けいちゃんの妖怪ブログ@北海道移住〜知らないという罪と知りすぎる罠〜

現在はコンサルティングファーム勤務、大学時代は民俗学を学んでいた渡辺恵士老(けいちゃん)の臥薪嘗胆ブログへ、お越し頂きありがとうございます。 主に新書、漫画、文芸書、ビジネス書、妖怪書など読書した感想を徒然と書き連ねています。 最近は、東京で働くことに疲れて北海道札幌へ移住したものの、北海道と東京を行き来する生活に慣れてきています。 温泉、猫好き。よろしくお願いします。

「妖怪ちゃんねる」さんに寄稿しました。

ヒグマとアイヌの神(キムンカムイ)
http://youkaiya.jp/youkai-ch/?p=1464

今年の8月には、札幌市でヒグマが射殺され、市外・道外の無関係な人々から300件以上のクレームが寄せられました。
今回、射殺されたヒグマは、農作物に被害を与え、一部では牛など家畜にも被害を与えており、人間を恐れず避けない段階まで来ていたため、いずれは人間を襲うようになる可能性が高かったと見られています。
人間を食べたり、悪いことをしたりしたクマは、悪い神様=「ウェンカムイ」となります。

通常、ヒグマは、アイヌでは「キムンカムイ」(=山の神)と呼ばれ、アイヌの神々であるカムイの中でも代表的な存在です。
キムンカムイは、毛皮や肉をお土産としてカムイモシリから持ってきてくれた存在であり、アイヌにとっては贈与・返礼・等価交換の対象となります。(贈与の例として、アメリカインディアンのトーテムポール、ポトラッチ)
「イオマンテ(イヨマンテ)」では、子グマを大事に育ててカムイモシリに送り返します。
ウェンカムイとなったヒグマには、対価を与えないことで、テイネポクナモシリに落とします。

ヒグマから、アイヌの贈与と交換の文化を見ていきます。

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「妖怪ちゃんねる」さんに寄稿しました。

妖怪から見る韓国(トケビ)
https://youkaiya.jp/youkai-ch/?p=1444

日韓関係が徴用工問題、ホワイト国外しなどの経済戦争、GSOMIA破棄などの政治問題で揺れています。
こんな時こそ、妖怪から相手国の文化を読み解き、民間レベルでの交流を促進していくアプローチが有効となります。
朝鮮半島に伝わる「トケビ(トッケビ・トッカビ)」から、韓国の歴史、文化背景を考えます。

「トケビ」は、古くは具体的な象形はなく、鬼火などの精霊的な存在として言い伝えられていました。近代以降には日本の「鬼」の特徴が入ってきたとされており、「河童」と似た特徴も見られます。
水木しげる先生も、いわゆる鬼のイメージの「トケビ」と、火の玉のイメージの「トッカビ」の2パターンの絵を描いて残しています。

韓国では、一番メジャーとされる「トッケビ」でさえ、時代や地域ごとに全く異なるイメージで語られています。
このような中で妖怪は、韓国国内の地域差や時代背景を考えるにはもってこいの研究対象になりますし、統一されたイメージがないということ自体が、おもしろい現象だと思います。

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도깨비
톳카비
요괴
악마
갓파
한일 관계
민간 교류
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「妖怪ちゃんねる」さんに寄稿しました。

いまさらですが「令和」と妖怪
https://youkaiya.jp/youkai-ch/?p=1389

「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」の話から始まり、平成から令和という元号の話題へ。
令和の出展は「万葉集」の梅の花からきていると云われ、詠み人は、大伴旅人。
大伴旅人と同じく、藤原氏に左遷させられて大宰府へ赴任するという共通点を持った、菅原道真。
菅原道真と関わりの深い河童の大将「三千坊」とは。
北野天満宮に納められている「三千坊」の手のミイラとは。

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「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」
監督:田崎竜太
出演:奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、稲葉友、クリス・ペプラー、ISSA(DA PUMP)、斉藤秀翼、パパイヤ鈴木、生瀬勝久、等

初っ端からメタな出だしで始まり、その後もメタ的なセリフなどが多いです。大人には楽しめますが、子どもに分かるのかなと思ったり。

平成ライダーの総括的な映画で、見所がたくさんあり、平成ライダーを見てきた人は必ず興奮できる内容です。

ネタバレになりますが、仮面ノリダー、仮面ライダーG、漫画版クウガなど、時期的には「平成」だったものの、テレビシリーズのいわゆる「正史」に出てこないライダーたちも登場。
また、敵はRXやJ、ZO、真、アマゾンズなど、「仮面ライダー」の歴史に名を連ねるものの「昭和ライダー」「平成ライダー」の括りに嵌らないライダーたちの力を使います。
そして、「平成ライダー」たちがそれぞれの最強フォームでライダーキックを繰り出し、ライダーたちの「ロゴ」が出てくるシーンには感動しました。
最後の敵が倒される際に小渕恵三のポーズ(平成おじさん≒令和おじさん)をしたのには笑いました。

「平成」や「令和」といった元号が、仮面ライダーのためにあったのではと錯覚させられます。
ちょうど「平成ライダー」20作品目が「平成30年」に放映され、「令和元年」に最終回を迎えて、そのまま「令和ライダー」最初のゼロワンにバトンタッチというのは、偶然でしょうが、偶然をうまく使った面白い仕掛けです。

織田信長のくだりは、本編とは直接関係ないものの、歴史というものを考える上でとても示唆的な内容だと思いました。
その時代が、後から見た時にどう見えるのか。
ちょうど、先日「死者の民俗学」のレビューで書いた内容ともリンクします。
そちらでは、「今の人間」だけでなく、過去や未来の人びと、人間以外のものにも思いを馳せよという内容でしたが、そもそも、過去や未来の人びとから、「今の人間」はどう見えるのか。どう見えて欲しいのか。どう見せるべきか。人間以外のものたちとの関りも含めて、考える契機になるかもしれません。

「平成」を総括し、新たな「令和」という時代を生きるための区切りとして、観ておくべき映画。

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「妖怪ちゃんねる」さんに寄稿しました。

都市伝説テケテケからの連想ゲーム
https://youkaiya.jp/youkai-ch/?p=1366

北海道の都市伝説:テケテケから始まり、さっちゃん、ポンティアナ(ペナンガラン)、磯女、濡れ女、妖怪千体説などに触れています。

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