本日の東京都議会一般質問で、塩村文夏議員が登壇、 都の結婚・妊娠・出産に対する取り組みについて質問していた時、
「結婚した方が良いんじゃないか?」
「おめえが早く結婚すればいいじゃねえか。」
「子どもは産めないのか。」
「独身らしいぞ。」
と野次が飛んだ。自民党会派の議員の発言で、その会派は笑いに包まれ、舛添知事も少し笑っていた。
このヤジに、本人も一瞬、凍り付いて発言者を見て止まってしまい、その後も最後まで質問を述べたが、途中涙声になってショックを受けた様子が放映され、今でも動画で公開されている。
この発言は論外であるが、その後の自民党会派の対応がさらに論外。議会後、本人を除く所属議員全員で厳重抗議の申し入れがあったが、自民党会派の吉原修幹事長は、
「うちの議員の発言という確証はあるのか?」
「議会の中の正規発言ではないのだから、問題にはできない。」
「どういう状況だったのかよくわからない」
と責任逃れに徹底。周囲の議員は必ずだれが発言したかが明瞭に特定できるはずだが、決してそれを言うことがない。匿名での連絡さえない。
本会議の質問中に「よくわからない」、「覚えていない」というならば、彼らは自分たちがまっとうに職務をこなしていなかったことを自白していると同じである。
これは懲罰動議の対象になる行為、発言であって、これに自民党都議会が適切に対応しないならば、彼らは全員、都議を即日、辞任すべきであって、こうした超がつく旧体制の残滓のような無法者たちが都議会が多数派を占めていること自体が驚くべき現実である。
壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)
著者:金子 雅臣
岩波書店(2006-02-21)
販売元:Amazon.co.jp
「結婚した方が良いんじゃないか?」
「おめえが早く結婚すればいいじゃねえか。」
「子どもは産めないのか。」
「独身らしいぞ。」
と野次が飛んだ。自民党会派の議員の発言で、その会派は笑いに包まれ、舛添知事も少し笑っていた。
このヤジに、本人も一瞬、凍り付いて発言者を見て止まってしまい、その後も最後まで質問を述べたが、途中涙声になってショックを受けた様子が放映され、今でも動画で公開されている。
この発言は論外であるが、その後の自民党会派の対応がさらに論外。議会後、本人を除く所属議員全員で厳重抗議の申し入れがあったが、自民党会派の吉原修幹事長は、
「うちの議員の発言という確証はあるのか?」
「議会の中の正規発言ではないのだから、問題にはできない。」
「どういう状況だったのかよくわからない」
と責任逃れに徹底。周囲の議員は必ずだれが発言したかが明瞭に特定できるはずだが、決してそれを言うことがない。匿名での連絡さえない。
本会議の質問中に「よくわからない」、「覚えていない」というならば、彼らは自分たちがまっとうに職務をこなしていなかったことを自白していると同じである。
これは懲罰動議の対象になる行為、発言であって、これに自民党都議会が適切に対応しないならば、彼らは全員、都議を即日、辞任すべきであって、こうした超がつく旧体制の残滓のような無法者たちが都議会が多数派を占めていること自体が驚くべき現実である。
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