d803a5a5.bmp 現在、アメリカの国務次官補で、東アジア・太平洋を担当しているのがクリストファー・ヒルである。ついこの間まで、このポストは今の国務長官、あのだいたひかるにさえ、この世で何よりも怖い顔をしていると評されたコンドリーザ・ライスが担当していた。

 さて、現在、日本にとってもアメリカにとっても非常に重要な関心事は、北朝鮮の核兵器開発問題。北朝鮮はおそらく今、1つだけ核兵器を作り上げて発射できる態勢にあるのではないかとされている。複数は持っていないだろうといわれているが、定かではない。

 クリストファー・ヒルは、「いずれにせよ」北朝鮮が核兵器を最終的に断念することになるだろうと上院外交小委員会のたまわって自信を表明した。

 「いずれにせよ北朝鮮は、こうしたシステムを手に入れない。」
 
 「だから北朝鮮にとって、本当の問題はどの様な条件で断念するかということである。」

 6カ国協議(6-party talk)に何としても北朝鮮を復帰させ、とにもかくにも話を始めることが重要だという当たり前の事実にようやく気がついたアメリカは、金正日を意図的に激しく罵ったりすることを控えて、協議再開を切望している。このままではアメリカの外交努力がうまくいっていないことをますます際だたせてしまい、対外的な信頼を下げるからである。

 ライスは、

 「金正日が正気かどうかはわからない。」

 と口を滑らせて危うく関係がまた悪化しかかったが、6カ国協議は何とか再会できそうな気配がある。私は思うに、本当に「正気でない」のはライスやチェイニー、ラムズフェルドであって、ライスのようにすぐに攻撃的な口を滑らせる尊大な女は全く外交向きではないと思う。
 
 そもそもイスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮、中東諸国など、これほど世界に核兵器が蔓延してしまったのは一にも二にも世界の大国の影響が大きい。具体的に言えば、アメリカ、ロシア、中国の責任である。連中の頭の中には本気で「軍縮」を行おうという気がさらさらない。
 
 とりわけ年間数十兆円単位で莫大な軍事関連の支出を行っているアメリカ。「軍産複合体」の膨張と暴走はいよいよ末期的になりつつある。

 クリストファー・ヒルさん、時期や方法は「いずれにせよ」、あなた達のお国が本気で核兵器の軍縮に取り組み始めるのはいったいいつのことでしょうか?いよいよアメリカ国民の59%も戦争反対となり、厭戦気分が蔓延し始めた悪夢のイラク戦争を「どの様な条件で断念する」おつもりでしょうか?