医療

賛育会 赤ちゃん取り違え事件

14e44d63.jpg 60年前に生まれた赤ちゃんが取り違えられた東京都墨田区の病院、賛育会事件。この事件は、被害にあった男性の真実の母親が、取り違えがあって勘違いしたまま「長男」として育てた人物と成人してから折り合いが悪くなり、顔立ちや性格などから見てもどうも自分の真実の子であることに違和感があった。両親の老後、介護の問題などで介護に全く消極的な「長男」と次男以下の兄弟間の対立が激化。その「長男」と対立は父が逝去してから後にDNA鑑定になり、遺伝子が繋がっていないことが立証された。

 
 これを元に被害者家族は出産があった賛育会病院に問い合わせたところ、「個人情報」を理由にして一切、情報の開示、真実の子どもの探し出しに協力しなかった。そこで被害者家族はやむなく民事裁判を提起し、また、高額の費用を負担して調査会社に捜索を依頼するなどして懸命に取り違えられた真実の長男を突き止めた。


 当初はこの長男も半信半疑であり得るはずがない、当初は詐欺を疑ったというが、二男、三男が自分たちの写真を送った時、そっくりだった顔立ちから会うことを決め、この真実の長男とDNA鑑定をした結果、99.99%の確率で真実の兄弟だと認定された。それに基づいての訴えで今回の賛育会に対する損害賠償、慰謝料請求の勝訴に繋がった。奇跡に近いニュースであった。これまでの統計上、はっきりわかっているだけでも第一次ベビーブーム時の混乱期に多発し、全国の法医学教室に問い合わせがあった件数だけに絞っても昭和32-46年までに32件の取り違えがある。戦後12年が数えられておらず、昭和47年以降の第二次ベビーブーム期も含めば実際はこの10倍以上の取り違えがある。


 この経緯を見ると、最初から最後まで、責任がある賛育会に誠意ある態度が全く見られない。取り違えの調査、真実の長男の探し出しにも「個人情報」という理由をつけて全く協力しない。裁判で訴えられるまで賠償にも応じず、判決が出た後も「判決内容を精査してから対応する」と謝罪の言葉一つない。被害者の男性に対して直接、「謝罪はできない」と答えており、被害者男性もこの点、非常に怒りを示している。


 
 この賛育会は1918年、東京帝国大教授だった吉野作造を指導者とする東京帝国大学学生キリスト教青年会(現在の東京大学YMCA)の有志により発足したキリスト教系のミッション組織。創立地は墨田区で当初、婦人と小児の保護・保健・医療活動を行っていた。その後、一般医療・老人福祉・児童福祉と業務を拡大。活動地域も墨田区を超えて、町田市、中央区、江東区、長野市、静岡県御前崎市、牧之原市と急激に拡がった。


 
 賛育会はモットーとして、

 弱い者、貧しい者、病気の者とともに歩んだイエス・キリストの生き方に倣い、キリスト教の「隣人愛」を実践すること


 を目的にしている。


 人と人との関係が希薄になり、孤立化が進む今日ほど、一人ひとりに寄り添い共に歩む働きが求められているときはありません。創立以来の精神である「隣人愛」の働きを、それぞれの地域において実践したいと私たち役職員一同心から願い、その実現に向けてできる限りの力を尽くしてまいる所存です。

  
 とPRするが、今回の事件で見えた実態はほど遠い責任逃れだった。


 皆様におかれましては、ご理解・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 
 どころか、このような病院や社会福祉法人は認可取り消し、消滅させた方が社会的には相当であるかもしれない。これほどの事件をこれほどの経緯を持ってこじらせながら、被害者の男性に対して直接、「謝罪はできない」と答えるような「社会福祉法人」や「病院」にミッション系のキリスト教組織を名乗る資格はない。



 今、社会福祉法人 賛育会 の理事長を務めているのは、橋本章。東大法学部を卒業した後、日本通運に入社。副社長や日通商事(株)の社長を歴任して今は日本通運の特別参与や中央労働委員会委員、聖経学園監事、日本家庭婦人バスケットボール連盟会長、東京栃中栃高会会長なども務めている。

 
 社会福祉法人は、法人税や固定資産税が無税になるなど、その性質上、特権的な優遇をあれこれと受けている。しかし、最新の国税庁の統計では、社会福祉法人も巨額の利益を上げるところが多くあり、総じて内部留保の金額が大きく増大していることがわかっている。社会福祉の名を借りた既得権益集団になった法人は多くある。宗教法人を筆頭に、学校法人、社会福祉法人、医療法人には、その特権的保護に値しない実態を持つ法人が多い。こうした聖域には全く改革がされる気配も見えない。その点については、小泉政権も、民主党政権も、新旧2つの安倍政権もみな同じである。
 


社会福祉法人 賛育会

https://www.san-ikukai.or.jp/


〒130-0012 
東京都墨田区太平3丁目17番8号

TEL:03-3622-7614 
FAX:03-3829-2302


http://www.cc9.ne.jp/~i-kankou/cosmos/hito_02.htm

緑茶と胃がん予防

9d28275f.jpg 静岡は日本有数のお茶所で県民の緑茶飲用量が他県を圧倒。平均で小さい湯飲み10杯程度。他県の7,8倍から10倍近い量である。お茶はカテキンを含有し殺菌効果があるため、静岡県民の胃がん発生率は全国平均の2割以下。特に掛川など西部の深蒸し茶の生産地は1割以下になっている。深蒸し茶はカテキンの含有量が非常に多いからだが、同時にお茶が他の銘柄よりも苦いのであまり好きではない人もいる。実際は掛川の深蒸し茶を飲用しなくても普通のお茶で十分で、高い胃がん抑制効果がある。


 お茶にはお茶の入れ方が多くあり、その入れ方によって抽出される成分が異なる。茶の甘み、うまみ、おいしさを抽出するためにはアミノ酸を湯に溶かし出す必要があるが、そのためには湯温が60度以下である必要がある。玉露などの高級茶は60度で10-15分程度の抽出が最も好ましく、1時間前後の時間があるならば水で抽出する水茶がさらに良い。


 水やぬるま湯で抽出する茶は効率的でもある。一煎目の茶を出した後の茶葉は捨てる必要はない。その後、80度前後の湯で二度目のお茶を入れることができる。この80度前後のお湯で入れるとカテキンが最も強く抽出される。したがって、この温度で入れるとお茶が苦くなるが、それは殺菌成分カテキンが潤沢に溶け出ているからである。ちなみにお茶は80度以上のお湯で入れてはいけない。沸き立った直後の90-100度の熱湯はお茶を入れるのに全く適していない。


 日本人は胃がん、肺がんが死因の上位にある。この胃がんは日本に限って見れば、ほとんど感染症とされている。ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がん発生の95%に関係しているからであり、日本人のピロリ菌感染・保有数は3500万人になる。世界的に見ても非常に多い。しかも欧州の弱毒性ではなくアジアの強毒性の菌であるため、胃の内壁への打撃が強い。これを削減することが日本では最も効果的な胃がん予防になる。



 この点、緑茶が注目されている。緑茶と胃がん予防は強い関係がある。静岡県民に胃がんが極端に少ないのはピロリ菌を天然成分の緑茶で撃滅してしまうからであり、緑茶を飲むことはとても予防医学の観点から望ましい。今年は胃がんのピロリ菌除菌が元年になっていて多く行われるようになっているが、まず緑茶を多く飲むことから開始してみるとまず良い効果が得られるはずで、日1リットル前後を目安に飲むと良い。飲み過ぎるとカフェインの影響でお茶酔いを起こして気分が悪くなるのでそこまで飲んではいけない。

 西洋医学のピロリ菌除去をすると、抗生物質と胃酸の抑制薬を2週間ほど併用するが、申告ではないが副作用もある上に抗生物質に耐性ができる危険と欠点がある。緑茶を多めに飲用することから始めてみる価値がある。同じような殺菌効果はわさびにもある。わさびを多くの料理に多用することも平行して行うと更に効果が上がる。


 注意するべきは、緑茶やわさびに効果があるのであってウーロン茶などその他の茶やカラシにはこのピロリ菌の殺菌効果がない。また、ペットボトルや缶で売っているお茶には酸化防止剤が入っているため、厳密な意味で「緑茶」といえない。トクホのヘルシアなど高いお金で買う必要はない。自分で茶葉から入れることが最善であるといわれている。茶葉は安い茶葉であっても、例えば茎茶でも全く問題ない。あえて高い茶を飲む必要はない。
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ヤマイモ成分 アルツハイマー病を改善

45872dac.jpg 15年ほど前からアルツハイマー病研究を行っている東田千尋・准教授(富山大学)。

ニュースメモ  NHK、読売 他
 

 ヤマイモなどに含まれる成分にアルツハイマー病を改善する作用があることを、富山大学、和漢医薬学総合研究所の東田千尋准教授(46)らの研究グループが動物実験で突き止めた。病変した神経細胞を回復させる効果も確認され、治療薬開発につながると期待される。イギリスの電子版科学誌に、26日、富山大学の研究結果が掲載されている。


 成分は、ナガイモ、ヤマイモなどに含まれ、強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニン。アルツハイマー病を発症させたマウスに1日0.12mgずつ、20日間連続で注射した。その後、記憶力を試すと、注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識した。


 「認知機能が改善されたのです。 現在使われている薬ではこうした認知機能の改善は期待できません。薬では、変性してしまった脳自体を治せないからです。

 
 「多くのアルツハイマー病の認知症の患者さんは、もうかなり脳内で変性も進んでしまっているときに、ご自分がアルツハイマー病だと気付くわけです。そこから少しでも記憶能力 を正常な状態に戻したい、そういう戻せるような薬を開発したいと思ったのが私の研究の動機です」



 アルツハイマー病はアミロイドβ(ベータ)と呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る。実験では、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに、軸索が正常な状態に戻っていたことが分かった。


 ただし、人間がこの効果を期待するためにヤマイモを食するとすると、日10kgを食べれば良いとされており、到底、食べられる量ではない。今後は、サプリメントの開発や、アルツハイマー病に効く別の化合物を開発するなど新薬開発の選択肢を広げていく狙いがある。

 

「ジオスゲニンそのものでアルツハイマー病にチャレンジしている例はない、世界的に見て私たちが初めてだと思います」


「脳の中の情報のやりとりに 重要な役割を果たしている神経細胞の軸索という突起。これがアルツハイマー病の中では変性してしまう」


「それがジオスゲニン投与によって顕著に正常状態に近い状態に戻っている事がわかりました」
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