なぜ、バルセロナとレアル・マドリードの「クラシコ」はあれほど殺気だった戦いになるのか、なぜ、スペイン代表が優勝したワールドカップで決勝戦までバルセロナやカタルーニャの人々は複雑な心境を持ち続けたのか。全ては戦後にイベリア半島を覆った軍事独裁政権の影響である。スペインは軍人フランコが、隣国ポルトガルでは1974年までサラザールらによって独裁体制が維持されていた。
そうした歴史の動乱も少しわかる番組になっている。
先週に引き続き、スペインのモンセラット少年聖歌隊が今夜も放映。
Amazing Voice 驚異の歌声「イベリア半島(2)カタルーニャの魂」
2011年6月29日(水) 24時15分−25時15分 の放送内容
スペイン、雲上のモンセラット修道院の少年聖歌隊の声。修道院はカタルーニャ地方の独立心の象徴である。サッカーのFCバルセロナ応援歌もこの雲上の地で発表された。しかも独自の言語を禁じられた時代にである。
軍人フランコ独裁政権時代、反骨の歌を歌い続けたパコ・イバニェス。詩人の詩を詠むような歌声は、今も健在。世界遺産の音楽堂で練習する合唱団もある。
聖歌隊は13世紀に修道院の学校として創立された記録が残るヨーロッパ最古の少年合唱団。カタルーニャ全土から選抜された9歳から14歳の少年たちが所属している。少年たちは、全寮制の修道院付属の学校で生活をしながら音楽のエリート教育を受けている。少年たちの歌声は一日二回の礼拝で披露される。
ここ雲上の断崖にあるモンセラート修道院。毎日午後1時、その雲上からカタルーニャ全地域にラジオ中継される歌声。修道院の少年聖歌隊の歌である。修道院に暮らし、音楽教育を受ける少年たち。少なからぬ子たちが修道士や神父、教会音楽家などになっていく。
ルイス少年の部屋にはカタルーニャの旗がはためく。カタルーニャはバルセロナを州都としている自治州で、言語も独自のカタルーニャ語。団結の象徴はサッカーのスタジアムに響く応援歌である。
かつて戦後の軍人フランコ独裁政権に強烈に抵抗、反骨の歌手として歌ったのがパコ・イバニェス。今もバルセロナの英雄である。
世界遺産の建物で歌う市民跋渉団、カタルーニャの地域色たっぷりの歌声が響く。
http://www.nhk.or.jp/amazing/onair/03thm02.html
そうした歴史の動乱も少しわかる番組になっている。
先週に引き続き、スペインのモンセラット少年聖歌隊が今夜も放映。
Amazing Voice 驚異の歌声「イベリア半島(2)カタルーニャの魂」
2011年6月29日(水) 24時15分−25時15分 の放送内容
スペイン、雲上のモンセラット修道院の少年聖歌隊の声。修道院はカタルーニャ地方の独立心の象徴である。サッカーのFCバルセロナ応援歌もこの雲上の地で発表された。しかも独自の言語を禁じられた時代にである。
軍人フランコ独裁政権時代、反骨の歌を歌い続けたパコ・イバニェス。詩人の詩を詠むような歌声は、今も健在。世界遺産の音楽堂で練習する合唱団もある。
聖歌隊は13世紀に修道院の学校として創立された記録が残るヨーロッパ最古の少年合唱団。カタルーニャ全土から選抜された9歳から14歳の少年たちが所属している。少年たちは、全寮制の修道院付属の学校で生活をしながら音楽のエリート教育を受けている。少年たちの歌声は一日二回の礼拝で披露される。
ここ雲上の断崖にあるモンセラート修道院。毎日午後1時、その雲上からカタルーニャ全地域にラジオ中継される歌声。修道院の少年聖歌隊の歌である。修道院に暮らし、音楽教育を受ける少年たち。少なからぬ子たちが修道士や神父、教会音楽家などになっていく。
ルイス少年の部屋にはカタルーニャの旗がはためく。カタルーニャはバルセロナを州都としている自治州で、言語も独自のカタルーニャ語。団結の象徴はサッカーのスタジアムに響く応援歌である。
かつて戦後の軍人フランコ独裁政権に強烈に抵抗、反骨の歌手として歌ったのがパコ・イバニェス。今もバルセロナの英雄である。
世界遺産の建物で歌う市民跋渉団、カタルーニャの地域色たっぷりの歌声が響く。
http://www.nhk.or.jp/amazing/onair/03thm02.html