愛知県警運転代行 東海テレビ

 愛知県警は10月28日、旅客運送をするための運転に必要な二種免許を持っていないと知りながら客を同乗させて中型トラックを運転させたなどとして、小牧市にある運転代行業者の社長の男性(50)とアルバイトの男性(24)を逮捕していた。しかし、その後、道路交通法で定める「代行運転」の対象は普通乗用車だけで、中型トラックや大型車は対象とならないことが検察官の問い合わせで分かったため、1日午前に釈放となった。今回、アルバイトの男性が運転していたのは中型トラックで道路交通法の対象にならない。愛知県警は違法性はなかったとして男性2人に謝罪している。。

 愛知県警の豊田俊道 交通捜査課長

 「法律の解釈をより厳格にして再発防止につとめ適正な捜査を徹底したい」

 しかし、これは粗末を通り越したコメント。運転代行業に関する道交法に、中型サイズ以上のバス、トラック、トレーラー、クローラーなどの代行運転を取り締まる規定がないことはわかりきった当たり前のことであり、現職の警察官がそれを「知らない」ということ自体が驚きのこと。私も二種免許を持っているが、筆記試験の時に必ず4,5問はこれらに関する試験問題が出される。特に今から10年ほど前、タクシー業界のロビー活動で政治家への献金がなされて、それまで1種免許だけで営業可能だった運転代行業に二種免許が必要とされるようになった際には念を押されて出されている。

 31日、検察官の問い合わせで問題が認識され、道交法が規定する「代行運転普通自動車」にトラックは含まれないと判明。立法の際、トラックの運転手が代行運転を利用することは想定されていなかったためというが、そうであれば、大型二種免許を持っている人がマイクロバス、大型バス、中・大型トラックを用いて運転代行をした場合はどうなるのか、法律上は「未定」という状態にあることになる。

 県警は1日、2人を釈放し謝罪したが、無免許で普通車の代行運転を行った疑いで捜査を続けるというが、運転した車両は「普通車」ではなく「中型車」だったわけで、その他に「普通車」を運転したかどうかを新しくほじくりだす捜査になる。被害者2人がこれにどう対応するか、徹底的に抵抗した場合、警察は窮地に陥ることになる。