2016年06月

社長と学ぼう13 ゆるーい社長

打ちあわせを終えたのが11時をまわっていた。
ごめんね。このままビールでカンパイ、夕食となったら、胃がやばいことになるから、一日ラマダンにしようと、シンデレラの魔法が解ける前にかろうじて虎ノ門に帰り着く。
“ろく・ハチ 今日はもう寝ましょう。あと4時間で水曜日の朝だから。” 
バサッとブランケットをかける。
“ママー ケージは汚れてるけどお掃除はなしですかあ?”
私もメイクも落とさずベッドへもぐる。睡眠を確保しよう!! でも思ったより目はギンギンに冴えて、すーっと眠りがやってこない。しかもエクソシスト並みの恐い夢にうなされて、足のふくらはぎがつったあ。 私はオコチャマタイムの人間だから夜に弱い!! 柿園さんが、“こんなの普通ですよ!!” みんなすごーいなあ。大人タイム、夜型、そしてビジネスモード、朝もシャッキリ。えらい!! 人によって生活のリズムはいろいろだろうなあ。ろくとハチは、ふくろうタイプかな。私が仕事に出かけている昼間は何をしているだろうか? どうもちゃっかり寝ているかもしれない!?!?
それにしても身体というのは便利なもので、おかれている環境にしっくり馴染むものだ。
ギラギラの太陽の砂漠で暮らす人もいるし、マイナス20度の氷の世界で暮らす人もいる。それに あとは心や考えがついていくかということだ。私の心や考えは一見強そうで弱い。すぐへたりこんでしまう。そして負けてしまう。淋しがりやで弱虫で、怠け者で、それでいてでしゃばりで・・・。とにかく心はハチャメチャ。だから社長になったのかも!?!? 社長って最終責任は社長 だけど、それ以外は思ったよりみんなが守ってくれる。そして社長は、ハンコを押して決済、物事を決める決断をすること。
もし、社長が強くてすばらしく、頭の切れて、最高にいい人間だとしたら、その会社の決定は、もちろんすごーくいいものだろうから、それを実行する周りの人々は高−い高い山を目指して登るように、けっこうつらいものがあるだろう。まあ、だから 私のような社長だと、ヘェーそんなこと朝飯前だ、社長ってやばいナあ、私たちがしっかりしないと。できた社員たち!! 周りのみんながえらい!!という会社が うちの会社だろうナあ!?!? 社長の考えは背伸びをせず、そこまでハードに追い詰めず、楽しいが一番、ゆるーい会社。それを子供達、ママやパパが不思議そうに感じているのかもしれない。
みんなありがとう!! こんな私が社長でいられるのも、みなさんの頑張りのおかげです。
父の日、母の日、そして今日は社長の日。みんなに感謝の気持ちがもくもく湧いてきた!! ありがとう。

追伸 いやちょっと待てよ。ゆるーい社長はいいとして、今日も何か学ばないと。よし、三橋貴明先生の6月講座より、パナマ文書。
中国関係者が3万人超と突出している。前回中国のバブルがはじけ、逃げるも地獄残るも地獄と書いたが、3万人が豪華客船で逃げる!?を選んだのかな?
パナマ文書、日本人と見られる個人名は230人。中国に比べれば少ないが、もし税金逃れをしていたのであれば、「違法ではない」とは言え、日本国民は知っておくべきである。
なぜ中国関係者が3万人にものぼるのか?
“中国人は、中華人民共和国を信用していない。だから富裕層は資産を海外に移す。当然タックスヘブンに移すことになる。これは税金逃れということよりも資産を海外に逃しているということ。まず資産を逃し、次に家族を逃し、最後は自分が逃げる。おそらく、中国共産党の要人はパナマ文書にことごとく入っているだろう!!”
そうか、パナマ分書は、日本人の場合 税金逃れ、中国人の場合は 脱出への片道切符。それでも切符が買える人は一握り。タイタニックの切符をいかさまギャンブルで手に入れた男がいた。
ハアー 今回の “イギリスのユーロの離脱” この経済のドタバタを察知して、バフェットとはだいぶ前から金をすでに買っていた。
それにしても一般庶民はいいと分かっていても、懐が寒い。
幸せ行きの切符は買えないのだろうか?

父ちゃんの帰りを玄関で待つとく!!・・・・。
写真

社長と学ぼう12 残るも地獄 去るも地獄

さあ出動!! 
ろくとハチのケージを開ける。
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朝の鳥タイム。
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まずは大人しくケージのふたまで躍り出てきて、それぞれちんと乗っている。
この奇妙な沈黙の時が、なぜかおかしい!?!?

“ねえ、ユーロ離脱どうだったの? ブログチェックしてたけど・・・・!?”
“静枝さーん、これでいいかなあ。一応3パターン考えてみたんだけど。”
“社長これにパスポートと同じ字でサインをして下さい。”
“ねえ シーコ どうしてリコーダーやろうと思ったの?”
“へびの生殺し、辞書で調べてみます。”
ふっと人の声が次々に走馬灯のように、字幕つきで浮かんでくる。空港で はっと立ち止まった、とくが声なきオーラで、笹の葉にびっしりとたなびく短冊を見つけた。樽に並ぶ焼酎。“壱岐の島には3つの日本初があります。1つは麦焼酎、春一番、しんとう!!”
これらの点、点、点が忘れ去られるようで、それでいてシンクロして、いつかがめ煮のようにまろやかに繋がってくる。
今はケージの扉にちんとしている状態。

それにしても、世の中は、世の中を動かしているのは、人の感情だ。エネルギーや資源を危険を犯してまで手に入れたい思いは人の欲望から。そうしてお金は欲望の色に染まってくれる。
ユーロ、イギリス離脱の前に中国の問題は取りあえずあまりにも大きいので人々はスルーして見ないふりをしているのか。またはアメリカのことは? 個人主義で自己責任だから、これもスルー・・・・。日本はどっちに転んでも右往左往と、自分では何もできない。子供のままの国。

“末口さーん、ユーロ離脱で金が上がっているのよ。すごーい。”
あーやっぱりバフェットは正しかった。すでに1〜2ヶ月前から株を売って金に30%以上変えていると言っていた。ずらーっと並ぶ黄金色に輝く金、ルビー、サファイヤ、翡翠、ダイヤモンド、高級時計、ここはマカオの質屋。今ラスベガスを抜き、2007年世界一のリゾートカジノの街となったマカオ。カジノの資金源は身につけている宝飾品を質屋に入れてギャンブルに嵩じるVIPたち。次々と新しいホテルがお城のように立つ建設ラッシュが今も続く。リッツカールトン全室スィートルーム250室。マリオットホテル1300室。575mの世界最長の流れるプール。8の字型の観覧車をビルに内臓したエンターテイメントホテル。マカオ政府は、カジノの売上が約8割。中国本土からのお金持がバブルで稼いだお金をカジノで楽しむ。マカオリゾートの80%はカジノの売上だ。2014年カジノ収入は5兆3000億に達する。そしてバブルがはじけた余波はここにもやってきている。売上も半分近くに落ちている。カジノの50%を支えているのがVIP。1回のかけに億単位でチャレンジする。ジャンケットは最近カジノに負けを返せないVIPが増えたと話す。“2400億円の負けに300億円しか返してくれない。” VIP特別ルームも休業するところが増えた。
しかし、一度動き出したプロジェクトは止まることはない。2020年、これからも43のホテルを新設、2倍の5万室に増やす計画だ!!

どうして中国のバブルははじけていっているのか。
人民元は60%日本円に対して為替が上がった。人件費高騰、平均月給1995年4000円、2014年80000円、20倍に増えた。もう世界の工場の役目を果たせなくなってきている中国。
日本と中国の物価比較。
スターバックスカフェラテ   上海 540円(27元) 日本370円
オーブントースター(家電)  上海8280円 日本3500円
マッサージ(60分)       上海3960円 日本2980円
住宅バブル、金融バブル、株式市場バブル、すべてはじけつつある。
それに加え、チャイナリスク、予測不可能なことが次々と起こる。反日デモ、不買運動、天津爆発事故。
去るも地獄 残るも地獄 と言われている中国。
もしかしたらユーロ離脱、イギリスも、去るも地獄残るも地獄。はたまたもしかして日本も進む高齢化、上がる税負担、去るも残るも、これは八方塞がりの状態が世界で起こっているということなのだろうか? 打開策は何だろう? 

そもそもどうして地獄ができてしまったんだろう。
欲望が猛威を奮う場所が地獄だとしたら!?!?

社長と学ぼう11 岸辺にいるとくとバーバ

新聞がどさっと溜まっている。ろくとハチも少しよそよそしい。2泊3日、博多への旅から虎ノ門へ戻り、“ホオー” と一息つく。静寂が私を包み、旅の疲れを癒してくれる。
あっと気付けば6月も終わっていく。さあ今週為替はどう動くか? 日経平均は? そして世界経済は? いやされていくのか?・・・・。世の中はあまりにいろいろなことが、いろいろな場所で起こり、いろいろな人がいろいろに翻弄される毎日が果てしなく繋がっている。せめて、自分を温かく変わらずに迎えてくれる巣だけは確保していないと。それは私にとってはこの一人寝にはゆったりのベッド、硬いスチールの椅子。ろくとハチだあ。
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そして大きな大きなため息を “ハアー” と。それからコーヒーを一口また一口、そうするとだんだんエネルギーが充電されてくる。それにしても長い曲だ。すでに49分59秒も一曲目が続いている。ETERNAL RAVI SHANKAR(永遠のラヴィ・シャンカール) 2012年12月11日、インドを代表するシタール奏者ラヴィ・シャンカールはアメリカ、カリフォルニア自宅近くの病院で92才で亡くなった。大往生である。その日はTwitterやFacebook、インターネット上に彼の死を悼む音楽家、芸術家、有名人からの言葉で溢れかえった。弦楽器シタールとインド古典音楽を全世界に広め、ザ・ビートルズのジョージ・ハリスンの音楽的師匠。1960年に生きたヒッピーたちのグル(導師)・・・。インド古典音楽は西洋クラシックのように「楽譜に書かれた音楽」ではなく、即興を中心とした音楽である。そのため1曲の長さが15分ほどから、長くなると1時間半以上まで伸縮自在である。ラヴィ・シャンカールは、ベンガル人のバラモン一家に7人兄弟の末っ子として生まれた。父はサンスクリット語の学者、母はイギリスで働いていた弁護士だった。名前のラヴィは「太陽」を意味する。11才の時にパリのシャンゼリゼ劇場の舞台に立ち、古典舞踊と古典音楽を学び、欧米のエンターテイメントの世界にどっぷりと浸って育った。若きシャンカールにとって、ヨーロッパ各地の高級ホテルのスウィートルームを渡り歩く生活は、デカダンでデラエネ、そして酒池肉林の日々だったと伝えられる。1938年迫りくる第二次大戦の空気を感じて兄はラヴィにインドに戻り古典音楽の修行を勧める。本来インド古典音楽は生演奏を基本とする。東洋と西洋の出会い、ラヴィ・シャンカールの生きた古典音楽を聴くことはもはや叶わない。
「私は音楽という大海の岸辺に立ち、その大海がどれだけ果てしないかが見える。そこにどれだけ深く潜れるのかを知りたい」 ラヴィ・シャンカール
私の部屋に幾重にも重ねられたCDBOXには、取り出してみると、しみじみいろいろなCDがあることに驚く。ラヴィ・シャンカールは、トラと少年が太平洋を小さなヨットで航海する映画から、インド古典音楽のジャンルに流れ着いて選んでいた。
そして、とくもやっとこの3日の小旅行で海とめぐり合った。
写真 1











白く波立つ青い海、べたつきまとわる潮風。遠くに見えるフェリー。
水先人が欲しい。
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私は操縦できない 私と通信せよ
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とくの人生は始まったばかり。バーバの人生も。海は広く大きく何が起こるかわからないと知った。だけどそれでもほんの岸辺にいるだけだ!!
おあとがよろしいようで。

ドライフルーツ食べて遊んでる
バーバ お疲れ写真 2さま。

社長と学ぼう10 えんまさま

“シーコ これ” くみちゃんが手渡した透明のビニールラップに入ったものは、一目で時の経過を感じる古い紙でできた御通帳、西島三郎と書かれたじいちゃんの財産。ばあちゃんは母が小学校の時に亡くなった。じいちゃんは千鳥橋電停前にある小料理屋 “ふく屋食堂” を切り盛りして娘3人を育て上げた。
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御通帳には、定期的にきちんきちんとお金を積上げた記録が残っていた。
株券、国債、もしかしたら今ではただの紙きれになってしまったものだろう。日本は第二次世界大戦に破れ、ハイパーインフレに近い経済状況。ない米や魚や野菜やら、じいちゃんはどこで手に入れてたのだろう。自分らが食べるだけでも精一杯の時に、店を開き男手一つで家族を養い、お客様にも食事を出し、その上コツコツ蓄財を貯めていった!! 
ある時政府はそういった国民たちから、銀行へ預金をするようにと、全部のお金を巻き上げた。そして次にその預金を封鎖してしまったのだ。お金は使いたくても、引き出すことができなくなった。そして次に新円を発行した。家庭の中にわずかばかり残された旧紙幣は使えなくなってしまったのだ。国民を駆り立て戦争をし、そして預金封鎖でお金を巻き上げる・・・。だがじいちゃんはそれでも朝から晩まで働き続けた。御通帳、国債、株券はじいちゃんの生きて働いて贅沢もせずに貯えていった財産。そんな時にじいちゃんが出会った政治家、加藤静枝はどんな話を市民にしていて、どんな考えの人だったのだろうか。西島三郎じいちゃんは、加藤静枝の名前を私につけてくれた。
五十回忌。お坊さんは、“浄土真宗ではここまでが法要のおつとめとなります。あとは各ご家庭で毎日10回お念仏をあげて下さい。” と話された。
父方のきぬえばあちゃん、母方の三郎じいちゃん、ご先祖様は私を可愛がって下さっている。そしていつも見守っていただいている。親戚、従妹たちと仲良く、そして孫へもこのぬくもりを伝えていきたい。
おあとがよろしいようで。

とくに、かいげん寺のえんま様を見せた。やっぱり泣いた!!
私も誰かの背に負われて、このえんま様を見た。悪いことをすると、おえんま様に舌をかまれるよお。
人には恐いものが必要だ。大人のえんま様?
預金封鎖、ハイパーインフレ、税金!?!?

社長と学ぼう9 頭がくらくらする日

ガラガラと音がする。朝5時には道路工事が始まっている。
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朝一から結構人も歩いているナあ。カテドラルの前にある西鉄グランドホテルに泊まった。ライオンズクラブの世界大会が福岡である日と重なり、飛行機、ホテルすべて満室だ。それに加えて福岡は熱帯夜になるということで、どこもかしこも冷房がガンガンだ。外はまるで熱帯雨林の東南アジア、バリ島に来たのかというくらい。ムーっとする大気、そして建物の中はギンギン。これじゃ疲れて当然。この環境に慣れないまま、救急車のサイレン、パトカーのカーチェース、時刻を知らせる不思議な音、酔っ払った人の大声、とにかく1時間おきに目が覚める。あーせめてコーヒーと水と音楽、クラシックのBGMくらい・・・、いつもの文化的レベルが欲しい!?!? 流れてくるのは、何と朝演歌。“かえりーたい帰れない、ここは無言坂・・・・、隠しきれないうつりががいつしかあなたにしみついた。誰かにとられるくらいならあなたを殺していいですか〜”
なんじゃこれ。1分おきにさびだけが流れる、演歌パレード。頭がくらくらすることばかりだ!!

“末口様、床下を見ると・・・ 黒アリの巣です。女王アリ、働きアリ、僕もこんな巨大な巣は見たことありませーん。”
“えーなにその黒アリって”
“ところで黒アリ駆除、白アリ駆除合わせて費用は・・・”
あーほんとに。

“末口さまー、今いい具合に日経平均上がってきているので、1時過ぎに数字が出れば1度ブルを売って利益を確定しましょうか。1時〜2時までにご連絡はとれますか?”
“あー大丈夫。ちょうど飛行機を降りて移動してるから。”
“プルルー” 私は電話を取り逃がさないようにマナーモードをはずした。
“末口さまー イギリスがユーロから離脱しました。円は101円まで上がりました。日経平均も一時13000円台から今ぎりぎり15000円少し切って、大きく下がっていまーす。” (1$100円、日経平均14999円)
“あちゃー”

“生きてゆくのが辛い日はおまえと酒がー”
“ここでいっしょに死ねたらいいと、すがる涙のいじらしさ。その場しのぎの慰め言って道のく一人旅”
あーわかった。何でころころ変わるかというと、レコード会社オリジナルマスターテープから114曲を選んだ夢演歌のテレフォンショッピングのチャンネルだったあー
久しぶりに帰った博多への旅。ハチャメチャなスタートだ。
イギリス離脱、ゼンゼンカンケーネー ハカタは私のふるさと、やっぱしこんな感じ ハチャメチャポン!! チャンポン、モツナベ、ハカタっ子。シーコ!!! イェーイ!! 山かさタイ!!
シロアリさんからおてがみついた。クロアリさんたら読まずにたべた!! きいつけんと ほんなこつ こわかことになります。“アリはあごでガリガリかじるんじゃないとです。液をだしてなんでもとかしていくとです。ダンボール、木材、アルミ、鉄、なんだってたべるとです。“なんだって!!” ありはようじんせんとおそろしかことになるとです。ひとつのすくいは、北海道には生息してないようだ・・・・。ハアー どげんしょうか!?! 
おあとがよろしいようで とはいかんです。あーなんで こげなことになっとっちゃろうか! ほんとすかーん!! しょうがなか。しろしかけどお旅はつづくちゃけん。いやごとゆわんでやるしかないとお!!

夢演歌 今なら8490円!!
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昭和から平成、日本人の心が学べます。日本人のくらくらする心が満載!!
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