d977dff5.jpg 吉祥寺駅に隣接する旧ターミナルエコービルが全面取り壊し・建て替えのために、入居していたテナント、ユザワヤ吉祥寺店が先月2日で閉店したが、地下の啓文堂書店だけはおよそ1ヶ月長く営業を継続。しかし、それも残すところ10日あまり、今月15日で書店も閉店する。両者とも4月2日から南口すぐの井の頭通りに面した丸井百貨店ビルに移転して営業を始める予定。すでにユザワヤが立ち退いたターミナルエコービルはひっそりとしており、人通りも少ない。
 
 ユザワヤ吉祥寺店の入っているビルは「ターミナルエコー」という名称であったが、地上げの舞台に目をつけられて、国際航業事件で刑務所行きになった許永中ら闇ブローカーが暗躍した場所。ユザワヤが入る前は幽霊ビルだった。その頃のビルの様子は漫画、「ろくでなしブルース」にも描かれている。 
 
 若者や若い世代向けのアパレルを中心に商ってきた丸井。百貨店大不況の影響をもろに受けた中、丸井百貨店はネット通販に大きく業態を変えており、すでにこの分野では高島屋や三越、大丸ら老舗の百貨店を追い抜く日が時間の問題になっている。店舗での収益が急激に悪化しても、通販でそれを補っている。

 ちょうど丸井のフロアを一時、新ビル落成までの期間をしのぐユザワヤと啓文堂書店に供するにちょうど良いタイミングにもなり、吉祥寺から両店が完全に消える事態は避けられている。

 ターミナルエコービルは昭和の古い時期のビルであり、老朽化だけでなくアスベストなども使っておりこれらの除去を行いながらの工事はかなり手がかかるらしい。通常より工期が長く確保されているのはそのような理由もある。