私がまだ今の仕事を国内で始める前、大きく人生の環境を変えてみるのも悪くないと思い、米国市民権をUSAFISが世界中の人間に与えるグリーンカードに申し込んでみたことがある。その後、メールで何度かやりとりを行い、言われたとおりに写真を貼ってアプリケーションを出したのだが、なぜかその後ぴたっと手続きが止まったように思われ、時々、何だかよくわからない広告メールのようなものしか入ってこなかったのですっかりほっぽらかして忘れていたものだった。
 
 それがいきなり、昨夜遅く、吉祥寺で友達が飲んでいるから遅れて混じりに来たらといわれていたので「与作」に出かけようかなと思っていた矢先、急に電話が鳴ってそれをとったらアメリカからの電話だった。

 私は随分とNHKのラジオ英語をさぼっているのでリスニング能力が落ちている。だが、私の発音を聞いた向こうはなぜかすらすら通じると思ったらしく、最初遅かった会話速度が途中から早まり、こちらはそれを聞き取ってメモするだけで精一杯。頭の中のCPUがまさにフル回転状態で必死に電話の内容を聴き取った。
 
 名前、住所などと共に、クレジットカードの番号の確認や書類送付や申し込みにかかる費用などが説明され、良いか?と承認される。国際的な「振り込め詐欺」かと一瞬疑ったのだが、どうもそうではなさそうな気配だったし、総額でも3万円弱程度の費用にしかならなかったのでOKと返事をした。会話はわずかに10分程度で終わったのだが、くたびれてしまった。 

 私のように現在のアメリカ政権を強烈に扱き下ろしている人間にグリーンカードが本当に発行されたとすれば、何かの間違いか勘違いだとしか思われないのだがさて・・・。