5e7f1438-s


 かつて自民党総裁、安倍晋三は幸福の科学のインタビューを受けて、幸福の科学が設立したカルト政党、「幸福実現党」の政策を学びながらやっていきたいと答えた事がある。霊感商法で有名な文鮮明が教祖になった統一協会の選挙実働部隊である国際勝共連合は安倍の祖父、岸信介が設立に関わったもので、中曽根康弘など歴代自民党首相や有力議員が選挙応援を受けてきた沿革がある。もちろん、安倍も統一協会の来賓として挨拶するなど繋がりを持ってきている。


 **********




 前都知事で維新の会代表、石原慎太郎の三男、石原宏高。長兄である石原伸晃とともに東京都から衆院選へ立候補している。

73fdecef.jpg


 石原一族は新興宗教と繋がりが強く、慎太郎は霊友会。石原伸晃は崇教真光の信徒。本人も公言して認めており、いわゆる「真光の業」、相手の額の上に手かざしをするによって霊魂を浄めるという行為をやっている集団である。


 この三男、宏高について、週刊文春12月6日号で、大川隆法が率いる「幸福の科学」へ入信したという記事が書かれていた。これについて、宏高本人は幸福の科学の南部支部に行ったことはある、応援してくれている有力者がいるからと答え、三帰誓願の儀式を受けて入信したことはないというが、しかし、文春に抗議したり記事の取り消しを求めてはいない。


 幸福の科学には長兄、伸晃も2008年、東京正心館でセミナー講演を行い、父の慎太郎も幸福実現党幹部と親しく、幸福の科学出版から

 「石原慎太郎の本音炸裂」

 が出版されている。


  
守護霊インタビュー 石原慎太郎の本音炸裂守護霊インタビュー 石原慎太郎の本音炸裂
著者:大川 隆法
幸福の科学出版(2012-08-31)
販売元:Amazon.co.jp



 
 教祖大川の泥沼離婚訴訟が継続中の幸福の科学は、中高一貫校をすでに設立・開設し、現実に動き始めており、また、都知事選挙にも「トクマ」が、国政選挙にも多数の候補者を擁立している。


 自民党は統一協会=勝共連合と、公明党=創価学会、日本は諸派の新興宗教が政治に堂々と躍り出ているカルト政治国家になりつつある。
 

 




勝共連合 (新日本新書 344)勝共連合 (新日本新書 344)
著者:日隈 威徳
新日本出版社(1984-09)
販売元:Amazon.co.jp

パソコン追跡勝共連合 (1985年)
著者:青木 慧
汐文社(1985-10)
販売元:Amazon.co.jp

統一協会の犯罪―霊感商法と勝共連合
著者:成沢宗男
八月書館(1989-10)
販売元:Amazon.co.jp

国際勝共連合―その「理論」と危険なねらい (1979年)
学習の友社(1979-01)
販売元:Amazon.co.jp

情勢年鑑〈1985年版〉 (1985年)
著者:国際勝共連合
国際勝共連合(1985-05)
販売元:Amazon.co.jp

情勢年鑑〈1984年版〉 (1984年)
著者:国際勝共連合
国際勝共連合(1984-07)
販売元:Amazon.co.jp

情勢年鑑〈1983年版〉 (1983年)
国際勝共連合(1983-07)
販売元:Amazon.co.jp