2007年04月

彼方の光

b4e8c0e7.bmp先日、来日コンサートを行なったばかりのロンドンのボーイソプラノクワイヤー、リベラ。自身もかつてボーイソプラノであったロバート・プライズマン(Robert Prizeman)率いる彼らは見事な歌唱を見せた。本来は夕方5時からのコンサートだけであったが、チケットが飛ぶように売れてしまい午後1時からの追加公演が組まれた。その影響か、本来の公演、2回目夕方5時からの部では、とりわけ後半部で彼らが疲れてしまったようであり、集中力が散っていたような印象があったので少し残念だった。

 彼らは全員、南ロンドンに暮らしているごく普通の男の子たち。英プレミアリーグ、FCチェルシーの本拠地の近く、また、ウィンブルドンテニスのセンターコート近くにみな親と一緒に暮らしており、同じような小中学校に通っている。この点が全英から才能溢れる子たちを選抜し、共同の寄宿舎生活で鍛え上げる他の教会付属聖歌隊やクワイヤーとは大きく異なっている。音符も読めない初心者の子どもをここまで伸ばすというのだから驚嘆する。研ぎ澄まされた俊英たちというよりも全体に伸びやかで自由闊達な雰囲気が溢れている。たいへん優れたやり方であり、プライズマンの人徳と才能が良く見て取れる。並みの苦労ではなかったと思われる。

 リベラ、日本でこれほど人気になったのはなんといってもNHKのドラマ、「氷壁」でテーマソングに使われたことが大きい。その曲が

 『彼方の光』 

 途中にラテン語で

 Venite Spiritu et emitte caelitus 聖霊、お越し下さい 天使をお遣わし下さい

 とあるようにキリスト教的な世界観が投影された歌。「彼方の光」、それはキリスト教徒にとっては神そのものである。

 この歌は私にとっても印象深い歌。多くの人たちに聴いていただきたいと思う。ちなみにシダックスなどのカラオケでも歌うことができる。テンポがとりにくい上に高い声で歌いきれるかどうかは別問題だが。
 
Where ever I go far away and anywhere
Time after time you always shine
through dark of night calling after me

And where ever I climb Far away and anywhere
You raise me high beyond the sky
through stormy night lifting me above

Venite Spiritu et emitte caelitus
Venite Spiritu Venite Spiritus

Whenever I cry far away and anywhere
You hear me call when shadows fall
your light of hope showing me the way

ポメリウム

eaedfacd.jpg 1972年、アメリカのニューヨークで創設された声楽アンサンブルにポメリウムがある。古楽、教会音楽、宗教音楽を専門に扱っている十数人の声楽グループであり、創設者は指揮者、学者のアレクサンダー・ブラッチリー。学理派の彼らしくポメリウムという名前をつけたのは、言うまでもなく、14世紀伊、音楽理論家であったマルケット・ダ・パドヴァの理論書「ポメリウム(Pomerium)」に由来する。私はつい最近までこのグループを詳しく知らなかった。ちょっとしたきっかけから知ることができて、以来、心を一挙に打ち抜かれた。

 デュファイ、オケゲム、ジョスカン・デ・プレといった中世ルネサンス期の音楽を専門的に取り組む。歌手は総勢15人。来日間近の英タリス・スコラーズと並んで評価が高く、世界各地の音楽祭に招かれている。

 彼らがシスティーナ礼拝堂で歌われていた典礼曲を歌ったりしているのを聴くと気を失いそうになる神々しさに溢れている。指揮者のブラッチリー自らローマへ渡り、バチカンのローマ教皇庁図書館で写本を調査するという気合の入れよう。

 ルネサンス・ポリフォニー声楽という点で言えば、世界トップ10に入るといって良い。トップ10以内は互いに甲乙つけがたい水準である。こうした声楽は私が最も好み、また安らぎを与えてくれる音楽。これを聴いていると一瞬、そのまま気持ちが天まで昇っていくかという時がある。
 
 最近、気に入っていて何十回も繰り返し再生をしているのが、

 「パドヴァの聖アントニウスのためのミサ」の「イントロイトゥス」

  Introitus - "Missa Sancti Anthonii de Padua"

 6分半に渡る天使の舞に旋律が乗ったような音楽性は、珠玉の響きである。

誕生日

 誕生日を祝うという習慣は、いずれの文化圏であっても変わらぬ世界共通のものではなかろうか。宗教の差もあまりない。誕生日を祝うことが不敬とされたり、軽蔑されたりするということは聞いたことがない。主要な各々の宗教を見ても、キリストの誕生日(クリスマス)、預言者マホメットの誕生日、仏陀の誕生日など祝う習慣がある。

 誕生日をお祝いするということは煎じ詰めれば相手に対する気持ちそのもの。したがって、何かのついでに思い出したように祝われても意味はない。逆に適当に扱われたような印象で気分が滅入る人もいるかもしれない。まして過ぎ去った後で思い出し、遅れて何かをしたとしてもほとんど意味がない

 話がやや飛ぶが、昔、私の祖父の弟が逝去した時、初七日を繰り上げ法要で行なった。今は都市部ではとりわけ火葬したその日に同時にやることが多くなった。その時にその場に来て読経をあげた僧侶の話は非常につまらないもので退屈の極みであったが、一つだけ印象に残ったことが。それは初七日は繰り上げて行なうことが死者に対して無礼になるかどうかを僧侶が説明していた時の言葉。正確に何といって言っていたか忘れたが、すらっとした定型句のようになっていて要するに、初七日の実施は早すぎても遅れるな、早めにやることはそれほど悪くはないが、遅れることはたいへんまずいということであった。

 これは私個人的な感想、感覚であるが、前から不思議に思えてならないことの一つが、誰か自分にとって大切な人の誕生日を忘れるという人のこと。恋人、妻や夫などでもそういうことが多くあるそうだが、どうして忘れるのだろうかと思う。個人としてはとても信じられない感覚。そういう人の誕生日が近づいてくれば、ああ来月は誕生日だな、来週の誕生日に仕事が何かぶつかるかな、といったように気になるのが普通であって、したがって忘れるはずがないと思うのである。それらがすっかり頭から飛んでしまうという感覚が信じられない。
 
 私は林屋ペーのように他人の誕生日を記憶することを趣味にしたりはしていない(彼のその記憶と努力は驚嘆すべきものである)が、大切な人の誕生日を忘れたことは今までに一度としてない。お付きあいしていた時の恋人は当然のこと、想いを寄せた人、両親や兄弟のそれに至るまで忘れたことはない。家庭教師をしていた男の子のそれもきっちり覚えていて、スタジアムジャンパーを贈ったことを思い出す。それは当たり前ではないかとしか感じられないのだが、そうではない人もいるようだ。
 
 私はそういう経験がなかったが、もし、お付き合いしている人に誕生日を忘れられたら、それは男の私であってもひどく相手に興醒めすることであろう。ましてや誕生日に対する思い入れが男よりも強い女性のそれをすこーんと完璧に忘れた男など、一挙に信用をなくすこと、間違いない。

 世にバレンタインデーがある。ホワイトデーもある。キリスト教徒でもないのにクリスマスをだれと過ごそうかと大騒ぎしながら祝ったり、卒業式には憧れの先輩の制服のボタンをもらおうとしたりと胸をときめかせたりする人もいるらしい。だが、相手の誕生日にバースデーカードを送ったり、ちょっとした小さな贈り物をしたりするという習慣がどうも日本にあまりないような印象がある。なぜもっと誕生日を前向きに用いないのであろう。自分の誕生日にセンスの良いバースデーカードをもらったとすれば、たとえ相手にさほど興味がなかったとしても不愉快な思いをする人は少ないのではなかろうか。それで好感度アップということもあるかもしれない。年に一度のチャンスを使おうとせず、他の人工的に作られたり演出されたりした産業的なイベントに狂奔するのはどうなのであろうか。

 夫婦にとっての結婚記念日も同じようなものかもしれない。私は結婚していないのでそのあたりの感覚はわからないが、少なくも誕生日についてはよくわかる。自分にとって大切な人の誕生日は大切にしましょう。これを軽んじることはかなりの致命傷になる。

 ただ、言っていることが支離滅裂気味だが、静かに独りで暮らしている人間にとって、自分の誕生日が全く何事もなくごく普通にいつもと何ら変わらず同じように過ぎていってくれるのもそれはそれで悪くはない。とても気が楽であるから。気を使わない、使われなくて済むというのも別の意味の特権だろう。

武蔵野陸上競技場 トラック利用

66869f53.JPG ここ吉祥寺がある武蔵野市には、武蔵野市役所の前にたいへん立派な総合体育館と陸上競技場スタジアムがある。柔剣道や新体操、体操、各種球技の大会、JFLリーグ戦、陸上公式戦なども行なわれることがある。

 えんじ色の立派なタータントラックがあるこのフィールドを、素人や初心者でも走ることが出来るチャンスがある。5月は以下の日程でそれが可能。スターティングブロックやハードルを使うこともできる。タイム計測やピストルなどの使用も可。もちろん、陸上競技用のスパイクを履いて走ることが出来る。

 フィールドの内部では庶民サッカーが行なわれているが、それでも気にしないという人は走ってみてはいかがであろうか。フィールドを取り囲む土手のようになっている芝生、桜の木陰もいい雰囲気である。

 入退場自由。無料。ただし、名前(代表者だけで可)と人数をあらかじめ申し込む必要がある。フィールド内での喫煙、飲食は禁止。スタジアム座席で飲食はどうぞ。

● 5月4日  金・祝 9時ー19時   
● 5月6日  日   9時ー17時   
● 5月19日 土   9時ー17時   

 申し込み先
  武蔵野市吉祥寺北町1−5−14 メディアテラス 
  メールアドレス footballclubyayoi[at]yahoo.co.jp
  070-5012-7587

米兵、ジェシカ・リンチ女史 英雄化を拒否

c47ddc7f.bmp ちょっと古い話になるが、かつてイラク戦争で兵士の人員不足から戦地に駆り出され捕虜になって捕まっていたところを米軍の果敢な救出作戦によって助け出されたジェシカ・リンチという兵士がいる。イラク戦争がまだこれほどまでに泥沼化していなかった時期、彼女はとても若くまた美貌の持ち主であることから格好のマスコミ的興味の的となり、しかもこれを米軍、米政府が戦争PRとして利用したことからとんだ大騒動に巻き込まれてしまった人でもある。

 彼女は元々、兵士に志願はしたがそれは兵士になることによってもたらされる諸々の経済的な理由によるもので、よもや自身が戦地に送られることになるとは夢にも思っていなかった。実際、彼女は体力的に屈強なわけでもなく愛国心に燃え上がった戦闘的な性格でもなく、どうしてこのようなことになってしまったのかとただただ戸惑いながら指示に従っておろおろと周辺的な業務に従事していただけであった。実は彼女以外にもよもや9・11テロが起こるなどと予想せず、自分が命を落とす可能性がある戦地に送られるとは思いもしなかった米兵は少なからず存在する。予備役兵などは特にそうである。長引いた戦争で極端に人材が不足した影響をもろにかぶった形になった。

 彼女は24日、公聴会に召還され証言を行なった。自身が勇敢に現地で戦って捕虜となり、その後救出されたという話は全く真実ではないと証言。救出直後に再三口にしたインタビューの答えと全く同じことを繰り返した。英雄になりたくもない彼女としてはたまったものではない大迷惑だったのである。ブッシュ政権や米軍は勇み足で彼女を英雄に仕立て上げたかったようだが、結果として自分たちの稚拙な情報戦略、印象操作がばれることに。

 嘘で固められた戦争を、さらに嘘で上塗りしようとして失敗していく道のりがまた一つ明らかになった。

ジョン・マケイン

1f3ead85.jpg 来年11月の大統領選挙、前回も前前回も出馬した共和党の重鎮、ジョン・マケイン(John McCain)。次回ももちろん立候補する。彼はベトナム戦争で長期間捕虜になった帰還兵として英雄とされている70歳の爺さんである。軍人一家に生まれ育った彼は、軍人組織が強い支持母体。単なるネオコンとはいえないが、ブッシュJr.のイラク駐留米軍増派戦略を強く支持している。 
 
 彼が、ビーチ・ボーイズの曲をもじって引用し、
 
 「イランを爆撃しよう。」

 と冗談で歌い、会場の笑いを誘った様子がYouTubeを通じて映像として世界に流れており、その呆れた認識に世界が唖然とさせられた。ただ今、市民団体「ムーブオン」がこれを批判するテレビ広告の放映を準備中。ムーブオンは民主党系列の組織。そこで大統領選予備選の重要ポイント、アイオワ、ニューハンプシャーで
 
 「マケインがイランに対してどう行動するかを明らかにした。」
 
 と紹介するテレビ広告になるそうだ。10万ドルの費用をかける。
 
 当のマケイン自身は冗談でいったことだとして「失言」を認めないが、これまでのイラク戦争の経緯と結果を踏まえ、イラン戦争が追加で開始されるかどうかの時期にある現状を考えればこうした「失言」を普通の人間は決してしない。

 「向こう見ずな大統領はもうたくさんだ。」

 とムーブオンは指摘する。

 マケインの発言は18日、サウスカロライナ州での演説会でのもの。しかも核問題を抱えるイランへの武力行使に関する質問が出て、それに答える形で飛び出したのだった。

 ザ・ビーチ・ボーイズの古い人気の曲「バーバラ・アン」をもじって

 『「ビーチ・ボーイズの古い歌に『ボム・イラン(Bomb Iran)』(イランを爆撃しろ)があるでしょ?」』

 と前置きして「Bomb, Bomb,Bomb,…」と原曲メロディーに合わせて歌い始めたのだった。保守派共和党系列会場だったのでこれに笑いが沸き起こったのであった。

 19日になって遊説先のネバダ州ラスベガスでこのことについて釈明したマケインは、
 
 「退役兵士の友人らに『元気でがんばろう』というつもりで言ったんだ。」

 と説明。しかし、あまりにも無神経ではないかと質問されると、
 
 「何に対してだ? イラン人に対してか?」
 
 とムキになって反論する場面もあった。自身のこのジョークが無神経であることすらもはや分からないらしい。
 
 'lighten up and get a life.'
 
 をこの老いぼれ爺さんに引用されたビーチ・ボーイズもとんだ大迷惑であろう。

誤射米兵、出廷を拒否

a6bc078c.jpg 2005年、イラクでイタリア人情報機関員、ニコラ・カリパリ氏(Nicola Calipari)を勘違いして誤射、死亡させた米兵がいる。マリオ・ロザノ被告(Mario Lozano)という。彼の裁判が17日、ローマの裁判所で起訴され、開始された。

 しかし、米政府はロザノ被告の身柄引き渡しを拒否、また、マリオ・ロザノの弁護人である米軍弁護士アルバート・ビファニ(Alberto Biffani)はこの刑事裁判の司法管轄権自体を拒絶、したがって、被告は出廷しなかった。写真はカリパリ氏の未亡人、ローザさんがアルバート弁護士と言い争っている様子。

 ニコラ・カリパリ氏はイラクで拉致されてその後にようやく解放されたイタリア人女性を車で護送していた。その際、バグダッド空港近くの検問で米兵の発砲を受け死亡したもの。当時は大きなショックを持って伝えられたニュースだった。

 初歩的な米軍の連絡不行き届きもさることながら、その後にロザノ被告は護送車の運転手が減速か停止の警告を無視したから発砲したのだと大嘘のでたらめ弁明を始めて発砲での罪を否定、大顰蹙を買っている。
 
 しおらしく法廷に出廷し素直に衷心からの謝罪をしていればローザさんをこれほど怒らせることもなかったろうに、つくづく米軍、米国政府の邪悪な素性が良く浮かび上がってくる事件。勝手に世界の救済者気取り、大嘘つきプロテスタント十字軍の連中がしでかしていることである以上、別に驚くことでもない。

共依存

 かつて自民党の田中角栄が刑事被告人になったロッキード裁判において、金銭の授受が受託収賄罪にあたるかどうかが争われた際、法廷で証言に立ち列島を驚かせる証言をした女性がいる。首相秘書官だった榎本敏夫の妻、三恵子さん。彼女は夫の榎本が5億円の受領を認める発言をしていたと法廷で証言、この夫人の証言があまりに決定的であり刑事裁判は大きく展開した。彼女が夫とその上司である内閣総理大臣経験者でもある超実力者を政治的に刺し殺す強烈な証言は、
 
 「蜂の一刺し」
 
 といわれて流行語にもランキングされた。彼女はこれが直接の原因になって後に夫と離婚することになったが、彼女にとっては不正を暴くというよりは夫の暴走、裏切りに対する妻としての冷静な反撃であったようである。まだ子どもだった私の記憶にも鮮明に残っている光景である。

 さて、心理学の用語で「共依存」がある。正確には学術用語ではない、なかったらしいが、かなり認知され広く使われるようになった。

 自分の存在意義を見い出すため、自分の身近にいる何らかの依存問題を抱えた他者に必要とされることで、共同して依存状態に陥っていくこと

 といえばよいだろうか。共依存者は自身に対する評価が著しく低い。そこでそうした自身を精神的、人格的に成り立たせるため、他者に自分を必要とされて認められることによってその人を支える存在になっているという満足感が欠かせない。「他者」とは状況によって親であったり、夫婦であったり、子どもであったりする。「依存問題」とはアルコール、麻薬、薬物、ギャンブル、暴力、性行為、金儲け、引きこもり、買い物など多岐にわたる。
 
 他者の好意を得ようと献身的、かつ強迫的に自己犠牲的な奉仕を行なう傾向のある人をいうと思ってよい。これが累積していくとその問題を抱えた他者との密接な関係を断ち切ることが自力では不可能になっていく。実は、依存者を支えていると思い込んでいる本人自身が質の違う依存にはまり込んでいるわけであり、多く自らの内面世界が空虚でそれを他者によって埋めようとしていることが多い。

 もし、自分の親、子、配偶者などが薬物やお酒、ギャンブル、暴力行為(DV)、買い物などに極度に依存する生活にはまり込んでしまった場合、多くの場合、それらを自力で克服することは不可能であることが多い。特に薬物にはそれが当てはまる。この場合、本人のためにもそうした問題を抱えた人同士のグループセラピーが有効であり、その前提として共依存を示す「家族からの徹底的な隔離」を行なうことが重要だということがわかっている。

 詳細なことは書ききれないが、この問題、親子間などよりもむしろ特に夫婦間で深刻な問題になりやすい。もし、自分の夫が暴力癖、独裁的な高ぶり、性的異常行為、拝金主義などで暴走の限りを尽くしている時、妻はそれをただ黙って横に座り忍従するだけが役割であろうか。

 自分だけでなく周囲の人までその被害が明白に及んでいるのを目の当たりにしてなお、ただ付き従うだけが選択であろうか。結果として夫が刑務所行きにになるような最悪の展開さえありうる。むしろ彼の人生を徹底的に破滅させてしまうことの手助けをしてしまっていることもある。心と思いを尽くして誰かを支え、愛するということはただ黙って付き従うだけでなく、暴走を身を挺して止めることでもある。
 
 もちろん、それは自身を大きく危険にさらすことになる。相手が暴力的に逆上する可能性があるような男の場合、状況によっては命を落とす可能性すらあろう。そこまでの勇気がなかった場合、残された選択肢は、十分に時間をかけて、機会を見極めて、用意周到に彼の元を去ること。そして、彼の行なってきた悪逆非道を距離を置いて明るみに出すことである。

 一見するとそれは彼に対する強烈な攻撃に見えるかもしれない(実際、そういう面もある)が、彼の人生を末期的に破綻させることをぎりぎりで回避させる選択でもある。自身や周囲の人たちに回復不能の打撃、結末をもたらす前に、燃え上がった暴走の炎に水を掛けて消してしまうことが望ましい。

 共依存の状態では、暴走する人間を止めることはできない。最終的には彼を救うこともできない。

鬼畜のような男

e95a16bf.JPG 残念なことに世に鬼畜のような人間は紛れもなく存在し、他人の人生、時には生命を完全に破壊してしまう。戦慄とともに社会に衝撃を与え、恐怖をもたらす犯罪が後を絶たない。そして、これまた残念なことに、こうした犯罪を犯すものの圧倒的多数が男、しかも教養のない男であることが多い。
 
 教養とは単に知識、ましてや情報を詰め込んで持っているという状態を意味しない。教養とは学歴の高い低いとも絶対的な関係はない。高い教育を受けた人間が高い教養を身に着けることができる可能性とチャンスがあることはたしかであるが、義務教育すらまともに受けられなかった人であっても教養を持つ人はいるし、屈指の高学歴を持つ無教養人など永田町や霞ヶ関あたりにはいくらでも転がっている。
 
 教養の上に品格は幹を伸ばす。教養のない人間はわずかなきっかけでこうした鬼畜に成り果てる可能性が高い。私が知っている男にもそういうのが何人かいる。そういう手合いには決して迂闊に近寄ったり親しく接したりしない。時々、私たちのサッカーチームにもそういう手合いとすぐにわかる男が顔を出してくることがあるが、チャンスは一度だけ。二度と参加させることはない。必ず問題を起こすことが分かっている。私は彼らのカウンセラーを買って出るほど物好きではない。

 長崎市長を超高性能ピストルで射殺した暴力団員の男も、連続してJRの特急車両で女性を脅迫、性的暴行、強姦した男も、全て無教養がもたらした品格の欠落ゆえに鬼畜となりさがった成れの果て。そういう男は刑事的適正手続きの上で自身の深い罪を嫌というほど直視させ、一生、刑務所で農作業をさせておいたほうが良い。

刑務所の農業

1b1ceeb1.jpg この15年ほどで日本の犯罪検挙率は大幅に下がっている。かつて日本の刑事捜査は世界的に見ても群を抜いて高い検挙率を誇り、お手本のように言われたこともあった。日本の治安が相対的に良好だったこともあるが、携帯電話、インターネットといった技術革新を悪用する例がなかったこともあるであろう。

 近時、服役者の数が激増している。どこの刑務所も満員。定員をオーバーしながら辛うじて収容している状況。とりわけ外国人の服役者が増えてしまい、言語の障壁が大きく日本の服役の規律を伝えるのにたいへんな苦労が為されている様子がNHKスペシャルで放映されていたのを見て私は凍りついた。もはや刑務所内部にも強烈なカルチャーショックの波が押し寄せており、日本人の受刑者と比較して荒れに荒れる服役者も少なくない。同じ言語を話す先輩受刑者が規律を教えたりすることができれば幸運で、それができない少数言語の場合にはたいへんなことになる。

 今後、日本は少子高齢化で若い世代、勤労世代が大きく減っていく。だれが何と言おうといずれ数年内に大幅な移民受け入れの拡大を余儀なくされる時代がやってくる。現状でさえすでに労働市場は人不足で悲鳴を上げている状態。年金や老人福祉、介護の問題よりも先に労働人口不足の問題が直撃し、にっちもさっちもいかなくなっててんやわんやになるのはあまりに明白である。人口ピラミッドの歪みを長期にわたって放置した今までの政権の成れの果て。こうなることは分かりきっていたことであり、連中は頭が悪過ぎる。

 そうなると勢い、犯罪件数が必ず上がる事になる。本当はこういうことは言いたくないが、日本にやってきて経済的に困窮した外国人が犯罪行為に手を染めやすいということは明白な統計上の数字がある。日本人は減っていく。外国人は増えていく。刑務所で長期にわたって服役する外国人が大幅に増えることが容易に予想される。

 刑務所では刑務作業が科される。工業の作業などが行なわれることが多い。しかし、刑務所でそうした作業を行い一定の技術を身につけたとしても出所してからそれらがほとんど役に立たないことが圧倒的だといわれる。そもそも前科者の再就職だけでも困難である上にそういう技術を要求される就職口がそれほどないからである。

 こうした中、刑務所で刑務作業として服役者が農業、畜産業、林業などを行なうケースがある。もちろん、刑務作業として行なうので戸外に出ることになるため逃亡の危険性がある。そこで模範囚だけにこれらは許されている。網走刑務所などが有名だ。だが、網走は雪のシーズンになるとこうした作業ができないのでこれらは年間のうち限られた季節しかできない。

 日本は食料自給率が低い。また、服役者とて自分たちが食べる食糧は必ず必要になる。また、食糧は作っても基本的には無駄になることはない。刑務作業で生産された製品は一般の人でも買うことが出来る。キャピックという。売れるものもあるが、総じて売れ行きが良いとはいえない。そうであれば、売れない工業製品を作るよりも農業、林業、畜産業に従事したほうが服役者のためにも私は良いのではないかと思う。私はこれに加えて漁業、水産業も加えたほうが良いと考えている。これら第一次産業であれば、慢性的に人材が足りない。出所後も働き口はいくらでもある。賃金は低いが働けるということそれ自体が重要ではなかろうか。いずれ日本は近い将来、韓国や中国、インドなどに追い抜かれていやが上にも第一次産業に再度、回帰せざるを得ない事態に直面するのである。

 そういう時代の到来を予想すれば、日本の刑務作業は今後全て原則として第一次産業の作業を行なわせるようにしたほうが良いのではなかろうか。刑務所が高コスト体質と高い再犯率でパンクが慢性化するようになるとアメリカのように行刑そのものが崩壊し、民間委託だ何だと余計に深い問題を抱えることにもなる。

アルベルト・ゴンザレス司法長官

78638fcf.jpg アメリカは日本と司法制度が大きく異なっている。各々の州と合衆国全体とで裁判所も検察官も異なる。連邦制度だからである。各州の郡ごとに検察局があり、司法省に属する連邦地検がある。連邦地検の検事は司法長官の下、連邦政府から持ち込まれた犯罪の訴追や、国が当事者になった民事訴訟などを主に担当。米国本土、グアムなどの自治領を含めて合計93人で管轄している。大統領が任命、上院の承認を必要としている。

 検察官が地元の有権者から選挙で選ばれるという仕組みは日本とは著しく異なり、全検事が法務省の検察庁所属キャリア公務員である日本とは全然違う。それゆえ有権者におもねって有罪の容疑者に手心を加えたり、無実の容疑者を強引に犯人に仕立てようとするようなとんでもない検察官も後を絶たず、一概にどちらの制度が優れているかは断じえない性質の問題である。

 さて、現在のブッシュJr.政権で司法長官を務めているのは人懐っこい笑顔がチャームポイントといわれるアルベルト・ゴンザレス。スペイン語を母語とするヒスパニック系の人物である。悪名高き超保守派、人種差別主義者のアシュクロフトの後を受けて就任した。

 彼が議会での偽証に問われている。19日、上院司法委員会に召還されて証言した彼は、昨年、検事8人を強引に解任した件についてその解任過程で不備があったことを認め、

 「説明が誤っていた。この責任は完全に認める。」

 と、その限りで責任を認めながらも

 「検事正解任では不適切なことは何も行われなかった。」
 「検事の辞任を要求した私の決定は理にかなっており有効であるべき。」
 「私には司法省のトップを続ける資格があると信じ、資格がないと自分で判断すれば辞める。」

  と述べて職務を続行したい考えを強調。民主党だけでなく共和党からさえ辞任を求める声が強く上がっているために反発が強まった。

 司法委員会は、これら検事解任の背景に政治的な動機があったかどうかを見極めようとしている。というのもこの問題は解任された検事がみな「職務能力」を理由にいきなり解任されたのだが、実際は「民主党の選挙違反の摘発に不熱心だ」という烙印をブッシュJr.政権から押され、不当な処遇を受けたことが見え見えだからである。

 しかもこれら米ホワイトハウスの公務連絡に使われた電子メールが大量に消されていることが判明。その消えたメールは民間団体の推計で500万通。これは通信記録の保全規定に違反した行為で、ペリーノ副報道官は調査中(13日)であることを明らかにしている。この「消えたメール」に、検事解任問題に関する通信記録が含まれていたことは確実視されていて民主党は証拠隠滅だとブッシュJr.の側近、あのCIA工作員実名情報漏洩でも大騒ぎになったカール・ローブ次席補佐官、ブッシュJr.のテキサス時代からの支持者マイヤーズ前大統領法律顧問らを公聴会に証人喚問要求しているが、ブッシュJr.は強烈にこれを拒絶している。

 かえすがえすもブッシュJr.政権にはまともな人間が一人としていない。ウォーターゲート事件を起こして失脚したリチャード・ニクソンも、捕虜事件を利用した陰謀選挙とイラン・コントラ事件のロナルド・レーガンもどうしようもない連中だと思ったが、ブッシュJr.+チェイニーに比較すればまだ遥かにましに見える。現政権はアメリカ合衆国建国以来、歴代最悪の政権というにふさわしい。正副大統領のみならず、法的正義をつかさどる司法長官自ら大嘘つきなのだから。

マルチ商法と選挙 その勧誘

 新年度の始まり、新入社員、新入生など新しく仲間として入ってくる人との出会いに満ちた季節。新歓シーズン、クラブへの入部勧誘や自派閥へ引き込もうという綱引きで歓迎会が花盛り。超不況期もやや退き極端な人材不足の現在、歓待の熱が入っているのではなかろうか。

 時は統一地方選。内容に乏しい拡声器の声が響き渡る中、古典的な電話による勧誘も一挙に増えた。大学時代、大学院時代の名簿を手繰ってかけてくる者、仕事上の繋がりから電話してくる者などぞろぞろ。忙しいのに迷惑この上ない。
 
 かつてちょっとしたボランティア活動で単に顔見知りというだけの女の子(創価学会員)から必ず選挙前だけに電話がかかってくる。公明党の候補にぜひ入れてほしいというお願いであるのだが、普段はメールも含めて全くの音信不通であるのに選挙前だけはきっちり連絡。電話に登録し番号表示でその人だと分かるともはや電話に応答しないようにしている。あれは効果があるのだろうか?
 
 怪しげな投資話マルチ商法の勧誘などもこの時期に集中的に行なわれる。地方から上京してきて右も左も分からないような学生、若者が特に狙われやすい。マルチ商法について私が執筆した文章は、全ての中で最もアクセス数が多い大反響のものになっているが、ひっくり返せばそういう被害、トラブルが全国で頻発しているということ。マルチ商法に誘われるということはばかにされていること、相手から見くびられていること、軽く見られていることと等位だと書いたように全くあれはたちが悪い。こうしたことは大学の正規の体育会のクラブや公認の部などでもやられることがあるらしく、どこの大学でも神経質になっている。
 
 これをあろうことか教会やお寺の中で同じ仲間の信徒を対象にして、マルチ商法やマルチまがいの商品を押し付けて売るようなことすらしているところもある。論外の話であろう。

 単なる変わり者の一信徒が行なっているだけでも十分に問題だが、これがその教会やお寺でも中心的な存在(役員、幹部、長老、執事など)として出入りしている人間がやり始めたりすると、ごく普通の一般信徒たちは相手が相手だけに対応に苦慮させられ非常に不愉快な圧力に苛まれる。極めて悪質なことでこうしたことを牧師や司祭、僧侶らは決して許してはならない。

 例えば、マルチまがいの健康茶を売っているような会社の社長が教会やお寺で中心的な信徒だったとする。例えばその人をすずきさんとしよう。すずきさんは多額の献金をすることで気に入られていたりしたとする。彼のやることが多少、強引で荒っぽくても許容されてしまう。すずきさんはそうしたポジションを活用し同じ信徒たちにこれら健康茶を売りつけ、あまつさえ同じ仲間の信徒たちにノルマで売らせていたりしたとする。このようなことが日常化していくようであればその教会はもはやエクレシアと言うに値しない。異常で異様な雰囲気に満ちた、健やかな精神の破壊組織というにふさわしい。

 そういうことをしているような悪徳信徒に限って市民法秩序への適切な感覚に欠け、所得隠しや脱税などで追徴課税されたり刑事問題になったりする。そして、その法的な対応の依頼で知り合ったご縁で、煮ても焼いても食えない筋の悪い弁護士と知り合うようになったとする。筋の悪い依頼でも受けてくれるということで類は友を呼びよりいっそう繋がりを強め、この弁護士を通じて内容証明郵便の送付や民事裁判の提訴も一手に依頼するようになったりする。驕り高ぶりの成れの果て、自ら人格と精神の均衡を崩し、高額な献金・お布施の強要、信徒への暴行・傷害、性的な行為の強要、ひとたび信徒が反抗するや逆上の逆提訴に及び、目も当てられない暴挙の極みをひた走る人。悪夢の暴走のツケを払うべく、これらを根こそぎ力技の裁判でねじ伏せようと考え、その結果、年がら年中、あれこれ訴訟に明け暮れているような自称、聖職者。

 どこの世界にもおかしな連中はいるものだが、そういう自称、聖職者(牧師など)がいるとすれば全くつける薬のない話である。

永遠に銃規制ができそうにない国

d44bd3a0.jpg 保守派共和党にとって屈指の巨大支持母体であるNRA=全米ライフル協会の会長を務めているのは元ハリウッド俳優、チャールトン・ヘストン。ベン・ハーなどの主演男優として有名であり、何でもご本人曰く、神の声を直接聞いたという稀有の体験をしたことが人生の新しいステップを踏み出したきっかけになったという信心厚いキリスト教徒なんだそうである。

 よれよれの老人になってなお、彼はNRA総会挨拶でハンティング用の長いライフルを右手で高く掲げ、

「俺はたとえ死んでもこれを離さないぞ!」(from my cold, dead hands!)

 と叫びそれにNRA会員がやんやの大喝采を送った光景があまりにも有名。

 全世帯の4割が銃を保持する全米には1億9000万丁の銃があり、1日に銃による意図的な殺害、過失による誤射で死亡する子どもは13人。たった1日の話である。大人も含めると日30人を軽く越える人数が銃で死んでいる。まことに残念ながら銃を適切に扱えるほど人間は(特に自己中心的、攻撃的な人格が国民性になっているアメリカ人は)賢くできあがっていない。
 
「銃が悪いのではなく、それを扱う人間が悪いのだ。」 

 とはNRAの陳腐な弁明における常套句であるが、全面禁止するかどうかはともかくとして何らかの銃の規制をしなければならないことはだれの目にもあまりに明白である。

 銃による武装の権利がアメリカ合衆国憲法修正第2条で保障されているのだと連中はいうのであるが、実際のところ、この憲法の規定は連邦制度による各々の州の武装権を認めたものであって個人個人が銃を保持する権利を包括的に認めたものではない。それはガンロビーたちが後からとってつけた解釈の後付けに過ぎない。世界中を見渡してみるがいい。アメリカ以外に銃の保有がこれほど野放図な国がいったいどこにある?

 拳銃やナイフを振り回す価値観とは対極にあるのがキリスト教の価値観であるが、なぜか自称キリスト教徒と偉そうに言っている連中ほど、永遠に銃規制に反対し続けそうに鼻息が荒い。9・11テロの影響でテロリストから身を守るためにも銃を手放せないと考える国民が増えてしまったために銃規制の議論が吹っ飛んでしまったが、一般市民がピストルを持っていたからといってテロの有効な抑止力になるはずがないのは中学生でも理解できること。そもそも自分たちがなぜそれほど憎まれ、信用されないのかを考える領域が彼らの脳細胞に存在しない。このままではアメリカはいつまでも安心して暮らせる国になれない。

カペラッテ

bb0a95cd.jpg 近時、クラシック音楽の世界ではクラシカル・クロスオーバーと呼ばれる音楽世界の新領域が広く開拓され、多くの聴衆の心をひきつけてやまない。伝統的、古典的クラシック音楽の基盤を堅実に継承しつつも、現代的な音感、歌唱様式を独自に工夫しつつ組み込んでいくもの。お堅いイメージのクラシック音楽が一挙に潜在的なファンの要求を満たしてマーケットを作り、見過ごせない潮流となりつつある。ボーイズ・エアー・クワイヤー、リベラ、アンサンブル・プラネタ、シャルロット・チャーチ、女性に大人気のイル・ディーヴォなども広い意味ではそういえるかもしれない。
 
 今月、一つ注目の3人女声グループがアルバムデビューを果たす。カペラッテ(CAPPELLATTE)という。針ヶ谷伸子、古川知子、田中理恵子のトリオ。全員が国立音大を卒業の声楽家。古楽を専門にしており、学生時代から欧州で教会音楽の勉強を積んできた。女性3声の古楽グループというのは日本では珍しい。典礼音楽に中心的に取り組んでいる。昨年度はそうしたご縁から目白のバ・ロック音楽祭に出演した。ちなみに今年も音楽祭は開催されているが、彼女たちはこのアルバムリリースのために今回は不参加と思われたが、2つほど短く参加スケジュールが組まれた。

 コンサートはこれまで毎年、多数を行なってきたが、全て自らプロデュースしたものばかり。中でも彼女たちは髪型と衣装、照明にもかなりのこだわりを見せている。初台の近江楽堂など小さい会場を中心に活動してきた。最新作アルバムはエイベックス・クラシックからの発売で、

 Ver erat aeternum (永遠につづく春)

 というタイトルのもの。4月25日から発売される。高音質録音技術を採用したSACDハイブリッド方式。AVCL-25133、価格は3,000円。

 収録されている曲は、伝統曲からアレンジ曲、オリジナル曲まで。

サンクトゥス       (グレゴリオ聖歌)
ステラ・マリス〜海の星よ (一ノ瀬トニカ)
グリーン・スリーヴス   (トラディショナル/編曲:一ノ瀬トニカ)
スカボロー・フェア    (トラディショナル/編曲:一ノ瀬トニカ)
永遠につづく春      (一ノ瀬トニカ)
今日、子どもらの声が響きわたる (ピエ・カンツィオーネス)
栄えあれ、おとめの中のおとめ  (作者不詳)
若い娘             (作者不詳/編曲:一ノ瀬トニカ)
アメイジング・グレイス     (トラディショナル/編曲:一ノ瀬トニカ)
アニュス・デイ         (トゥルネのミサ)
エンブレイス〜空と大地が出会う場所 (一ノ瀬トニカ)

 一ノ瀬トニカが全般にわたって曲の編曲や作曲を手がける。昨年、7月と9月に岐阜県のサラマンカホールで収録したもの。彼女たち全員がキリスト教徒であるかどうかはわからないが、少なくもキリスト教世界、西洋思想にかなり通じていなければこうしたアルバムを作ろうという試みはしないであろう。

 今年の冬、ここ吉祥寺にてクリスマスイブコンサートを予定している。

 4月29日(日)
 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン  
 「熱狂の日」音楽祭2007〜民族のハーモニー〜 関連コンサート
 ○13:00〜13:30 丸の内オアゾ1F 「MARUCUBE」
 ○15:00〜15:30 丸ビル1F

 
 5月2日(水)18:30〜19:00
 アメリカン・エキスプレス 「ストレスフリー・モーメント」ステージイベント
 会場:テレビ朝日イベントスペースumu(六本木ヒルズ)
 
 5月13日(日)16:05〜/17:15〜/19:05〜
 表参道ヒルズ スパイラルライブ 「カペラッテCD発売記念コンサート」
 会場:表参道ヒルズ 吹き抜け大階段


 5月26日(土)14:30開演/14:00開場
 「古楽の森コンサート」 第10回記念 ゲスト出演
  松明堂音楽ホール(新所沢)
  2800円(全席自由)
  問合せ:ビーフラット・ミュージック 042-396-3348

 6月9日(土)15:00開演 アルバム発売記念ミニコンサート 「永遠につづく春」
 会場:松明堂音楽ホール(新所沢)
 2500円(全席自由)
 問合せ:ビーフラット・ミュージック 042-396-3348

 6月16日(土)11:00開演
 目白バ・ロック音楽祭2007 「天上の響き」〜極上のアカペラ・コンサート〜
 会場:ギャラリー 鶉
 料金:2500円 学生1000円 (全席自由)
 
 
 6月29日(金)14:00開演
 近江楽堂コンサート
 会場:近江楽堂(東京オペラシティ3F)
 2500円(全席自由)
 問合せ:松木アートオフィス 03-5353-6937

 12月24日 (月・祝) 15時開演
 カペラッテ・クリスマスイブ・コンサート  
 会場: 武蔵野公会堂 (吉祥寺駅南口1分)
  無料託児サービス(要予約)。

 チケット: B席: 500円,  A席: 1,000円,  S席: 2,000円
 お問い合わせ:  03-3920-5684  または  070-5012-7587  コラール(Chorale)

永遠につづく春
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風のきおく
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アフガン 無抵抗の庶民に無差別発砲

a054b6d2.jpg アフガニスタンに駐留中の米海兵隊が先月、アフガン民間人を死傷させた事件について、米軍の暫定調査結果が発表され、問題になった海兵隊の攻撃で10人の死者を含む40人以上の民間人が死傷したことが分かった。15日付のワシントン・ポストによる。

 3月4日、アフガン東部ナンガルハル州ジャララバード近郊で発生したこの事件は、待ち伏せ攻撃を受けた海兵隊部隊がたまたま付近を通っていた車などに対して無差別発砲したもの。今も米軍刑事捜査局が調査中。事件をアフガニスタンの人権委員会も調査中、同様の結論を出しており、死亡者の中には1歳と4歳の子供もいたと発表。

 米軍の特殊作戦責任者(アフガニスタン、イラクでの特殊作戦総司令官フランク・カーニー少将)が説明するには事件を起こした米海兵隊の特殊部隊は、無抵抗の住民に発砲した結果、10人を死亡、33人を負傷させた疑いがあるという。

 当初、車両で移動中、自爆テロに遭遇しその後、付近住民に発砲した理由について、「住民から銃撃を受けて応戦した」と説明されていたのも虚偽で、住民による銃撃の証拠は事後調査でも見当たらなかった。
 
 「だれもがこの事件を深刻に受け止めている。」(カーニー少将)
 
 兵士らが軍法会議に起訴されるかどうかは未定(おそらくされないだろう)だが、要するに、自爆テロが頻発するほどイラクだけでなくアフガニスタンでも治安が悪化し、米軍が憎まれ、戦況が絶望的になっているということである。

光和会 お花見 11時から

 吉祥寺東町、ちょうど吉祥女子高のすぐ裏手、渡邊商店の前の細い道を入っていったところに広場があり、そこには春の花々が植えられている。地元の光和会が今日、お花見を計画している。ソメイヨシノは散ってしまったが、他の花がまだ楽しめる。

 11時から。持ち込んだ飲食物を楽しむことも出来る。無料。

世界銀行総裁ウルフォウィッツ 愛人を重用した男

786a1a92.bmp 現在、世界銀行の総裁はポール・ウルフォウィッツユダヤ人金融家であり、ブッシュJr.政権でついこの間まで長官ドナルド・ラムズフェルドの下、国防副長官を務めていた人物。

 彼はブッシュの強い意向と推薦で世界銀行の総裁に転進したが、そのときからすでに愛人との関係がずっと周知の事実であった。この男、愛人との時間を確保するために夢中になって仕事そっちのけ状態だったためワシントンやニューヨークのプレス記者からも呆れられていたのだったが、しかし、ただ愛人がいるというだけで職務怠慢であったということだけならば、同じように余暇の遊び好き、コンディ・ライス好きのブッシュ大統領とさほど変わらず大した打撃にはならなかったのかもしれない。

 ところが、彼はこの交際していた女性を自分の部下の職員として雇用し、あろうことか彼女を人事面などで厚遇していたことがばれて12日、謝罪に追い込まれた。記者会見で用意した原稿をたどたどしく読み上げ、

 「私は理事会に対し、合意内容が妥当な結果だったかを判断する機関を設置するよう提案した。私はどのような提案も受け入れる。・・・最初の直感を信じて交渉に関わらなければよかった。私は過ちを犯した。それについては申し訳ない。」

 と声明を出した。

 ウォルフォウィッツの弁明の概略は以下の通り。2005年に彼が世銀入りした直後、この女性を国務省外郭団体に出向させる人事を行なったことについて、世銀の女性職員との交際が、彼にとって「利害相反」になる可能性があったので世銀倫理委員会と話し合った結果、出された勧告を受け入れたものだったので自分の独断ではない、と。

 大統領もさることながら、それ以上にあなたはおばかさんなのではありませんか?

 いったい何を強調したいのであろうか。まるでコメディのように大恥を満天下にさらしているようでさえある。当然のことながら、世論だけでなく世銀の職員団体からもこの問題の引責辞任を求められているが、彼にはそのつもりがない。

 超強硬派として軍事力を積極的に行使していくことを政策とするネオコンサーバティブ(新保守主義)の代表的な論客でもあった彼。このような男が世界銀行の総裁をやっているということそれ自体、全く背筋が凍りつくような悪い冗談としか言いようがない。

No Child Left Behind

c757f902.jpg * 4月12日、ホワイトハウスのルーズベルトルームにて記者会見。

 ブッシュJr.は「No Child Left Behind」という教育政策を打ち出し民主党と異なる独自の教育予算を組むと公約してきた。ブッシュの妻、ローラは元々教師であり、教育学の修士号も持っている。それゆえ、教育政策については完全に疎いブッシュも妻からの「教育」によって、数だけで見れば比較的多くの教育政策を出すには出してきている。

 だが、全米規模で概観すればクリントン政権時と比較し遥かに共和党ブッシュ期に教育予算が大きく削られた。アメリカの公立教育は非常に危機的な状態にある。施設の劣化だけでなく、教員も不足、この数年は学校の治安も悪化し校内での厳重なセキュリティチェックが日常化するような状況。異常としか言いようがない。強い支持基盤である全米ライフル協会(NRA)とべったりくっつき銃やナイフを堂々とのさばらしてきたツケでもある。

 アメリカは国民皆保険制度(前政権時にヒラリーが必死に確立しようとしたが共和党が粉々にぶっ潰した)がなく、それゆえ医療保険なしで日常的に医療の危機に瀕している国民が極めて多数存在。また、ニューオーリンズのハリケーン・カトリーナ洪水被害に象徴されるように貧困層(=共和党の非支持基盤)の居住環境も劣悪で公共投資が大きく遅れている。これらの打撃を最も受けるのは子どもと老人である。イラク戦争で極端な財政悪化がさらに追い討ちに。戦費以外全ての予算が足りなくなっている

 つい先日、ブッシュはアメリカからイラクやアフガニスタンの戦場へ派兵する兵士の駐留期間を12ヶ月から15ヶ月に延長を決定。それが終われば最低1年の間隔を空けると言明したが、過酷な駐留が3ヶ月もさらに延び兵士の負担は重くなった。
 
 イラク戦争は教育面でもう一つ深刻な影を落としている。イラク戦争から帰還した兵士の健康被害、精神疾患、自殺、ホームレス化、家庭内暴力、犯罪などが増えており、これらが兵士の家庭や親族だけでなく地域社会のあちこちにひずみとして現れ始めた。最も影響を受けるのは兵士の子どもたち。「アフガン・イラク戦争症候群」として劣化ウラン弾による重金属汚染、放射能被爆による影響と見られる健康被害が子どもにも影響した例や、父親が廃人のようにぼろぼろになったことで子どものPTSDなども増加している。

 ブッシュが本当に”No Child Left Behind”を実践、達成したいと切望しているのであれば、その最も効果的な選択は意外にイラク戦争を終わらせることであるかもしれない。自分のいんちきにまみれたでたらめ政治が置き去りにされた子どもたちを多数国中に生み出したことに彼自身が気がついていない。

 この7年間、ブッシュを見てきて思うことは、近時、ますます彼の顔立ちが卑しくなってきたと思うこと。テキサス州知事時代や1期目に当選した直後はここまでそうは感じなかったが、9・11テロ以降、一挙に精悍だが攻撃的な顔立ちになり、イラク戦争開始前後から極端に傲慢な顔立ちになり、そして、今、弱気と幼稚な卑しさがありありと浮かぶ顔立ちになったと。人間とは、人格や精神の状態が顔に良く現れる生き物だと思わされる。

 それにしてもつくづく懲りない男である。今、ブッシュ政権はイラク、アフガニスタンでの戦闘を一手に指揮する強力な軍最高司令官ポストを新しく創設する方針を決定し具体的な人選に入っている。だが、候補に名の挙がってオファーを受けたこれまでの退役大将たち3人は、次々に辞退。何が起こるか、どれだけの困難に直面するかがあまりに明白すぎて到底、承諾できるしろものではない。喜んで引き受ける人間はいない。

 今回の人事は、軍の最高司令官に匹敵する名誉であり、金銭的にも低くはないはずだが、なり手が全くいないという現状を見ると、戦争政策で難航を極めるブッシュ政権の果てしない苦境を雄弁に語ってあまりある。

 連中はいったい、いつ、どうやってイラク、アフガン戦争を終わらせるつもりなのだろうか。

朝鮮という言葉

634f0426.jpg 日本人にとって「朝鮮」という言葉はあまり積極的に使われない言葉である。なぜか?それはこの言葉が差別用語、侮蔑的な意味を含む言葉だからだといわれる。しかし、それは本来間違い。朝鮮という言葉はもともと歴史的な源流と辿ると、中国から見て太陽が昇る東側、つまり、太平洋の方向にありそちらを眺めると日が昇ってくる様子が鮮明に見えることから、

 「朝が明るい」

 という意味から来ている。むしろ輝かしい誇り高い響きを持った言葉でこそあれ、差別用語ではない。だからこそ、北朝鮮では国の名にもこの文字を用いる。日本人は大韓民国(南朝鮮)の人のことを韓国人といい、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人のことは北朝鮮人という。どちらを指すときにも「朝鮮人」とは滅多に言わない。だから、人によっては韓国と北朝鮮は全く同じ言語を話し、全く同じ血筋の民族であるということを知らない人もいる。それ自体、少々驚きであるが、しかし、大戦後の冷戦に巻き込まれて南北に国家が分断され、国境が厳格に存在して別々の発展を遂げてきた以上、こうした誤解も生まれよう。そうした勘違いが出てきてしまったことの理由の出発点は冷戦時の大国の国際政治であった。

 日本も、中国も、朝鮮も、台湾も、そして、かつてはベトナムも、みな、漢字を用いた「漢字文化の国々」であった。白川静博士が著された漢字の歴史を紐解くまでもなく、漢字は世界的に見ても極めて難しく複雑であるが、同時に優れた文字でもある。

 ユーラシアの東に寄り添う漢字文化の国々が、平和に寄って立つことができる日の到来を願う。

ネットも紙も電波も責任は同じ

 ネットで荒んだ心性と卑しい人格を露にして平然としている人間には慣れてきたのであまり驚かなくなったが、彼らはネット上の行為がそれ以外の行為と別次元で評価されていると錯覚している節がある。それは言うまでもなく初歩的な認識の誤りである。幼稚な上に強い激情性を伴っていることが多く、性別は圧倒的に男が多い。刑務所の服役者数比較でも9割近くが男性。やはり女よりも男という生き物は総じて馬鹿に出来上がっていると思わされる。

私のこのコラムの全文を執筆者の私に何の連絡もなく当然、転載の許可なしに勝手に全文引用して自身のウェブサイトに貼り付けている人がいる。阿修羅というグループ(個人かもしれない)。インターネット上でリンクを張ることはいちいち断りを入れる必要はなく完全に自由であるが、文章そのものを丸ごとコピーして全文引用するのは倫理的にはもちろん、法的にも許されることではない。

 完璧な著作権侵害であり法的な問題を多く含む。記事の内容によっては後から推敲して細かく微修正をしているものもあり、すっきりしない点が目に付いたものやその他の問題を生じたようなものは文章そのものを削除しているものもある。ハレルヤコミュニティチャーチ浜松教会榊山清志が弁護士・松下泰三の名で私に内容証明を送ってきた時にも、私は弁護士と相談し結局、安全のため文章を削除した経験がある。もっとも彼はその後にそのまま訴訟で訴えて来たのであるが・・・。私のように吹けば飛んでいくような些細な発言者に限った話ではなく執筆者にとって勝手に全文を引用されるのは本当に困ることだろう。後からは自分で全く制御不能の文章が自分のものとして無限に閲覧されていくのである。
 
 この阿修羅という人(たち)はかなり奇妙な人たちのようでありそういう人たちと私が一緒に関係があるかのごとく一般の人に受け取られることはたいへんに困る。すでに私は彼らには今までに何度もメールを差し上げているにもかかわらず削除するどころかどんどん引用記事を増やしている状態。だんだんと不愉快を通り越して怒ってきている。放置するともっと次々にやってくる可能性があるかもしれない。

 しかし、文章の削除を求める内容証明郵便でも送ってみようと思ったところ連絡先がわからない。ドメインから辿るとアメリカのアリゾナ州か何かのサーバーに行き着いた。日本人であることはほぼ間違いないようだが、住所、名前、連絡先など全く不明。手の打ちようがない。

 ネットはあまりにも匿名性が高く、無法地帯の状態であるが、しかし、法的に見れば紙も電波も口頭での発言でも責任は全く同じ。微塵も変わるところがない。ネット世界になるやいなや匿名の影に隠れ、礼儀知らず、良識はずれ、罵詈雑言、誹謗中傷、無法行為の雨あられ。いきなりこの世で最も卑しい攻撃者と化す連中が多いことは、この日本にまだまだ卑しい精神と人格をだらしなく引き摺った人間が掃き捨てるほど転がっている証でもある。

 何から何までオープンにすることはできなかろうが、ネットの発言についてはその影響力が測り知れないほど大きい。そうした発言、書き込み、意見表明行為をなした人間を迅速に特定し、その民事的、刑事的責任を即座に追及しうるような仕組みづくりは必要であろう。新聞社、編集者、放送局など責任を集約的に問える窓口がないのがネットの表現。だからといって野放しにして良い理由は微塵も存在しない。

とにかく戦争がしたい人たち

002771bb.jpg 4月2日、アラバマ州バーミンガムのクラブで記者会見するチェイニー。

 とにかく戦争がしたい人間が世の中には実在し、それが今のアメリカでは政権をとってしまっている。迷惑なことこの上ない。

 イランが捕らえた英兵を解放し拘束されていた13日間の様子が徐々に伝わっている。元々、米(ブッシュJr、チェイニー)、英(トニー・ブレア)は法的に正当性のある唯一つの理由もなくイラクへ宣戦布告、先制攻撃をなした。彼らが中東に存在することそれ自体に何の正当性もない。中東で最も親米的とされたサウジアラビアのアブドラ国王が米、英の駐留を
 
 「不法占拠
 
 と形容するのはイスラム教徒、アラブ人の感覚のみならず、国際法的に見ても当たり前のことで、したがって、そのイラクとイランの国境線ぎりぎりで英軍がうろうろすることはそれ自体が偉そうにものが言えたことではない。境界線がはっきりしない地域でこうした紛争が起こることは明白なことであった。米、英の2カ国は本人たちが想像もしえないほど世界中のイスラム教徒から本当に憎まれている。

 末期的なレームダックのブレア政権、目論見がずれてイラク問題を静かに収めたいと思っている中、イラン戦争にまで関わることを望まず、今回、粘り強く外交交渉を重ねて無事に兵士たちの奪還に成功。静かに成果を挙げること、これが外交というものである。キリスト教のイースターと、イスラム教のマホメットの誕生日とが同時期にあったことが本当にきっかけになったのかは不明である(おそらくアハマニネジャドが適当に理由をくっつけただけだろう)が、イラン大統領自ら

 「ギフト」
 
 だとして英兵の返還を為したことで、しかも彼らが無傷で帰ってきたことで、英国民の心情はそれなりになだめられたのではなかろうか。

 今回、ブッシュJr.政権は英ブレア政権に対イラン超強硬政策をとるよう強く働きかけていたことがばらされた。イラン上空を威嚇的にチェイニーご自慢の最新式戦闘機F22で偵察飛行することも含め、必要とあらば即開戦することも何ら厭わない強引な申し出をさすがに英政府は冷静に断り今回の結果となった。米軍はすでにペルシャ湾に凄まじい兵力を集中しており、いつでもイラン戦争開戦準備が整っている。

 強気の舵取りをしている張本人はブッシュJr.や国防長官というより、軍産複合体の利益以外が頭にないチェイニーによるもの。チェイニーはこうした自身の意見が強く反映される局面になると、日頃は嫌ってあまりやらない記者会見やインタビューに出てきて強い口調でその必要性を説く。戦争中毒者はとにかく何でもいいから戦争を始めたくてしかたがない連中。それでぼろもうけをすることしか頭にないのだから。

 他方、解放された英兵は、帰国を熱狂的に歓迎されたが、その後、巨額の謝礼金の申し出を受けて体験談をタブロイド紙に話したことがわかり顰蹙を買っている。特に唯一の女性だったフェイ・ターニー兵長に対する興味本位の関心は強く、彼女が大衆紙サン(9日付、下品な新聞で有名)との単独会見を行なった時、イランに殺されるのではないかと思ったことなどを語ったが、サンやテレビインタビューで10万ポンド(2300万円)以上の謝礼オファーを受けた。現役の英兵士はメディアと話すことを禁止されているが、国防省が例外的に特別な許可を出したので拘束された兵士が報酬を得てメディアに体験談を語ったのだった。

 イランでは目隠しをされた、独房に入れられた、領海侵犯を認めなければ7年の禁固刑に処される可能性があるといったことの他、イランからもらった品々はみなカスのような本、衣類などであった、お気に入りのiPodを取り上げられてしまったといったことも彼らは説明する。だが、退役軍人や戦争で死傷した兵士の家族らから、軍の尊厳を損ない無神経な態度だと非難される。

 英兵は今、無傷で解放された喜びで一時的に舞い上がっている状態。だが、自分たち英国がイラクを違法に侵略し、その戦争に自分たちが参戦している人間であることの自覚がない。イランは救いがたい独裁国家だが、しかし、その大統領は少なくとも米、英がやったようにアブグレイブやグアンタナモのような虐待、殺害、拷問をしたりはしなかった。その一点においてでさえ、米、英は彼らよりも下を行っている。
 
 謝罪が苦手な国という点では日本も、中国も南北朝鮮も似ているが、今後、米、英がイラク戦争を公式に謝罪する時はあと1世紀はない。自分たちこそ「ならず者国家」であることを自覚されたい。

イースターエッグ

bf40090b.bmp 昨日は復活祭であった。イースター(Easter)ともいう。キリスト教の祝祭日としてはクリスマスよりも遥かに古く最重要の祭り。しばしばクリスマスの方がずっと華やかで認知度も高いが、復活祭の方が宗教的に見れば遥かに重要な節目である。ちょうどユダヤ教徒の過ぎ越しの祭り(過越祭)と同じ時期に当たっているが、過越祭はユダヤ教徒のものでキリスト教徒の祭りではない。

 このイースター、教会の礼拝やミサのみならず、信徒の生活においても特別なことがなされる。復活祭の前1ヶ月は四旬節といわれるが、かつて第二次世界大戦前はこの1ヶ月をキリスト教徒(とりわけ東方教会と西方教会)は断食して過ごした。断食はラマダンの時期にイスラム教徒が一同に行なうが、キリスト教にもそうした習慣はかつて大規模に存在した。一般論としてそもそもキリスト教徒にとって「貪食」は避けなければならない罪として受け取られてきた。グルメだ、セレブ御用達のレストランだ、という趣向は本来的にみてキリスト教世界に馴染まないものである。

 この時期、教会ではイースターエッグというゆで卵が用意される。これはカトリック、東方教会、プロテスタント共通の習慣。もともとこれはキリスト教徒は無関係のもので、春の訪れを示す土着的、あるいは異教の習慣がそのまま変質しながらキリスト教世界に取り込まれたものといわれている。だが、今はもう、長い風雪を耐えすっかり「キリスト教の習慣」として確立したといってよい。こういうことは他にもたくさんあって、元々クリスマスそれ自体が欧州の冬至を祝う祭の日と公現祭とが近いことから冬至祭に合わせて人為的に設定された日付である。異様でカルト的な新興プロテスタントの中にはそれゆえ
 
 「クリスマスは異教の祭りだから特にお祝いしない。」

 としているところもあるが、そうした態度は間違いであろう。厳密に言えばイエス・キリストの誕生日は正確に断定できない。多くの学者がその日付確定を調べ、例えば、当時の資料や記録などを総合的に勘案すると実際にイエスが生まれたのは9月だ、という論文もある。もしかしたらそうなのかもしれない。分からない以上、12月25日に決めてこれを祝うのはおかしいことではない。

 さて、このイースターエッグ、この卵が単なるゆで卵ではなく、芸術品として完成された国がある。ロシアである。今、ちょうど両国駅の江戸東京博物館に「ロシア皇帝の至宝展」が開催されていて展示中のクレムリン・イースターエッグなどは有名。今、展示されているのはかつてロシアの宝石職人カルル・ファベルジェが製作した傑作の一つ。1904−1906年にかけて製作された。
 
 ファベルジェは画家、エマイユ職人、宝石細工師や金細工師たちを雇ってこの卵作りに注力していたロシアの職人である。ウスペンスキー大聖堂の建築物を模して製作されたという卵は、赤金製の台がクレムリンに2つある塔を再現したもの。

 白の透明なエマイユで覆われ研磨した金の円屋根を頂いた卵の装飾は、これが卵だとは思えない精密な細工になっている。塔の壁にはロシア帝国とモスクワの紋章、そして、透かし編みの格子が描かれる。 

 1906年の復活祭で、これが皇帝ニコライ2世から皇后のアレクサンドラ・フョードロヴナに贈られた。

タリス・スコラーズ レクチャーコンサート

 この6月、来日コンサート予定のタリス・スコラーズ。パルテノン多摩でのコンサートは実際に日本のコーラスグループをレッスンする様子を見ることができるという企画がついている。
 
 なお、ソプラノメンバーで来日予定のメンバーが以下のように変更されている。

 テッサ・ボナー Tessa Bonner
 ジャネット・コックスウェル Janet Coxwell
 ジュリー・クーパー  Julei Cooper
 ルース・ホルトン   Ruth Holton

オルガンコンサート

 教会音楽にオルガンは欠かせない。オルガンの響きはすなわち、西洋の教会音楽そのものを今に伝えると言ってよい。首都圏ではオルガンのコンサートが非常に数多く行なわれている。無料のものから有料のものまで。ホールだけでなく教会の礼拝堂を使うことも多い。詳しく情報を網羅した日本オルガン研究会のオルガン演奏会情報があるのでお近くのコンサートがある際には足を伸ばされてみてはいかがだろうか。

 目白にある東京カテドラル聖マリア大聖堂のオルガンは、日本有数の大きさを誇る立派なもの。ここはカトリック信徒だった丹下健三が設計した巨大なコンクリートの建物。堅牢に見えるが実は雨漏りがひどく今、聖堂は大規模な修復を緊急に必要としている。丹下の設計した建物はデザインの芸術性が高いとされているものの、みな共通の欠点を抱えている。使い勝手が非常に悪くメインテナンスが困難を極める。天井が高く雨漏り修繕の修復だけで実に8億円がかかるという。東京都庁、東京体育館、立教大旧図書館などみな同様で高温多湿の日本ではなかなか寿命が短い。

 この東京カテドラルにて「オルガンメディテーション」という名で晩の祈りとオルガン音楽のコンサートがある。

 2007年 4月13日(金) 19時 (約45分間)

 オルガニスト 久保田陽子
 
 曲目
  A.van ノールト (1620?-1675) 詩篇 24
 J.S.バッハ (1685-1750) パッサカリア ハ短調 BWV582
その他

 オルガニストの久保田陽子さんは東京芸大オルガン科を卒。フランクフルト音大にも留学して卒業した。帰国後、ミサ・ブレヴィスなど合唱伴奏などでも活躍している。実はここ吉祥寺にあるカトリック吉祥寺教会のオルガニストでもある。

 東京カテドラルへの交通
 
 目白駅 新宿西口行き都バス 
 新宿駅 練馬車庫行き都バス
 いずれも「椿山荘前」下車 目の前
 
 地下鉄有楽町線 護国寺駅南口「出口6」、江戸川橋駅「出口1A」からいずれも歩10分

ンブントゥ 人間性

ンブントゥ 人間性

もちろん、復活祭は僕の牧場で!

13a26f0f.jpg キリスト教徒にとっては今週はイースター(復活祭)。1ヶ月あまりの四旬節を締めくくるイエス・キリストの受難とその復活を祝う重要な祭りの日である。

 なぜ、このような戦争好きの拝金主義者が信仰深いキリスト教徒とされているのかさっぱり理解できないが、一応、そうだとされているアメリカ合衆国大統領、ジョージ・ブッシュJr.。この復活祭をもちろんホワイトハウスで執務のために過ごしたりはしない。大のお気に入り、テキサス州クロフォード、僕のご自慢大牧場で過ごす。そのためにカリフォルニアでのイベントにちょっとだけ出てやり過ごし、すぐにテキサスへ向かう予定。
 
 なんたって大統領専用機、エアフォース1があるもんね。すぐに着いちゃうんだから。また、自慢のあの大牧場でのんびり過ごすのをとっても楽しみにしてるんだ!七面鳥を食べて、お酒を飲んで、ピックアップトラックやマウンテンバイクで牧場を走り回って過ごすんだ!何かあれば麗しのコンディ・ライスがワシントンD.C.から駆けつけてくれるから安心なんだ!
 
 また、たくさん死人がでたけれど、イラク戦争のことは少し忘れよう。イギリス人捕虜が丁重に扱われて解放されたらしいけれど、こっちはせっかくとっ捕まえたイラン人捕虜を手放したりはしないもんね。あのアハマディネジャド野郎が!もうすぐイランもぶったたいてやるからな!捕虜交換の申し出なんて蹴っ飛ばしてやった。どうせテロリストと似たようなもんでしょ
 
 つい10日前もキャンプ・デービッド別荘で遊んだばかりだけど、何てったってイースターだもん。課題山積み、執務に追われて眠る暇もないはずの僕でもさすがに仕事なんてほっぽりだして、もちろん、復活祭は僕の牧場で!では、皆さん、良いイースターを!行って来まーす!

 合衆国大統領とはこういう男です。

愚連隊金融業者がなくならないわけ

 昨日、金融庁は消費者金融の「三和ファイナンス」に異例の全店業務停止命令を出した。本社主導で社内に取り立てのイロハをまとめたマニュアルまで作成して実行しており、

 「極めて悪質(金融庁)」

 として下された処分。脅し、虚偽の説明など多くの悪質な取り立てを行なっていた。

 だが、今回の処分はあくまで金融庁の処分であり、刑事事件になったものではない。本来は、詐欺、脅迫、文書偽造などに当たる刑事事件としても当然、経営陣以下全て関係者が立件されるべきだが、同業他社のこれまでと比較してもおそらくそういうことはない。

 貸金業規制法違反ということでただ単純に業務を停止させられるだけに過ぎない。4月23日から6月4日までのたった43日間、営業日換算で28日間である。それでもこうしてニュースになったことともあわせて三和Fにとっての打撃は大きいので異例の処分であるらしい。

 しかし、違法行為を行なったのはわかっているだけで同社の千葉支店など6店舗。

 「詐欺容疑で送検されるぞ。」

 「給料が差し押さえられるから会社にばれる。」

 「裁判になるぞ。被告席に座ることになりたいのか。」

 といった具合に迫ったもので強引に返済を求めたケースが7件わかっている。これはもう、行政処分の対象ですむ問題ではない。業務停止処分どころか金融業者の免許剥奪、強制解散させられて当たり前の愚連隊会社というべきである。

 本社の債権課が電話で子供の学校名を執拗に問いただした例もあった。これなどはそれ自体が重大な不法行為であり、被害者は自分が金を返さないためにも逆に連中が震え上がるほどの損害賠償請求をしてやればよい。一定の領域に限ってであっても、日本にも北米と同じように懲罰的損害賠償制度の導入が私は必要だと思う。

 こうした違法行為を助長するような甘っちょろい処分しか行なわない金融庁は、金融ビジネスを監督する役割を十全に果たしていない。同じことは官民問わず、証券取引委員会にも、東京証券取引所にも、公正取引委員会も当てはまるが、日本はこうした愚連隊金融業の跳梁を抑止する意思がからっきし見られない。マーケットに対する信頼が保たれるはずがない。
 
 28日間の全店業務停止中堅以上の貸金業に対しては過去最長。具体的に問題を引き起こした店舗・事務所はさらに処分が重く、札幌、大阪・堺東の両支店は66日(営業日で45日)の業務停止であるらしい。

 かつての三塚博に始まり、小泉、柳沢、竹中、谷垣ら名だたる金融族議員がずらりと並んだこの10年。みずほ、三菱東京、三井住友を初め、銀行業界からはこうしたノンバンク、サラ金業者に極めて潤沢に資金が供給されてきたことも周知の事実。刑罰金利の引き下げは見送られ中途半端な規制の再考でお茶を濁されたばかりでもある。日本から愚連隊金融業者がなくならないわけはそういう政治家が政権をとり、利権を漁っているからである。

 これが「美しい国」でしょうか

オークションにおける領収書

 ネットの急激な拡大に伴って大きく膨張したのがインターネットオークション取引。ビッダーズ、楽天、ニフティなどもやっているが、日本では何と言ってもヤフーオークションが最大の取引量を誇る。

 このオークション、手軽で便利なものであるが、だからといってごく普通の営業取引、経済行為と何も代わるところはない。言うまでもなく、堂々たる「表」の取引であり、それが積もり積もってくれば確定申告などでも未申告が許されるようなものではない。個人のオークションであっても年間数百万から千数百万、人によっては数千万円の金額にまで取引金額が達するものもある。ごく小さな、わずかな取引であればともかくとして世に「裏」の取引は法的には許されていない。

 だからこそ、買ったものの領収書を相手に送ってもらうように求めることは当たり前のことであるのだが、なぜかそれがわかっていない人が日本には非常に多く拒むことにしばしば出くわすがあきれ返ってしまう。

 個人、法人を問わず領収書を請求された場合には、民法第486条に明記されているように受取証書の交付請求
  
 「弁済をした者は、弁済を受領した者に対して受取証書の交付を請求することができる。」

 という規定どおり、たとえそれがだれであっても領収書を発行する義務がある。これは動かぬ日本の法的規範に他ならない。自分勝手に

 「自分は個人なので領収書発行には応じられない。」

 と決めるわけにはいかない。人によっては訳の分からぬ抗弁をしてくることがちらほらある上に、もっとひどい場合には、振り込んだ記録を納税の際に使ってもらっても困るという愚か者すらいる。買った人が振り込み記録をそのまま経理にはじき上げるのは当たり前で、それすら認めないような扱いを相手に要求するなど思い上がりも甚だしい。彼らは国税庁より遥かに上の存在であるようで、免税特権、未申告特権をお持ちだと勘違いしているようである。社会を普通に動かしている規範が分かっていない人に対応させられるのにはげんなりさせられる。

京王線(井の頭線)、井の頭公園駅に臨時停車

 桜が満開、花見客がピークを迎え都立井の頭恩賜公園はごった返している。京王線は毎年恒例、井の頭線の急行が吉祥寺の隣、井の頭公園駅に臨時停車している。こちらからの方が井の頭公園に近く、また、すいている地域から混雑している地域へ眺めながら歩いていくことが出来る。
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