中国は春節で、世界中からたくさんの人々が家族と一緒に過ごすために故郷へ向かって移動している。1年間一生懸命働いて家族のもとにお土産を携えて、長い長い旅をして戻りつく。
いいなあ。待っている人達がいる。お父さん お母さん おじいちゃん おばあちゃん 親戚 従兄。
それとは正反対に、家を逃れて難民として流れているシリアの人達もいる。難民キャンプは毎日毎日逃れてくる人々であふれ返り、辿り着いたその場所には夢も希望もない。命をかけ地中海を渡り家族を見失った人々もいる・・・・。世界はたくさんの人が旅をしている。いろいろな環境の中でいろいろな思いを抱いて動いている。私の神戸、渋谷、地理学、社会学の30回の講義は終了した。お疲れ様でした。この合間をぬって春休みは本の制作が入ってくる。いつもギリギリにならないと仕事は始めない怠け者にとって次の波がやってくる。
神戸の帰り、新幹線を品川で降りた。私へのご褒美に今日はラムレーズンケーキを買う!!と決めていた。太ったっていいんだ。
高輪口の紀伊国屋へ向かう。カゴに入れる。
店内を見渡すと、あれー、“私が作った味噌でーす”と白い帽子と白い作業着姿の若い男の人が買物客に声をかけている。殆どの人は知らんぷり。私は興味津々。この手の売り方は、普通 “試食しませんか? おいしいですよ。” と声をかけて、マネキンさんが愛想良く売るスタイルだが、都知事選のように、自分をアピールしている。
えへ、おもしろい。“私がつくったみそでーす” “本当?” 1個買ってみた。
メガブルーバードも、“英語体験しませんかー” じゃなくて、
“ナティでーす。私が英語教えまーす” というのはどうだろう。
“私が教室までご案内しまーす。みきでーす!!” というのはどうだろう?
“私が入学手続きを完璧にしまーす。臼見でーす。” というのは?
そう言えば、私はお教室を年に2回まわる。
その時先生が、ママやパパに、“あー社長です”、と紹介してくれる。
子供達は、“社長〜” という言葉がおもしろくて、興味津々で寄ってきて、“社長〜あくしゅ!!”
ママやパパに私は、“いつもたくさんお月謝頂きましてありがとうございます。助かっております。”
と挨拶すると、え!? 不思議な顔が帰ってくる。
メガメガマガジンは、ママとパパや生徒たち、スタッフ、講師、お取引先、もっともっとお知り合いになって、繋がっていきたい。
春節に家族が集ってくるような暖かい繋がりのマガジンにしていきたいなあ。
白いつぶつぶがおいしそう。

味噌の作業風景
お父さんお母さんが作っているのかなあ・・・・。

※東京で売るとしたらお一人様も多いので量を少なくした方が売れると思うなあ。