2007年の日記が出てきた。この年は、3月から5月まで入院しているが、それ以外は会社に行っている。主治医が良く会社に行かせたものだと思う。

2月に、あるアーティストのライブ(舞台)を見に行った。超越的なものを見て過覚醒が起こった。生まれて初めての経験だった。医師は躁状態とは違うと言った。その後、そのアーティストと朝まで飲む機会があった。そして直後に入院した。

7月に会社に復帰してからも、鬱状態と躁状態を繰り返している。

「いつもは優しい目をしているのに、今日の目は怖い。帰ったらどうですか?」

保健師にそんなことを言われる始末だ。とても会社に行って良い状態だったと思えない。

問題なのは、やはり治療方針だ。当時の主治医の方針は、会社に行くこと、会社をクビにならないことが最優先なのであって、私の状態は薬でごまかす。そんな感じだった。当時は、エビリファイ、リスパダール、ソラナックス、サイレースなどを使っていた。サイレースを飲んで会社に行くのは辛かった。

とにかく、自分のおかれている状況が理解できていない。幻想に流されている。よく会社がこんな奴の勤務を認めていたものだとも思う。仕事はできるのだが、根本がおかしい。会社の中での自分の位置づけ、自分自身の能力の現実を見ることができないでいる。

日記にはこんな記述もある。「東京大学大学院を受験することに決めた」よくこんな状態で退院させたものだ。これが5年前か。どう考えても、今の方がマトモだ。

主治医が精神科の権威であったこともあり会社も無理が出来なかったのだろう。こんな状態で10年以上も勤務し給料をもらっていたのだ。それが、病気にとって良かったのか、悪かったのか。まあ、社会的に延命できたということで成功なのだろうか?