Media Literacy

メディアリテラシーと現代の風景

2019年12月

中村格・警視庁刑事部長事件

中村 フォトジャーナリスト、伊藤詩織さんの一審判決が出たばかりで連日、そのニュースが報道されるようになった。民事訴訟の結審の際はほとんど注目が集まらなかった中、勝訴となると途端に大手新聞社、キー局が集まって連日の報道合戦。日本のマスコミは非常にご都合主義的な取材、報道をしている。結審の時、取材にやってきたのは東京新聞(しかも望月記者のみ)だけであった。そのため、時事通信などを通じて配信された簡単な概略が少し報じられただけであった。

 この事件については、山口敬之が成田空港に帰国、到着する直前、逮捕状が執行されずに握り通分された経緯がある。山口本人が自分の逮捕状について知っているわけもなく、この事件が高輪署での事件化を回避された唯一にして最大の理由は、当時の警視庁刑事部長だった中村格が現場の刑事に逮捕しないように指示を出したからに他ならない。中村は野党の調査にも応じず、伊藤詩織さんに街中で声をかけられて追いかけられても全速力で走って逃げている有様であった。この事件は「中村格事件」と呼ぶのが最もふさわしい。それほど彼がやったことは重大な権力行使であった。

 中村格は現在、警察庁長官官房長の地位にあり、次期の警察庁長官の最有力候補である。このような人物が全国47都道府県の自治体警察を取りまとめる桜田門、警察庁の長官に着任することは日本の民主主義にとって重大な危機であって、絶対の適正手続きが求められる刑事手続きを平気で歪め、時の政権与党、現職総理への忖度壁がある人物が、刑事司法、行政機能を歪め、ひいては政治、社会全体を汚染することになる。そのことについては、元東京地検特捜部長、国会議員だった若狭勝が2017年の段階で指摘している。

 以下、引用して広く全ての国民向けの参照に。

 

 若狭勝 2017年06月10日
 警視庁本部 中村格刑事部長(当時)の暴挙と法治主義

元TBS 記者山口敬之氏に係る準強姦罪の被疑事件につき、所轄警察署が告訴状を受理した上、カメラ映像の分析などの捜査をした結果、その疑いが相当程度にあるとして、裁判官に逮捕状を請求した。

所轄警察署の現場警察官も、昨今のえん罪事件に留意し、記者という身分にかんがみて逮捕時の影響も考慮しながら、慎重な判断のもとで、逮捕状の請求に至ったと思われる。

その上で、裁判官も逮捕の理由と必要性を認定し、逮捕状を発付した。

しかし、山口氏が空港に到着次第逮捕するべく、所轄の警察官が態勢を整えていたところ、こともあろうに、なんと、警視庁本部中村格刑事部長(当時)からの突然の指示で逮捕状の執行が見送られた。

私は、逮捕状とその執行実務に精通している。その私の目からすると、通常ではあり得ない事態。この種の犯罪で、所轄警察署が入手した逮捕状につき、警視庁本部刑事部長がその逮捕状の執行をストップすることは通常絶対にあり得ない。

裁判官の判断は何だったのか。そもそも、裁判官は、逮捕する理由も相当ではなく、逮捕の必要もない、ひいては、逮捕するに適さない案件に逮捕状を発付したということなのか。

私は、珍しく怒りを抑えきれない。

中村刑事部長(当時)に問い質したい。

裁判官の逮捕を許可した判断と、何がどう変わったのか。逮捕状の発付後に、裁判官の判断を覆す特殊な事情が生じたとでもいうのか。

逮捕状の執行を阻止した説明を納得のいく形でしない限り、私は中村刑事部長(当時)を許せない。

これまで多くの人が、何にも代え難い法治主義を守るため、我が国の刑事司法の適正に向けて努力してきたのに、警察内部からその適正を崩壊させることは絶対に容認できない。

ちなみに、昨日、国会において、性犯罪については、被害女性の心情に配慮して捜査などを行なうべきと議決した。この精神にも甚だもとる。

現在、アメリカ大統領が、FBI長官に対する捜査妨害をした疑いで窮地に追い込まれている。捜査ないし刑事司法への不当な圧力は、どの国でも法治主義を危うくするものとして由々しき問題となる。

伊藤詩織さん 山口敬之に勝訴

伊藤詩織勝訴

 以下、日刊スポーツによる速報。

 伊藤さんが勝訴。この問題は、安倍政権と非常に近い関係、地位にあった男に出された逮捕状が、間際に握りつぶされたという異様な経緯で注目を集めた。高輪署が一件記録を作成して対応していたこの事件に介入し、逮捕状執行ストップの指示を出した中村格(警察庁長官官房長。当時は警視庁部長、東大法卒)は次期、警察庁長官に就任する可能性がある。現代先進国の法治国家で起こった出来事とは到底思われない。

 彼女をハニートラップ、美人局、虚言女、虚偽告訴と二次的に傷つける言論を繰り返してきた人たちは、男女問わず、判決文を読んで自らの罪深さを思い知ることである。




伊藤詩織さん涙「長かった」性暴力民事裁判で勝訴  日刊スポーツ

判決後、涙ながらに支援者に感謝する伊藤詩織さん(撮影・村上幸将)

ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)から15年4月に性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めて起こした民事訴訟の判決で、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)は18日、山口氏に330万円を支払うよう命じた。

【写真】「勝訴」と書かれた紙を手にする伊藤詩織さん

伊藤さんは判決後、集まった支援者に「ありがとうございました。正直、勝訴と聞いても、うれしい気持ちにはなかなかならなかったんですけど…でも、このプロセスが大事だと思って。いろいろな方に支えていただいた」と涙ながらに感謝の言葉を述べた。その上で「心は一緒だよ、どんな結果になっても大丈夫だよと、朝から声をかけていただき、結果があってもなくても、と私は思っていた」と語った。

伊藤さんは当初、準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出したが、東京地検は16年7月に嫌疑不十分で不起訴とし、東京第6検察審査会も翌17年9月に、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決している。判決後、取材に応じた伊藤さんは「刑事事件で不起訴となってしまったこともあって、どんな証拠、証言があったのか、私たちは全て知ることが出来なかった。不起訴という言葉だけで終わらせてしまった。その点は、民事訴訟を起こすことで公に出来る証言、新しい証言、こちらの言い分だったり、しっかりと聞けたのは良かったところ」と民事訴訟を起こした意義を強調。「民事ということで、地裁に来れば皆さんに閲覧していただける。オープンになったのではないかなと」と語った。

その上で「元々、17年に会見させていただいた時もそうなんですけど、私が経験したのは性暴力でしたけど、社会における性暴力者を取り巻く環境が、本当に遅れているなという思いでお話ししました。来年は刑法の改正の見直しもあります。直さなければならない部分がたくさんある」と訴えた。

一方の山口氏は判決後、ぶぜんとした表情で法廷から退出した。その後は表情を変えず、努めて冷静に振る舞い、裁判所を後にした。伊藤さんは山口氏に対して思うことを聞かれ「私たちのケースだけでなく、どういった構造で行われたか、彼自身も向き合い、解決してくれるようになったら」と語った。

伊藤さんは「長かった…長かったです」と苦しい日々を思い起こし、泣いた。そして「私の見ているこの景色は、以前と全く違うもの。まだまだ司法がきちんと関わらなければ、こういう事件はなかったことにされてしまう。法律、報道の仕方、教育…まだまだ宿題はあると思いますが、これを1つのマイルストーンとして、皆さんと1つ1つ、考えていけたら」と訴えた。【村上幸将】

山口敬之事件 明日、判決

 山口6

 山口氏を励ます会として、有本香、小川栄太郎、青山繁晴(自民党議員)、阿比留瑠比(産経新聞)、上島嘉夫ら。
 
 その他、 花田紀凱(元マルコポーロ編集長)、上念司(加計学園)、足立康之(自民党議員)、和田政宗(自民党議員)

https://buzzap.jp/news/20191218-yamaguchi-adachiyasushi-smith796000/?fbclid=IwAR0QYSzfoYAVUScbZn5NfX7ihpQrZntxqKepX7EmnJv4rjf5msd4qLUIagw

 NHKの岩田明子解説委員とも親しい。
 
 山口

 明日、12月18日(Wed)10:30 a.m.  東京地裁にて2年間、係争されている民事裁判の判決が言い渡される。警視庁部長、中村格によって帰国したばかりの山口敬之氏(慶大卒、元TBSワシントン支局長)への逮捕状執行が、直前に成田空港で回避され、そのまま不起訴となった事件として非常に有名になった。山口氏は著書、「総理」、「暗闘」などがあり、安倍晋三総理と非常に近いマスコミ人として知られる。現在は、菅官房長官の紹介により、会社員(部署など仕事の内容は不明)として転職。かなりの厚遇で給与をもらう身になっている。


暗闘
山口 敬之
幻冬舎
2017-01-27




 準強姦罪の刑事事件としての立件ができなくなり、その後に提訴された民事裁判では被害者、伊藤詩織氏から1100万の慰謝料が請求されたが、2019年2月に山口氏が反訴。1億4013万の慰謝料と謝罪広告が請求されて係争されている。

 この民事裁判では、これまでブラックボックスだと言われ刑事事件では隠されていた過程が一部、開かれることになった。明日の夜には報告集会も開かれる予定。

 【判決報告集会】
  2019年12月18日(水)19:30〜21:00
  日本キリスト教会 柏木教会(JR大久保駅から徒歩3分)
  〒169-0074 東京都新宿区北新宿3-1-18
  
  柏木教会へのお問合せは固くお断りいたします。
 


以下、英文による伊藤氏の判決直前メッセージ。

 December 18th, We will hear court’s ruling on my case. It was the only legal action I could take after criminal case had failed. I sued Mr. Yamaguchi with 11 million yen and he countersued me with 140 million yen plus apology ads.

 This entire process of the civil case was meaningful for me as we could have reveal important witnesses and evidences to the public.

 I really appreciate for all of your support. I am so happy that I survived this and each one of you made this possible.


 for more references,

 Open the Black Box :
 https://www.opentheblackbox.jp/

 https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/shiori-ito-7


Black Box
伊藤 詩織
文藝春秋
2017-10-18

ある特攻隊員の死 祖母とたどる兄の最期 今夜放映

渡邊吉徳は1945年8月15日

NHK ETV特集「ある特攻隊員の死 祖母とたどる兄の最期」

2019年12月14日(土) 23:00-24:00

終戦後、大分から出撃した特攻隊員たちがいた。大叔父が参加したと聞いた福田ディレクター。その最期をたどると、家族が知らなかった戦死の事実が浮かび上がってきた…


“特攻にいった兄の最期が知りたい−”祖母から頼まれたNHK福田ディレクター(25)。祖母の兄・渡邊吉徳は1945年8月15日、終戦後に飛び立ったとだけ伝えられていた。戦争が終わってなぜ特攻へ?どのような思いで死地に向かったのか?500通の手紙を出して吉徳を知る隊員を探し、わずかな手がかりをたどると、想像もしなかった事実が浮かび上がってきた。戦後74年、初めて家族に届けられたある特攻隊員の思いとは?

語り 石澤典夫
朗読 三宅貴大

特攻 なぜ若者は飛び立ったのか 今夜放映

uehara


歴史秘話ヒストリア「特攻 なぜ若者は飛び立ったのか」
2019年12月11日(水) 22時30分〜23時20分

太平洋戦争末期、日本軍が行った体当たり攻撃「特攻」。この残酷な任務で命を落とした一人の若き特攻隊員、上原良司に関する資料が、今あらためて注目を集めている。学徒出陣で陸軍に入った上原良司は、戦局が悪化する中、特攻隊員に志願。出撃前夜まで、自分の心情を手記などに書き続けた。「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます」。非情な運命と闘った若者の、揺れ、うつろい、それでも考え続けた心の内を見つめる。




出演者
朗読 岩田剛典
キャスター 渡邊佐和子

水庫 ジャパンライフへ天下り

 消費者庁で、ジャパンライフ担当の課長補佐だった水庫氏が、定年退職後、ジャパンライフに再就職した事件、消費者庁は調査の結果、違反と断定できないと発表した。

 元職員だった水庫氏による国家公務員法第106条の3の再就職等規制違反行為が疑われた事案に関する調査結果についてはこちらで公開されている。

 
 https://www5.cao.go.jp/kanshi/pdf/houdou/280324/gaiyo.pdf …


 2017年3月30日の消費者委員会で大西健介議員が詳しく消費者庁に質問している。

 「消費者庁は、2015年の9月のジャパンライフ社への立入検査の際に、水庫氏が顧問として再就職している事実を把握して、そして、再就職等監視委員会にもそのことを伝えた。しかし、その後、消費者庁内の調査で5カ月たって、再就職等監視委員会に違反が断定できなかったという調査結果を提出している。

 2017年3月30日、4月18日の大西健介議員と井坂信彦議員のジャパンライフの議事録を読むと、消費者庁の対応がどれだけ遅かったのかが良くわかる。


 マルチ商法の悪徳会社を行政、官僚機構がバックアップしてのさばらせてきたような事案であり、単なる「天下り」という問題では到底終わらない。

 

自民党ネットサポーターズクラブ

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スマートフォン、タブレットで常時接続のネット時代、こうした与党の政治活動が絶大な効果を上げたことは確かである。ネット情報が圧倒的に中心の若い世代は、知らない間に強い影響を受けており、そして、こうした影響を受けているという自覚もない。リテラシーの問題というより、それ以前の別次元の問題であって、その点が非常に民主主義にとって恐ろしい要素である。莫大な広告費が投じられ、さながら洗脳合戦となっているSNS政治活動。今のアメリカ、トランプ政権の支持、不支持がその典型例である。


桜を見る会 安倍首相の「謎のネット宣伝機関」と関係も  2019/12/03
NEWSポストセブン
「謎の宣伝部隊」も存在

 ついに憲政史上最長の在任日数となった安倍政権。森友問題や加計問題など、これまでも数々の騒動があったにもかかわらず、「安倍一強」を保てたのはなぜなのか。

 桜を見る会の私物化問題で安倍首相への批判が強まると、ネットでは、国会で追及に立つ野党議員や、首相に批判的なテレビ番組を攻撃する書き込みが拡散している。

 そうした安倍擁護のネット論調を主導するための組織が、「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC)だ。自民党が野党時代の2010年に設立したボランティア組織で、「ネトサポ」と呼ばれる。
 http://www.j-nsc.jp/
 https://www.jimin.jp/involved/j_nsc/
 https://www.facebook.com/jnsc.jimin/
 https://twitter.com/j_nsc_jp


 J-NSCが宣伝工作の実働隊とすれば、司令塔ともいえる組織が自民党のネット監視チーム「T2(Truth team)」である。
 
 https://www.jimin.jp/news/activities/129875.html


〈ネット上に誤解に基づく情報があるならば、正確な情報を発信し修正する〉(自民党のリリース)という役割だ。T2は自民党ネットメディア局の議員、党職員やネット監視の専門業者のスタッフなどをメンバーとして24時間ネットを監視し、自民党に不利な書き込みを見つけるとただちにプロバイダーに削除を要求する活動を行なっている。

◆石破氏に「空虚な経済政策」

 メンバーや所在地が不明な「謎の宣伝機関」もある。〈報道では見えない事実に光を〉を掲げたネットサイトの「テラスプレス」はその1つだ。

 自民党本部は今年7月の参院選の「演説用資料」として『フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識』という表題の小冊子を衆参の所属議員全員に25冊ずつ配布した。内容はテラスプレスの記事からピックアップしたもので、立憲民主党の枝野幸男代表を〈革マル派に近いといわれています〉と批判し、安倍首相のことは〈日本の外交ばかりか、世界のリーダー〉と賛美するものだった。

 総選挙は権力闘争だ。程度はともかく、他党を激しい表現で批判するのは与野党ともに珍しい話ではない。

 ところが、このサイトは安倍首相を持ち上げる一方で、昨年の総裁選で争った同じ自民党の石破茂・元幹事長について、〈空疎な経済政策〉などと批判している。自民党の応援団ではなく、安倍首相の応援団に見える。

 そんなサイトの記事を集めた小冊子を党本部が配ったことに、当時、石破氏は本誌の取材に対し、「誰が書いたのかも、誰が金を出しているのかも、誰が運営しているのかもわからない。そういう類のものを“怪文書”と呼ぶ。だからこの小冊子は自民党版怪文書ですかね」と呆れていた。

 安倍首相は野党ばかりか、自民党であっても、敵対する勢力は宣伝部隊を使って“粛清”していく。これが安倍一強の背後にあるシステムなのだ。現在、テラスプレスでは次のようなタイトルの記事がアップされている。

〈共産主導の「桜を見る会」批判 政局オンリーの野党で国民生活置き去り〉

〈「桜を見る会」前夜祭、立憲の批判は偽メール事件に匹敵する“大事件”〉

 記事を読んだ支持者が揃って“総理は悪くない”と思い込むとまでは考えにくいが、自民党の外周部には、こうした政権を批判するメディアや野党を攻撃する“ニュースサイト”が他にもある。

『政治知新』というサイトは、与野党対決となった沖縄知事選の頃は、野党候補の玉城デニー氏(現知事)の大麻吸引というデマを流し、“共産党のマドンナ”と呼ばれる吉良よし子・参院議員の不倫疑惑を記事にしたが、これも“フェイクニュース”で、共産党が「法的措置を検討する」と抗議すると記事を削除した。

 このサイトを取材したことがあるネットの政治情報に詳しいジャーナリスト・梶田陽介氏が語る。

「サイトの管理者として登録されていたのが、ウェブ制作会社を経営するT氏です。兄は神奈川の自民党県議で、自民党との接点がある。担当者はT氏が県議の弟であることを認めたが、『政治知新』については内部事情などで答えられないと拒否された」

 興味深いのはそのT氏がフェイスブックにこう書き込んでいることだ。

〈安倍総理の桜を見る会にご招待頂きました。御案内いただいた関係者の方々には心より感謝です〉

 ご丁寧に招待状の画像もアップされている。「桜を見る会」がネットで活動する「謎の宣伝機関」とも結びついていることが窺える。

 安倍首相は首相在任期間が歴代最長となり、憲政史上に名を刻んだ。しかし、長期政権を支えてきたのは国民の支持だけではない。野党を誹謗し、自民党内のライバルを蹴落とし、総理の地位を脅かす存在を許さない。それが長期政権の秘密でもある。

 週刊ポスト2019年12月13日号

西山さん事件と大津地検 証拠開示を一部拒否

 軽い知的障害がある女性が殺人罪で有罪確定、服役後に出所し、その後、再審開始が確定した西山さん事件。12年の服役が終わってから、次々と証拠が開示され、異様な自白強要、糾問的取り調べの現実が露呈しながら、しかし、この期に及んで一部の証拠開示をなお拒否をする大津地検の対応は非常に強い非難に値する。現在の検事正は木村匡良。

 http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/otsu/page1010031.html

k

 戦後、70年以上の刑事司法史において、新聞などで報じられ、表に露呈した冤罪だけで千数百件を超える。死刑、無期懲役、重罪有期懲役の事案だけでも数十件以上あり、これだけ繰り返しながら検察・警察が自浄できない以上、事前全面証拠開示の法制化、客観義務違反行為の犯罪化、捜査段階からの公選弁護人制、微罪を含めて録音・録画の義務化など、徹底的に訴追側に厳しい法改正が必要になっている。


https://this.kiji.is/575965373433218145?fbclid=IwAR0XGwEjAmAJges2pNu9nv7ufTAIPzMiasdWX-aagwaSG1FaX3Dz1_8TCxI


弁護団要求で新証拠52点開示 湖東病院事件、再審公判向け
2019/12/7  京都新聞社

西山美香さん
 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で服役後、再審開始が確定した元看護助手西山美香さん(39)の再審公判に向け、検察側が新たに52点の証拠開示に応じたことを弁護団が6日、明らかにした。弁護団は「真相究明のため、残された期間、できる限り開示を求める」としている。

 弁護団によると、11月29日に大津地検が、西山さんの取り調べ状況の捜査報告書や病院関係者の供述調書などを開示した。三者協議が始まった4月以降、地検が開示した証拠は計184点になった。

 一方、再審開始確定後、捜査側が新たに作成した第一発見者の看護師の供述調書などは含まれなかった。弁護団は今月3日、地検に書面で開示を要請。地検は一部を閲覧で対応する、と答えたという。

 公判は来年2月3日から始まる。弁護団長の井戸謙一弁護士は「証拠開示については年内で一定のめどを付けたい。どうしても必要な証拠は裁判所にも開示を強く促してもらう」と述べた。
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