メディアム日記

メディアムから生み出す新しい仕事や考え方をつれづれなるままに記していきます。

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手術後初めての検診を受けました。それまで一度も検査もしないし、傷口も見ないことにちょっと驚いていましたが、経過良好とのことで安心しました。

が、最近30回よく噛んで食べることを怠っているし、ウオーキングもともすればさぼりがち。のど元過ぎると(でもまだ3カ月!)こうだからなあ〜5年後のことって忘れちゃってるかもと自分の能天気さが怖いです。とはいえ、まだお酒は怖くて一口、お付き合い程度にしか飲めないし、揚げ物、油モノ、肉はなんとなく食べる気がしません。そうしたら、みるみる体重が減ってしまい、逆に別の病気?と心配になったりして。。。

でも、このところ会う人あう人に、なんだか前の元気が戻ってきたねと言われます。
自分ではそんなに変わっていないと思うのですが、きっと気力、活力が戻ってきたということなのだと思って、喜んで受け止めています。

課題は体温の低さだったのですが、友人に進められた本に合ったショウガ紅茶を飲むようにしたら、朝の体温が36.5度になりました。ショウガおそるべし!!!これは続けようと思います。

今年は、気になる場所があったら1泊でも日帰りでもふらっと旅をしようと思っています。
そんなときに読みたいと、森岡書店岡本仁さんの『また旅2』を買いました。ご本人とも次に行きたい場所の話などもできて大満足!

そして、桂 二葉さんの落語に出来るだけいくようにもしたい。でも最近大人気で、なかなかチケットが取れないのだけど。。。。うきうきした春になりそうです♪ なりけい





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2月寒波の時に日本を抜け出し、友人の住む温かいシドニーに行ってきました。海外旅行なんて本当に久しぶり。
友人の家は、シドニー郊外で有機野菜の水耕栽培をして、レストランに卸しているのですが、それをビジネスごと売却することに。年齢と相続のためです。その前にゆっくり泊りにきて、ということで出かけました。

結婚式以来、来られていなかったファームを初めて、隅々まで見せてもらいましたが、敷地には湧き水がわき、柚子やみかんの畑があり、昔は馬を放牧していた広い草地が広がっていました。
広すぎて、カートで回らないと無理。そこを旦那さんは、クボタの機械でうれしそうに草を刈っています。根っから土いじりが好きなんですね。
シティにあるこれまた馬鹿でかい家も売って、3LDKくらいのコンパクトな家と小さな農地を買うそうです。シドニーの不動産の値上がりも激しいらしく、ざっくりとした感じ日本の価格の倍でしょうか。。。

久しぶりのシドニーでは、日本人観光客は本当に少なくて、中国、韓国、ベトナム、タイの方が目立ちました。日本の円安の影響、国力の弱さを肌で感じることになりました。
オーストラリアのおおらかさと資源の豊富さを感じた一方、エネルギーの使い方の雑さにSDGsなんてどこ吹く風という日常も感じました。

週末は、エアBを借りて友人一家と避暑に。ここでも日本の混雑とは無縁のゆったりしたビーチリゾートが広がり、空の広さ、海岸の白さ、自然の豊かさに癒されました。

日本の製品や仕事の丁寧さを改めて見直す旅にもなりました。それが価値として世界に出せていないけど、これからはそれこそが求められるのではと痛感した日々でもありました。そこで勝負できる日が来てほしい。日本の良さを再発見した旅でした。 なりけい





友人二人に甘えて、今年最初の旅は、京都まで健康祈願をしにいくことになりました。
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きめの細かい旅程と素晴らしい店に連れていてくれる京都検定保持者の友人が組んでくれた旅程でゆったり冬の京都を楽しみました。

京都に来るのはとても久しぶり。京都駅や三条、四条の人の多さや、新しいお店に驚きながら、知らない京都を訪ね歩き大満足でした。

まずは、建仁寺 西来院で干支にちなんだ特別公開「白龍図」を拝み、私の体を気遣ってくれて湯豆腐ランチへ。

その後別の友人の足のけがの快癒願に護王神社で足腰のお守りをいただき、京都迎賓館のガイドツアーに参加しました。
日本建築の粋を集めた館や庭、国宝級の織物や漆、調度品などを説明を聞きながら巡る時間は至福の時でした。おすすめです。

その後ホテルに戻りラウンジで軽く飲んだり食べたり、ゆったりと。ここでサダハルアオキのアフターヌーンティーもできるのが女子に人気dとか。広い角部屋で友人が頼んでおいた喫茶マドラグの卵サンドをつまみながら、今日の振り返り。

遅めの夕飯は、カウンターだけの和食やさん。どれも美味しくて、今度はもっとおなかをすかせて来ると再来を誓いました。

翌日朝は、おかゆから始まり、京都を一望してから、平安神宮、下鴨神社で自分の干支のお参りをすませました。
最後は、今回の旅のメイン「蛸薬師」さまで、健康祈願。

お土産は事前に予約しておいて、伊勢丹の地下でピックアップ。友人が頼んでおいてくれた粟ぜんざいのお土産までいただき、至れり尽くせりの旅になりました。

健康祈願をメインに、おなかによい食事やリハビリ散歩にうってつけの京都旅でした。とても1泊2日と思えない濃い内容でしたが、決して無理せず、楽しく回れました。
思いやりの詰まった旅を計画してくれた二人に感謝しかありません!ありがとう🥰 なりけい

今年を振り返ると、たくさんのインタビューと冊子制作をさせていただき、よい映画を見て、落語を楽しみ、気になる展覧会や美術館を巡り、日本のあちこちを旅行した夏まででした。
ここまでは、いつもと変わらぬ時間の過ごし方だったような気がします。

そして11月。生まれて初めての長期入院を経験し、長いこと酷使してきた自分の身体のことを考える時間をもちました。
それはとりもなおさず、自分を振り返り、これからの生き方や仕事との向き合い方を考え直すきっかけになりました。

このタイミングで手術を受けられたこと。それをきっかけにあらゆることに感謝する気持ちが自然に生まれてきました。
今まで頑張ってきてくれた身体と心に、寄り添ってくれる友人や家族に、この手術に関わってくださった先生や看護師やフォローアップの専門家の方々に。

もちろん最初は不安と恐怖にダークサイドに落ちそうになった時もありました。
そこから抜け出せたのは、友人の言葉とフラワーレメディのおかげだと思っています。
たった2日でしたが、あの眠れぬ夜の気持ちを忘れないようにしたいです。全く変わらぬ状況なのに、自分の気持ちのありかたで見える景色の色がまったく違ってしまうという経験。

今は、自分で縛りを作ってきた緊張から解き放たれて、心と身体が以前よりふわっと楽になれたようです。いつまで続くかな??と思いつつ、前の自分には戻らないようにしたいです。

考えられないくらい時間をかけて食事をして、食後に歩いて腸を動かし、時間はかかるけどちゃんと出すという3つのことを朝昼晩と守りながら、その合間に仕事をし身体の回復力のチカラに感動する日々です。

大きな気づきをくれた2024年でした。今年は、色々な意味で本当にお世話になりました。
ありがとうございました!2025年もよろしくおねがいいたします♪ なりけい

追伸 映画『狂熱のふたり』。編集の仕事をしている人は見たほうがいい。ヒリヒリするけど、羨ましい本づくりの熱を感じさせてくれます。


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2年前、まだコロナの影響があるなか、第一回目の前橋ブックフェスに参加して、手作り感満載のこのイベントに、本好きとしては何としても参加して、少しは貢献したいと思ったのでした。
伯母一家が暮らしていた前橋に思い入れもあったし。。。

そして今年2回目と言うことで、日曜日からはせ参じました。
するとなんと、以前の3倍くらいの人が、あのいつもは無人のアーケードに集っているではありませんか。。。感動〜〜〜〜〜涙
でも、人が多すぎて本をじっくり探すのは難しかったなあ〜今回は、なんと
>全国から約73,000冊の本が集まり、63,600人にご来場頂き、大成功の内に終了 したそうです。

前回は参加費が必要でしたが、今回は無料!そして何冊でも本を持って帰れるのです。
母のために選んだ本を2冊、大事に持って帰りました。
前橋は、お天気が良く赤城山がくっきり見えていたけど、風が冷たい〜〜「かかあ天下と空っ風」をなめてはいけない。。。

夜は、前橋の名店「なぎ」へ。どれも美味しくて、幸せだったけど。大腸ポリープの手術後で、お酒が飲めなかったのがすごく残念。。。

翌日は、伯母たちのお墓参りをしつつ、前橋の新スポットを巡りました。ブックフェスの言い出しっぺであるJINSの社長は、前橋出身。なので素敵な店があるのです。ここ居心地がよすぎ。一日いられる〜〜

そして新しくできた道の駅へ。食材の店は当たり前だけど、ここでキャンプもできるくらい広くて、キャンプ用品が充実しまくり。そしてなんと温泉も〜。たくさんお土産の野菜や野菜を買って、送りました。

こうやって、言い出しっぺの田中さんや糸井さんの思い付きと声かけで、ひとつの町の色彩が豊かになっていき、活性化していくんだなとよい実例をみせてもらいました。
また、再来年かな? 楽しみです! なりけい

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行って参りました〜辻井さん主催のピアノフェスティバル。3連休の中日だからと油断したら、新宿バスタから河口湖行くのバスは、渋滞に巻き込まれ、着いたらお昼をだいぶ回っていました。
公園でのピクニックコンサートに外れてしまったので、遅くついても大丈夫なんだけども。。。涙

数年前に河口湖に来た時よりも、インバウンドの人で混みあっていて驚きました。例のローソンにもたくさんの観光客が。。。駅からけるくらい近いからこれはみんな来ちゃうよねと思いました。

会場のステラシアター近くのグランピング宿が今夜のねぐらです。といいつつ、私たちは火もつけられないので近くのレストランを予約していました。ここが地元の季節の素材を生かしたイタリアンで、超あたり!こういうちょっと良さげな店やパン屋さんが、近くに点在しているのです。

料理に合わせたペアリングのワインも秀逸!特に「ぎんの雫」というワインを、ソーヴィニョン・ブラン好きの私はとても気に入りました!そしたら、なんとオーパスワンと獺祭と『神の雫』の共演!?だって。。。ちょっとよく意味わかんないんですけどwww、美味しかった!

実は大腸ポリープが見つかって、切除したのでずっと禁酒していたので、こわごわ飲んだワインでしたが、趣味の少ない私。。。美味しいごはんとワインは、たまには許してもらおう(誰に?)と決めました。

翌日のコンサートまで自転車を借りて河口湖までサイクリング。途中寄り道しながら、お目当てのランチはうなぎ。一緒に行った友人は、大のうなぎ好きなのです。
おなかいっぱいになって、登り坂を漕いでようやくコンサート会場へ。

河口湖町で4回目になるというこのコンサートの最終公演。残念ながら富士山は拝めなかったけれど。辻井さんのピアノの音に包まれて至高の時間でした。
涼しい気候と澄んだ空気、やさしいピアノの音に癒された今年の夏、最後のイベントでした。 なりけい

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今年も去年と同じ別荘を借りて、子どもたちも入れて総勢20人弱で勝浦にやってきました〜
東京駅でワインを買い込んで「わかしお」に乗り込んだら、なんと!初めての全席指定、満席だとのこと。勝浦人気が留まるところを知りません〜テレビであれだけやればね。。。「日本一涼しい〜勝浦」って。

でもこれは本当のこと。勝浦に降り立つと、日差しは強くても吹いてくる風はさわやか〜その暑さにもべったりとした重さはなく、居心地がよい〜のです。
まずは、リノベーションが完成した、ミクハウスへ。何もかも居心地よく作られていて、なんでもあるから、遊ぶのに事欠かない!子どもと若者は、すぐにSUPツアーに出発!私は去年チャレンジしたので、今年はミクハウスでブランチしながら、大谷の!!40!40!達成の瞬間を観戦していました♪お見事🥰

今年はご飯を作ってくれる出張料理人はいないので、買い出しへ。こんなに食べものいるのかというくらい買い物して、いざあの豪華別荘へ。今年もビールは、勝浦のブルワリーからサーバーごとレンタルしました。これがあると、いつでもおいしく、冷たいビールが飲めて幸せなのです!去年学習したから今年は、少なめ20ℓにしました!? 

そして、恒例のサンセットクルーズに。海からの勝浦周遊と激しいドリフト運転でみんな興奮マックスでした〜。
夜は、みおやからお肉とかカツオの刺身が届き、解禁の時に冷凍しておいてくれたイセエビも焼いて、BBQです。
いつものことながら、おいしいけど、アジフライやなんやら、サービスでくれた焼きそばも、量が多いって!もう何十年ものお付き合いだけど、変わらないのよね〜お願い。。。もう少し抑えてくれ〜
そして、お約束の大花火大会!打ち上げ花火も今年はすごいのを仕込んでくれてて、盛り上がりました〜

翌日は、鵜原でトレッキング。中学生の時以来の鵜原。。。懐かしすぎる涙。。。歩いていると空き家別荘らしきものを発見。早速アントンが調査にいきました。
アントンは、現役モデルをやりながら日本の空き家をリノベして、ゲストハウスにしているインフルエンサー。この間も中居君の番組に出てました。

これは!と思ったらすかさず行動。そして地元の人に笑顔で話しかけて、持ち主まで探し当てました。その行動力に脱帽。。。バイタリティが違うね。。。
午後は、プライベートビーチで海遊びをした後、金魚すくい。賞品も出るとあってみんな真剣。
子どもたちとアントン、LIAちゃんは、初めてだったらしい。2泊3日の温泉旅行の賞品が、入浴剤だったのはご愛敬ですが、ビールセットや焼き肉セットなど、豪華賞品でした!

夕飯は、馴染みのお寿司屋さんからおいしいものをテイクアウト。大画面カラオケなんかもあったのですが、みんなカードゲームやおしゃべりに夢中で、楽しすぎて寝られない〜〜〜
あっという間の2泊3日の勝浦。これもカメラマン君たちが、何十年と勝浦に通って波乗りしながら、地元の人とつながってくれてたおかげです〜感謝〜〜では、また来年 なりけい


8月に入ったな〜またひとつ齢を重ねてしまうな〜と思っていたら、気が付くともう8月も半ばなのでした。60も過ぎればお誕生日も何もないのですが、やはり「自分にご褒美」という名目をつけて、何かと自分を甘やかしています。

いちばんは、体験してみたかった「チネイザン」の体験。
全面的に頼りにしているセラピストの万奈さんが受けている施術で、「内臓の位置が整いますよ」「成田さんの緊張してるお腹がゆるみますよ」と聞いて、一度は受けたかった施術でした。

ご紹介をいただきラッキーなことに8月の頭に予約が取れました!
ホリスティックセラピストのMarikoさんは、世界中で施術しているので、日本にいるときにタイミングが上手く合わないと予約が取れないのです。。。

当日はどんな施術なのかなと少し緊張しつつ伺いましたが、柔らかな雰囲気とゆっくりとしゃべる口調、優しくて小さな声にすぐに癒されました。

多くは語られないのですが、「私はご自分の治癒力が立ち上がろうと動いていることに少し手をお貸ししているだけです」と言いながら、まさに「手あて」をしてくれました。
トロトロと半分寝ているなかで、気持ち良く体が整ったのか、施術後に立ち上がると、しっかりと床を踏んでまっすぐに立っている実感がありました。

帰り際に「エネルギーがあるから大丈夫ですよ。緑と黄色してて、調和を取るタイプなんですね」と言われてびっくり!私のまさに大好きな2色だったから。

体って本当に宇t宙のように不思議だけど、まぐれもなく自分ひとりのものなので、しっかりと自分の体に耳を傾けながら、新しい年を過ごしていこうと思ったのでした。

とても大切な誕生日プレゼントになりました〜 なりけい

4月からこっち、かなーり仕事漬けになっていて、来週あたりから、ようやく少しゆとりも生まれそうな予感がしています。

あっちも、こっちもお皿を回しながら、時間との勝負で頭フル回転、手も目も集中しまくりとなると、当然肩こり、片頭痛が顔を出します。

でも今回、クラシック音楽を薄ーくかけながら(それもピアノソロがいい)仕事をすると、どこか脳がリラックスしてるのが、頭に血が上らなくて済むのを発見!私にとっては、60年以上生きてきて、まったくの新発見でした。

クラシック音楽にはまって、オーディオルームなどにお金をつぎこんでいる先輩をみて、全然理解できないと思っていたのですが、やはり良い音楽を聴くと圧倒的に癒されることを知りました。

今のお気に入りは、ドビッシーと阿部海太郎さん。きっと誰もが一度は耳にしたことがある、耳馴染みのよい素敵な曲ばかりです。

そして偶然BSで、河口湖での辻井伸之さんのピアノフェスティバルの演奏を聞いて、ファンになってしまいました。もちろん今年は参加するつもりです♪

そしてひょうんなことから、取材をさせてもらるかもということで、桂二葉さんの落語を聞きに行き、落語愛も復活! 彼女の上方落語の大ファンになりました。すばらしい語り口とテンポです。
一度落語に行くと、つい次回は誰の話を聞こうかなとチケットを買ってしまう。。。
土曜日しか、自由な夜時間がなにので行ける寄席は限られるのですが、父が生きていたころのようにひと月に一度は落語会に行こうと思っています。

知らない噺家さんも増えて、でもみんな上手!笑って、しんみりして、ご褒美をもらった気持ちになります。

この数カ月の怒涛のような仕事のご褒美はこの2つでした♪ まんぞくまんぞく〜 なりけい

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還暦を過ぎた友人が、3カ月の語学留学に旅立ちました。この下見を終えたら、本格的に英国留学をするために。。。。彼女が数年前から悶々としているのは知っていました。

そして今年の松の内も開けぬころ、わざわざ私の住む街にやってきての飲みの席で「あ〜これは背中を押してほしいんだな」と感じ、「今しかできないよ。やってみりゃあいいじゃん」とエールを送ったのです。

私自身は、リーマンショックの時に、目から耳から入ってくるダウナーな情報に嫌気がさして、ちょうど担当していた連載が終わったのをいいことに、会社を経営しているのに1年間のお休みをもらって、語学学校に通うのとバックパッカーを満喫したのでした。

その時に得た体験や気持ちがあるから、今自分があるのだと心の底から思える得難い時間でした。
自分と向き合い、過去の時間と向き合い、何が自分にとって大切なのかを考える時間がいっぱいありました。

家族、友人、仕事が好き。みんなのおかげで今がある。今こうしていられるだけでありがたい。
どんどんシンプルになれて、気持ちがよかったこと。好きなことにどんどん動けるようになったことを体で覚えています。

彼女にもある日そんな瞬間が下りてくることを祈って、送り出しました。
お別れ会と称し、旅したのは行ってみたかった水郷の町、佐原。東京駅からバスで行けて、小江戸の雰囲気も味わえて大満足でした。

泊ったのは、古い民家を改造して町ごとホテルにしているこの会社商家町ホテル
一棟まるまるが宿になっていて、自由に過ごすことができます。
久しぶりに感動したのは、地元の食材だけを使って出された夕食。佐原の蔵元の麴を使った料理法や産直野菜がおいしくて、量もちょうどよく、パーフェクト。
ペアリングのお酒も地元の日本酒などが豊富であり、説明を聞きながらの楽しいひと時になりました。

こういう粋な宿が増えるのはいいなあ〜と思いながら、私は当分、母のことがあるので海外旅行は無理なので、友人が帰国したらまた別の場所へ旅したいなと思いを巡らせています。 なりけい

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混んでるかな〜と恐る恐るGWの真っただ中に、麻布台ヒルズへ。
そして初めての「チームラボ」体験。

色と光の渦に巻き込まれて1時間半。とっても楽しめました。やはり自分で体験しないとわからない世界ですね〜でもちょっとおばちゃんは、疲れたけど。
お茶のお椀に美しい花が投影されて広がっていくのは、幻想的でよかった🥰

その後、旅仲間4人組でジャヌ東京のテラスで待ち合わせして、夕方の風に吹かれながら軽く一杯。
東京タワーをこんな位置から見られるのかあ〜と感激!
夕食は、同じジャヌの中華を予約。

ゆったりおいしい食事とワインを楽しみながら、久しぶりのおしゃべりが止まらない。
去年の11月以来だから、近況報告やこれからのこと、話題満載。
そして久しぶりに酔っぱらって、帰り路ですっころんで、思いっきり左半身、打ち身と切り傷。。。。

そんなこんなで充実したGWになったのでした。。。
麻布台ヒルズ、そんなに混んでいないし、楽しい!店も充実していて使える〜〜〜 なりけい

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18年近くメディアムの良心と言われ、働く続けてくれたちえちゃんが4月で卒業しました。
思えば20年近く前、社員もたくさんいて、いろんな媒体の編集を手掛け、創刊の立ち上げも受けたりして大忙しだった私に、関根さんが「秘書をつけたら」と言ってくれたのが、ちえちゃんを招いたきっかけでした。

いつもの跡見の夏のエンドレス飲み会で、「あ〜ちえちゃんなら来てほしいかも〜」とピンときて声をかけました。私の採用の仕方はいつもそう。
岸の時は、菊池が「今度ゼロワンを辞める子がいるんだけど、すごく優秀で残念なんだよね〜」というのを聞き、「会わせて、会わせて」と頼み口説いたのがきっかけ。なんとなく、ピン!と来るものがあるのです。

他の友人からは「なんで私じゃないの?」「私も働きたい!」となんだか、うるさく言われた記憶があるのですが、「違うんだよなあ〜」と私は一人そのころ思っていました。
本人が言うように専業主婦をしていたちえちゃんは、最初パソコン操作にも苦労したようですが、持ち前の負けず嫌い、頑張り屋の性格で克服していってくれました。

その後は、私の秘書というよりは、みんなの進行管理をしてもらったり、ページ制作や校正やテープ起こしと、どんどん仕事の幅を広げてもらえました。

同級生ですから私と同じ年。でも今でもフットサルのメンバーでゴールキーパーを立派にこなし、名誉の負傷も数多く。。。これからは、仕事以外に好きなことをもっとする時間をもってほしいと思います。本当にこれまでありがとうございました!海より深く感謝しています💛

私たちの人生は、今第三コーナーを回りつつあります。
元気に動けて、楽しめる時間が、限られてきたなあと実感する今日この頃。
仕事もプライべートも社会貢献も楽しみながら、好きなように取り組めることがいちばんだなって思います! なりけい

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桜丘町に事務所があったときは、気にもとめなかった桜のトンネルですが、今年はサクラステージもできてちょっと変わったのかなと見に行ってきました。

するとピンクのライトアップがされて、まるで猥雑な感じ。インバウンド需要は高いようで、みんな道路にまで出て撮影していました。がっかりして昔の事務所まで歩いていくと、裏通りは別世界。しっとりと咲く桜ともうすぐ取り壊される事務所ビルの昔からの風景に癒されました。

このところ、毎週ドラマ『舟を編む』を見ては、新しい言葉の解釈を知り、感動し、それに向き合う人のことを思い、泣いてしまいます。

出版された当初に本を読み、映画も見ていたのですが、今回のドラマは格別。私も同じような、辞書初心者だからなのか、それを作る志や人に感動するのか、深く胸に響くものがあるのです。

そして毎週土曜日楽しみに読んでいた、若松英輔さんの日経の連載コラム「言葉のちから」からも大きな気づきと力をいただいていました。
若松さんの語り口のやさしさに、つい引き込まれて、読んだ後心が豊かになる余韻がいつまでも残りました。

いつまでたっても日本語の深さに自分の知識や経験が追い付かないのですが、せめてもの学びに毎日新聞のことばプラスで今更ながらの学びをしています。 

ひとつの言葉で、こんなにたくさんの意味を持つ言語って日本語ぐらいなのかな? なりけい

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ほぼ日の糸井さんのエッセイや記事には、本当にたくさんの気づきをもらっています。

なんか無料で読ませていただいているのが、申し訳なくて、プレゼントや自分使いにときどきお買いものをしたりしています。

ほぼ日の学校にも入ろうかなと考えたのですが、おそらく受講しない日が続き自己嫌悪に陥ると考えやめてしまいました。

それなら、ほぼ日の株でも買うのがいいのかもと今悩み中です。
というくらい感謝しているのですが、またまた心震える一生モノの記事に出合ってしまいました。

「なぜ学ぶのか、何を学ぶのか」という坪井善明先生という方のインタビューです。少し前の記事のようなのですが、まったく古びない力強い宝物みたいな呼びかけが、ぴかぴかに載っています。
ぜひ、若い人に読んでほしいなあ〜 ここに書いても届かないかもですが、書かずにはいられません。 なりけい

取材を通じて、「ヤマギシズム社会実顕地」という農業を主体として個人財産という考え方を捨てて、暮らしている共同体があることを知りました。

なんでも、ここで作られている鶏肉や卵、牛乳などはとてもおいしく安全なので、ナチュラルハウスに買い物に行くような方々が、いく人気販売店があるのだとか。

労働によって得られた収入は自分のものではなく、本部に全部収め、洋服さえも自分のモノはなく共有して使うといった生活をしているそう。(1853年に発足して、紆余曲折の歴史があるようですし、私の聞きかじりではなくぜひ調べてみてくださいね)

それを聞いて日本にもアーミッシュみたいな共同体がまだあったのか。。。と心底驚きました。
コミューンと言えば思い出されるのは、武者小路実篤の「新しき村」。これもうろ覚えながら、成功はしなかったんだよなあ〜と調べると、まだありました!でも村民3人。。。

ヤマギシズムの共同体も昔は敷地内に学校があったほど人数がいたということですが、今は減っているのだとか。やはり共同体で生きていくのは、なかなかに難しそうです。

でも資本主義が曲がり角を迎えている今、もっとしなやかな共同体をつくろうという若い人が地方に移住したり、農業に従事しているような気がします。

20年以上も前のことですが、仕事を一緒にしたカメラマンの桐島ローランドさんが、「報酬はさ〜物々交換がいいとおもうんだよね〜」と笑顔で言うのを聞きながら、「何いってんじゃ?夢のようなことを!」とお坊ちゃん扱いした記憶があるのですが。。。

意外とこれからの共生社会って、自分の得意なことをやってあげて、何かを代わりに得るという、新しい形の物々交換みたいなことだったりするのかも。変に縛りやルールを作らずにやれる方法が編み出されるかもと、ちょっとだけワクワクしています。

同じ時期に吉本ばななさんの『はーばーらいと』を読んでいたので、宗教2世とか共同体とか、テーマがリンクしててちょっと震えました。
こんな風に一時期に同じキーワードの風が吹いてくるって、何かのメッセージかもなあ。
夢は下宿屋のおばちゃんなんだけどなあ〜 なりけい

やはり、もう一度見たいと今度は、ル・シネマ渋谷宮下へ。知らなかったのですが、ここは東急本店あとの再開発に伴って臨時に出来た、ミニシアターらしい。
規模感も、雰囲気もとてもよく、客層がやはり年配の方が多かったような気がします。

「PERFECT DAYS」のサイトやインタビュー記事などを読み、パンフも熟読していたので、2回目の映画鑑賞では、その世界観だけにどっぷり浸ることができました。最後5分間の圧巻の長廻し映像もしっかり堪能しました。

見終わったあと、本当に胸いっぱいに幸せな気持ちが満ちてきます。
「それでいいんだよ」「それがいいんだよ」という声が耳の底にささやかれているよう。

じわじわ、じわじわ、この気持ちの良い余韻に包まれている多幸感は、かつて味わったことのない感覚です。

やはり音楽の力も後押ししているのだろうと思います。それに輪をかけて、作っている人、携わっている人のその時の豊かさが伝ってくるんだなと思いました。なんだかわからないけど、すごくいい。羨ましくなる。

2024年の初めにこの映画を見られたことに感謝したい気持ちです。 なりけい

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ロケの下見で久しぶりに原宿へ。朝早く着きすぎたので、明治神宮の「清正井」に来てみました。
1月も終わりだと人も少なく、泉も澄んで清らかに湧いていました。みなさまに、お福分けです♪

新しい年をゆったり迎えれたなあと喜んでいたのが、ずいぶん昔のように思えます。この1か月もあっという間でした。いかん、いかん。今年のメディアムは、「ゆっくり、しっかり」元年のはずなのに。。。スタートからこんなことではいけません。。。

今年に入って、ブルノマーズ東京公演初日で踊りまくっていい汗をかいたり、話題の映画「PERFECT DAYS」にはまったり、本を買いまくったり(この話は後日。。。)と文化!?的には、とても充実しています。

ヴィンヴェンダース監督は、それこそ30数年前にハイビジョン編集をするために来日された際に、東京国際映画祭のハイビジョンイベントにお招きして、「夢の涯てまでも」の話をしていただきました。
このときNHKの沼野さんに言われてイベントを仕切ることになり、観客動員の恐ろしさを勉強させてもらいました。一切妥協せずに、徹夜徹夜でNHKのハイビジョン編集室を使っていた監督の姿や沼野さんの嬉しそうな困ったような顔と声がよみがえります。

「PERFECT DAYS」のすばらしさは、もう一度見てからお伝えできたらと思います。毎日夢を見るように、この映画のワンシーンワンシーンを思い出しています。 なりけい

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リクルート時代の上司の中でも、独立後の精神的な支柱となってくれていた、坂本健さんが昨年お亡くなりになりました。
時々電話がかかってきたりしても、渋谷の事務所にいないときには会えなかったりしてタイミングを逃し、体調を崩されてからの「12月にランチを」という約束もかなわないまま天国に旅立たれてしまいました。

NHKの沼野さんが亡くなったときも同じようにあの電話の誘いを断らなければという後悔の念に囚われました。でも、「たら、れば」はありません。会える時には会っておく。これが還暦を迎えた私には、すべきことなのだと思います。

健さんからもらった宝物のように自分を励ましてくれる言葉があります。
独立してしばらくして、定期的な仕事をもてていない焦りから「編集することや書くことに、専門性をもちたい」といった私に、「あほか!お前は仕切れるのが最大の売りなんだ。名刺に代表取締役仕切やって書いとけ」といって、「百年の孤独」という焼酎のボトルをキープしてくれて開所祝いだと笑っていました。

そうか、私はどんなときでも仕切っていればいいのかとストンと腹に落ちて、以来「来た球は打つ」「言われなくても仕切る」が売りになり、本当にいろいろなお仕事をさせていただきました。

こんなふうに私を励ましてくれる人が、父を筆頭に、電通の淵野さん、NHKの沼野さん、もとRの健さんとみんな天国にいってしまいました。
きっと甘えたことばかり言ってないで、今度はお前が人を励ます側に回れと叱咤される気がします。

健さんは、お別れの会を催すにあたって、多くの人が久しぶりに再会してくれるような会になることを願っていたのだと聞きました。
いつのときも、面白いこと、芽が出そうなこと、才能のある人を応援し、憎たらしいことを平気で言いながら人を応援して鼓舞していた健さんらしい言葉だなと思いました。

そういえば、健さんから泣き言を聞いたことがありません。当日は笑顔で、健さんの思い出をたくさんの人と話せたらと思っています。
父もそうでしたが、亡くなった後に人の真価って周りの人から教えられるんですね。
人と人をつないできた人だからこそ、あんなに愛されたんだなと改めて尊敬しています。

生きてるときにもっと尊敬しろよと言われそうですね。。。 なりけい

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新春から、能登半島地震、羽田での航空機衝突と心配なことが続く中ですが、年初のご挨拶をさせていただきます。

2024年は、去年よりまた一段ギアを下げて、スピードも量も落としつつ、でも目線と質は高くしながら、仕事を心底楽しみながらやる所存です。

年末に男の子を授かった岸は、子育てという輝かしい未来が始まりました。
高齢者と一緒に生きる3人は、介護生活と自分のライフスタイルの明るい共存を目指して、新しい日常がスタートする予感がしています。

こんな私たちですが、今年もよろしくお願いします。
被災地の方、被害にあった方々が心安らかに一日でも早く過ごせますようにお祈りしています。

年初に気を引き締め、ちゃんと備えよと言われているような気がしました。なりけい


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2023年もあと残すところ3日。メディアムは、久しぶりに全員で大掃除をして、なんだかさっぱり、すっきりと仕事納めができました。

そして、嬉しいお知らせが。。。クリスマスにきしすけが男の子を無事に出産しました!!母子ともに健康に過ごしています♪ 年末のご褒美のような光ですね。新しい命の誕生を寿ぎたいと思います。

世界情勢、日本を取り巻く環境が厳しい中ですが、メディアムとしては来年への変化を見据えて、しっかりと次の世代にバトンを引き継ぎながら、ゆとりある温かな時間をもちつつ、笑顔で仕事ができた1年だったように思います。

つくづくわかったのは、余裕、ゆとりが大事なお年頃になってきたということ。
人より速く、よりたくさん、より高みにと走りながら、いつも考え続けて生きてきました。
今年、地域と関わったり、母親と過ごす時間が増え、そうではない時間の進み方や、変化を目の当たりにして、時間をかけること、時間がかかってしまうことの価値が少しだけわかってきたように思います。

この変化を体感できたこと、ストレスの少ないこの環境に感謝し、楽しみながら来年も過ごしていきます!
今年も本当に多くの方にお世話になりました。そして応援してくれた友人や先輩をたくさん見送りました。お一人お一人にありがとうございますとお伝えしたいです。温かなお正月をお迎えください。

写真は高千穂の日の出に向かってブランコをするという冒涜をおかしている私です。 なりけい


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