感動です。お礼を言って、乗車したら、今度は母の前に座っていた女性がすぐに立って、母に席を譲ってくれました。ちょっと前の中国とはダンチです。

 

 そして、西蔵南路駅下車して、Dゾーン(民間企業による産業館エリア)に到着。既に日も落ちて・・・。

 

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 中国鉄道館や、電網館、シノペックを経て、日本産業館へ。気合が入ってます。日本産業館は古い造船所の再利用です。日本を代表する画家 絹谷幸二氏の巨大光絵が地上20mの天空に輝きます。

 

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絵です。

 

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 夏は、23:00頃まで空いているパビリオンもあるそうなので、暑い時期は夕方からの方がお勧めです。そして間違いなくお昼より空いています。  さて、今回の万博はこの時刻をもって終了です。ホテルへ。

 

 最後の夜ですが、やっぱり疲れが出てるのか、お腹は減っているのですが、ちょっとおっくうです。子供たちが「お粥がたべたいねぇ!」と言うので「中国のお粥も美味しいんだよ。」と言うと「じゃ、それっ!」ってことでホテルの前の食堂へ。普通のお粥4元、鮑粥8元、2つずつ頼んで24元(約360円)。あつあつなのにとても美味しいと大評判でした。

 

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 そして、私はマッサージへ。つづく・・・。

 

 

 

 

上海万博3日目

 三日目です。実は初日に豫園に行きましたが、饅頭を食べて終わりにしてしまい、本来、見学すべき豫園の庭園を逃していたので、ガイドさんが気を使って、午前中だけ、車を出してくれました。豫園は、四川省の役人であった潘允端という人が両親のために贈った庭園です。18年(1559-1577)の歳月を費やし造営されたそうです。その後400年間、何回も持ち主が変わって、1961年に一般に公開されるようになったそうです。 面積2万㎡。園内には大小の楼閣が点在し、巧みに龍壁によって分けられています。入り口から三穂堂、仰山堂を過ぎると武康石を2,000トン使って積み上げられた、高さ約14メートルの築山―大假山に出て、深い洞窟や切り立った怪石が、深山の趣をたたえています。

 

 豫園の名前の言われは、①潘さんが両親のために建設し、“豫悦老親”からの名前が由来。②豫は平安・安泰という意味があり、発音が余裕の余、愉快の愉と同音(yu)で、これらの意味を掛けたもの。③豫園の「豫」は「愉」に通じ、「楽しい園」という意味。だそうです。わが故郷「伊豫」もそんな意味があるのですかねぇ?で、 こういった借景などがいたるところにありました。


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 そして豫園商場は、小(小商品)、土(地方特産品)、特(珍しい商店)、多(種類の多さ)を特色とするらしく、ちょっと割高感がありますが、お土産なら何でもそろうので便利です。隣接するデパートのような建物は、卸と小売りが一体になっており、目が飛び出るほど激安商品があります。

 

 

 さて、馬当路駅です。 今日はCゾーン(アフリカからヨーロッパ)からです。案内に従って、駅の中を進むと「福」という字が中国のあらゆる字体で掲げられていました。(「福」という字は特に縁起が良いらしい。)

 

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 まずは、トルコ館、シルクロードの終点といった位置付で展示されています。で、内容は飛ばして・・・、出口にトルコのアイスを売っていました。子供たちはよく知っています。のびーるアイスです。両替した元を握ってすぐ並んでいました。

 

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 そして、念願のモナコ館です。モナコGPに行くのが夢なので、とりあえず雰囲気を・・・!

 

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 一人で感動していると、長男が突然、うずくまって歩けないと言い出しました。「お腹がいたーい!」とのことです。少し休むと治まるようですが、歩くと痛くなると言います。「もう、絶対アイスは食わせないっ!」と言ってやりましたが、効果もあるはずがなく、アフリカ館をだましだまし廻って、帰途に・・・。

 

 タクシー乗り場まで家内がおぶって行きましたが、結構な列ができています。長男の動作が緩慢なのでここでも、割り込みをされます。仕方がないので、長男を家内と半分ずつ抱きかかえて強引に進むと、なんと中国人が道をあけてくれました。そして、乗り込もうとしていた中国人が譲ってくれたのです。ただ、普通のタクシーです。6人なんぞ乗れません。しかし、うちの家族はぞろぞろっと乗り込んでしまいました。日本語で「アンバサダーホテル。」と言って、名刺を見せ、「早く早く」とまくしたてると、定員オーバーにもかかわらず。動き出しました。『なんだ!のれんじゃん!次からもこれでいこっと!』

 

 ホテルに帰って、休憩していると長男が「腹が減った!」 えっ!なんだー?若い奴は回復も早い。で、全員で私のお気に入り「JADE GARDEN」へ!淮海中路近くの茂南南路にあり、地下鉄1号線「陜西南路」駅からも歩いてすぐ、上海料理、広東料理、飲茶を万人向けの味で提供しています。スペインを意識した内装の店内は、ピアノ演奏の演出も加わって、ロマンチックなムード満点。秋になると上海蟹が絶品ですが、今回は無し。

 

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 さて、ホテルへと思ったら、すごい雨です。店にお願いしてタクシーを呼ぼうにもタクシー会社に電話がつながりません。窓の外を見ていると、空車も通っているようなので、外で拾う事に・・・。

 

 が、なかなかつかまりません。すると、老婆が近寄ってきて、折りたたみ傘を持っています。「How Much?」と言うと、「10元」、えっ思わず「Three」と言ってしまいました。3本で420円ですよ!もう夜の9:00なのにこうやって、どこともなく、売れると思ったら、出てくるんですよ、上海は!

 

 交差点まで歩いたら、空車が来ました。手なれたもんです。どやどや6人が重なるように乗り込み、「アンバサダーホテル」と日本語でまくしたてると、運ちゃんは「やれやれ」という感じでスタート。『しめしめ』

 

  ホテルには、ミネラルウォーターが一人1本ついてますが足りません。コンビニによって、調達です。ヴォルビックは10元ですが、中国製のミネは1.4元です。20円足らずです。皆さん必ず買って帰りましょう。

 

 つづく・・・。

 

 

続々上海万博2日目

  この日は、Aゾーン(アジアの国々)を見学して終了です。その後、夕食と上海雑技団見物です。東出口にチャーター車(ベンツのワゴン)に迎えに来てもらい、いざ外灘(ワイタン)へ。さすがに子供たちは万博だけでは飽きてしまいますのでちょっとしたサプライズを入れました。チャーター契約は「①初日空港→豫園観光→ホテル②二日目ホテル→万博会場→外灘→上海雑技団→ホテル③最終日ホテル→龍陽路駅(リニアモーターカー発着駅」の内容で16,000円でした。

 

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 ここで上海の交通事情です。①市内バス②地下鉄③タクシーのどれかになりますが、タクシーの初乗り(3km)は11元、以降1kmごとに2.1元、つまり10km乗っても25.7元(約360円)なので、きっちり時刻通りに動かなければならない時以外はタクシーが一番です。

 

 上海のタクシーは左ハンですので、右から自分でドアを開けて乗り込みます。まごまごしていると、自分で止めたのに、横から別の人がドアを開けてと乗り込まれてしまう事があるので、ちゃっちゃと乗り込みましょう。そして、運ちゃんのほとんどが上海人なのでいわゆる中国語はしゃべりません。(中国語と上海語は全く別の言語)従って、行き先の名刺(ほとんどの施設に常備してあるので再訪の可能性があれば必ず持ち帰りましょう。)やメモを渡して、日本語でまくしたてます。そうすれば運ちゃんが行き先がわからなくても観念して出発し、運ちゃん自身で調べながらなんとか到達します。どうしてもだめな場合はタクシーコール962288(無料)へ電話しましょう。「もしもし」と言えば、日本語スタッフに替わってくれます。行き先を告げて運ちゃんに替わってもらえばOKです。

 

  そしてディナー。中国に来て初めてのディナーですので広東料理が無難です。

 

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  窓の外は外灘の夜景が見えます。大抵の女性は「ぽーっ」となります。

 

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 そして上海雑技団です。上海には常時4団体ぐらいが公演しているそうですが、評判の良いものをガイドに選んでもらいましょう。前もってお願いしておけば、かなり前の良い席が取れます。

 

 数々の演技に固唾をのみますが、圧巻はタイタニックを模した空中浮遊です。ステージと観客席の間の天井からつるしたロープに主役を模した男女が素手や素足で絡むのですがBGMに乗ってせつなく演じます。空中浮遊は私たちの真上に届く勢いでした。

 

 ディナーと上海雑技団見物はセットで18,000円(6人)でした。またもやすごいお得感!

 

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 子供たちも大満足で、ホテルへ。少し休憩した後、マッサージに!やっぱり、全員が付いてくるというのです。ホテルのマッサージルームは高すぎるので、近くのマッサージ屋さんへ!

 

 町のマッサージ屋さんは外国人相手の店(中国人向けと外国人向けは明らかに雰囲気が違います。)を選べばOKです。足と背中をで45元(約630円/一時間)でした。ホテルの4分の1程度です。そしたら、うちの小学生二人も「俺もやる。」とか言うので、全員でマッサージです。さすがにうちの小2の坊主を担当したマッサージのおねいさんはずっとくすくす笑っていました。

 

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 つづく・・・!

 

続 上海万博2日目

 地下鉄から地上へ出て、Aゾーン(アジアの地域)へやってきました。ここで、結構な人だかりがありましたので、覗けば、なんと「蛇口から水」です。「えっ普通でしょ!」って話ですが、中国では、蛇口から飲める水が出るなんてスーパーサプライズなんです。松山の空港や某小学校では、「蛇口からポンジュース」で話題をさらいましたが、ここでは、皆さんありったけの水筒を持って並んでいました。

 

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 そして、その横から一番人気のサウジアラビア館が見えたので、写そうとしたらバカ娘が邪魔してます。このパビリオンは、なんと最大待ち時間は9時間を記録したそうです。なぜそんなに人気があるのか鮑(ガイド)さんに聞きましたら、事前にどれくらいパビリオンにお金をかけたかという怪しい情報が飛び交い、その順に人気があるそうです。

 

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 当然、中国館も人気ですが、この日の整理券は終了しており断念、中国館の1階にある中国省区市連合館からスタートです。各パビリオンや展示に関しては公式HPに譲るとして、本稿はB級ネタに特化します。まずは、江西省です。白磁で有名ですが、特に景徳鎮は「なんでも鑑定団」良く耳にするので覗いてみると、白磁の彫刻がありました。32回の失敗の後、33回目で完成したそうです。時価6億元だとのこと。つまり約84億円の彫刻です。

 

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 とにかく各パビリオンとも待ち時間が長く、整理柵に並んで少しずつ進むわけですが、まごまごしているとどんどん抜かれてしまいます。抜かれるのは良いとして、数時間も並んでいてトイレに行きたくなったらどうするか?列の外にはボランティアの監視人もいます。並び直しが常識でしょうが、そんなことはできません。特に今回は子供連れです。

 

 有効だったのは、まず、そのまま列の進行に従い、列の折り返しに来たところで連れを残して列を離れ、トイレに行きます。トイレから戻ると連れを探し、連れが次の折り返しに来るまで待って、列にもぐりこみます。で、周囲から非難の視線を感じたら連れと日本語で何でもいいからまくしたてます。と同時に、連れが列を離れ、同様に次の折り返しに来たところで合流!

 

 大事なことはカッコつけずに日本語でまくしたてる事。多少の後ろめたさがあっても割り込みではないので、どうどうとやりましょう。

 ところで、入場者ですが、ほとんど中国人です。この日はあとでわかった事ですが、51万人の来場数でした。『昼食時などレストランでまた並ぶんだろうな?』と思っていたら、そうでもないのです。ほとんどの中国人は食べ物を持参していてベンチで食べていました。逆にトイレなどは、公衆トイレよりも、レストランのトイレの方がすいている事があります。

 

 で、持参して食べているのは所謂『中華まん』です。よく考えると、これは中国が世界に誇るファーストフードです。なので、彼らは長く並んでも平気です。が、食べかすをどんどん足元に捨てていきます。だから私たちは疲れて座り込みたくなっても汚くて座れません。やはり椅子が必要です。

 つづく!

 

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