皆さん、暑いですけど筋トレしてますか?
こんにちは!実家に戻っても週2で筋トレしてます、Toikemです。最近は道場も行ってるので週4くらいで運動してますからちょっときついです。


特に真夏の道場(冷房なし)はホンマキツイデス・・・(;´Д`)


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暑い暑いと言いながらちゃっかり海水浴に行くToikem
ぼっち海水浴は楽しかったもよう

さて、今回は日本でも実習した中で気付いた日本の医学生とチェコの医学生の違いをつらつらと書いていきたいと思います。
実際に接した日本の医学生の数が少ないのであまり参考にはならないかもしれませんが、あくまで個人の感想なので勘弁してください(;^ω^)

もくじ
①部活やバイト
②実習
③知識の違いと勉強内容
④まとめて


①部活やバイト
これは言わずもがなでしょう。日本では部活やバイトはほぼ全ての医学生がしていますが、チェコで部活はありませんし、バイトもチェコ語コースの一部が時間がある時にしているだけで英語コースでバイトしているような人はほぼいません。もちろんビザの関係もありますけど。
このブログでは何度も書いているので「マタカヨ(;´Д`)」とか思う方もいるかもしれませんが、これは実際日本の学生に会ってみて日本と海外の医学部の大変さの違いが現れるところだと思うのです。



医学生が5年生にもなっても部活の話をしている・・・


僕にはそれが衝撃でした。パラツキー大学では、5年生から国家試験も始まりますので他に考えることなどありません。
それを考えられるほどの余裕はどこから来るのか・・・やはり母国語で学ぶ分海外よりは余裕が出るのかもしれませんが、僕は別の原因があると感じました。


②実習
大まかに考えて、チェコでの実習と日本の実習の大きな違いは拘束時間と書類仕事だと感じました。
チェコでの実習だと、朝は7時台と早いですが、やることがなくなると早く帰ることができます。というか、先生たちは学生が早く帰りたい事を知っているので早く帰してくれます。実習中に試験の日程を組む学生もいますし、そもそもやることがないのに待ち時間で時間を浪費させる事を良しとしません。君らも忙しいだろ、試験は?帰って勉強すればいいよとか実習担当の先生から言われることもあります。

また、僕は小児外科に興味があったのでチェコでの外科実習中の小児外科がある日に朝からずっと手術見学させてもらったり、手術中でも先生によっては重要なところを手術の手を止めて見せてくれたりと、興味があればいくらでも深掘りして質問ができます。
逆に言うと、興味がなければただ時間が過ぎるのを待つことも全然ありえますけど・・・

日本の実習ですと、受け持ちの患者さんの日々のチェックやカンファレンスでの発表、論文の抄読会の為の翻訳や実習中に見た手技のレポートなどを書く為に開始時間より早く来たり、遅く帰ったり。時にはカンファレンスでの発表の資料を先生にチェックしてもらうために居残りになったり。

僕はやることがない時間(これも長い。3時間以上は普通にある海外の医学生なら1時間待った時点で勝手に帰ることでしょう)にRadiologyの自習をしたりしていましたが、他の日本の医学生は発表資料の作成、翻訳、レポートに大忙し。それに加えて担当の先生達から質問をされるのでその解答探し。
最終日あたりになると流石に日本の医学生たちもやることがなくなり先生方が自習していい時間をくれるのですが、5年生達が始めた勉強は国家試験用問題集なのです。


③知識の違いと勉強内容
去年僕が3年生の終わりで日本の大学病院で実習した時は僕の知識が足りなくて気付かなかったのですが、日本の医学生は完全に日本の国家試験特化の勉強をしていると感じました。

どういう事かというと、先ほど書いたように自習の内容が国家試験用問題集だと書きましたが、彼らにとって一番大事なことは国試の問題を解けるかということだったのです。


目の前に臨床の現場があるにもかかわらず、です。


全ての医学生がそうであるとは言いませんが、去年日本の実習で感じた日本の医学生が臨床的な目が養われていない理由もわかりました。
高校やそれ以前から勉強を重ね、難関な入学試験を通り、最後には国家試験がある。流れとしては日本も海外とは変わりません。が、しかし、

日本の医学生はあまりにも質問と答えがセットな試験に慣れすぎている。

医師国家試験を対策と傾向と過去問研究で乗り切ろうとするその姿勢に入学試験と同じものを感じます。国家試験を通らなければ医師になれないのだから国試対策はして当然なのですが、僕らとは考え方が全く違うのです。

「国試に出る」

これが日本の医学生が本気になる時の言葉です。

僕ら海外勢は臨床の知識の先に国家試験があります。口頭試験で自分が勉強したことを発表し、患者さんをどう診てどう治療するかを考えることが試験勉強です。試験の中には、例え選んだ質問に病気の名前が明らかに書いてあったとしても、いきなり病気の説明から入らずまず症状から順序立てて説明しなければならない事もあります。症状を話している間に鑑別の質問が入ったりと、勉強は臨床寄りにならざるを得ません。 

しかし日本の医学生は、国家試験という絶対的なものを勉強していく流れで臨床を学ぶのです。
日本の国試は確かに幅広い知識が求められますから、それを先取りして勉強していたら知識があるのは当然なのですが、実際にそれを生かすのは実習での発表用資料作成時だけだと、限界があると思います。

発表用資料も、何週間も見た患者さんの事を同じ先生から何度も何度も修正をもらい、ある程度完成したものを発表するのです。カルテを追い、既に書いてある所見を整理し、そして治療方針の意味を調べる。それが臨床の勉強です。

海外のような、所見について、検査はどうするか、そして鑑別をするためには、そして治療についてそれぞれの段階での議論はありませんでした。


④まとめて
日本での実習中、僕は正直劣等生でした。
所見を取ってきてと言われて取ってきてみたら、治療方針や今後の流れまで言えるような他の日本の学生と比べて、本当に所見だけのうっすーい事しか言えないこともありました。
「国試に出るよ」と言われた知識を全く答えられないこともありました。

しかし、僕はうっすーい事しか言えなかった事と「国試に出る」知識が答えられなかった事に関してはそんなに深く反省することは止めました。
(臨床をメインに勉強をしているのに基本的な知識が抜けていることもあり・・・これは本気で反省しましたけど・・・)

僕らの大学の方針は全く違います。僕らの常識が日本で通用しなくても、まだ5年生のうちに知識で負けていても、それは改めて勉強すれば良いだけの話です。
自分の習ってきた事を忘れたら復習して、足りなければ勉強して、日本でできない手技をできるチャンスを逃さず、卒後に日本の医学生とは違う視点を持った医師に成れればいいと思います。

今回の日本とチェコ実習を比べてみて、僕が日本の医学部に適応できなかっただろうとはっきり感じることができたのも、一つのいい経験だったと思ってます。

日本の医学部には日本のやり方があって、それは臨床向けではない事もあります。
日本の医学生の方が早い段階で広い知識を持ち、論文や統計に慣れ親しんでいます。
日本の方が実習の拘束時間は長いですが、国試に向けて勉強を早く始められます。
日本の学生は国試という対策されつくした筆記試験を前提にスケジュールを組めるので、口頭試験でくじ引きのチェコの学生よりは時間ができます。
日本の学生は手技をあまりやらせてもらえませんが、チェコより丁寧に指導をしてもらえるでしょう。
日本語で勉強できるのは最大のメリットです。


日本のシステムに適応できるなら、日本の医学部に進む方が勉強以外の苦労も少ないです。


日本の医学生についていろいろ批判もしましたけど、卒後は日本の国家試験を受けて合格できなければ日本で医師となれないこと、医学部に合格できるような勉強の能力が高い人が国試で競い合うことを考えれば、日本の医学部はやはり一番の選択肢ではないかと思います。

臨床の能力だって医師になって10年もすれば違いなんてそうわからなくなるでしょう。
ですが、それを早く養うことができるというのは医学生にとって大きなモチベーションだと思います。

以上!

それでは皆さんまた次回。
次回は筋トレか趣味について書きたいなー(;^ω^)