f15e463b.jpg 2ちゃんねると並ぶ無法地帯になったインターネットサービスで収益を上げている「FC2」。その仕組みのほとんどを開発し運営しているのがホームページシステム社であるが、家宅捜索を受けた。

 
 ITmedia ニュース 9月30日(火)


 このような違法犯罪サイトが野放しになっているG7所属の先進国は日本だけではないだろうか。国際的な恥としか言いようがない。これを契機に壊滅されることを願う。
 




「FC2」サービスの「ほとんどを開発」──家宅捜索受けた企業とは

「FC2動画」をめぐり、京都府警が公然わいせつ幇助(ほうじょ)の疑いで、大阪市内のインターネット関連会社「ホームページシステム」(北区中之島)など数カ所を家宅捜索した。報道によると、府警は同社がサイトを実質的に運営していたとみているという。「FC2」は米国ラスベガスの法人が運営しているとされてきたが、その実態は謎が多かった。

 ホームページシステムのWebサイトでは、「アプリ開発をメインとし、メディアレップ事業や大手企業より委託を受けてシステム開発を行っています」と自社を紹介している。100万ダウンロードを超えたというアプリ「マンガ読破」の開発やWebアプリやWebサーバの構築などを手がけるほか、「米国fc2.inc 日本国広告代理店」としてネット広告の取り次ぎを行っていることも掲載されている。

 FC2は1999年7月設立で、所在地は米国ネバダ州のラスベガスになっている。今回問題になった「FC2動画」のほか、「FC2ブログ」やソーシャルゲームプラットフォームなど多数のサービスを運営している。昨年、転職サイトに掲載されたホームページシステム社員らのインタビュー記事によると、13年6月時点で「ユーザー数2000万人以上、PV150億PV超、帯域使用量200Gbps」に上るという。

 同記事中のホームページシステム取締役のコメントによると、FC2上のサービスのほとんどは同社が開発したという。同社は02年の設立時からFC2のサービス開発に携わり続け、「現在では企画から開発、デザイン、翻訳、カスタマサポートまでワンストップで提供する開発会社となっています」と述べている。記事が掲載された昨年12月の時点で、従業員数は130人を超えていた。

 記事中で、取締役はFC2について、「過去、米国で開発拠点を構えて精力的な開発を行っていたようだが、07〜08年ごろからブログを筆頭に日本での成長が著しくなったため、日本のマーケットに集中すべく、開発を日本の企業に委託するようになった」と説明。ホームページシステムが一手に開発を引き受けるようになったのは「単に依頼されたことだけをやるのではなく、クライアントのニーズに合った提案を行っており、それが日本での飛躍的な成長に結び付いたから」と述べている。