公務員倫理規定が制定されたのは2000年、それを受けて防衛省でも上野、諸富両名による調達実施本部の収賄罪が発生したばかりだったので厳しい内規を作ったとされる。その内規を作っていた本人が規定をすっかり忘れて接待漬けだったとばらされ窮地に陥っている。守屋武昌。武器商社の山田洋行の元専務、宮崎(後に日本ミライズを設立した)と2001年からだけで140回のゴルフを為していた。多くに妻も同伴して楽しんでいた。守屋がいない際には妻だけがゴルフ接待を受けていたこともある。

 そのうち、

 佐浦之政
 松本明子


 という偽名でゴルフ場に入っている時がある。これは守屋武昌が接待ゴルフを受けた時に使った偽名。松本明子は妻の名として記したもの。

 ビジターのプレー料金は3万円前後はするが、守屋は送り迎えの車など全ての費用で1万円を1回で渡すだけであった。終われば麻雀をしたり、赤坂などで豪勢に食事に繰り出したりと享楽三昧。多い時は月に6回もゴルフがあった。費用は全て山田洋行の交際費で処理されている。
 
 偽名を使ってプレーしたということはつまり、本名でプレーできない、プレーすることがまずいという認識を持っていたから。そうでなければ普通の人間はその様な記名をすることはあり得ない。

 守屋は、次女がアメリカに留学した際、この山田洋行専務からニューヨーク州のステーキハウスで次女のためだけに激励会までしてもらっていたことがわかっている。それも交際費処理されたものであった。
 
 守屋武昌は省内にいたときのみ「天皇」であって、一歩外へ出れば多く作ってきた敵に総攻撃を受ける人間になっていたことを今、思い知っているのではなかろうか。単に公務員の倫理規定違反というだけでなく、単純な汚職で刑事事件になるべき事案であろう。