DSC06187 新型コロナウイルスについて、毎日、医学・科学誌(デジタル版)が研究成果を公開しているが、その論文内容をまとめると、ざっと以下のようになっている。東大・薬学部、池谷博士による。

 新型コロナウイルスには2つの型がある。S型とL型。感染力に差がある。S型は約30%。L型は約70%。S型は武漢のコウモリから検出された元々のウイルスに近い型で、攻撃力が弱い。L型はS型からさらに変異(進化)して感染力が強まったものである。

 最もよく見られる症状(入院患者1099人を調査、2月28日NEJM誌)は、
 発熱 99.7% 
 せき 67.8%

 喉よりも鼻から高いウイルス量が検出される。無症状でもウイルス量は発症者と同等で、ウイルス核酸の放出パターンは、インフルエンザと似ている(2月19日NEJM誌)。消毒・清掃が有効であり、感染者の病室のうち、定期清掃・消毒している病室からは陽性反応が出なかった。18人の感染者のうち鼻咽頭からのウイルス排出が7日間以上持続している人は15人。20日以上、持続したケースもある。

 マレーシアの患者では、感染が疑われる接触から2か月以上経過してから症状が出てきた事案もある。一見すると無症状、長く症状が出ていない場合であっても注意・警戒を解いてはならないことがわかる。