Media Literacy

メディアリテラシーと現代の風景

2007年08月

9月8日、9日 土日連続で吉祥寺秋祭り

 今年も9月8日、9日の土日、連続で吉祥寺秋祭りが行われる。吉祥寺地域全域が対象。サンロードなどを勇壮な御神輿が駆け抜け、やや離れた地域の広場などでは縁日などが行われる。
 
 

生活習慣病にはサッカーが良い

10f9301b.jpeg かけっこの足は遅くなかったが、昔から長距離走はあまり得意ではなかった。朝のジョギングをやったこともあるが、いつも長続きしない。理由は苦しくてつらいのに単調でつまらないからである。
  
 デンマークのコペンハーゲン大の研究チームの発表では、週 2、3回、1時間程度運動するならば、ジョギングよりサッカーの方が効果的だという調査結果だったらしい。28日までにウェブサイトで発表

 デンマーク政府資金による「生活習慣病対策研究」の一つで、ジョギングと比較するとサッカーは体脂肪の減少幅が大きく、筋肉が増やす効果があり、しかも運動していて楽しいという。毎週のようにそれを実践している私もその通りだと思う。

 普段は運動をしていない20〜40歳の男性14人に週2、3回、1時間程度サッカーをしてもらう実験を3カ月続け、ジョギングを同じ頻度と時間で行ったグループと比較して観察した。サッカーをした人は平均して体脂肪が3.5キロ減少、筋肉が2キロ増えたが、ジョギングをした人は体脂肪が2キロ減り、筋肉は増えなかった。ただ、どちらも血圧やインスリンの効きやすさは両グループとも大幅に改善されているので健康面に望ましい効果をもたらしたことは間違いないことである。

 これまでにおよそ400試合前後をやったと思うのだが、四十路半ばまでに合計試合数で1000試合を達成したいと狙っている。

 Soccer burns more fat than jogging
 Soccer is not just a game of fun. A new research project from Department of Exercise and Sport Sciences shows that a game of soccer two to three times a week is profoundly health-improving. As a matter of fact, the beneficial effects are so massive that it can even be considered more healthy to kick the ball than to put on your jogging shoes and go for a run.

無実の死刑囚 124人の衝撃

d45b752c.jpg 本日、NHK総合テレビのクローズアップ現代(NO.2456)にて興味深いドキュメンタリーが放映される。

 8月29日(水)19時30分から
 無実の死刑囚 124人の衝撃 〜冤罪に揺れるアメリカ〜

 先進国で死刑制度を持つ国は想像より遙かに少ない。その代表的な国が日本とアメリカである。アメリカは州によっても法律、運用、制度、実態が大きく異なるが、アメリカの最大の問題は訴訟制度そのものにある。刑事裁判の冤罪、濡れ衣があまりに多すぎるという点に著しい特徴があり、もっとも裁判の失敗=冤罪を回避しなければならない死刑囚であってもそれはかわらない。
 
 米国内で死刑宣告を受けて執行を待ちながら服役していた受刑者の無実が相次いでわかり大きな衝撃が走っている。なぜこうしたことになっているかというと捜査手法の科学的な進歩が著しいから。とりわけ、進化が劇的に進んだDNA鑑定技術。残された極めて微量の証拠品からも事件の真相にたどり着く。驚異的な進化を遂げた。これによる再鑑定で冤罪、裁判の間違いが事後に判明したケースが3桁を軽く突破し、本来、1件たりともあってはならない死刑冤罪の闇が一挙に噴き出した。

 冤罪のない司法制度は人類史上、ただの一度も確立されたことがない。拷問的な自白の強要などは古今東西の常套手段で日本もこの1,2年だけで大不祥事が続出している。

 日本では採用されていないが、取調室の一部始終を録画するビデオ録画方式が全米各地の警察に広がり始めている。捜査担当者にとってはたいへんな負担だが、失墜した司法制度への信頼を回復するにはそれ以外に方法がないとされた。

 ゲスト解説に、弁護士の伊藤和子が予定される。

無法者 アルベルト・ゴンザレスが辞任

1e3ffbd8.jpg これまでに3,4回ほど私も執筆してきたが、アメリカの司法長官は、前のアシュクロフト、現在のゴンザレスと二代続けてどうしようもない「無法者」長官である。令状なしの通信傍受、電話の盗聴や、何の根拠もない逮捕、拷問、弾圧、虐待といった身柄拘束、敵対勢力の徹底的な追い落としなど、多くの事例に事欠かず違法行為のオンパレード。

 今のアルベルト・ゴンザレス司法長官はメキシコ系ヒスパニック。52歳。ブッシュJr.の側近であったが、一昨日27日、司法省で記者会見、9月17日付の辞任を発表した。ヒスパニック系として2005年2月、初の司法長官に就任。ブッシュJr.がテキサス州知事だった時代には法律顧問、州務長官、州最高裁判事を歴任。ブッシュJr.の気心が知れた昔からの顔なじみ、仲間であった。

 彼の問題は二つ。民主党寄りで共和党に都合の悪い刑事捜査の指揮を行ったとされる連邦地検検事正9人がいきなり解雇された問題について、この人事にゴンザレスが関与したとされるもの。近時、厳しい追及がなされていた。
 
 つい先日辞任したばかりのカール・ローブと合わせて極めて旗色が悪くなり共和党の一部からも辞任要求が出ていたものである。異常な事件だった。昨年暮れ、連邦地検の検事正が実に9人も一挙に解任されたのである。何らの不祥事を起こしたわけでもないのにこれが問題にならないと思う方がおかしい。ゴンザレスの側近らが直接関与、司法省高官が続々と辞任する事態に。首席補佐官サンプソン、マクナルティ司法副長官が辞任しているが、さらにゴンザレスも召還されて議会証言。それによって余計に疑惑を深めた。

 また、彼はブッシュ政権の1期目、当時はまだブッシュの法律顧問だったが、2001年9月の米同時多発テロの後に極秘に開始した、連邦政府歴代最悪の権力行為、

 「裁判所の令状なしの国内盗聴」
 
 の問題に深く関与した。この令状なしの盗聴というのは司法的抑制を完全に飛ばした行為で三権分立、司法制度、立憲主義そのものを否定するに等しい極めて問題の深い決定。これには当時の司法長官、悪名高いアシュクロフトでさえ懐疑的で難色を示したが彼に許諾するよう強く迫ったのがゴンザレスである。

 ゴンザレスは会見で司法長官の職務を担当したことを
 
 「かけがえのない名誉だった。」

 と述べたが、辞任理由や検事正解任問題は一切、口にしない。ブッシュJr.自身もゴンザレスについては

 「不正の証拠はどこにもない。」

 とこれまで言い張って擁護しており、それならばいったいなぜ辞任するのか説明が成り立たない。

 ブッシュJr.政権は、父親ブッシュ在職期の共和党政権と比較してもまるで桁違い、違法行為のオンパレード政権になった。なお残る任期が1年半もあり、イラク戦争、アフガニスタン戦争はこれから一層、集中的な正念場を迎えるという局面だが、これで政権運営が成り立つのだろうか。他人事ながら火だるま状態としか言いようがない。

連邦検事正解任問題とは
 司法省が昨年、8人の連邦地検検事正を解任したことをめぐってホワイトハウス閣僚が関与した政治的決定だったと民主党主導の議会が批判、ゴンザレス司法長官の辞任を要求した事件。長官は混乱を招いた不手際は認め謝罪したが、解任判断は適切だったと主張して辞任要求は拒否。ブッシュ大統領も長官を支持し司法長官の首席補佐官だったサンプソンが3月12日に辞任したのに続き、マクナルティ司法副長官も5月14日、今年夏に辞任した。

 米国内盗聴問題 とは
 2001年9月の米中枢同時テロ後、チャートフ長官の国家安全保障局(NSA)がブッシュ大統領の許可を得て、司法判断を仰がず裁判所の令状なしで国内での電話盗聴、通信傍受を秘密裏に行っていた問題。05年12月、ニューヨーク・タイムズの報道で発覚、大統領は盗聴を命令したことを認めた。常時500人前後が傍受対象になっていたとみられる。デトロイトの連邦地裁は06年8月、令状なし盗聴は違憲とする判決を言い渡した。

無料ウイルスソフト AVG-antivirus

 この1,2年ほど、ウイルス対策ソフトウェアには一つ大きな問題が生じている。ウイルスを防止するソフトウェアがあまりに重たくなりすぎていることである。よほど高出力の馬力があるパソコンでない限り、快適に動作することがない。入れた途端にのろのろし始め、まるで壊れたのかと勘違いするほど調子が悪化する。


 日本国内でのウイルスソフトの横綱はノートン(シマンテック社)とウイルスバスター(トレンドマイクロ社)があり、アンチウイルス2007,ウイルスバスター2007,ノートン360など最新製品を次々に投入している。それに続くのがマカフィー。だが、これら3社の製品とも2006年のモデル以降は重量が重くなりすぎており、2007年以降モデルでは数年前のパソコンに組み込んでまともに動くと思わない方がよい。メモリーが1G以上、CPUが2G以上あればとりあえず合格であるが、理想的にはメモリーは2Gから4Gは合った方が良い。特にWindows Vista に2007年以降のウイルスソフトを組み込む場合には2G以上のメモリーは必須である。そうでない限りあまりに遅すぎて使い物にならない。
 

 これは超がつく高速な処理能力を持ったパソコンでないとまともに動かないというWindowsVista固有の問題でもあるが、ソフトウェアの動作環境がどんどん大きく膨張していることはたいへん深刻な問題である。軽量なマシンでもかなり安定して動いてくれるWindows2000の時代がかなり懐かしい。Windows XPのセカンドエディションを作るか、あるいはXPをややダウングレードし、アイコンの絵柄、GUI=見た目などが多少シンプルになろうと、あれこれ余計な機能を極限まで省いてメモリー、CPU消費を抑えたモデルを作ってくれた方が遙かに需要はあるし、消費者は喜んだはずである。まだ十分現実的利用に耐えるにもかかわらず、大枚はたいてせっかく買ったパソコン本体をどんどん買い直して捨てなければならないというのはおかしい。
 

 私は一応、法人格は作ったが、実際上は全くフリーランスの個人事業でパソコン・システム出張サポートの仕事をしているので顧客のパソコンにウイルスを組み込むことも今までに何十回とやってきたが、最近、困るのが最新のウイルスを入れられなくなったこと。だから、あえて古い年式のノートンを買ってきて入れたりすることさえある。


 最近、連続して10人前後の人にお勧めして入れているのが、AVG-Antivirus。知る人ぞ知る無料で使えるウイルスソフトである。Grisoftというチェコに本社がある旧東欧のソフトウェア会社がアルゴリズムやプログラミングを開発、売り出した。英語圏では世界的にかなり信頼され、広まっており、マイクロソフトのオフィシャルパートナーにもなっている。

 だが、各国語版の展開が遅れてこれまでは英語のものしかなかったが、この8月8日からついに日本語版のローカライズが完成。一般に公開された。ダウンロード数が一挙に激増し、サーバーがパンク状態に陥った日もあったという。もちろん、このAVG-Antivirus には商用利用のProfessionalモデルがあり、こちらは年間3400円。だが、2年だと4,500円なので2年分の購入としてはたいへん安いと思う。無料のAVG-Antivirusはそれが無料で使えるというのだからこれほど気前の良い話はない。一切、サポートが受けられず、高速アップデートではなく低速アップデートしかできないが、実際にウイルスを防御する力はしっかりあって、それが日本語で動くのだから、それだけで万々歳、素晴らしいとしか言いようがない。近時はウイルス対策よりも、WindowsUpdateとスパイウェア削除をきちんとやることの方が遙かに重要になってきている。




 しかもこのAVG-Antivirusが最も優れている点が、極めて小型軽量、動作が俊敏だということ。何と言っても最小システム要件が
 CPU Intel 486, 133 MHz
 30 MB のハード ドライブ空き容量
 32 MB RAM


 
 である。まるで12年前のWindows95が出たときの数値であり、ノスタルジックな感傷さえ沸き立たせるスペックである。それでいて最低限必要な機能はクリアしており、Windows95からWindowsVistaにまで対応しているのだから極めて広い汎用性がある。やはりソフトウェアとはこうでなければならない。
 
 このAVG-Antivirusを日本国内で販売している代理店が、株式会社コジェンメディア(CoGen Media )。何とここ吉祥寺にあるベンチャー企業である。

 
 コジェンメディアは、他にも

 RarlabのWinRAR 
 Radmin3.0
 ビデオマジックmuvee6
 スパイハンターX 


 
 といったソフトウェアについても日本語翻訳ローカライズ、国内販売総代理店、国内サポート業務担当として活動している。


株式会社CoGen Media
英文社名 CoGen Media Co., Ltd.
代表者 代表取締役 ジャック レオンチェン
設立 2005年6月13日
〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山 1-2-2 グレイス御殿山 5F

ソフトウェアローカライズ・輸出入販売、Webマーケティング、オンライン広告媒体の運営

立教女学院

084f7f96.bmp 吉祥寺駅南口を東西に延びる井の頭通りを東へ。武蔵野市の南東のはずれ、吉祥寺南町に境を接するは杉並区の久我山地区。京王井の頭線・三鷹台駅の北口すぐに立教女学院がある。立教大の姉妹校。女子専門で短期大学までがある。アングリカンチャーチ系、日本聖公会のミッションスクールである。

 ここには杉並区の有形指定文化財とされた木造の立派な礼拝堂がある。聖マーガレット礼拝堂。木造で屋根の高い重厚な礼拝堂、パイプオルガンも素晴らしい。ここでオルガンと聖歌隊のレクチャーコンサートが開催される。立教女学院の聖歌隊の演奏水準は非常に高い。聖歌隊を指導する顧問の女性教師がかなり熱を入れて指導しているらしく、練習量が豊富でお揃いのえんじ色の服を着て歌う。学園祭の時に一度だけ聞いたことがあるが、リベラやボーイズ・エアー・クワイヤー、東京少年少女合唱隊に匹敵するといったらさすがに少し言い過ぎであるが、高い演奏水準を達成している。2000円で聴けるならば安いのでは無かろうか。


2007年9月29日(土) 14:00
聖マーガレット礼拝堂で奏でられた音楽
お話と演奏: 岩崎真実子(立教女学院オルガニスト)
合唱:  立教女学院高等学校聖歌隊
場 所  立教女学院聖マーガレット礼拝堂
入場料  大人  2,000円 

*全席自由。未就学のお子様不可。
お問い合わせ  
立教女学院キリスト教センター 
 TEL 03-5370-3038(月・火・木・金)
立教女学院後援会 
 TEL 03-3247-0903

立教女学院

〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60
TEL 03-3334-5105

吉永小百合のロザリオ

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 逝去した永井隆博士の次女、疎開先で3歳にして被爆した人に、筒井茅乃(かやの)さんがいる。兄はすでに他界した誠一(まこと)、甥は長崎市永井隆記念館館長の永井徳三郎さんである。

 『娘よ、ここが長崎です』(作 筒井茅乃、くもん出版)

 の著者としても有名である。

1,365円(税込)
商品番号: 39046
ISBN: 4-7743-1241-X
Cコード: 8395
発行年月: 2007年07月

 1983年春、肉親の供養のために長崎市を兄の誠一と彼女は訪れたことがある。茅乃は、長崎に原爆が投下された直後に自分も重傷だったが救護活動にあたった経験を持つ。自身の中学生の娘、誠一の子だった甥と姪も一緒に長崎を訪れたのだった。

 戦争の記憶や、原爆の体験はそれを経験したことがない人や戦争を知らない人に正しく伝えられるかどうか自信がなく、それまでは娘にも語ったことのなかったという。茅乃さん自身がわずかに3歳。幼子の純真な心と目で体験したこと、その後の苦労話を語ることで尊い平和を語り継ぎたいという気持ちが後年、沸いてきたという。

 原爆が落とされる少し前の頃、投下直後の悲惨な現実、父が被爆者を必死に救護した活動、その父の闘病生活と死、その後の彼女の人生、といった物語を聴きこれに痛く感動した人がいる。それが女優、吉永小百合。吉永小百合は茅乃さんから茅乃さん手作りのロザリオ(カトリック信徒が持っている十字架がついているネックレス)をもらい、そのえんじ色のきれいな珠が並ぶロザリオを掌中の宝物として大切にしている、という。今月号の婦人画報にその事が少しだけ出ている。
 
 吉永小百合はカトリックではないが、以前からカトリック的な雰囲気を強く感じさせる人であった。広島、長崎の被爆者へ強い関心を抱き、平和を願う朗読活動に多くの時間を費やしてきた人。今の日本人女優の中で最も優しく寛容な母性の象徴的女優といえるかもしれない。キリスト教徒ではないが、慈愛の母、マリアの存在感に近い人かも知れない。

ならず者は他人を極端に疑う

 ハレルヤコミュニティチャーチ浜松教会、主任牧師たる榊山清志の弁護を一手に引き受けている弁護士、松下泰三から彼らが全面敗訴した訴訟の訴訟費用支払いについて簡単な手紙が届いた。

 訴訟費用の支払いは裁判所が判決で明言していることであり、判決はすでに確定しているのだから、あえて余計な合意書など作成しなくとも彼らが訴訟費用を速やかに支払わなければならないことはいうまでもない。したがって、新しい合意書への署名押印はお断りする、という趣旨の返事を私がファクスでしたことに対する返事であった。以下、松下の全文。

 前略 私があなたに送付した文書の末尾文言は「本件訴訟事件訴訟費用については・・・」と限定しており、あなたがご心配する将来の反訴が妨げられるということはあり得ません。何でしたら別の弁護士の意見も求めてみて下さい。
 当方としては、あなたが請求される金額を支払った後、「まだ不足であった、さらに幾ら払え」と言われる事態を避けたい、というのが文書に署名押印していただきたい趣旨です。
 合意書でなくとも、例えばあなたより、本件訴訟事件の訴訟費用については33,520円を受領したらそれ以上は一切請求しない、という一筆をいただければ支払うことに吝かではありません。
 ご検討の程をよろしくお願いします。


 だそうである。前にも書いたようにこれが普通のごくありふれた良識と礼儀を弁えた弁護士であれば私はすんなり署名押印して返送したが、相手は松下泰三である。何の根拠もない大嘘八百のでたらめ裁判を他人に提起しておいて、再三の釈明要請を無視、黙って白を切りと押したこの世で最も信用ならない人間である。だから、私は彼の言うなりに法的な行為をとることを避けたのであった。

 この合意書を松下が作成したがった理由が、私が彼に対して

 請求される金額を支払った後、「まだ不足であった、さらに幾ら払え」と言われる事態を避けたい

 のだというのだから驚かされる。今までの経緯から考えても私がその様な常識外れの恥知らずな請求をすることは全くあり得ない。どうやら彼らは自分たちの倫理基準、人格態度を全て他の人間に当てはめて判断しているようである。ならず者は他人も自分たちと同じようにならず者である可能性をおそれる。よって他人を極端に疑うことになる。榊山本人も、その代理人も、ともに猜疑心の固まりになった状態のようである。

 合意書でなくとも、例えばあなたより、本件訴訟事件の訴訟費用については33,520円を受領したらそれ以上は一切請求しない、という一筆をいただければ支払うことに吝かではありません。
 
 とあるのも法律の専門職たる弁護士の割には相変わらず物事がわかっていらっしゃらない。私が一筆を書こうが書くまいが、彼らは全面敗訴し、確定して既判力が生じた判決により訴訟費用の支払いを命じられているのであるから
 
 法的義務として支払わなければならない
  
 のであって、

 支払うことに吝かではありません

 などと偉そうな台詞を口にする資格はない。私もずいぶんとあの松下泰三ごときに馬鹿にされてしまったものである。
 
 私は今、こうして裁判を終えた素朴な感想を申し上げると、榊山よりも松下のことが腹に据えかねる面がある。大嘘を並べた悪党の権化はもちろん、榊山清志、仁子、中村良二らHCC関係者であるが、しかし、彼ら本人と一度も会ったことがなく、一回も話をしたことがないからかも知れないが、彼らについての怒りよりも、むしろ法廷を通じてプロ法律家たる弁護士の松下が嘘と不誠実の極みを最初から最後まで嫌と言うほど見せつけたことによる怒り、憤慨の気持ちの方が強い印象がある。
 
 昨年、初めて静岡地裁・浜松支部の法廷まで第一回口頭弁論にでかけ、松下泰三と裁判長を挟んで対峙した時のことは忘れられない。誠実さのかけらも見られないあの独特の素っ頓狂な声で、着ている背広からネクタイ、メガネ、話し方や身振り手振りに至るまで全てが冴えない男であった。よもやあれほど疫病神の生き写しのような男とは思っていなかったので少々驚かされた。

 彼は矢作泰幸裁判長に今後の裁判の進め方について説明を求められたとき、立ち上がって私をじろりと見たままにやりと不敵に笑いつつこういった。
 
 「なぜ、こういうことを書いたのか・・・被告人尋問をしたいと思います。」

 と。民事訴訟であるので「被告尋問」であって、「被告人尋問」ではなくプロ法律家のくせに彼は言い間違っていたようだった。あの時の彼の顔と声は今もありありと鮮明に覚えており忘れられない。もう一度ここへ引っ張り出されてこいつから尋問を受けることになりそうだな、と漠然と不安を感じながら私はこういう負担の大きい裁判を続けていくことになった現状を恨めしく思っていた。 

 その後の松下が私に対してとり続けてきた目も当てられない初歩的な失敗や書面提出の遅れ、論旨の取り違えといった弁護過誤の雨あられはすでに既述の通り。不誠実の極みをあますところなく法廷で見せつけていったのだった。世の中、これほどどうしようもない弁護士が実在し、資格停止や懲戒処分を受けずにのうのうと活動していることを身をもって知っただけでも私としてはたいへん勉強になった。

 榊山と松下、このようなおばかさんのいんちき人間コンビにいつまでも裁判上の手続きで関わらされることを楽しむほど私は物好きではない。現状すでにうんざりしておりたまったものではない。また、彼自身の手紙で反訴の可能性は全く影響を受けないと明言されたので、これ以上揉める実益も少ないと思われたため、彼作成の合意書に署名捺印して返送して差し上げた。

 ハレルヤコミュニティチャーチ、各ライブチャーチの信者のみなさん、榊山や松下とはこういうことをしている人間です。

男は暴力的にできている

住所不定、無職の男らが3人集まり、何の面識もない通りがかりの女性会社員を襲い、たった7万円ばかりを奪って殺害した事件は衝撃的であった。男はなぜこれほどまでにばかなのであろうか。
 
 彼らはあまりにも悪名高い、「闇の職業安定所」の「極秘仕事募集掲示板」で互いに知り合い、互いの名前すら知らず「田中」といったありふれた名字で呼び合って共犯として強盗殺人に及んだ。

 その内の一人が二番目の犯行が企画されて進行中、死刑が怖くなって自首したことから犯人が捕まった。おそらく被害者が一人であることも考えると、改悛の情を演技であっても法廷で見せれば3人とも懲役20年から無期懲役で終わるのではないかと予想される。

 「闇の職業安定所
  
 のひどさと言ったら凍りつくようなものであり、

 本当に儲かる! 裏稼ぐならここへ!
 儲け仕事募集掲示板
 風俗募集掲示板
 極秘仕事募集掲示板
 専門宣伝掲示板
 紹介率100%女の子紹介状貰え! 

 なぜ、これほどの違法ウェブサイトが野放しにされているのか、全然理解できない。法務省、検察庁の威信をかけて強烈にたたきつぶして刑事責任を問えばよいのにと思う。

 前から何度も申し上げていることだが、元々、男という生物は非常に暴力的にできている。昆虫、両生類などでは逆転していることもあるが、多くの進化した生物においてはメスよりもオスは暴力的で身勝手であることが多い。ヒグマも成獣のオスがメスが連れて歩く子どもヒグマにとって最強の脅威である。メスは子育てが終わるまで3年弱は次の繁殖行動をとらないので毎年繁殖相手を探すオスは例え、昨年自分の子どもとして生まれた子供ヒグマであろうと殺してしまう。オスがヒグマの子どもを食べている映像は誠に衝撃的であった。思えば、似たようなことをしでかす人間のオスも古今東西、そう珍しくはない。理性が吹っ飛んだ人間など、凶暴なほ乳類とさして変わらないのである。
 
 女性の服役者もこの30年ほどで増えているが、しかし、割合から言えば服役者の9割弱が男性。刑務所とは圧倒的な男性優位の場所である。刑務所での服役が一生終わることがないような男が増えすぎることは、今のアメリカのように国全体にとってあまりに巨大な負担となってのしかかり国を傾かせる要因になる。
 
 少なくとも男の受刑者は全員、外で農業、漁業、畜産業、林業など第一次産業を刑務作業として必ず科し、せめて日本の食糧自給安全保障に貢献する人的資源として活用する必要があるのではなかろうか。身も蓋もない言い方をすれば、下手な工業製品を作ったところで金は生まないし、出所後もほとんど役に立たない。また、農業などの有機的、実践的、身体的作業は人間の心と人格を健全に保つ非常に望ましい効果があることも実証されている。

人生初の点滴

 喉の痛みは小康状態になり、昨日の夕方までなんでもなかったのであるが、昨夜遅くから今朝にかけてこれまでに経験したことのない強烈な喉の痛みに悩まされ、寝ていても一向に回復しない。頭も痛くなり、38.7度の熱が。耳鳴りなども始まってこれはただごとではないと夕方病院へ行ったら、どうも夏のタイプのインフルエンザのようである。

 検査の採血をした後、人生初の点滴。抗生物質を投与された。明日も、明後日も点滴だとのこと。

 私の大学時代の同級生は、1年生の時に夏休みが空けたら死亡していた。インフルエンザにかかりウイルスが脳に脳炎を起こしたからであった。病気を侮ってはならない。

節電なぞどこ吹く風

 吉祥寺に鳴り物入りでヨドバシカメラ・マルチメディア館が完成し、好調に営業の滑り出しを行っている。ヨドバシカメラの従業員を夫に持つ知人の話によると、首都圏各店舗からこのオープンしたばかりの吉祥寺店を順調に滑り出させるために多数の販売員がかき集められて対応しているとのこと。その割を食って他の店は人手不足で大わらわだという。なるほど吉祥寺店の中には非常に店員数が多い。驚くほど多く何かものを尋ねるために困ることがない。

 この吉祥寺店、外から見てもぎらぎらのネオンサインとあまりに明るい青白い蛍光灯照明で眩しいくらいである。あそこまで照明をきつくする必要は無かろうに、と思うのだが、やはり売り上げアップには重要なことらしい。

 もっと気がかりなのが空調の強さ。店内は非常に冷房が効いている。それはもう効き過ぎと言って良い。ヨドバシカメラの店前は扉が普通の手動式扉になっていて自動扉でも回転扉でもない。それが炎天下の昼間であっても開けっぱなしになっている。それゆえ、ヨドバシカメラの店舗前を通ると中から冷気がふわっと出てきて吉祥寺大通り脇の歩道にいても涼しいとはっきり感じられるほどになっている。

 だが、今、東京電力は刈羽崎原発の地震倒壊で発電が止まり綱渡り状態が続く。日6000万KWを超える消費電力が続き、不祥事で運用停止状態だった水力発電所を緊急稼働させたりして凌いでいる。必死の節電PRをし、大規模供給先のメーカーなどには稼働停止をしてもらったりもしている。

 そういう中で環境負荷も高いこうしたクーラーのつけっぱなしというのはあまりに望ましくないことである。節電なぞどこ吹く風、がんがん冷房を回さねばならない必然性は薄いのである。ヨドバシカメラの目の前にある靴屋、ABCマートやパチンコ屋のシルキーロードもそうであるが、冷気が外へ絶え間なく吐き出されている。

 節電にきちんと協力しましょう。

創世博物館

f210b22b.bmp Creation Museum のロゴ。副題に、Creation, Evolution, Science, Dinosaurs, Family, Christian Worldview とある。
 
 キリスト教の原理主義者(ファンダメンタリスト)は、新旧両訳聖書の記述を一語一句、そのままに受け取って考える。天地創造も、アダムとイブの失楽園も、ノアの箱舟も、モーセの30年以上かけた大移動も、全てその通りである。同じキリスト教徒であってもその様に厳密に全てその通りに受け取る人たちばかりではないが、アメリカではこれが非常に多く多数派である。

 天地創造については、歴史上も名高いスコープス裁判など、進化論教育を徹底排除する政治的立場が長く、強く続いた。天地創造を文字通り受け取ると、例えば、、カンブリア紀、白亜紀、ジュラ紀といった記述は説明不能のものとなり、また、7億から8億年ほど前、地球全体が限りなくほとんど全体にわたって凍りついたとされている「雪玉地球(Snow ball earth)」論についても理解の範囲を超える。雪玉地球については仮説とされてきたが、現在ではそういう全地球的な規模での凍りついた大氷河期があったことそれ自体はほぼ定説と言って良い認知を受けている。その後、5億7000万年ほど前のカンブリア紀に突入していく。

 宗教原理主義者たちは、こうした齟齬を解決するために、
 
 「地球は今からおよそ六千年前に誕生した。」

 と考える。創世記の創造説に限りなく地球史を当てはめた立場。いくら天地創造説を採用するにしても6000年前に地球ができあがったという「理論」はあまりに客観性がないと思われるが、それを真顔で子どもたちへの教育に用いている地域も少なくない。博物館まで作られた。南部、ケンタッキー州ピーターズバーグの創世博物館(Creation Museum)である。人気の博物館となり、何と2007年には25万人以上が来館見込みという。

 この博物館の展示は非常に個性的であり、一つの物語としては奇想天外だが魅力的、風変わりだが興味をかき立てる内容でもある。全く違った見方でこの地球史を見ている人たちの考えが展示になった時のインパクトは大きく、それらをバカにする立場の人たちからも楽しまれている。博物館は現代社会の絶望的な不幸をこれでもかと描き出したところで、最後に禁断の木の実に手をつけ神に反する前の賢明なアダムとイブが過ごすエデンの園が待っている。ユリに囲まれた滝の下でほほえみ合う穏やかなジオラマで締めくくられるのである。
 
 だが、これを小中学生にそのまま動かしがたい「事実」として吹き込み、教えていくというのは極めて深刻な問題ではなかろうか。子どもたちは立場を比較して選ぶことが出来ない。この博物館では、次の部屋へ歩みを進めるには定められた一方的な順路を進むしかない。唯一絶対の権威を持った物語がだれもに押しつけられる。ホロコースト博物館やあちこちにある戦争博物館のようでさえある。
 
 教育や文化の中で聖書の教えが放棄されたことにより、アメリカは重症の近代文明病に罹患し、同性愛、ポルノグラフィー、麻薬、売春、結婚前の妊娠、多数の離婚、宗教的相対主義、育児放棄、ジェノサイド(大量虐殺)が広まった、とされる。全ては福音に沿った生活、社会作りが為されるべきであり、「人間の理性」を尊重することは害悪だとされる。

 こうした極端なモラル原理主義には社会全体をひと色で染め上げようという強い意志が感じられるが、世界は多様性に満ちている。まだ、世界についても、人体のことについてもその1%すら解明されていない。この奇跡の惑星、地球に暮らす人間社会が数千年前にたった1週間で創造されたという信仰を持つことは非難されないが、それを政治的、制度的に一般化、普遍化しようとするのは激しい軋轢を生む以外にない。

 近代は著しい科学技術の発展史といって良かった。それは産業革命をおこし、夥しい軍事兵器を生みだし、核兵器で何度となく地球を粉々に破壊することができる水準に前世紀にたどり着いてしまった。現在はクローンやバイオの技術によって生命そのものを人為的に生み出す、作り出す、加工するところにまで科学の極みは発達している。

 もちろん、愚かな、あまりにも愚かな私たち人間が、自分たちでさえ全く制御しきれない結果を波及させうる高度な科学技術文明に振り回されていることは大きな問題である。アメリカという国は、皮肉なことにそうした「科学」を中心に据えて世界断トツ一位の発展を遂げたスーパーパワー国家でもある。

 この大波に対する現在進行形の闘いを行うための処方箋が、

 「神の教え=福音に従うこと」

 だけであって、
 
 「冷静な人間の良心や理性」

 ではないと断じることはできるだろうか。

 かつてローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世は、人類が神が人類に与えたもうたこの母なる地球についてより詳しく知りたいという純粋な学問的探求心によって生み出された科学的成果が進化論を生み出したとするならば、それは必ずしも神の摂理に反しない、と意見を述べたことがあり、私は非常に驚かされたことを覚えている。

 「創世博物館」の立場は一つの立場、一つの美しい色として尊重される。だが、それだけで、その色だけで全てを塗り替えようという野心が暴力的に発揮されることは、逆に摂理に合わぬ暴挙であろうと思う。

幼なじみ

b5b34842.jpg 藤沢周平の名作に「蝉しぐれ」がある。小説そのものも人気であったが、これが映画、ドラマなど何度となく制作されているというのにその都度人気の作品になって成功する。配役、演出などの妙もあろうが、珍しいことではなかろうか。私が最も出来の良い作品だと思ったのはNHKの金曜時代劇ドラマ。内野聖陽、宮藤官九郎、水野真紀、柄本明、石橋蓮司、柄本明、勝野洋ら名優が秀逸な演技を見せ、NHKお得意の時代劇セットの精巧な作りとも合わせ、DVDの売り上げも好調である。またあの作品についてはモンゴルの伝統歌唱、「ホーミー」がふんだんに用いられており、主題歌、挿入歌、BGM、効果音など音響面の仕上がりが素晴らしかった。たいへん印象的な効果をもたらしており、聞いていてもしびれたものである。

 私は思うに、あれがあれほど大ヒットしている背景は、「幼なじみ」を素材に扱っている物語だからである。幼少期を幸福に過ごしたか、そうではなかったかによって大きく異なろうが、いつ思い返しても幸福な記憶が蘇ってくるような幼なじみの人たちと過ごした人生を送った人はそれだけでも幸せである。ましてそれが良く遊んだ親しかった異性でその人のことを密かに恋慕していたというような人にとってはたまらない感傷を呼び起こすのではなかろうか。

 私にも幼なじみは何人かいる。とても素敵な人たちだったので今も良く覚えているし、しばしばその時のことを思い出す。それらの人たちはどういう偶然か、今、三十路半ばになって自分たち(私たち)が生まれ育った町で結婚し、子供を産み、新しい家族を作って暮らしている。彼女たちのそういう表情は幸福感に満ちており、幸せなのだろうなと思いながらこれからも人生に幸あれ、と願っている。

 そのうちの一人の人は彼女がキリスト教徒であることもあり、しばしばメールを交換したり相談に乗ってもらったりすることがある。彼女が勤務している会社のシステムを見積もりに行ったこともあるし、彼女が育児中ということで詳しい「子育て応援券」云々、というようなことについて教わったりもした。
 
 彼女とは小学校1年生の時から同じクラスで同じ班に所属したことも何度もあり、かけ算の九九を覚えるのが早く、縄跳びがとても上手な人であった。個人的には中学校を卒業するまで同じ学校であったが、あまり親しく口をきいたりする人ではなかった。だが、小学校1年生の時に一緒に遊んだりした影響だろうか、彼女とのやりとりには何の屈託もない。庶民的ながんばりやさんだが上品でとても人の良い方で、変な障壁を作らず、大人になったからといってよそ行きにならず、ごく当たり前に会話ができる人である。何より嬉しいことは、私のことを「くん」づけで呼んでくれる人であること。私のことを「くん」と呼んでくれる人、あるいは呼び捨てで呼んでくれる人は非常に少なくなってきているので、その様に呼ばれると少しばかり感激したりする単細胞人間が私である。

 つい先日、豪邸が竣工しそのお披露目自慢を兼ねて大学時代の友人の家にみんなで遊びに行った。その仲間の中には高校時代の同級生、あるいは同い年の人と結婚した人が多く、そんな話に少しなったが、幼なじみや同い年の旧友と一緒になれた人は独特の幸福感があるのではないか、と思う。

 蝉しぐれで内野がお福と会話を交わすシーンがあり、私たち二人が一緒になって幸せに暮らすことは何としてもできなかったのでしょうか、というお福の問いかけに答え、 

 「そう出来なかったことを、それがし、一生の悔いとしております。」
 
 と答える場面は、日頃、あまりフィクションのドラマや映画に興味を持たず、感動することも少ない私も思わず息を飲む名場面であったように記憶する。

 かけがえのない素敵な幼なじみの人たちみんなに幸あれ。

夏風邪

 一昨日、扇風機に当たりながらうっかり寝てしまったことが影響したようで、夏風邪を引いてしまった。昨日の朝からやや喉が痛いなと思っていたが、夜になって状態が悪化。喉が猛烈に腫れて水も飲めない。頭が痛く、腹の気持ちも悪い。すごい耳鳴りも。少し寒くなってきたあたりからこれはまずいなと焦り、食あたりにでもなったのかと思った。

 参ってしまったのが尋常ではなく喉が痛むため、寝ていられないこと。唾液を飲み込むたびに激痛が走り、たまったものではない。

 外に出かけたり、歌を歌ったりできる状態ではなく、散々な週末になりそうである。

家庭礼拝 ハウス・チャーチ

アメリカは広い。本当に広い。かなり太い立派な道路であっても日に2,3台しか車が通らないという地域は無数に存在する。自動車がパンクしたりオーバーヒートしたり事故で怪我をしたりということで助けを求めようと1日待っていたが、ついぞ1台も通る車がなかったというところも珍しくない。荒野の乾燥地帯や山岳部、岩場などでは車で行けども行けども家屋や人をまるで見かけないというところがある。そうした中、ふっとほんの数軒の小さな集落が出てきたりすることもある。

 そういう地域や交通の不便なところでは、教会がないことも多い。そういう場合、アメリカでは一般家庭で礼拝をすることがある。牧師を呼ばず自力でそれを行うのである。家庭礼拝=ハウスチャーチという。アメリカではこの15年、信徒数が2000人から4万人というような巨大教会、メガチャーチも大幅に増えたが、逆に既存の教会に疑問を感じ辟易した人たちが家庭礼拝、「ハウス・チャーチ」を行う事例も増えている。若い学生らがこれに取り組むこともある。アパートの一室でほんの10人から15人程度で行われるものが多い。

 こうしたハウス・チャーチは既存の教会組織には属さない。牧師すらいないので厳密には教会といえないという関係者もいる。こうした「ハウス・チャーチ」運動の推進団体が「有機教会(organic church)」。カリフォルニア州ロングビーチ市にある。代表はニール・コール。コールはL.A.ののメガチャーチ職員を務め、それから牧師に。信徒数100人程のの中堅教会の牧師として8年働いた。その後、この「有機教会」を始めたものである。
 
 「アメリカの宗教集団としての福音派の内側は決して健全なものではなかったからだ。」
 
 と彼は言う。

 「メガチャーチが相次いで生まれ、福音派が成長しているように見えた。しかし、その裏では小規模な教会が消えていっただけで、結局、信者の奪い合いに過ぎなかった。システム化された大組織の中では人々は疎外される。私を含め少なからぬ信者が不満を持っていた。」コールは今、こうした小規模で非形式的なハウスチャーチの「精神的指導者」と呼ばれている。かつて実際、メガチャーチにいた人物の言うことであるので説得力がある。

 ハウスチャーチの人的繋がりは極めて濃密であり、個人的な結びつきが強い。匿名性を保ってだれとも話さずに参加して出ていく人はあまりいない。コールは
 
 「政治よりむしろ、人々の内面の変化にかかわっていくのに興味がある。」

 といっており、これはハウスチャーチ実践者共通の認識である。従来の共和党的政治と深くかかわらない姿勢を鮮明にする傾向がある。民主党支持者や緑の党、ラルフ・ネーダーの支持者も多い。新世代福音派は、旧世代福音派のうそと不誠実に塗れた信仰的態度に強い不信感を持っており、彼らの特徴としては、妊娠中絶、同性婚、進化論教育、性的純潔、といった保守のお題目よりも地球温暖化や人権問題、エイズ対策といった人類共通の問題に強い関心を持つ点にある。

 福音派が共和党を熱烈に支持してきた構図は今なお変わることはないが、少しずつ変化の兆しは見える。これがどの様に展開していくかは非常に不透明であるが、福音主義派の有権者がどういう選択をしていくかは教会のあり方の変化と波が一致していくと予想される。

 バーナ・グループ(宗教専門の世論調査機関、Ca州ベンチュラ市)2006年の調査では、アメリカの成人のうち、これまでに教会ではなく家庭礼拝を経験したことが一度でもある人は7000万人いる。バーナ・グループ代表のジョージ・バーナは、

 「2025年までに米国で教会に通う人口は今の半分に落ち込むと予想される。」

 という。

 依然として宗教原理主義、福音主義は共和党の強い支持基盤である。だが、あまりに露骨な政治利用が目に余り、それにうんざりしている主権者も少なからず出てきたようである。メガチャーチはたしかに増えているし、信徒も増えているが、メガチャーチは人の入れ替わりがたいへんに激しいと言われる。新入会員も多いが、退会する人も多いのである。見え見えの選挙戦略と一定の距離を置こうとする新世代の動きは次の大統領選挙でどのように働くか。
 
 奇しくも時代は宗教原理主義の指導的立場にあったジェリー・ファルウェルが死去、ビリー・グラハムもパーキンソン病の悪化に伴い一線から退いた。時代は変わりつつある。

米軍の誤爆で英軍兵に初の死者

 イラク戦争と並んで治安が悪化、戦況が厳しいアフガニスタン戦争。南部のヘルマンド州(Helmand)で23日、イスラム武装勢力のタリバン(Taliban)と交戦していた英軍兵が、誤って援軍を求めて駆けつけた米軍機F15の爆弾攻撃を受けた。英兵3人が死亡、2人が負傷。イラクでは多発しているが、アフガニスタンで英軍兵が友好国の攻撃で死亡するのは初。

 英陸軍の「アングリア連隊」が23日夕方、ヘルマンド地区を巡回中にタリバンにから攻撃を受けたため米軍に支援を要請した。現場周辺を飛行していた空軍のF15戦闘機が爆弾1発を投下したところ、それが間違えて英軍部隊に命中。アフガニスタンに英軍が派兵されたのは2001年以来だが、合計でアフガニスタンの英軍要員の死者は73人になった。

 英国防省の説明は以下の通り。

 "Their patrol was attacked by Taliban insurgents and during the intense engagement that ensued, close air support was called in from two U.S. F15 aircraft to repel the enemy."

"A single bomb was dropped and it is believed the explosion killed all three soldiers who were declared dead at the scene."

やっぱりテキサスは良いね!

2e49cfa1.jpg 8月22日、テキサス州ウェーコ、テキサス州立工科大学にて。

 やあ、こんにちは。やっぱり、テキサスは良いね。何たって僕の故郷だからね。このエアフォース1ならすぐに着いちゃうんだ。

 ワシントンやイラク戦争のことをしばらく忘れ、テキサスの空気を大統領が満喫している間にもイラク、アフガニスタンでは民間イラク人も、米兵も毎日多数が死んでいく。

公然と教会内でうそをついている牧師、牧師夫人

 ハレルヤコミュニティチャーチ浜松教会、主任牧師の榊山清志は多くの裁判を抱えている。全て損害賠償請求の民事訴訟事件。自ら原告として訴えたものから、自分が被告として訴えられたもの、互いが反訴しあって訴え合っているものまでバリエーションがある。
 
 彼自ら原告として訴えた裁判としては、私を訴えた訴訟、JWILの池田達人を訴えたもの、「イエス福音教団」の牧師、穐近祈とのものなどがある。榊山らが被告として訴えられたものは被害者の会、「ゆうきの会」によるものがあり、穐近のケースもゆうきの会のケースも互いに反訴し合っているので双方が訴え、訴えられつつ訴訟は統合されて進行している。いずれにせよ、榊山清志とは、イエス・キリストの教えを実践していらっしゃるらしい牧師(自称)でありながら年がら年中、裁判に明け暮れている男である。
 
 榊山はJWILの池田に対する裁判では勝訴している。池田は榊山に数十万円の損害賠償を支払うことになった。たしかに榊山が勝訴した裁判もある。「ゆうきの会」や穐近祈牧師とのそれのように現在、激烈に係争中であるが、どうみても榊山の完全勝訴に終わる可能性はない。

 そして、忘れてならないのが、彼らが私を一方的に訴えてきた民事の損害賠償請求事件、静岡地裁浜松支部平成18年・ワ第300号事件。私はこの事件で反訴をしていないから、最初から最後まで被告として防御に徹する訴訟過程を辿った。この裁判において彼らは全面敗訴している。このことは強調しなければならない。彼らは全面敗訴しているのである。
 
 全面敗訴ということはどういうことか。つまり、一部敗訴ではないということ。彼らが訴状に記載して訴えてきた請求は端から端まで全てに渡って完全に否定され、微塵も認められなかった。当たり前である。自分で訴えてきた事実について再三の要請、求釈明にもかかわらずまるで立証作業をしなかったのだから。裁判所に事実認定してもらえるわけがなく、実際にそういう事実もないのだから証明できるはずがない。

 しかも彼らはこの裁判については一審判決に対して不服を申し立てず、控訴をせずに確定判決とした。彼らが全面敗訴した判決についてはすでに既判力が生じており今から再度、争うことはできないし事実認定などについても動かすことはできない。

 ところが、このような経緯を辿ったというのに、彼らは自身の教会内ではこうした裁判の話を信徒たちに詳しく報告することがない。たとえ自ら原告になって勇ましく訴えた裁判(私に対する訴訟)についても説明することがない。だから、教会の信徒たちは榊山が裁判に明け暮れているなどとは夢にも思っていない人が多い。

 だが、静岡新聞などの新聞記事がHCCのことだという噂が広まり、また、私のこのウェブログを通じて詳細な情報が逐一閲覧できるようになってくるとわずかながら信徒たちの中に裁判のことを知り、疑問に感じる人たちが出てくる。絶対的な権威を持って君臨する榊山や妻の仁子に直接問いただすことはあまりに危険な行為であるが、しかし、支部教会の竹内徹、妻の竹内登世美、渡辺昌彦、鈴木康央といった牧師にちらちらと聞いたりする人はいるようだ。

 だが、彼らが異口同音に内部の信徒たちに対して説明することは

 「敗訴などしていない。」
 
 というから全く驚かされる。常識に反したおかしなことをしているのは、ゆうきの会、その弁護士や支援者たち、およびこの私であって
 
 「彼らはだますから。」
 
 と、まるでHCCの責任を追及し非難している人たちはみな真実の福音を知らない、パリサイ的な弾劾を行う律法主義者、悪魔の手先だとでもいわんばかりである。これは内部の教え、内部イメージの絶対化が為される集団に特徴的に見られる徹底的な外部攻撃思考といえる。
 
 なるほど確かにゆうきの会の人たちや私に対して彼らが苦々しく感じていることは確かであろう。特にこの私に対しては憤懣やるかたないのではなかろうか。まさかたった一人の小市民がここまで強烈に彼らを追い詰めるとは予想もしていなかったであろう。裁判で少々脅かしておけば震え上がってすごすご引き下がると思っていたようだが目論見が大きく狂ったようだ。他人を見くびることに慣れきっていたことが命取りだったのではなかろうか。

 だが、言うまでもなくこれら全ては身から出た錆、自業自得の結果である。重大な法的責任を問われてあまりに当たり前のことであって市民社会では通用しない。裁判長から命じられた判決内容である訴訟費用の支払いすら、今ものらくらとすっとぼけて私を愚弄しているような人たちに私はいささかも容赦しない、本当に怒ったので覚悟をなさい、と警告したはずであるが、松下泰三というプロ弁護士を使って今なお私の逆鱗に触れる行為ばかり繰り返す人たちに私は何の手加減もする必要はない。

 竹内徹牧師(日進)、竹内登世美牧師(日進)、渡辺昌彦牧師、鈴木康央牧師、中村良二副牧師(浜松)の皆さん、裁判のことや被害者の人たち、および私のことについて教会内で公然とうその説明をなさるのはお辞めなさい。旧約聖書、モーセの十戒にもある通り、
 
 「うそをついてはならない。」

 はキリスト教徒の基本である。自身で裁判を傍聴しているにもかかわらず、大嘘ばかり並べるのはお辞めなさい。
 
 動かすことのできない真実は、榊山が5月の本人尋問以降、一定の暴行、傷害行為を行ったことを自ら法廷で認めていること、また、榊山は私に対する訴訟では完全敗訴していること、である。私や被害者たちを嫌い、憎むことは自由でしょうが、公然とうそを言ってもらっては困りますよ。

 「敗訴などしていない。」
 
 と今も本気で思っているのならば、判決文をお送りいたしましょうか?浜松支部で閲覧もできる上に書記官に問い合わせることもできます。何でしたら裁判所ではない公開の場で公開討論会を開催しても良いでしょう。お望みであれば私は最優先で浜松まで出かけて差し上げましょう。

 HCC(ハレルヤ・コミュニティー・チャーチ)は福音的なプロテスタントの教会です。

 という看板にうそ偽りがないと自称するのであれば、公然と教会内でうそをつくのは辞めなさい。未だにあの榊山に付き従っている哀れな牧師、牧師夫人の皆さん全員にはっきりと申し上げておきます。

ところざわ夢あかり音楽会

56f46006.bmp 所沢市には所沢市民文化センター、「ミューズ」という巨大なコンサートホールがある。特に大ホールには1億円を軽く超える巨大パイプオルガンが設置されるなど、自治体の規模から見てもあまりに過大な豪華設備になっている。この規模の大きさ、設備の割には使用料がかなり安いが、それでも年間通じてコンサートの開催回数が非常に少ない。
 
 ターミナル駅である所沢駅もさほど賑わっている駅ではないが、その一つ隣、航空公園駅にある。ひっそりとした静かな駅。団地街だが、かなり寂しい駅である。昔、子どもの頃、私はこの航空公園が会場で校内マラソン大会をさせられた記憶があり、長距離走が嫌いだったのであまり良い思い出がないところだが、YS-11の展示実物模型をはじめ飛行機の展示が多く、広大な芝生、林など旧米軍の敷地だったところを公園にした面影がある。今も隣接して米軍並木通信所がある。

 今年のクリスマスイブ、吉祥寺、武蔵野公会堂でア・カペラコンサートを行う予定のカペラッテが、このミューズでイベントに出演する。

 ■ところざわ夢あかり音楽会
9月8日(土) 18:00開演
所沢市民文化センターミューズ 屋外情報市場(西武新宿線、航空公園駅5分)
料金: 無料
お問合せ: ミューズ事業課 04-2998-6500

※雨天、強風等の悪天候の場合、9月9日(日)に延期。

4,5グループほどの出演である。各20〜25分ほどでカペラッテは一番最後の出演予定。

毛糸屋 アヴリル

981e4d45.jpg 吉祥寺駅の北口を出て右へ(西の三鷹駅方向へ)歩く中道通り商店街がある。そこを真っ直ぐ入り、郵便局を過ぎてもう少し行くと左手に白く小さいかわいらしい毛糸屋さんが見えてくる。AVRILである。アヴリルと読む。看板が見える。小さなマンションの1階を店舗に使っている。中道通りに面していないので少し分かりにくい。中は裏庭が広がる落ち着いた空間。お洒落な毛糸がたくさんある。
 
 私と同じ聖歌隊に入っていた編み物好きの女子学生の方にもお気に入りの店らしい。日曜が休みというのが痛いところである。

アヴリル 吉祥寺店
〒180 - 0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-34-9 ヴェルメゾン本町102
TEL・FAX 0422-22-7752
日曜定休 営業 10時から19時  

老朽化ヘリコプター墜落

984a16f3.jpg 昨日、22日水曜、イラクのバグダッドで老朽化した米軍ヘリコプター、ブラックホークが墜落、乗り組んでいた14人の兵士全員が死亡した。事故死した兵士としては2005年以来、最悪の事故である。

 事故を起こしたUH-60ブラックホーク機を初め、アパッチや装甲車、ジープに至るまで米軍のイラク展開している装備は老朽化が激しい。極端な乾燥、高温、猛烈な砂嵐という過酷な戦地での使用に耐えられなくなっている装備が多い。

 かつて日本も大戦末期に兵站を全く考えない補給不足の無謀な戦争を大規模に行って夥しい死者を出した。今の米軍も慢性的な兵器と人材不足に悩まされる。すでに50兆円以上の戦費を費やしてなお、この状態である。

 ナチスドイツもロシアに攻め入る際、甘い見込みで移動が遅れてシベリアの厳寒期に直撃、戦車や車両が全て止まり移動できなくなって惨めに惨敗していった。米軍もナチスと同じようにバビロン半島の砂漠乾燥地帯で戦争をすることをあまりに甘く見くびりすぎていたといわなければならない。

 このような環境下と装備で命を危険に晒して戦えと命じられる兵士は、全く牛馬のごとく、もの扱いされているに等しい。

下手な書類には手をつけない

 全面敗訴したハレルヤコミュニティチャーチ浜松教会、主任牧師の榊山清志、およびその代理人弁護士、松下泰三が訴訟費用の支払いについて注文をつけてきた件、合意書に署名、捺印して返送するようにという要求については、しばらく考えたが断ることにした。確定判決で訴訟費用の支払いは彼らに明確に命じられていることであり、私があえてさらに彼らの注文通りに振る舞って差し上げる理由はどこにもない。これまで榊山清志、松下泰三は不誠実の極みを嫌と言うほど見せつけ、嘘ばかり並べた全く信用できない人たち。下手な書類には手をつけないのが賢明だと思われたのである。

 以下、本日、松下泰三に送付した文面である。


拝啓、ハレルヤコミュニティチャーチ浜松教会、榊山清志氏 代理人弁護士、松下泰三様

 残暑の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。武蔵野市吉祥寺、「随想・吉祥寺の森から」執筆者の杉本です。

 さて、過日、HCCが私に対してお支払いになる訴訟費用の支払いについて松下様が作成された合意書をいただいていた件についてでありますが、以下の通り、私の考えを申し上げます。

 合意書の中では、静岡地方裁判所浜松支部 平成18年(ワ) 第300号損害賠償請求事件(以下、「本件訴訟事件」という)の訴訟費用に関して、次のとおり合意する旨の記載がございます。

 記

 1 甲は、乙に対し、本件訴訟事件の訴訟費用として、金33,520円の支払い義務があることを認める。
 
 2 甲は、前項の金員を、本年8月末日までに、乙の指定する預金口座に振り込んで支払う。

 3 甲及び乙は、本件訴訟事件の訴訟費用についてはこれですべて解決済みであり、本書面に定めるほか、互いに何らの債権債務も無いことを確認する。

 これにつきまして、1,2については問題がございませんが、3の内容について疑問がございます。弁護士とも相談いたしましたが、この3の記述がございますので誠に残念ながらこの「合意書」に署名、捺印してご返送することはお断り申し上げます。
  
 これには「裁判費用」という文言は含まれておらず、「訴訟費用」と記載してございますが、これに私が署名捺印してそちら様にご返送した場合、将来、私がHCC、および榊山清志氏に反訴を東京地裁に提起することができなくなる可能性があるというアドバイスがございました。
 
 前にも申し上げましたように、現段階で反訴を提起することは考えておりませんし、また、そういうことは私も望んでおらず予定しておりませんが、状況の変化によってはそうした選択をとることもあり得るものと考えております。その際の重大な妨げになりかねない新たな合意書に署名することは避けるべきだと考えております。

 2往復分の交通費に該当する金額を訴訟費用とし、それ以外の費用は私は全て請求せず省略しております。また、そちら様としても金33,520円の支払いについては異論が無いものと承っております。

 通常、双方に弁護士を立てて係争した訴訟の判決確定後には、こうした新たな合意書を作成して訴訟費用の支払いを為すことはない、と聞いております。また、これは合意書に署名する、しないと全く関係なく、すでに控訴期限が過ぎて確定した判決の中で命じられている支払いでありますので、どうぞ速やかにお支払いいただきたくご連絡申し上げます。

 そちら様が設定された支払日は今月8月31日となっておりますが、それでかまいませんので、お振り込み下さいますよう。

 なお、この件につきましてご異存があるようでしたらご連絡下さいませ。その場合、異例の対応となりますが、静岡地裁浜松支部へ「訴訟費用確定決定の申立」を行うことにいたしますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

サプリメント蔓延社会

33da52f5.gif 「サプリメント」なる言葉が用いられるようになったのはいつ頃からのことだろうか。私が高校生くらいまで1990年前後まではそういうものはあまり広まっていなかったように記憶する。薬事法の改正などもあるが、コンビニエンスストアでも販売されるようになり、目に眩しい蛍光灯装飾のドラッグストアが多数出店してずらりとサプリメントが並び始めたのはこの10年から15年ほどのことではなかろうか。

 アメリカでは異様にサプリメントが売れている。過剰なサプリメント依存社会である。日10種類以上あれこれ飲んでいる人も多数いて、サプリメントのプラスチックケースが巨大なものもずらり。一般市民にもこれらの飲用に何の抵抗もないようである。元々アメリカはこうした人工的な薬品や補助食品に対する抵抗感が薄い国ということができる。ビタミンやミネラル、鉄分などを補うサプリメントだけではなく、その他のものもそうである。最も知られているのが筋肉増強剤。アメリカのスポーツ社会ほどステロイドの常用が蔓延している国は他にない。欧州のツール・ド・フランスなど自転車競技には蔓延しているが、アメリカはアマチュアスポーツ界も含めてほぼ全体に渡る。野球、バスケット、陸上、アメフトなど主要な競技者にも使用者が多い。かつてホセ・カンセコがメジャーリーグの薬物汚染の暴露本を執筆して有名になったし、スターアメフト選手が競馬のサラブレッド用増強剤をアメフト選手は用いることもある、とCBS60ミニッツで語った時には非常に驚かれた。
 
 スプリンターでは、若くして急死したフローレンス・ジョイナー、記録抹消になったティム・モンゴメリーとマリオン・ジョーンズ夫妻、ジャスティン・ガトリン、メジャーリーガーのバリー・ボンズやジェイソン・ジアンビーの事件などは氷山の一角に過ぎない。プロレスでは当たり前の様に使われるし、ボディビルディングの世界ではごくごく一部のナチュラルビルダー以外、ドーピングをしていない人はだれもいない。みな、程度の差こそあれ一線を退くと体を病んでいく。
 
 同じことが精神疾患の薬物にも言える。アメリカでは、プロザックリタリンなど決して軽い薬効の薬品ではない薬が非常に簡単に手に入ってしまう。患者が求めるだけで医者があまりに無責任に処方するからである。アメリカの医療制度はマイケル・ムーア監督の最新作映画、「SICKO」で描かれるような製薬業界の目に余る横暴以外にも多様な問題が横たわる。このリタリンは弱い覚醒剤と言って良い薬物であり、依存が進行すると経口摂取ではもの足りず、細かく砕いて鼻からストローで吸い込むスニッフ吸引になったりもする極めて危険な薬物で、厳重な管理、医師による制御が必要なものであるがそれがごく普通に流通してしまう。全く驚くべき現実。

 人間は人工的な食べ物にあまり体を慣らしてしまうと、本人が自覚できていないうちに身体、精神、神経系統などあちこちに細かく小さいダメージが蓄積されていく。環境汚染とも複合的に反応してそれらがアトピー性皮膚炎や食品アレルギーなど各種アレルギーを引き起こす遠因になってもいる。そういう点、イタリアという国は素晴らしい面があり、徹底的なスローフードの国。食事にかける思いは並外れており、マクドナルドなどファーストフード店が出店してもつぶれてしまうというお国柄。引っ越しで多忙を極めているような時期でも昼食に90分くらいは当たり前のようにかけて家族揃ってがっちり食べる。だから、あの国では基本的な人間の体がしっかりできている。オペラが歌える体格のしっかりした歌い手が多く輩出され、男女ともバレーボールは強豪である理由ではないか、と思われてしまう。

 最近、この7,8年ほどで日本にもこうした薬物、サプリメントの洪水が押し寄せている。薬事法の改正が引き金になり手軽に安価に入手しやすくなったため、外資系商品の大量流入、マルチ商法による流通拡大、女性向けの過剰ダイエット神話の煽り、若い世代の音楽や文化に合わせたイメージマーケティング戦略が功を奏して、たいへんな売り上げ増加を達成している。私はほとんど一切といっていいほどこれらサプリメント類を摂取しないが、日本人としてこのような事態は極めて深刻に憂慮されるべきだと感じている。絶対におかしい生活様式、消費傾向だといわなければならない。
 
 テレビに毎日のように出てくるようになったラップ、ヒップホップ音楽のミュージシャンたちを見ていると、何か薬物で頭が慢性的にラリっているのではないかと疑われる人が多い。発音が粗雑、不明瞭な上に会話に論理性が薄く、「崩れた日本語」としか思えないことが多い。元々、ラップやヒップホップはアメリカのスラム社会生まれ。極端な破壊、退廃、暴力、攻撃文化をそのまま音楽にしてしまったものでもある。実際、音楽業界ではこうした薬物汚染が非常に深刻であることは周知の事実で芸能人、ミュージシャンらからこれまで何人も逮捕者が出ている。

 偶然、目に入った広告で、飲むだけでく歌うときの声にツヤが出て、高低音が伸びるというマグネシウムとリンゴ酸を中心にしたミスティックというサプリが通信販売されていた。女性向けのダイエットや美容整形の広告も同じだが、私個人としてはこういうセールス文句には本能的な拒絶反応を感じる以外にない。

 http://beauty-material.depart.livedoor.com/item1290325.html

 人間が自ら進んで自然の循環から遠ざかり、化学物質の渦に大挙して身を投じて行っているような風景。レミングの海中ダイブ自殺を想起させる。どうひいき目に見ても正常なことではない。

マテラッツィのジダン侮辱発言

41c83464.bmp ドイツワールドカップ、オーストラリア戦で危険なスライディングにてレッドカード退場を食らうマテラッツィ。

昨年のドイツ、ワールドカップ決勝戦でフランス代表ジネディーヌ・ジダンに、優勝したイタリア代表のマルコ・マテラッツィが挑発した発言に激怒したジダンが頭突きを行って退場になった事件は記憶に新しい。その発言内容は今までジダン側からはそれなりに説明されていたが、マテラッツィからはほとんどなかった。

 それが明らかになり、話題になっている。マテラッツィ自身が出演したテレビ番組“ TV Sorrisi e canzoni ”の中で説明した。

 ジダンに対しては、

 ”Preferisco la puttana di tua sorella."

 といったとのこと。ジダンはイタリア語があまり得意ではないのでいったい、どの様な意味に解したのかがわからないが、
 
 「お前のシャツよりも売春婦のお姉ちゃんのシャツの方が欲しいね。」

 「お前の妹ちゃんより売春婦の方が好きだね。」

「そのシャツより売春婦のお前の妹の方が欲しいね。」

 のいずれかに解釈したのではないかと言われる。実際、ジダンは自分の家族(姉あるいは母)を侮辱されたとかんかんに怒っていた。マテラッツィも聖母マリアを慕う自分が母を侮辱するはずはない、と答えたが、

 「そうすると、残りは姉ということになるが?」

 と聞かれて

 「ああ、まあ・・・。」

 と答えに窮したことがある。

 マテラッツィに執拗にマークされ、ユニフォームを引っ張られたジダンが憤慨して

 「そんなにほしけりゃ、試合が終わったらやるよ!」
 
 といった後の出来事であった。

 マテラッツィは完璧に悪役の汚名を着せられ、二度と回復することはないだろう。かなりの部分、自業自得であるから仕方がない。ジダンは退場になり、イタリアはPK戦で勝って優勝してしまった。マテラッツィはジダンのユニを引っ張った直後に一言、
 
 「すまん。」
 
 と言っておけば、試合に勝っても負けてもジダンからユニフォームをもらえただろうに、全く惜しいことをしたものである。騒動になってから後であってもすぐに

 「すまなかった。」

 とさえ言っておけばこれほど大騒ぎにはならなかったはずである。

 ジダンにももちろん、問題はあった。試合終了間近、W杯の決勝戦であれば、余計な挑発をしたり、乗ったりすることは避けるべきであった。しかし、疎いイタリア語で解釈を間違えた可能性はあるとは言え、姉を侮辱されたと勘違いすればこうしたことはしかたないかもしれない。ぶん殴ったり、蹴飛ばしたりしたわけではないから。

 おまけにジダンは私と同い年、マテラッツィは私より一つ年下。同い年だからというわけではないが、私はジダンの肩を持たせてもらう。マテラッツィと同じインテルミラノ所属で仏代表のスーパーボランチ、パトリック・ヴィエラは
 
 「マテラッツィは素晴らしいサッカー選手だと信じている。W杯を通じて最高の活躍を見せたし、決勝戦ではゴールも決めている。彼を愛する人もいれば憎む人もいることだろう。自分が言えることは、今後は二度と彼の隣で食事をしないということだけ。」

 と厳しい表情でテレビ番組TF1に答えた。冷静にそう答えるあたりが逆に怖い。

 当のマテラッツィは顰蹙を買っている自覚があまりないらしく、あの記事はまるで自分がインタビューに答えたような感じになっているが、あれは来月に出る自分の自伝から無断で引用したものだ、と怒っている。出版直前に本の最も重要な部分をばらされて怒っている。

 だが、この発言内容からいって開き直れるものとは思われない。

 
 マテラッツィ公式サイト 注意・かなりうるさい音楽が流れます。
 http://www.marcomaterazzi.it

 http://www.forum.rai.it/lofiversion/index.php/t101875-50.html

 http://www.ansa.it/opencms/export/site/notizie/rubriche/inbreve/visualizza_new.html_124302192.html

 http://www.adnkronos.com/IGN/Sport/?id=1.0.1213149515

 http://qn.quotidiano.net/2007/08/18/31530-materazzi_svela_cosa_disse_zidane.shtml

 http://qn.quotidiano.net/sport/2007/08/18/31530-materazzi_racconta_verita.shtml

 http://www.lastampa.it/sport/cmsSezioni/calcio/200708articoli/10129girata.asp

心配なサルコジ

f17ed784.jpg フランス大統領に就任したサルコジ。つい先日、アメリカを訪問してブッシュJr.の別荘で会談。にこにこ笑顔で握手する姿が世界に報じられた。つい先日、長年拉致されていたブルガリア人医師団の解放帰国に一役買って欧州で大騒ぎになった時から一挙に注目されている妻のセシリアも一緒だった。だが、彼女は「体調不良」からブッシュJr.、ローラらとの会食もすっぽかして散歩に出かけてサルコジの面目丸つぶれ。元来、自由で奔放な性格から「控え目な大統領の妻」役を果たすつもりがまるでない彼女は、サルコジが抱えた地雷原であるようだ。先日も公費で昼食2回分、401ユーロ(およそ7万円弱)をクレジットカード決済していたことがわかり、問題になってカードを返却するできごとがあったばかり。

 そのサルコジ、訪米に合わせてニューハンプシャー州の湖畔でこの夏、避暑地の休暇を楽しんだ。豪華な別荘に滞在したのであるが、この賃借料が2週間で実に4万4000ユーロ(約680万円)であった。その支払いを自身でやったのならばよいのだが、ある金満実業家に代わりに払ってもらっていたことがわかり、サルコジ自らそれを認めたため問題になっている。19日付の仏高級紙ル・モンドが報じた。

 サルコジ氏は大統領に当選直後も、実業家バンサン・ボロレが所有する豪華なヨットで家族とバカンス。地中海のマルタ島で過ごす姿が報じられて富裕層と癒着していると批判されていたが、これで二度目の顰蹙となる。

 バカンスを過ごすことは悪いことではなく必要なことであるが、それをやるならば、自身の費用で賄える身の丈にあったことをやらなければ主権者は強い不信感を持つ。かなり認識がおかしい人だと思われる。
 
 今、フランスは人道的介入論の急先鋒であるクシュネル外相が電撃的にイラクを訪問したばかりで、イラク戦争への態度の表し方が変化してきている。クシュネルは「国境なき医師団」の創設者メンバーでもある。人間として悪い人物とまではいえないが、独裁政権に対する人道的介入を強く提唱することで知られる。スーダンのダルフール地方、レバノン、コソボなど紛争地域に現地視察を重ねている。しかし、彼はイラク戦争開始に賛成し、フランス国内では少数だった「フセイン政権打倒」を支持する政治家だった。フランス人外相がバグダッドを訪問するのは初めてであるのでフランスがこのまま引きずられてブッシュJr.のイラク戦争に巻き込まれていくようでは、市民社会の発祥の地、民主主義の国フランスの信用はどうなるのか、サルコジの信用とも合わせて心配である。

いせや仮店舗で営業中

8df69655.JPG 安い焼き鳥が目玉商品の大衆居酒屋、いせや。いせやは吉祥寺に2つ店舗があるが、スターバックスの横にある公園口店はそのままだが、本店の木造店舗は取り壊され、ただ今近代的な高層ビル建築中である。これが完成するまではいせやはヨドバシカメラ吉祥寺店裏手、吉祥寺シアター前に抜ける細い道に面したプレハブ仮店舗で営業中である。

 いせやは今週月曜、13日から16日まで珍しく2店舗で4連休をとった。お盆休みの上に月曜から木曜ということで売り上げが期待できず、従業員の休養も兼ねて休んだらしいが、金曜から元気いっぱいに再会。多くの客で賑わっている。

 仮店舗の店は今までの本店と比較すると少しメニューが乏しい気がする。また、室内は完全に普通のプレハブであり、小ぎれいではあるが殺風景であまり落ち着かない雰囲気。本店ビル店のグランドオープンが待たれる。

96c5634a.JPGいせやのなめこ汁 250円也 おいしい。

武蔵野公会堂 クリスマスイブ・コンサート チケット発売中

be65142a.bmp 年に一度、情熱溢れる若手クラシック音楽家を世にご紹介するためのコンサート。昨年に引き続き今年もここ吉祥寺、武蔵野公会堂にてクリスマスコンサートを開催いたします。

 12月24日(月・祝) クリスマスイブ 午後3時から

 場所は昨年と同じ、武蔵野公会堂パープルホールです。

 ただ今、チケット予約を承っております。全席指定。どうぞ、皆様、お足を運んでくださいますよう、お願い申し上げます。

 クリスマスイブ・コンサート  

  〜 ピアノ & ア・カペラ クリスマス音楽を古楽、クラシックにのせて

  若さ溢れる、溌剌とした新進の音楽家たちの演奏をお届けいたします。

  天上の歌声と、スタインウェイのグランドピアノでお待ちしています。
 
  とき:   12月24日 (月・祝) 3時〜4時30分くらい 

  なお、お子様連れの方向けに、無料の託児サービスをご用意いたします(要予約)。

 武蔵野公会堂2F、和室を用います。必ず予約が必要です。       

 ところ:  武蔵野公会堂 (吉祥寺駅南口1分、およそ300席)

 チケット: B席: 500円,  A席: 1,000円,  S席: 2,000円

 出演(予定): 第一部: カペラッテ(女声3声、ソプラノ)

         第二部: 中ノ森めぐみ(ピアノ)と村上彩子(ソプラノ) 

         他。 


 申し込み方法
 ファクス: 03-3920-5683  
 メール:  sugimoto*mediaterrace.com

 パンフレット、お振り込み用紙をご送付いたします。
  * を@に変えて送信して下さい。迷惑メール対策としてこのように記述しています。

 チケットお問い合わせ:  03-3920-5684   または  070-5012-7587

 主催: クリスマスイブコンサート係
     東京都 武蔵野市 吉祥寺北町1−5−14

さあ、夏休みだ!

9a58b3c5.jpg さあ、夏休みだ!
 
 テキサスについたぞっ!バーニー、おっ、風が強いな。手を振っている場合じゃない。

 * 戦時大統領がのんびり夏休みを過ごす間も戦争の殺し合いは続く。

盆踊り祭り 本宿小学校にて

47460d12.gif すでにご紹介したとおり、本日と明日、吉祥寺東町、および本宿地区の盆踊り祭りが開催される。天気は晴れて暑くなりそうである。

 18日 土曜 および 19日 日曜  
 どちらも夕方5時から8時半である。

 本宿小学校、本宿コミセンにて

〒180-0002 武蔵野市吉祥寺東町3−25−2
電話・FAX (0422)22-0763
休館日 毎週木曜、年末年始(12月29日〜1月5日)

前原誠司

e51b22c3.jpg つい数日前、テレビ朝日で田原総一朗が司会を務める討論番組に、民主党の前党首、前原誠司が出演し、自民党の広報担当、世耕弘成と議論している様子が映し出された。参院選で自民が惨敗したことなどあれこれ語っていたが、私が最も驚かされたのが前原がイラク特措法の延長問題について述べたときのこと。具体的にどの様な言葉遣いをしていたか、細かいところまでは覚えていないが、ざっと以下のような内容を発言していた。

 1.9月の特措法延長は必要だ

 2.イラク復興活動から日本が今外れることは国益に反する

 3.現段階で(インド洋で米軍に燃料を補給する役割を自衛隊が担う)洋上給油はベストの選択だ

 威風堂々、惨敗のお詫び行脚に四苦八苦する弱々しい世耕を圧倒するかのような存在感であった。あまりに前原が自信に満ちて語るので世耕が逆に多少驚き、前原の「理解」に対して賞賛の声を送る面すらあった。田原も前原があまりにはっきり、明快にこうした意見を述べたことについて意外だったようで少し面食らっていたようだ。聞いていても与野党の議員がひっくり返ったかのような印象である。

 だが、民主党の小沢一郎は前原と全く異なる政策、公約を打ち出している。それがどこまで本気なのかは甚だ怪しいが、イラク戦争から日本は手を切るべきだ、と反対の意思を明らかにしている。それは形式上、民主党の党としての考えに他ならないはず。前原も言っていたように参院選では外交、安全保障問題は争点になっていなかったからこれから議論するのだ、という前原の考えは全くの間違いとまではいえない。

 しかし、民主党の前党首と現党首とで考えが180度違うというのはどうなのだろうか。いくら何でもひどく無責任であるとの誹りを免れまい。元々民主党とは右の旧自民党、新進党、民社党系から左の旧社会党系まで呉越同舟のちゃんぽん状態西村眞悟というあの跳ね上がりでどうしようもない男が弁護士法違反で有罪が確定し、党をたたき出されたことで少し均衡がとれてきたが、今なお内部の意見はばらばらである。自民党内の意見の割れ方よりよほど激しい。

 前原はイラク戦争をそもそもどういう性質の戦争だと考えているのであろうか。私は前原がイラク戦争を国際法違反の重大な侵略戦争として強く非難し、アメリカ政府にその中止を訴えたかどうか、散々アーカイブやデータベースで探してみたがイラク戦争開始前、開戦直後、その後今に至るまで一度も聞いたことがない。

 前原は京都大卒、松下政経塾の卒業生でもある。自民党に入って国防族議員として活動するに最もフィットしている人材に思えるのだが、なぜか民主党にいる。たまたま政治家になれる道のりが民主党入りだったというだけのことであろう。自民党議員になれたのならばそれでも良かったのではなかろうか。

 民主党の議員の中でも最も国防関係の議論を好み、国防通を自称している人物。彼は安全保障や国際政治、外交の話になると内政や環境、経済の話などと比較しても断然、目の色が変わり熱を帯びた話し方になる。今、守屋事務次官の傲慢な官僚支配の様子がありありと表面化した防衛省にとって石破茂の次に防衛大臣になってもらいたい人材は、額賀、久間、中谷らではなくむしろこの前原ではなかろうか。それくらい防衛についての議論は最も踏み込んでいる。もちろん、その制約になる憲法の法規はあっさり改正すれば良いという考えでもある。

 私は自分でも最強レベルのイラク戦争批判者だと思うが、私とてイラク戦争から明日にでもすぐにアメリカへの連絡なしに一方的に手を引いて撤退するべきだ、という子どものような無茶を申し上げるつもりはない。現在、日本は3兆円以上もの巨費を負担し、アメリカにとって欠かせない燃料供給源として機能している国である。だからこそ、日本は総力を上げてこの無謀で危険極まりない、そして、このままでは決して成功するはずがないイラク戦争を終息させていく方向に舵を切るよう、「かけがえのない」関係として「軍事同盟」を結んだ盟友国、アメリカに強く進言すべき立場にある。逆に言えば、それが有効にできる国は世界で英国、日本、ドイツ、フランスくらいかもしれない。

 本国アメリカ国民とて圧倒的過半数がイラク戦争継続を不支持、下院で多数派が逆転した議会でも支持されていない。ブッシュJr.が強引に拒否権を行使して予算を成立させ、辛うじて増派を継続しているに過ぎない。いずれ必ずどういう形に流れていくかは不明だが、イラク戦争は失敗に終わる戦争である。アメリカの目論見通りには決してならない。
  
 ずたずたの国内、永遠に拭いきれない不信を買った開戦国のアメリカ、イギリス、二カ国は二度と消えない憎悪の対象になった。いつ核兵器がテロに使われるかもわからない。世界は大戦後、キューバ危機に匹敵する未曾有の危機に立っているのである。日本政府は熱くなりすぎたアメリカ政府の頭を冷やし、ブッシュJr.にわずかであっても正気を取り戻させる努力をしていない。その気になれば大量に保有している米ドルや米国債を一挙に売るぞ、と圧力を掛けたり捨て身で切りうる交渉カードも多く手元に持っている。
 
 もし、前原がイラク戦争を徹底的に非難し、その上でこの戦争を軟着陸させて沈静化させるために特措法の延長や洋上給油の継続やイラク戦争への参戦が必要なのだ、と言うのならばまだ理解しうる範囲内である。だが、彼の頭には微塵もそうした考えはなく、あるのは日本の国防力強化、国際的な軍事的能力の発揮というげにおそろしき国防族思想そのもの。あの「衆愚政治」の「愚民」をバカにしたような京都のお公家顔の思い上がりにそれがあまりに見え見えの政治家である。本人のみが根拠のない選民意識で暴走している。彼を見ていると昔いた始末に悪い中学時代の学級委員を思い出す。

 もし、民主党が政権をとったとして、このような男が総理大臣になってしまったとしたならば、日本にとってはこれ以上ない悪夢ではなかろうか。彼が首相になるくらいならば、海部や小渕の方がまだずっとましだとさえ思われてならない。
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