私が今飲んでいる主な薬を二つ。

1.リスパダール
【薬理】脳内のドパミン2(D2)受容体を遮断することで、ドーパミン神経系の機能亢進により起こる陽性症状をおさえます。また、セロトニン2(5-HT2)受容 体を遮断することで、ドーパミン神経系の働きがよくなり、陰性症状が改善します。このような作用メカニズムからから、セロトニン・ドーパミン拮抗薬 (SDA:Serotonin-Dopamine Antagonist)とか5-HT2/D2拮抗薬などと呼ばれています。

2.デパケンR
【薬理】ガンマアミノ酪酸(GABA)は、脳神経の興奮をおさえる抑制性神経伝達物質です。このお薬は、そのガンマアミノ酪酸の脳内濃度を高めます。さらに、ドパミン濃度を上昇、セロトニン代謝を促進し、脳内の抑制系を活性化させることで、脳神経の興奮をしずめます。

これらの薬を、実際に去年減薬した経験がある。その経験を書いておく。
私は去年の7月に寛解と言われ、一切の薬から離れた。しかし、すぐに不眠から躁転し別の病院に入院した。そこで、デパケン800mg/日とリスパダール4mg/日を、8月、9月の2ケ月投与された。退院後、元の病院に戻り減薬を開始した。デパケンはそのままで、リスパダールを1mgまで落とした。10月、11月は順調だったが、12月下旬に突然ひどいうつになった。これを私は離脱症状だと感じている。1月中旬、破れかぶれで少しアルコールを飲むと徐々に躁転し、一気にロドピンが必要なまでになった。この躁状態が2月中旬まで続き、そこで疲れ果てた。やってきたのは、今までに経験したことのない感情の平板化という現象である。これも、躁うつ病とは関係ないある種の薬物の離脱症状だと思う。医師はこの時、うつに対応する薬を処方しなかった。「がまんしなさい。2週間程度で治ります」と言われた。しかし、2週間経っても、3週間経っても治らなかった。薬も貰えない。私は転院することにした。

医学界がこれを離脱症状と認めるとは思えない。しかし、突然襲ううつ、うつとはまた違う感情の平板化(感情が無くなった感じ)というのは、薬が影響しているとしか思えないのだ。

通常、離脱症状であれば一定の期間を耐えれば元に戻る。しかし、脳の場合、本当に元に戻るのだろうか。私が今の処方に妥協している理由は再発よりもこの離脱症状が怖いからだ。

調べても、薬の効果についての文献は見つかるが、離脱症状については見当たらない。ネットに当事者の書いた情報が散見される程度である。

精神科医療はまだまだ手探りだということ。薬の効果や副作用もよくわかっていないということを知っていただければと思う。

なお、デパケンの使用法として血中濃度を測定することとあるが、私は今の病院でも、前の病院でも血液検査を受けたことがない。いい加減過ぎると言えよう。