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カテゴリ:ペット全般 > 老犬介護・老猫介護

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飼い主様と小次郎くんに出逢えたことに感謝を申し上げます。

飼い主様と小次郎くんの『Lucky Life』パートナー
メビー・ラック一同より




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先日、ペットヘルパーに伺った犬様のご紹介をさせて頂きます。
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ウェスト・ハイランド・ホワイトテリアのオスである小次郎くん。
彼は13歳。

ヒアリングの際にお伺いした飼い主様の話によると、両目の視力と聴力が弱いということでした。
その他にも、別の疾患による若い頃の手術で、過去に全身麻酔の経験もあるそうです。
それもあって、飼い主様は常に小次郎くんの体調を気にしておられるご様子でした。

飼い主様は、本当に小次郎くん想いの方です。
一例をあげますと、視力が弱い小次郎くんの為に、室内や家具類の角には、彼がケガをしないようにと工夫が施されていました。
小次郎くんは外での排泄習慣がある犬様なので、飼い主様は彼を連れ、1日に数回、ご自宅付近のお散歩に出掛けていらっしゃいます。
私達は今回、そのパートナーとして伺うことになった次第でした。

小次郎くんと実際に対面するまでは、私達はいつものようにあらゆる想定準備をしました。
シニア犬様の上、視力と聴力が弱いので、もしかしたら、初めて会う他人の私達に警戒心を高める可能性もあるだろうと考えたのです。
小次郎くんにかかるストレスを考えればこそ、私達は慎重に慎重を重ねたコミュニケーションをはかる覚悟を抱いておりました。

ところが。
対面するやいなや、小次郎くんは直ぐに心を開いてくれました。
元気にはしゃぐ小次郎くんとの遊びを通し、私達は良好なファーストインプレッションの獲得に成功したのです。

その姿を見て、飼い主様はたいへん驚かれていました。
理由を伺うと、これまでは来客があっても、小次郎くんは静かに寝ていることがほとんどだったようです。
久しぶりに見た小次郎くんのはしゃぐ姿は、飼い主様に笑顔の花を咲かせました。

お世話当日の小次郎くんもとても元気で、私達は無事にパートナーをつとめ終えることができました。

すると——

後日、飼い主様からお手紙が届きました。
手紙には感謝と共に小次郎くんへの優しさが綴られており、私達の方こそ嬉しい気持ちを頂戴致しました。
以下に、抜粋した文面を記させて頂きます。

『先日は小次郎をお世話下さりありがとうございました。
詳しい報告と丁寧なお世話の様子に、安心して小次郎をお任せすることができました。
あんなにまとわりついてはしゃぐ小次郎を久しぶりに見てびっくりしました。
また、アドバイスを頂いてはっとしました。
目が見えない、耳も遠い小次郎を心配するあまり、私達は腫れ物に触るように接しすぎたと反省しています。
おもちゃで遊んだり公園で散歩したりなどは、もう出来ないと思い込んでいました。
これからはおもちゃ遊びも公園でのお散歩も、もう少しやってみようと思います』

前述した通り、小次郎くんは視力と聴力が弱い故、お散歩はご自宅付近が常となっていたようでした。
おもちゃ遊びも、いつしか控えがちになっていたとのことです。

けれど私達が伺った際、小次郎くんは『今日はもっと歩きたい!』という素振りを見せたのです。
なので、様子を見ながら細心の注意を払い、時には持参したスリングで抱っこしながら、お散歩の距離と時間を伸ばしました。

気持ちよさそうに風をきって歩く小次郎くん。
その姿を飼い主様にも報告して、私達は今後のアドバイスを差し上げました。
飼い主様と小次郎くんの『Lucky Life』に繋がるアドバイスを——

とはいえ、私達が何か特別なアドバイスを差し上げたわけではありません。
あくまで、誠心誠意、パートナーとして在っただけです。
小次郎くんの犬様としての自尊心を尊重したアドバイスに過ぎません。

ですので、飼い主様。
『反省』ではなく『気づき』と捉えて、どうぞご安心下さい。
私達がお伺いした今回の機会を手繰り寄せたのは、飼い主様であり、小次郎くんなのです。
そうして『気づき』を得られたのだと思います。

飼い主様。
飼い主様が寄せる小次郎君への愛情は、いつのときも色褪せてはいません。
それを証拠に、小次郎くんは飼い主様との暮らしに不満を抱いてはおりません。
私達にはそう感じられました。
ですので。
これからも小次郎くんとの日々を、たくさんの笑顔を咲かせながらお過ごし下さい。

最後に。
お土産、ありがとうございました。

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富山桃吉


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——享年12歳7ヶ月——
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——2015年7月19日 夕刻 ひなちゃん永眠——
ひなちゃんは最後まで、その命をひなちゃんらしく生きて天国へと召された。
ひなちゃんはO様のうれしそうな顔が大好きだった。
ひなちゃんはお姉ちゃんのササちゃんが大好きだった。
ひなちゃんは河原での散歩が大好きだった。

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O様の娘様の帰省は間に合わなかった。
けれども、大好きなO様の娘様のパジャマ生地で作った枕に頭を預けて安らかに眠った。

ボクも岡村も働きに働いた。
休んだらひなちゃんを失った悲しみに押し潰されそうだったから。

ボクはしばらく上手に泣けなかった。
涙したらひなちゃんがもっと遠くに行ってしまう気がしたからだ。

けれどもそれは違った。

くるり、きょとん。
ひなちゃんは葬儀の時もO様やボク達の傍にいてくれた。

くるり、きょとん。
ようやく咲いた河原のヒマワリを見に行った時もボクの傍にいてくれた。

くるり、きょとん。
今でも、ササちゃんのお世話に伺う時に傍に感じる。

くるり、きょとん。
今でも、いつもの愛くるしい仕草で迎えてくれる。

くるり、きょとん。
今でも、ボク達が迷う時は励ましてくれる。

くるり、きょとん。
今でも、ボク達が悩む時は赦してくれる。

くるり、きょとん。
今でも、O様やササちゃんを見守っている。

くるり、きょとん。

くるり、きょとん。

くるり、きょとん。

もうすぐ12月31日だね、ひなちゃん。
その日はひなちゃんの誕生日。
ボク達も一緒に祝わせてね。

ひなちゃん。
うまれてきてくれてありがとう。
ひなちゃん。
出逢ってくれてありがとう。

大丈夫!
O様とササちゃんの事は心配いらないよ。

そうだ!
良かったら、後から天国に旅立ったライクと遊んであげてね。

そうだね!
これまでO様と暮らしてきて先に天国に旅立った動物達とも遊べるね。

ありがとう!
天国でひなちゃんがみんなと元気に走り回っているって信じれるから、ボクはもっと頑張れるよ。
ちゃんと泣けるよ。
ちゃんと笑えるよ。

ごめん。
ウソついた。
ひなちゃんの事もライクの事も大好きだから、まだ上手に笑えない事もある。
だって、ひなちゃんともライクとも、また散歩に行きたくなるから。

そう。
まだまだ未熟者だ。

それでもね。
ひなちゃんやライクがボク達に経験させてくれた介護の日々が、メビー・ラックを介して出逢う飼い主様や動物達のお役に立ててるって実感できるんだ。

だから。
まだ未熟者のボク自身でも、ありのままに受け入れて前を向く。
ちゃんと泣いて、ちゃんと笑って、ちゃんとボクを生きる。
この命をボクらしく生きる。
ひなちゃんがひなちゃんらしく生きたようにね。

何回でも伝えさせてもらうよ。
ありがとう、ひなちゃん!


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またね!

ひなちゃん!


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富山桃吉 代表岡村 メビー・ラック一同




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捜索現場に到着したのは陽が傾き始めた頃だった。
駐車場に車を停めて時計を見ると、約束の時間まではまだ10分早かった。
準備を整えて車を降りたボクはスニーカーの靴紐がほどけていたのに気づいた。
しゃがんで靴紐を結んでいると、前に停まっていた車の下に猫がいるのを見つけた。
暗がりで後ろ姿だったのではっきりはしないが、迷子の猫とは明らかに毛色が違う。
ササちゃんと同じ毛色だ。

「岡村、猫がいるよ。地図に記しておこう」
「どこどこ?」
「前の車の下」
「え? いないよ?」
「いや、いるって……あれ……」

岡村の言う通り、在ったはずの猫の姿はなかった。

「おかしいなあ……」
「どんな猫だったの?」
「ササちゃんと同じ毛色の猫」
「ひょっとしてササちゃんだったりして」

岡村は冗談で言ったのが分かっていたが、ボクは岡村を促した。

「O様、そろそろ目が覚めたかもしれないから、捜索開始前に一回電話入れておけば」
「そうだね。少しは具合が良くなっているといいな」

岡村が車から電話を取り出そうとした時にちょうど着信音が鳴った。

「あ、O様からだ。起きてたっぽい。はい、岡村です」

明るく電話に出た岡村の顔が一瞬にして陰った。
と同時に声を詰まらせている。

悟った。

ボクの目に映る景色。
聞こえる音。
漂う香り。
包み込む空気。
そのすべてが時を止めた。

高熱にうなされていたO様が目を覚ますと、ひなちゃんは静かに息を引き取っていたという。
未だ温もりを残しながら。
その温もりをちゃんとO様にも伝わるように。
大好きなO様の悲しんだ顔を嫌ったひなちゃんらしい最後だと思った。
やっぱり、さっきの猫はササちゃんだったのかな……。
涙するO様の傍に寄り添うひなちゃんに代わって、ササちゃんがボク達に報告しに来てくれたのかもしれない。
ひなちゃんが安らかに眠った事を。

ぐしゃぐしゃな涙顔の岡村に代わって、ボクはF先生にひなちゃんの報告電話を入れた。

「……そうですか。そうですか……」
「お世話になりました。F先生、本当にありがとうございました」
「皆さん、よく頑張りましたねえ。うん。よく頑張りましたよ」

F先生の声音は相変わらず優しかった。
F先生のその言葉をきっかけに、ボクの目に映る景色、聞こえる音、漂う香り、包み込む空気、そのすべてが再び時を刻み始めた。
すると、我慢していた涙が自然と溢れてしまった。
それでも強引に拭って時計を見た。
約束の時間だ。

「行こう岡村。今はひなちゃんの厚意を無駄にしない為にも、迷子の猫を捜してあげなくちゃ」

岡村も強引に涙を拭った。
ボク達は歩き出した。

〈続く〉

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富山桃吉




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一瞬見えた黒色のフサフサと匂い。
間違いない!
確実に知っている!
紛れもなくひなちゃんの尻尾だ!
店内に戻り、岡村に電話をかけた。

「お疲れ様です。どうしたの?」
「お疲れ様です。あのさ、電話かメールでO様から連絡あった?」
「え? 電話はないけど、メール確認してみる」

岡村の返事を待つ間、ボクは顧客リストをめくり、登録用のひなちゃんの写真を見た。
河原散歩の休憩中に撮った1枚には、今とは違ってまだ艶のいい毛並みが風に揺れている。
こうやってみるとやはり随分と痩せてしまった。

「メールも来てないけど……O様、どうかした?」
「……いや。なんとなく気になっちゃって。O様、体調がすぐれなかったから」
「そうだよね。心配だよね。なにか連絡あったらそっちにもすぐ知らせる」
「わかった。じゃあ」

ボクは結局、さっきの不思議な出来事を岡村には告げずに電話を切った。
そのまま、先日のひなちゃんとの会話を思い出す。

≪ねえ? 河原のヒマワリ咲いた?≫
≪残念だけど、まだ咲いてないよ≫
≪やっぱりね。そっかあ……≫

この≪やっぱりね≫と言ったひなちゃんの言葉には、実際に河原のヒマワリがまだ咲いていないという返答内容の他にも意味があったのかもしれない。
身体は自由に動かなくとも、もしもひなちゃんの意識だけは自由に動けるのだとしたら、河原にヒマワリが咲いたのかを既に自分で確認しに行っていたのかもしれない。
けれどもひなちゃん自身、その事が現実かどうかの判断がつかないので、あえてボクを使って確認したとも考えられる。
だからこその≪やっぱりね≫だとしたら……。

ボクはインターネットを開いて、そういった現象について調べ始めた。
眉唾ものの記事が多い中、似たような現象について書かれているものもあった。
どの記事も真意まではわかるはずもないし、すべてを鵜呑みにするわけではないが、ボクは妙な胸騒ぎを覚えた。
ひょっとして、ひなちゃんはもう長くないのでは——
いや!
いやだ!
縁起でもない考えを振り払ってその日のボクは帰宅の途についたが、今日伺った際の玄関先でのササちゃんの行動がまたボクの心をかき乱す。
なぜって、ひなちゃんもササちゃんも、ボクに同じ言葉を贈ってくれていた気がするからだ。
ありがとうって——

そこまで話す間ずっと黙って聞いていた岡村が言った。

「……そっか。さあてと、今晩はひなちゃんとO様に何を作ってあげようかね。ってその前に! 迷子の猫ちゃんを無事に発見・保護できるように頑張らなくっちゃね!」

岡村は再び車を走らせた。
ボクは流れる景色を眺めていた。 
しばらく走った先で、岡村が再び声を発した。

「あっ! 花屋さんだ!」

店先に並んだ沢山の花の中にヒマワリを見つけた。
それはそれは眩しく咲き誇っていた。

〈続く〉

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富山桃吉




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