4e65af47.png 宗教法人ヨハン東京キリスト教会(新宿区、http://waseda.yohan.or.jp)は、教会の主任牧師であり代表役員であった金圭東(キム・ギュドン)牧師が、性犯罪、性的不道徳行為と身体的被害を加えるなどの行為を行った一連の事件について

 「教界の皆様へ お詫び」


 と題する文章を、教会公式サイトで公開した。

 http://waseda.yohan.or.jp/cat686/20141221220149.html
 

 すでに辞任した金牧師問題の経緯を説明。

 「被害者の方々と日本教会および韓国教会のすべての方々の前で深い謝罪の言葉を申し上げます」


 と謝罪。被害者の癒やしと回復のために努力を尽くし、透明で健全な教会運営を行うとするなど、6つの決意を表明している。


 しかし、ヨハン教会は金圭東について「解任」したり「除名」したりしたわけではなく、自主的な「退職」扱いとしており、それゆえ1億円を超える「退職金」を金牧師に支払っている。すでに金は何人かの牧師、伝道師を率いて 東京リビングストーン教会 Tokyo Living Stone Church という新しい単立教会をヨハン教会にほど近い高田馬場2丁目に新しく開いて活動を開始しており、これではいったい、何のための謝罪や辞任だったのか、全くわからない。金が新しい教会を設立するための準備金のようにして1億円を超える巨額の金が支払われたとしか思われず、到底、社会的に許容されるものではない。

 注1 http://dailycult.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html


 東京リビングストーン教会
 http://livingstone.jp

 東京都高田馬場2-4-12新上地ビル2階
 
 金炳秀 担任牧師 (金圭東の息子)
 尹仁重
 小倉隆志
 辻太輔


 金圭東の名こそ出ていないが、金炳秀は金圭東の息子。金圭東はかつて高田馬場の都営住宅に暮らしており、その際、明治大学の革マル派と衝突を起こして襲撃される事件も経験している。現在も大久保・高田馬場近くに暮らしている。 


 今年、金圭東の不祥事に伴って金とともにヨハングループを脱退した牧師、伝道師は以下の通り。多くがヨハンが設立した自称、神学校、「JTMS」を出ている。

 金×秀 (宣教師)・李心徳 (伝道師)  (ヨハン神戸教会)
 尹仁重 (宣教師)・任菊煕 (筍長、宣教幹事) (ヨハン松本伝道所)
 小川雅裕 (宣教師)・里枝 (伝道師)  (ヨハン高松伝道所)
 小倉隆志 (宣教師)・淑子 (伝道師)  (ヨハン甲府教会)
 辻太輔 (宣教師)・亜希 (伝道師)  (ヨハン早稲田教会)
 朴智× (宣教幹事)  (ヨハン東京教会)



 今回、ヨハン教会によって発表された文章の認定事実でさえ、金牧師の悪質な独裁カルト宣教は目に余る内容がある。


 長年、女性の教職者や元教職者、信徒に対してセクハラ行為を行っていたこと、一部の幹部と親族のみで行う非常に不透明な財政管理、金牧師による常習的な暴力行為があったことも判明。これらはヨハン教会の内部調査委員会の調査で明らかになっている事実である。

 
 キムは2014年8月22日、一連の事件についての責任を認めて謝罪。教会の代表役員や、韓国にある社団法人ヨハン宣教会の理事長など全役職から身を引くことを発表した。

 
 謝罪文では、


 「傷つけられた被害者の方々の為に、これから残りの全生涯を通してお許しを求め、その傷が癒されるように全力を尽くしてまいります」


 と一見、殊勝な謝罪の言葉で被害者や同教会の教職、信徒、また金牧師自身の家族らへ対する謝罪の言葉を並べていた。


 ところが、実際はどうであったか。盗っ人猛々しく、図々しいにもほどがある要求をヨハン教会に求めていたのが金圭東であった。

 
 金の処遇をめぐっては、あまりに重大な違法行為であることから当初、教会の法人規則の解任事由に当たるとされた。したがって、一般の法人であれば懲戒解雇に該当する解任が考えられていたが、教会内部が金牧師を支持する役員で固めていたキムの独裁体制だったため、この期に及んで金を支持する意見が過半数を占めた。それゆえ、解任に必要な3分の2以上の賛成がなく解任が不可能に。そこで自主的な辞任を促したが、その際に引き替え条件として金からは具体的な退職金の金額などいくつかの辞任条件が提示された。


 解任であれば退職金の支払いは不必要と考えていたが、一連の事件で教会が混乱しており、信徒の信仰生活の安定化、一刻も早い事態の収束のためには、金牧師が提示した辞任条件への合意が不可欠であるという、一般市民社会の常識からはかけ離れた信じがたい判断となり何と教会はこれに合意。10月10日に1億円を超える退職金を支払った。暴力団の不当要求に応じるのと次元は同等の許容しがたい泥棒に負い銭であった。ヨハン教会は何が何でも民事訴訟に訴えてでもキムに厳しい法的対応をとらなければならなかった。


 金と金の支持者数人が抜けたヨハン教会は、こうした経緯を踏まえた上で、


 「この事件による被害者の方々と日本教会および韓国教会のすべての方々の前で深い謝罪の言葉を申し上げます。この事態が早急に収束され速やかに安定し、継続的に神の国が日本の地に建てられていくことを切に願いながら、次のようにヨハン教会連合の決意を明らかにします」

 としている。下記の6点を特に列挙している。

 1.今回の事件に対して三位一体の主の前で深い謝罪の意を表します。日本と韓国の福音主義教会と団体に対して傷と被害を与えたことに謝罪します。

 2.この事件による被害者の方々に教会を代表して謝罪し、癒しと回復のためにすべての努力を尽くします。

 3.私たちは教会の名誉を失墜させたことの責任を痛感し、改革しようと福音主義の神学と精神に立って、聖書の確固たる真理に従って生きるように最善を尽くします。教会のリーダーシップ、日本教会、韓国教会との関係、宣教師の方々との交わり、宣教の働き、教会の構造などに関して、改善するように最善を尽くします。

 4.日本と韓国の福音主義教会の指導を謙虚に受け入れ、これからも積極的に協力します。


 5.イエス・キリストの十字架の死と復活の福音を伝え、イエス様の弟子たちを養育し、真の牧者の姿勢で日本宣教に臨みます。


 6.ごく一部の人により、秘密裏に行われていた教会の運営を信徒全ての前に公にし、信徒総意による健全な教会運営を行っていきます。ヨハン教会連合を愛して下さり、祈ってくださっている日本と韓国教会の全ての方々に心から感謝を申し上げ、持続的にヨハン教会連合が日本宣教と世界宣教に用いられるようにお祈りをお願いいたします。


 
 これらは教会の現代表役員代務者である林牧師と、責任役員一同の名で出され、クリスチャン新聞(11月30日号)やキリスト新聞(12月6日号)にも、謝罪広告として掲載されているが、このように目も当てられないキム性犯罪・拝金・暴力問題の扱いに落ちたヨハン教会にもはや自浄能力はない。


 つくばアガペーチャペルのビュンジェーチャン=卞在昌と内容も形態もそっくりの性犯罪、パワハラ、暴行事件を起こした金圭東は、元々、淀橋教会(峯野龍弘、ウェスレアンホーリネス教団主任)の韓国部としてスタートし、急激に信徒数を増やしたため後に発展的に枝分かれした「教会」であった。大久保に拠点があったため、近くにある早稲田大や各種の専門学校などに伝道・宣教活動を熱烈に展開。多くのキャンパスカルト問題を発生させた。この問題については、川島堅二(恵泉女学院大学長)牧師がもっとも詳しく調査し取り組んでいる。


http://religion.sakura.ne.jp

 峯野龍弘は元々、日本基督教団に所属していたが、戦後、昭和中期に教団と激しく対立して喧嘩別れすることになり、

 「日本基督教団に未来はない。」

 と宣言して教団を脱退、ウェスレアンホーリネス教団を設立して今に至っている。バブル期に巨額の建設費で建造した淀橋教会は、建設費が22億円を超えた。これ以降、信徒たちが2つ目の住宅ローンを抱えるに等しい大きな返済の負担を行い、コンサート会場に貸し出すなどの事業活用も行った結果、昨年の段階で残債が8億円以下にまで減っている。


 91edc624.jpgヨハンキリスト教会が主催している宣教イベント、HOPE。韓国から多数の韓国人牧師が来日する。



 
 この曰く付きの二人と韓国発祥の「弟子訓練(ディサイプリング・トレーニング)」を日本に導入するのだと息巻いて取り組んだ人物こそ日本基督教団の議長を4期務め、青山学院院長、日本宗教連盟・理事長、日本プロテスタント宣教150周年記念大会・実行委員長、世界宣教東京大会・名誉会長などを歴任した山北宣久(聖ヶ丘教会・前主任牧師)であった。新興宗教のような不祥事や醜聞にまみれた新興プロテスタントと共同するのは辞めろという周囲からの強い働きかけに何一つ耳を貸さずに暴走を続けた人物である。山北牧師は、金圭東のヨハンキリスト教会が主催する「コスタジャパン」の講師を引き受けたり、卞在昌の小牧者コンベンションの講師を務めたこともあった。

  
 http://www.christiantoday.co.jp/articles/8546/20070108/news.htm

f58fb7a4.jpg ヨハンキリスト教会が主催している夏の学生イベント、「コスタ(Kosta)」。右下に峯野牧師が紹介されている。



 
 
 山北師は現在は主要な肩書きから全て引退しているが、この20年、日本基督教団だけでなくプロテスタント教会や日本のキリスト教に混乱をもたらし、信頼を失墜させ、回復不能の傷を残した張本人でもあった。前回のビュン・ジェーチャン事件に続き、今回、金圭東事件が発覚したが、これらについて山北宣久の責任は、教団内でも一切、問われていない。教団の執行部や幹部がそもそも山北と足並みを揃えていたので共同責任を問われかねない。組織防衛的な無責任が蔓延し、黙って口を拭って知らぬふりを続けるばかりで総括どころか初歩的な反省、問題の洗い出しさえ行われていない。


52ef598b.jpg 青山学院院長時代の山北師。2013年1月11日(Sat) ガウチャー記念礼拝堂、青山学院教職員新年礼拝にて。 



 現在の石橋議長や「信徒の友」、吉岡光人編集長を含め、これらの問題を昔から知っている。教団でこれらの問題が検討されたこともなければ、信徒の友で記事になったこともない。他のキリスト教系新聞やメディアでは重大な問題として扱われている。山北議長時代の新興宗教プロテスタントとのやってはいけない交流は、かつて散々、懸念されていた通りに最悪の結果をもたらした。そのことについてだれも責任をとっていない。「膨大な無責任の大系」の中にある日本基督教団の現状が現れている。


 今なお、こうした自称、聖書主義の新興宗教教会と共同し続けている信じがたい日本基督教団の教会や牧師がいる。いったい、彼らはいつまでこのように気持ちの悪い異様な新興宗教集団と共同していくつもりだろうか。自己陶酔で逆上せ上がったできの悪い学園祭の出し物並みの子供じみた馬鹿騒ぎ。


 峯野がかつて口にした

 「日本基督教団に未来はない。」

 という言葉は、今、当時の峯野の台詞が示した文脈とは違った形でその通りになっている。


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 中央が青山学院の前院長、山北宣久(元日本基督教団議長、東京神学大・神学博士、前聖ヶ丘教会牧師)
 
 右が峯野龍弘(ウェスレアンホーリネス教団・淀橋教会牧師)。

 左が性犯罪で失脚したばかりの金圭東(ヨハン早稲田キリスト教会創設者)