メビー・ラック BLOG~今も明日もLucky Life~

あなた様とあなた様の大切な存在が 今も明日もLucky Lifeを送れますように

ペットホテル (REST・STAY) ペットシッター シニアペットヘルパー デイケア保育 シニアペット様ホーム 手作り食&おやつ・プレミアムフード&おやつ オーダーメイドペットグッズ 謝恩グルーミング 迷子ペット様捜索

タグ:「はじめまして」が繋ぐもの

十月三日 十五時三十三分。
推定十七歳二ヶ月を生きたライクは安らかに永眠致しました。

IMG_6940 image99-230x129 image39-158x230

そして十月五日 十三時。
火葬を無事に終え、ライクの御骨は私と共にメビー・ラックのお店に帰って参りました。

心臓マッサージと人工呼吸を施した手に残る温もりは今も消えずにいます。
以前の当ブログ『「はじめまして」が繋ぐもの』シリーズに記させて頂いた通り、私と迷子シニア犬ライクが出逢ったのは昨年の八月三日のことでした。
それから一年と二ヶ月を過ごした日々は、先日の十月三日でサヨナラを迎えました。
とうの昔に余命宣告を受け、いつお亡くなりになってもおかしくない状況の中で、晩年は介護に追われる毎日でした。
それでも、最後は穏やかに息を引き取ったライクでした。

ごめんね、ライク。
私は結局、ライクが大好きだった飼い主様を見つけてあげることができなかった。
再会を約束したのに、無力で非力でふがいない。
ごめんね、ライク。

飼い主様。
どんな事情があって離れ離れを選択なされたのかはわかりませんが、ライクはあなた様と過ごした楽しかった時間だけを信じて疑わず、感謝を抱きながら目を閉じました。

あの日、病気を患いながらも飼い主様を捜し続けながら歩いていたライク。
収容施設で殺処分に怯えていたライク。

IMG_1769
初めて私の家にやって来た時の不安と安堵が入り混じった表情のライク。
次第に心をゆるして尻尾を振ってくれたライク。
毎朝お腹を見せて寝転がってくれたライク。
いつも、ぴょこぴょこ耳を揺らしながら歩いていたライク。
 

image121 IMG_2199

波間で海水につかったり、どこかへ思いを馳せていたライク。

image34-129x230 image38-129x230

患っていた病が徐々に悪化していくライク。

image36-e1444056091253-173x230

様々な治療に耐えてきたライク

image75-e1444060906670-173x230
 

それでも。
徐々に歩けなくなっていったライク。


image68-e1444061684628-173x230
 

やがて寝たきりになったライク。

image43-230x173
 

それでも。
いつも残さずに手作り食を食べてくれたライク。


image82-230x230 image83-230x230

そうやって四季を共に過ごしてくれたライク。
出逢って一年目の記念日を一緒に祝わせてくれたライク。


IMG_5682


夜中に遠吠えするライク。
昼夜を問わず発作やてんかんを起こし、苦しそうだったライク。
そのまにまにも、思わず笑っちゃう瞬間をくれたライク。

image45-230x173

そのどれもが唯一無二のかけがえのないライクでした。

image61-e1444060021106-173x230 IMG_1789-230x173

そのどれもが唯一無二のかけがえのないライクでした。

 image76-e1444061130206-173x230 image48-e1444057762135-230x230

そのどれもが唯一無二のかけがえのないライクでした。

image86-e1444063014686-230x173
 

そのすべてがライクと私の一年と二ヶ月の散歩道でした。

メビー・ラックの設立意義を享受してくれたライク。
私が私で在ることをゆるし、成長させてくれたライク。
あるがままに生きることの
今を生きることの大切さと素晴らしさを教えてくれたライク。

ライク。
ラーイク。
ライクー。
ライク!

ありがとうね、ライク。
ライクの導きで設立できたメビー・ラックは、おかげさまでたくさんの飼い主様やペット様のよろこびや感謝に繋がるパートナーになれているよ。
ありがとう、ライク。

飼い主様。
あなた様が愛したライクはたくさんの人から励ましや慈しみのメッセージを頂いております。
同時に、ライクはたくさんの人を励ます存在として愛されております。
ライクはたくさんの人のチカラに支えられて天命を全うしました。
様々な理由で愛する存在に離れ離れを選択された保護シニア犬の『モア』や、茶トラの『ツキ』達にも見送られて旅立ちました。


image105-147x230 image103-129x230

ライクは最後の最後まで、一秒たりとも孤独ではありませんでした。

それでも――
私はまだまだ弱いから――
私はまだまだ頼りないから――
私はまだまだ未熟者だから――
かなしみの涙で景色が霞んで見えなくなって、ふさぎこみそうになってしまいます。
うれしいやたのしいを捧げると誓った大切なあの人をも、かなしみに巻き込んでしまいます。

それでも――
私はライクが灯してくれたあたたかなアカリを道しるべに歩いていきます。
殺処分や迷子、飼育放棄や遺棄や虐待などがなくなる世界を信じて。
もう一度、大切なあの人にうれしいやたのしいを捧げられるように。
いつまでもあの人が幸せに祝福されるように。
私は歩き続けます。

だからね、ライク。
ライクと歩んだ一年と二ヶ月の散歩道を微笑みと共に振り返ることはあっても、私は決して後戻りしないよ。
だからね、ライク。
これから歩む散歩道で挫けそうになった時はちゃんと立ち止まって休むから、私の大好きなおとぼけ顔を思い出させてよ。


IMG_3960ライクm3-173x230

それでまた呼ばせてね。

ライク。
ラーイク。
ライクー。
ライク!

って。

最後に、ライクにあたたかい想いを寄せて頂いた皆様に心より御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
きっとそうです。
皆様がライクの存在を知ってくださった事は偶然ではなく必然です。
だとするならば――
ライクをきっかけに、今、あなた様の瞳や心に映るあなた様の大切な存在へ向けて音にした言葉を伝えてくだされば幸いです。

「LIKE」と。


image102-129x230

はじめましてが繋いだ私とライクの物語は
これからも色褪せずに続いていく。
泣いて笑って紡いだ絆は
決してほどけることなく結ばれ続ける。

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉   メビー・ラック一同

親愛なるパートナー ライク



にほんブログ村 その他ペットブログ ペットホテルへ
にほんブログ村

先日ブログで紹介させて頂いた保護犬ライクへのメッセージですが、おかげさまで沢山のあたたかいお言葉を頂戴致しております。
スタッフ一同、皆様の『やさしさ』に心洗われ、励まされ、ライクとの今を生きている次第です。
この場をかりて、ライク共々、皆様に誠の感謝をお伝え致します。

想いをコトバにした時、それは確かなカタチとなります。
誰かを傷つけるコトバは鋭利なカタチで突き刺さります。
誰かを悲しませるコトバは涙にカタチをかえて頬を伝います。
反面、『やさしさ』で包まれたコトバは時に笑顔や勇気、ゆるし、温もり、支え、気づきや癒しというカタチになって誰かを幸せにします。
そう信じれるから、私は動物達への想いもちゃんとコトバにして伝えます。
すると彼ら彼女らは、純粋な愛くるしさというカタチで私のコトバにこたえてくれます。
見返りや駆け引きのない動物達からもらう『やさしさ』の種を育み、芽吹かせ、花を咲かせることができると、それはそれは心地がいいものです。
だから誰かに御裾分けをしたくなります。
その誰かは、その目に映る大切な存在である他の誰かにも御裾分けをしたくなると仰います。

「そんなふうに『やさしさ』の種が世界中に降り注いで花を咲かせたら、どんな景色が見えるのかなあ?」

私のコトバに、ライクは安らかな寝息というカタチでこたえてくれました。

「いつか一緒に、その景色の中を散歩しよう」

変わらず、ライクは寝息を奏でてくれました。

IMG_2020

 

 

 

 

 

私はライクとのこの時間を幸せと呼びます。

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日Lucky Lifeを送れますように

富山桃吉


にほんブログ村 その他ペットブログ ペットホテルへ
にほんブログ村

本日はライクとの出逢い記念日。
昨年の今日から31,426,197の鼓動を刻むライクと歩んできた一年間。

『微笑み ときどき 不安』
『希望 ところにより 覚悟』
『涙 のち 慈しみ』

四季の移ろいと必然の結びに身をゆだねがら共に鼓動を重ねたライクとの日々。
その一つ一つに感謝を抱き、私達は今日という日を祝う。

たぶん17歳を迎えたライクへ

うん。
昨日も祝ったね。
一昨日も祝ったね。
それでも、今日も祝おうよ。

そうだよ、ライク。
明日も祝おう。
明後日も祝おう。

私達の朝を。
私達の昼を。
私達の夜を。
私達の晴れを。
私達の曇りを。
私達の雨を。

すべてがかけがえのない瞬間だから私達は祝うんだ。

そうしたら、ほら。
大丈夫。
私達を抱く世界はちゃんと輝いている。

IMG_5682 IMG_5687
IMG_5694


あなた様とあなた様の大切な存在が

今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉


にほんブログ村 その他ペットブログ ペットホテルへ
にほんブログ村

連れ帰る足で寄った動物病院での診断は以下だった。

・推定年齢 16歳
・体重 8.6㎏
・脈拍 56
・呼吸数 42
・体温 39.5度
・心機能低下(僧帽弁閉鎖不全症)
・肛門周囲腺腫
・片側潜在精巣
・膵臓のエコーレベル低下

動物病院を出て直ぐ、女性が言った。

「で、名前はどうします?」

代表の方も続く。

「確かに、飼い主さんが見つかるまでとはいえ、ずっとシニア犬呼ばわりじゃあ、なんだかねえ……」
「ですよね。どうしようかなあ」

私が考えていると、動物病院の駐車場に見慣れた車が入ってきた。
彼だ。
夜勤明けで駆け付けたにも関わらず、すこぶる元気な声でシニア犬に駆け寄る。

「おー! 元気にしてたか迷子犬! てか、『はじめまして』だな、オレとは」

がしがしとシニア犬の頭を撫でる彼に診断結果を伝え、名前の件を相談した。

「それはお前が考えろ。だって、お前がこの迷子犬と出逢った最初の人間なんだから」
「そうですよ。名付け親になってあげるべきです」
「だねえ」
「はい……」

ああでもないこうでもないと悩む内に、ふと、施設での再会シーンが蘇った。

「あ、そっか!」

私のひらめきに、三人とシニア犬が目線をよこした。

「『ライク』って名前はどうかなあ?」

女性が真っ先に声を弾ませた。

「呼ばれる度に『好き』って言われるなんて、いい名前ですね!」

彼も代表の方も、意義はない様子だ。
決まりだ!

「今日から私達と過ごす間、キミの名前は『ライク』だ。よろしくね」
≪よろしくね≫

伝わった!
ライクがポケッと頷く鳴き声に、私達は願った。
ライクが今も明日もLucky Lifeを送れますようにと。
そして誓った。
ライクのLucky Lifeを今も明日も守って支えていく事を。

DSC00646

こうして、私達とライクの物語は今日も続いています。
ライクと出逢ってから月日は流れ、今年の八月三日でちょうど一年を迎えます。
ライクが繋いだ『はじめまして』は、私達にたくさんの経験を与えてくれました。
そんな必然の縁に導かれた私達はライクを店長に迎え『メビー・ラック』を設立し、たくさんの飼い主様とペット様の物語に寄り添わせて頂いております。
決してうれしいやたのしいばかりではありません。
介護パートナーとして伺わせて頂いたペット様の旅立ちに涙を流す日々もあります。
それでもあの日ライクに誓い願ったLucky Lifeをモットーに、私達は歩き続けています。
飼い主様とペット様の物語がLucky Lifeで彩られて欲しいという願いもまた、ライクに教わった大切な事の一つですので。

私達は今もライクの飼い主様を捜しております。
ですが、未だに飼い主様は見つかっておりません。
にもかかわらず、残念ながらライクが抱える疾患は出逢いの時よりも増えて悪化するばかりです。
ライクの現状を正直に申し上げますと、最近ではせっかく増えた体重も下降を辿り、発作が起きる感覚が短くなってきて苦しそうな日が続いております。
薬も効かなくなってきています。
もはや余命宣告を渡された日はとうに過ぎております。
いくつかの動物病院に伺っても、もはや手の施しようがない現状です。
それでもライクは幾つかの奇跡を掴み、今を生きています。

ライクのLucky Lifeの為に私達が出来る事は何か……。
ぐるぐるに考えを巡らせて迷う夜、朝になって行き着く先はやはりライクに教わった事なのです。
あの日、迷子になって疲れ果てても歩き続け、飼い主様を信じ続けるライクの姿に私達は生きる意味を問われました。
そして、どう生きるかを気づかされました。
だからこそ悲しみや恐れが襲ってきても、ふてくされず、目をそらさず、ライクの全てを受け入れながら今を生きています。

僭越ながら、このブログを読んで頂いている皆様にお願いがございます。
どうかご協力願えるのならば、本ブログ(今後も随時追加致します)の拡散をお願い致します。
又、ライクの飼い主様に繋がる情報をお持ちの方は本ブログのコメント欄に投稿願います。
尚、ライクがどこからやってきてどこへ向かおうとしていたのかは不明のままなので、現時点では思い込みを防ぐ為にもあえてライクが彷徨っていた場所の特定は致しません。
情報が届き次第、プライバシー保護をしつつ本ブログに掲載させて頂き、皆様との情報共有をはかっていく所存です。
ライクの今を飼い主様の今に繋いであげられるように、皆様の御力をお貸し頂ければ幸いです。

もう一つ。
本ブログのコメント欄、代表のTwitterFacebookインスタグラム
及び手紙(〒181-0013 東京都三鷹市下連雀4-1-11三幸ビル4F 宛先メビー・ラック)、
どのカタチでも構いませんのでライクへのメッセージを頂けたらと存じます。
ライクは嫌われて捨てられたんじゃないと信じておりますが、それでもやはり、一人でも多くの人に孤独を体験したライクに『好き』だと言ってもらいたいのです。
『ライク』、この一言だけで構いません。
どうぞメッセージをよろしくお願い致します。

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉


にほんブログ村 その他ペットブログ ペットホテルへ
にほんブログ村

数日後、私と女性は愛護団体の代表の方と一緒に収容施設を訪れた。
シニア犬の飼い主捜索で連日仕事を休んでいた彼は不在だ。
仕事が終わり次第合流する約束になっている。

「あんた達はちょっと待ってな」

代表の方がシニア犬の引き出し手続を終えるまでの間、私達は車で待機する事になった。
しばらくの沈黙が流れた後、女性が口を開いた。

「いよいよ再会ですね」
「そうですね……」
「どうしたんです?」

私の声が曇っている事を案じた女性が首を傾げている。

「いや……なんていうか……気分が良くなくて」

それは紛れもない本心だった。
シニア犬との再会は素直に喜ばしい。
結局、飼い主をまだ見つけられていないが、とりあえずはシニア犬の命を繋ぐ事ができたから。
それはそれとしても……だ。
目の前にそびえる施設の壁の向こうに思いを巡らせれば、やはり私の声は重くなる。

「この場所で幾つもの無垢な命が殺処分に怯え、無念にも消えていったのかと思うとやりきれなくて」
「同じ思いです。人はなぜ……」

女性が言いかけた途中で、代表の方が戻ってきた。

「担当職員の人が直ぐに連れて来てくれるから、玄関ロビーに行こう」

扉をくぐると、消毒臭と獣臭が鼻をついた。
幾つかの鳴き声が耳を貫いた。
無機質な壁が瞳にこびりついた。
その全てを含んだ空気が全身にまとわりついた。
どれもが初めての体験で、どれもが二度と味わいたくない体験だった。
不気味でおぞましく、無力で狂おしく、痛いのにこみ上げて、落ちては見失う。
一秒でも早くこの場を立ち去りたいという心をかきむしりながら、私は私の『生』を鼓舞するので精一杯だった。

「イヤな所だろう。けど忘れちゃならないよ。絶対に」

代表の方の声が胸の真ん中と脳天の真ん中に突き刺さった。
それを頼りに私はなんとか踏ん張った。
踏ん張った!
踏ん張った!!
踏ん張った!!!
やがてドアの向こうからロープを握った職員が現れた。
そのロープの先に、繋がれたシニア犬がいた。
出逢った時のまま、歩く度に耳をひょこひょこさせながら私達の元へ歩いてくる。

「キミってば、相変わらずのおとぼけ顔だなあ」

変わらぬ姿に声を震わせる私。
穏やかな顔で見守る女性と代表の方。
そんな私達に向けて、キミはかすれた声でバフッと鳴いてくれた。
懐かしくて、愛おしくて、私は跪く。

「大丈夫。私はキミの事が好きだから」

キミの命を抱きしめた途端、景色が滲んで見えなくなった。

<続く>

あなた様とあなた様の大切な存在が
今も明日もLucky Lifeを送れますように

富山桃吉


にほんブログ村 その他ペットブログ ペットホテルへ
にほんブログ村

このページのトップヘ