体外受精させた受精卵の検査について、今まで日本では認められていませんでしたが、11月25日、「着床前スクリーニング」を臨床研究として実施する計画案が日本産科婦人科学会の倫理委員会で了承されたそうです。
着床前クリーニングとは、
「体外受精させた受精卵の染色体を幅広く調べ、異常のないものを子宮に戻す」こと。
この検査で、流産を防ぐ目的ですべての染色体を調べるため、ダウン症など様々な病気がわかるそうです。
具体的には、流産を繰り返す女性を対象に、異常がない受精卵を子宮に戻し、妊娠率が向上するかを調べるというもので、12月の日本産科婦人科学会理事会で承認されれば、早ければ来年度中に実施されます。
受精卵を選択して妊娠ができるという点で、才能や能力面で優良な子供を選択するのではないかという倫理的な論議がありますが、子供をもとうとする不妊夫婦の立場では悪くない研究であると期待できます。

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