【長野読書会(第31回、復習講座第7回、2018.9.22実施)の報告と次回の予定】

・第3章(貨幣または商品流通)の第2節(流通手段)のcと第3節(貨幣)を実施。
【主な内容】
○「流通手段としての貨幣の機能からは、その鋳貨姿態が生ずる。……価格の度量標準の確定と同様に、鋳造の仕事は国家の手に帰する。金銀が鋳貨として身につけ世界市場では再び脱ぎ捨てるいろいろな国家的制服には、商品流通の国内的または国民的部面とその一般的な世界市場部面との分離が現れている。……貨幣流通そのものが鋳貨の実質純分を名目純分から分離し、その金属定在をその機能から分離するとすれば、貨幣流通は、金属貨幣がその鋳貨機能では他の材料からなっている章標(tokens)または象徴(symbol)によって置き換えられるという可能性を、潜在的に含んでいる。」(金鋳貨、銀、銅等の補助鋳貨)
○「金属製の貨幣章標では、純粋に象徴的な性格はまだいくらか隠されている。紙幣では、それが一見してわかるように現れている。」(国家紙幣、信用貨幣)「信用貨幣は、支払い手段としての貨幣の機能にその自然発生的な根元をもっている。」(貨幣章標、価値章標)
○蓄蔵貨幣
○「支払手段としての貨幣の機能は、媒介されない矛盾を含んでいる。諸支払いが相殺されるかぎり、貨幣は、ただ観念的に計算貨幣または価値尺度として機能するだけである。現実の支払いがなされなければならないかぎりでは、貨幣は、流通手段として、すなわち物質代謝のただ瞬間的な媒介的な形態として現れるのではなく、社会的労働の個別的な化身、交換価値の独立な定在、絶対的な商品として現れるのである。この矛盾は、生産・商業恐慌中の貨幣恐慌と呼ばれる瞬間に爆発する。」
○「与えられた一期間に流通する貨幣の総量を見れば、それは、流通手段および支払手段の流通速度が与えられていれば、実現されるべき商品価格の総額に、満期になった諸支払の総額を加え、そこから相殺される諸支払を引き、最後に、同じ貨幣片が流通手段の機能と支払手段の機能とを交互に果たす回数だけの流通額を引いたものに等しい。」…支払手段としての貨幣の機能も考慮した貨幣の必要量(S)
○世界貨幣: 「国内流通部面から外に出るときには、貨幣は価格の度量標準や鋳貨や補助貨や価値章標という国内流通部面でできあがる局地的な形態を再び脱ぎ捨てて、貴金属の元来の地金形態に逆戻りする。世界貿易では、諸商品はそれらの価値を普遍的に展開する。」
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【松本読書会(2018.9.15実施)の報告と次回の予定】

〔第Ⅰ部―4回〕 
9:00~10:30 於;第三地区公民館(台風の影響であがたの森使用不可)

1、 テーマ(内容): 第3章(貨幣または商品流通) 第2節(流通手段)
*商品交換社会においては、「商品と貨幣とへの商品の二重化」、「購買と販売の分離」がおこる。
*「商品流通の媒介者として、貨幣は流通手段という機能を受け取る」。
*「流通手段の量(C)は、流通する商品の価格総額(A)と貨幣通流の平均速度(B)とによって規定される」。
*「商品変態W―G―W」におけるG(貨幣)は、W―Wを媒介する「一時的契機」(章標)として機能するにすぎない」から、単なる象徴的実存(低級な金属鋳貨や紙幣)でも十分である。
*紙幣には、国家による強制通用力が必要。

2、主な議論:
①「国家紙幣」と信用貨幣・銀行券との、また兌換紙幣と不換紙幣との違いについて。
②“ビットコイン”について。仮想通貨、一種の信用貨幣か。

次回: 10月20日 (土)、9:00~10:30 於;第三地区公民館 テーマ: 第3章 第3節(貨幣)

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【安曇野読書会(2018.8.22実施)の報告と次回の予定】

〔内容〕
第6章「不変資本と可変資本」を検討、これらの概念はマルクスが初めて確立したこと(A.スミスやD.リカードらの古典派経済学には固定資本と流動資本という概念しかなかった)、生産手段に投じられた資本は、生産過程でその価値の大きさを超えないが故に「不変資本」と規定されるのに対し、労働力に投じられた資本は「それ自身の等価物と,これを超えるある超過分である剰余価値を再生産する」が故に「可変資本」と規定されること)を学びました。
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