アスリートにとっての最大の敵は思考である。これは現代の定説らしい。故に、アスリートはいつも音楽を聴いている。音楽はプラスに作用することが実験で証明されている。

今日、喫茶店に掛けられている一枚の絵を見て思った。鑑賞から言葉を消してみた。見ること、そして言葉から離れること。それもまた望ましいことなのかもしれない。

思えば私は一日中なにかを頭の中で考えている。食べている時も、お風呂の中でも。それはきっと、疲れることなのだ。脳の働きとして偏ったことなのだ。どの精神科医も運動を勧めるが、そこには身体を動かすだけでなく、思考から逃れることの効果もあるのかもしれない。

サラリーマン時代の私は、社会のことを考えていた。自分自身のことを考える必要がなかった。決められた毎日をこなしていれば、それで良かったからだ。

だが、今は違う。自分の未来のことばかり考えている。考えているというよりも、考えあぐねて、もがいている。堂々巡りするばかりだ。

自分自身の思考の汚れを取る必要を感じる。思考の掃除と片付けだ。それにはまず、部屋の片づけだろうか。いやあ、手がつけられない。気分が乗らない。きっかけが必要だ。久しぶりに音楽でも聴いてみようか。