救世軍の山谷真。KFC（キングダムフェローシップチャーチ）の唐沢治牧師（帝京平成大講師）やベルシープ伝道所の坂井能大牧師と親交を持つ。主に社会福祉法人や医療法人などを経営している救世軍に所属する牧師である山谷真が、株式会社クリスチャントゥデイ社とその社員などを中傷したということで争われていた民事裁判について、本日の東京地裁第一審判決で山谷真の敗訴となった。山谷が記したブログの記事について名誉毀損を認め、これによる損害賠償をク社や社員の高柳、矢田らに対して各々、十数万から数十万、支払うように命じられた。また、山谷が記したブログ記事の多数について不法行為として認定され、削除するように併せて命じられている。
この裁判は2008年の提訴から６年の長期に渡り争われ、証人尋問が行われた日の最後、裁判長からは強い和解勧告もあった（訴額がそれほど大きくなく、裁判所の機能として紛争の解決を図るという観点からの和解提案だった）が、主に被告側である山谷牧師側が強く反発して和解は成立せず不調となって今日の判決になった。
山谷牧師のブログ文面では、この裁判は非常に高い注目を集めて多くの傍聴人が山谷支援のために裁判所へ来ているかのように書かれているが、実際はそうではない。最大の山場になった原告、被告の双方が証人として質問され証言した5月20日の人証尋問も、今日の判決も、どちらも傍聴人の数はすくない。5月の傍聴人は12人程度、今日の判決は5人。どちらも非常に少なかった。
2013年11月13日（水）午後1時10分
東京地方裁判所 530号法廷
●事件番号 平成20年（ワ）第10777号 損害賠償請求事件
●原告 株式会社クリスチャントゥデイ 高柳 泉 矢田喬大
原告側訴訟代理人
小林雄介、辰野嘉則、飯田耕一 （森濱田松本法律事務所）
● 被告 山谷 真
被告側訴訟代理人 紀藤正樹、山口貴士 （リンク総合法律事務所）
● 東京地裁民事 第17部合議係
裁判長 戸田久
陪席裁判官 今井和桂子、中野雄壱
山谷真は、1965年、東京・高円寺生まれ。メルセス修道会の光塩幼稚園、杉並第８小学校、高円寺中、荻窪高、成蹊大文学部、救世軍士官学校と学ぶ。少年期はオカルト少年だったと自ら述べ、後楽園球場で開催されたビリー・グラハム大会の説教を聞いて高校時代にキリスト教会「救世軍」に入会。牧師、伝道者、神学校教師として救世軍の職員として活動する。救世軍は軍隊ではないが、内部の階層を軍隊に模して作っており、軍服や軍帽のような制服があり、山谷は「少佐」という階級になっている。
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シャローム