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kk1302761775-0桜美林大学総合文化学科・総合文化学群が主体となって製作する公演、桜美林大学パフォーミングアーツプログラムvol.45の、「デビルマン〜不動を待ちながら〜」を観に、神奈川県相模原市の淵野辺にある、桜美林大学PFC(プラネット淵野辺キャンパス)内の劇場、PRUNUS HALL(プルヌスホール)に足を運んだ。

この公演には、私が演出した青い靴下と鳩と太陽☆PROJECTSの「トランス」で、制作部のブログ隊長として(笑)参加してくれた三宅麻由が、オーディションで役を勝ち取って参加している。

彼女の芝居を観るのは、二度目。どんな芝居を彼女がするのかを楽しみに劇場へと足を運んだ。

以下ネタばれアリ!(ただし、物語の結論やストーリーの確信については触れていません!)

◎桜美林大学パフォーミングアーツプログラム(通称OPAP/ オパップ)とは


単なる演劇専修生の発表会ではなく、一般観客の鑑賞にも堪える、高いレベルの上演を目指す事を目的に、桜美林大学総合文化学科・総合文化学群が主体となって製作する公演。

毎回プロの演出家・振付家がプロデュースし、学生がキャスト・スタッフをつとめてるそうだ。

今回の公演がなんと、45回目を迎えるらしい。

こうした公演が行われていることを、私は今回初めて知った。

三宅麻由はこの公演のオーディションを何度も受けたそうで、今回合格したとき送られてきた、彼女の喜びにあふれたメールは、 読んでいる私までうれしくなるようなものだった。

そんなこともあって、この公演は私も楽しみだった。

◎デビルマン〜不動を待ちながら〜とは


「デビルマン」は、言わずとしれた永井豪さんの漫画。そのデビルマンを原作にし、脚本家のじんのひろあきさんが書いたオリジナル作品。

漫画版終盤の悪魔狩りシーン(第五集黙示録編126-141ページまでの15ページ)をベースにしたオリジナルシナリオで、漫画版からは牧村美樹以外登場しないのが特徴。もちろん、デビルマンも不動明も登場しない。

サミュエル・ベケットの有名な不条理劇『ゴドーを待ちながら』がモチーフとなっている。




ご本人の脚本アーカイブスのサイトによれば、
具体的にいうと不動明がデビルマンであるということが、飛鳥了によって暴露されたあと、美樹の父は不動明を逃がし、自分は美樹の母とともに政府の悪魔狩りに連行された直後から始まる。
 そして、近所の人々が牧村家に攻め入ってくるまでの2時間をリアルタイムで描いたものである。(じんのひろあき脚本アーカイブスより)


物語は、牧村美樹の友人である大学生3人組が、今まさに外で起きている「悪魔狩り」という大事件をまるで他人事のように受け止めているところから始まる。
最初はユーモラスに物語を進める大学生達、しかし物語が進むにつれ、自分たちに死が迫っているという危機感を抱いていく…。

近所の人々がいつ武器を手になだれ込んでくるのかという恐怖におびえながらも、家の中にある物で武器を作り生き残ろうと努力する。これから家に押し寄せてくるであろう近所の顔見知りの人間を殺さなければ、自分達が彼らに殺されてしまうという極限状況を描いていた。

この「デビルマン〜不動を待ちながら〜」は、1991年6月に初公演され、以降、1996年6月に再演、2002年3月と6月に改訂版を公演、2006年そして、昨年7月には2チームによるダブルキャスティングで再演されている。

この2006年と、昨年の公演をプロデュースした、山田とゐちさん。実は私がプロデュース・主宰する劇団・WHATCOLORの公演、「カメコが笑った日」に出演してくれたことがある。

そんなわけで、私はすごくこの「デビルマン〜不動を待ちながら〜」に興味があった。

今回、その作品を麻由が演じると聞いて、彼女が参加する公演がますます楽しみになったと同時に、少しうらやましくも思った。

◎恒例!『デビルマン〜不動を待ちながら〜』気になった俳優!


まずは、身内の三宅麻由(笑)。

実際の年齢より上の役を演じていた彼女は、気持ちの流れとセリフのテンションが、少しだけかみ合わないところはあったけど、全体的にすごく丁寧に演じていた。久しぶりに彼女の演技を観たけど、脚本に対するアプローチの仕方が、すごく成長している感じがして、うれしくなった。

そして、テレクラの店長だったという男を演じていた、亀尾建史さん。

立ち姿が格好よくて、すごく存在感があった。セリフと彼が選んだ淡々とした話し方のトーンがあっていて、印象に残る演技に見えた。

そして、女子高生を演じていた、児玉華奈さん。

思いが詰まったセリフの言い回しや、体の使い方が抜群に上手かった。彼女は後半物語のキーマンになっていくのだが、前半での複線の演技が、すごく丁寧で良かった。

彼らは、まだ大学生。将来そのまま演劇の道に進むかわからないけど、彼らの才能や可能性がとても素敵に見えた。演劇人としては、是非そのまま素敵な俳優を目指してほしい(笑)と思った。

◎OPAP vol.45『デビルマン〜不動を待ちながら〜』感想!


セリフ量が多い脚本を、学生の皆さんがとてもまじめに懸命に演じているのが、すごくよかった。

もちろん学生なので、演技のつたない部分やつっこみどころは、正直満載だったけど、演じている俳優たちの情熱にあふれた演技に引き込まれっぱなしだった。

上手い下手よりより、演じる側の情熱で、観る側の心が動くことを改めて実感できてうれしくなった。

私が普段行く劇場と違って、今日は10代後半から20代前半のお客様が多かったが、そうしたお客様が、この公演をご覧になって、演劇を好きになったら本当にうれしい。

隣に座った女の子が号泣している姿を見て、演劇に携わっている自分を誇らしく感じた(笑)。

溢れんばかりの情熱と熱い思いに満ちた彼らの芝居は、本当におすすめです。

公演は明後日、20(金)まで(三宅麻由の出演は20日のみ)

◎「デビルマン〜不動を待ちながら〜
原作:永井豪
脚本:じんのひろあき
演出:高瀬久男

チケット料金
一般 1500円
学生 1000円
高校生以下 800円
桜美林大学新入生 500円
リピーター割引 700円

2011年5月19日(木)19時0分
2011年5月20日(金)19時0分

公演会場
桜美林大学プラネット淵野辺キャンパス PRUNUS HALL(プルヌスホール)

麻由!残りワンステ!かんばって!
いつかまた一緒に作品を作りましょう!