瞑想状態とは脳が活性化していること

前回のブログで、瞑想状態とは、脳が特殊な状態になっている、と書きました。
逆に脳が特殊な状態になっている場合、すなわち瞑想状態だったり、その入り口に立っているということでもあります。

lgf01a201310281500瞑想が深くなるために、そして「すごい」と形容するしかないトランス状態に浸るためには、脳を活性化すればよかったのです。
しかし、活性化するのを待っていたら、その時は永遠に来ません。

長い時間を費やして瞑想をしてきても、雑念や自意識、苦痛、焦りなどと結局戦う羽目に陥ったのが、私でした。

雑念や自意識が出たら最後、排除をたくらみますが、所詮騙し切れません。
哀しいことに、自分が自分に一番嘘がつけないのですね。

雑念や理性を少なくする方法

雑念をとる方法には、岩波先生の脳覚醒プログラム覚醒瞑想もあり)では、さまざまなアプローチ法がありました。
トランス呼吸法だったり、動きやリズムを使った方法であったり、ストレッチ方法であったり、と多種多様です。
その中でも、私が特に好んだ方法が、光の点滅です。

いまはLEDライトがだいぶ安くなっていて、性能も上がっていますので、光を点滅させている証明をぼんやり見ることで、どんどん自意識を取り除くことも簡単になっていると思います。

強い光だと目が潰れてしまいますので、ずっと見ていても眼に負担が来ないライトがいいです。
もし、光が強くて見ていられない場合、まぶたを閉じても大丈夫です。(でも一人では絶対にやらないでください。岩波先生の指導が不可欠です)

トランス呼吸法などと組み合わせることで、光の点滅は、ものすごい効果を発揮します。
ある一点に入り込んでいく感覚に襲われました。
外界と隔離されていて、その時に私は暗示を効いていたり、ひたすら呼吸をゆっくりしていたりするのですが、光の点滅を使わないでやるより、何倍も深く早く瞑想状態に襲われました。

どうやら光の点滅は、自意識を吸い取ってしまって、別の脳が作動する効果があるようです。
軽い変性意識状態の時に行うとなおさら初速がついて、吸い込まれていく感覚になりました。
普通の冷めている状態でやっていても、徐々に脳が何かの分泌物でくるまれていく心地よさを味わいました。

ただしてんかんの人は一人では絶対にやらないでください。
また一人でやって、中途半端な瞑想状態に入ってしまうと、押さえ込んでいた恐怖や不安や焦燥感が押し寄せてきて、それを消すこともできないまま苦しめられる可能性もあります。
だから、再度いいますが、岩波先生の指導のもとやってください。

自力瞑想ができるようになった

さて、脳がある種のインパクトを得ているため、非常に質のよい瞑想状態に入ることができます。
その時、プラス暗示を入れたり、抑圧された感情を根こそぎ解放することもできます。
まさに万能の脳になっていると思います。

雑念が邪魔で瞑想状態に入れない人は、光の点滅をつかって、取り除くことも可能です。
でも、ベースとしては雑念は、あって当たり前で、排除しないで、瞑想を続ける心構えが必要です。
光の点滅を意識せず、ただぼんやり目を向けたり、感じるだけで大丈夫です。
その時に呼吸法や暗示などを組み合わせると、そのどちらかだけやっていても、到達できない不思議な精神世界に入れることでしょう。

そして、最高に脳みそが休まります。
これ以上のリラックス方法はありません。
超激務の医師もそれで日々乗り切っているようです。

私も訓練のおかげもあって、雑念にとらわれず深く入れるようになっています。
戦ったりしない、打ち消しもしない、その中でやらせてもらう、という感じなのですが、ではまた今度で。

くれぐれもこれを読んで真似しないようにして下さい!
自力での呼吸法や瞑想が危険なことはこちらをお読み下さい。