経済

December 05, 2010

ウィキリークス問題で政府の圧力に屈した?ペイパルからの脱会者相次ぐ

ペイパルがウィキリークスへの募金取引窓口を封鎖

ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジュ氏、重要な収入源を失う。


BoingBoing』よりその件に関する記事とコメント欄を紹介。記事は4日深夜(日本時間)のものです。

ウィキリークスは1日報道されたニュースによると、提供されていたアマゾンのサーバーからも排除されています。ウィキリークスは元々スウェーデンのサーバーを使っていたのですが、そのサーバーが攻撃を受けたため、アマゾンのサーバーに移転していたそうです。創設者アサンジュ氏は現在スウェーデン当局から強姦容疑で指名手配を受けています。


ペイパルのブログより:
ペイパルはウィキリークスの口座を、ペイパルの利用規約の侵害のため、永久的に停止した。利用規約には支払いサービスが、他者を違法行為に結びつかせる、いかなる奨励、促進、助長、示唆も行ってはならないと書いてある。我々はこの行動を口座所有者にお知らせしている。

処置の正当性に関しては、アマゾンの言い分よりは説得力があるように見える。しかし、金曜日午後11時29分(注:日本時間12月4日午後2時29分頃)という声明のタイミングは、その決定は何か彼らにとって隠したいものがあるように思える。

追記:ウィキリークスはツィッターで、この処置は政府の圧力によるものであると発表している。
png
続きを読む

meaningless88 at 17:00|PermalinkComments(77)TrackBack(0) はてなブックマーク - ウィキリークス問題で政府の圧力に屈した?ペイパルからの脱会者相次ぐ

November 27, 2010

歴史上最も大きな経済損失ベスト10(後編)

DM-wheelbarrow

前回からの続きです。
どんどん時代が新しくなっていきますね。
続きを読む

meaningless88 at 00:00|PermalinkComments(88)TrackBack(0) はてなブックマーク - 歴史上最も大きな経済損失ベスト10(後編)

November 26, 2010

歴史上最も大きな経済損失ベスト10(前編)


800px-ConquestOfConstantinopleByTheCrusadersIn1204

現代の金融危機も昔に比べれば大したことはない?
10Greatest Financial Collapses in History』より。

内容盛り沢山なので前半・後半に分けてやります。
まずはベスト10~6をご紹介。
各段落の冒頭に書いてある金額はその期間の損失額です。
我々は明らかに1年以上に渡り、大きな経済危機の中を生きており、ニュースはそれを忘れさせることはない。あなたはそれが世界の終わりと思っているだろう。これが我々の歴史と現在の経済のみに特有な出来事であり、それはかつて誰も解決を見出せたことがない問題であるかのように。しかし、歴史はいつものように、その出来事について言えることがある。過去多くの国が財政的に難解な状況に立たされ、ある時は帝国を成長させ、またある時は帳簿の取り扱いを間違ったため、少なくない点で没落した。人々は飢え、ある人々は裕福になり、また少なくない人々は処刑された。

我々は問題の赤字額を算出する際、現代から600年前の値段で換算しようとするのは、最終的には不正確なものだという点には留意する必要があるし、特に私は経済学者でも数学者でもない。初期の地金は現代の基準に当てはめるのは難しい、そして、経済混乱の時にはその価値が激しく変動し、大きな見誤りを起こす余地がある。さらに言うと、近代の始めや封建時代の経済は、我々が現在考えるような商取引に基づくものではないし、人口の5%未満がほぼ全ての富を所有していた。中世イタリアで使われていた最初の約束手形というものは、遠距離までお金を運ぶために商人によって使われていたであろう物であって、一般人にそれが使われるようになったのは完全にごく最近である。また、当時の値段を比較するためにドルよりもポンドを使っている。それはポンドはどの時代にも存在する通貨だったからだ。
続きを読む

meaningless88 at 12:00|PermalinkComments(3)TrackBack(0) はてなブックマーク - 歴史上最も大きな経済損失ベスト10(前編)

November 24, 2010

通貨戦争とは何か?日本は本当に一人負け?

_49622970_currencywars

『戦争』で不利な戦いを強いられる日本

通貨の値段に『信用』は関係ないのだろうか

BBCの記事『What's the currency war about?』より

通貨戦争とも通貨安競争とも訳されますね。


日本のメディアの意見では「円も高値で推移しているが、ユーロの価値も急上昇している」という話ですが、実際には長期スパンで見ると、ユーロは値下がりしており、円だけが大きく値上がりしていることがわかります。


過去10年に渡り、世界は『赤字国』と『黒字国』に分けられてきた。

アメリカやイギリスのような赤字国は、世界の他の国から借金をしており、そのため彼らは輸出するよりも多くの輸入をすることが出来る。

中国や日本と多くの他のアジア諸国のような黒字国は逆のことをする。彼らは他の国に金を貸し、金融を救うことで輸出を助ける。

ユーロ地域は基本的に輸入と輸出が均衡状態を保っている。

しかし、ユーロ地域内では大きな不均衡が存在し、ドイツは大きな黒字を出す一方で、スペインやギリシャ、その他の地域は赤字を出している。

続きを読む

meaningless88 at 20:00|PermalinkComments(28)TrackBack(0) はてなブックマーク - 通貨戦争とは何か?日本は本当に一人負け?

November 14, 2010

CNN社説「中国バブルはもうすぐ崩壊するだろう」

china_shanghai_stock_market_crash_recession
『秒読みに入った?中国経済のバブル崩壊』
というブログ記事を拝見しました。
「ヘラルド・トリビューン」紙がトップで伝えてるそうです。

不況は『メイド・イン・チャイナ』

中国経済に対して厳しい目を向けるアメリカの新聞


CNNでも10月12日にこんな記事を書いてます。

ちなみにこの社説はデヴィッド・フラム氏(W・ブッシュ元大統領のスピーチライターを努めて、北朝鮮とイランを「悪の枢軸」と名指しする文章を書いた人です。)の個人的な見解だそうです。
(The opinions expressed in this commentary are solely those of David Frum.)
って言ってもCNNは結構中国に批判的なことばっかり書いてますね。

文章内のリンクは、用語の解説しているサイトなどに繋がります。
ワシントン(CNN) - フィナンシャル・タイムズは、日曜日に「グローバルな経済協力は混乱を迎え、経済相と中央銀行の週末の会見は解決が見出せず、通貨論争は更なる論争となっている」と伝えた。
物腰の落ち着いた国際通貨基金本部員らによる緊迫した会見は、ワシントンで開かれた。大臣と銀行関係者は一同に介し、アメリカと中国の間の金利率や通貨について大きな論争を繰り広げた。
中国はアメリカの金利率が低すぎると考えており、USドルは安すぎるとしている。アメリカの主張は逆だ。中国の通貨こそ市場と調和していないとする。
多くの影響力のあるアメリカ人が中国の意見に賛同する。カンザスシティ連邦準備銀行の頭取トマス・ホーニヒは高いUSドルの金利が将来のインフレを防ぐと強く主張する。ホーニヒの視点はCNBCなどで活躍する著名な経済評論家のラリー・クドローや、ウォール・ストリート・ジャーナルの社説などで支持されている。

続きを読む

meaningless88 at 00:00|PermalinkComments(101)TrackBack(0) はてなブックマーク - CNN社説「中国バブルはもうすぐ崩壊するだろう」
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

紹介サイトさんアクセスランキングブログパーツ
最新コメント