2017年02月

世界が揺れ動く中で

 
“国際的な株取引きの約半分、国際新規公開株の55%、国際通貨取引の35%はロンドンのシティが占めているのです。
またイギリスの外国為替取扱量は、一日当たり2兆7260億ドルであり、世界全体の約40%を占めています。もちろんだんとつの一位です。二位のアメリカは、イギリスの半分以下の1兆2636億ドルです。国際金融センターとしての地位は、未だにロンドンのシティが握っているのです。現在、イギリスの「経済力」というのは、世界経済の中でそれほど大きいものではありません。世界のGDPランキングでは5位。
アメリカの1/6に過ぎません。そのイギリスが、金融の国際取引において最大のシェアを持っているのです。産業力ではアメリカや日本などに勝てないので、金融力で世界を制覇しようとしてきたのです。”
金持ちのヤバイ資産形成術 木村大次郎著
経済の五要素は? 昨日のブログで勉強しましたね。
「資本、労働、技術、資源、需要」でした。
イギリスは、この資本で世界を牛耳っている!! でもどのようにして資本を集めているのか?
“ケイマン諸島、ヴァージン諸島、香港、シンガポールなどのタックスヘブンの中心には、あの大英帝国の存在があるのです。実際にロンドンの高級住宅街などは、タックスヘブンのペーパーカンパニーによって買い占められています。
アメリカ会計検査院はアメリカ大手100社のうち83社がタックスヘブンに子会社を持っていると発表しています。
タックスヘブンのバンクには、つまりイギリスがいるのです。実は、国際金融というと、ニューヨークのウォール街が中心地のように思われがちですが、そうではありません。国際金融全体のシェアを見れば、ロンドンのシティの方が、ウォール街を凌駕しているのです。”
裏には裏があるものだなあ。パナマ文章で大手企業が合法的に脱税をしていると一時メディアが騒いだけど、それを影で動かしているのは、イギリスだったんだ。
そしてグローバリズムからナショナリズムへと世界の流れを変えたユーロ離脱。資本を持つイギリスも産業力を持つアメリカも自国を守る政策に舵を取った。逆に日本はオリンピックだ、爆買いだ、民泊だと、グローバリズムGo Go。 そこで資本を使い労働と需要(市場)は外国に頼り、頼みの技術は流出となると、抜け殻のように落ちるところまで落ちていくのかなあ。
今日は外国人たちの会議の日。 マイケル先生が、“ 社長スピーチお願いしまーす”  と言っている。何を話そうか。何を話せばみんな喜んでくれるのか? 考えればいつも会議は毎月毎月15年間やってきた。だけど外国人を意識して話したことは一度もなかった。ということは、私は外国人の先生たちとじっくり話すことをしていなかったんだ。反省です。そうだ。うちで仕事をしている人の半分は外国人の先生たちだったんだ。つくづく、それでも黙々と働いてくれたことに、改めて感謝の気持ちが湧いてきた。
日本に住む子供達のグローバル教育を、支えてくれている先生たち、ありがとう。
経済のトップを走る、イギリス、アメリカ、中国がどういう政策でどんな方向に動こうと、子供達には世界の人が手を取り合って生きていく、希望の未来を伝えたい。

“ 経済の五要素 資本 労働 技術 資源 需要 ”

月曜日。今日は とくとベビーカーで会社へ出勤の日。とくも早起きの日だ。 
“ ママ このCD、ハチに聞かせないほうがいいよ!!”   ハチが、 “ カネ カネ ” と 小声で囁きだした。
CDからは、三橋貴明先生が、“ カネ、カネ、カネなんですよ ” と繰り返ししゃべっている。
月刊三橋 「新」日本経済新聞ゴールドメンバー講座
“中国危機 2017 いまこそ有事に備えよ”
Track10 行き過ぎたグローバリズムの終焉と新たな世界秩序

「グローバリズムは平和が前提になっているシステム。有事が起こればその前提が崩れ、グローバリズムは成り立たなくなる。グローバリズムという不公平な貿易によって中国は利益を得てきた。日本は、需要が足りないときは中国の需要に依存し、少子高齢化で労働力が足りなくなると中国の労働力に依存するという。労働力を中国に依存することになったら、日本は中国人がいないと生産活動ができないことになるので大問題。
北海道宗谷郡猿払村は、東京港区につぐ平均所得が3位。ホタテ漁、ホタテの養殖、加工、輸出で潤っている。従事しているのは、主に中国からの技能実習生。輸出先は上海など中国が中心。労働と市場を中国に依存している。」
これは日本の中でも成功例として捉えられている。
「経済には五つの要素がある。モノ・ヒト・技術。これは三要素。これらを強化することが経済を強くする。そして経済が成り立つには、あと二つの要素。資源と市場(需要)が必要になる。
“資本、労働、技術、資源、需要 が経済の五要素。これらは足し算ではなく、掛け算。どれか一つでも欠けてしまうと、経済は成り立たない。これらを自国のリソースできちんと賄うことが大切。”

あー分かりやすいな。資本、労働、技術、資源、需要。借金はだめだ。悪だ!!とよく言われるけど、それはこの五要素のうち資本(お金)は借りものはダメということだ。しかし今の日本、これからの日本は労働そして需要も他国から借りものになる。ましてや資源はそもそもないし、そして技術すらも・・・・!?
すべて借り物で、空っぽの日本になれば、こりゃあヤバイなあ。

マクロの目からミクロの目に切り替えて、今日は会議の日。
しっかりと五つの要素、“資本・労働・技術・資源・需要” の掛け算ができるように、取組もう。

かめスプーン

“ママ、ボルシチおいしい!!”
“おかわりしよう” とまどかは二杯目。
魔法の鍋、すっごく簡単に、しかもたっぷりと飲んでも味わっても一週間楽しめる!!
セロリ、椎茸、テール、ニンニク、ローリエにお水、塩を次々と入れてコトコトやるだけ・・・・、隠し味に薄口醤油と?
“ 末口 これ、かめなめる。金一年身体に少しずつ入って長生き ”
と宮本さんが、韓国のロッテでお土産を買ってくれた。早速今日の朝食にかめなめ金セットが加わる。
うめ 鰹節 俵おにぎり、黒まめ、明太子、宮本さん差し入れねぎキムチ、コーヒー&レモン ペパーミント炭酸水。
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幸せの日曜日朝食タイム。朝の光がかめスプーンに当たってキラキラと輝く。
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満ち足りた静かな朝。さあ ろくハチのケージをワン ツー スリー でオープン!! 

“ところで韓国はどうだった!?”
“うーん元気ない。落ち込んでる”
“中国は!?”
“すごい、銀行に預けるとすっごく利子がつく定期預金がでたよ。あと末口みたいにショッピングセンターで英会話スクールしようと考えて、ショッピングセンターの広い場所買った。1200万円。今は人に貸して家賃もらう。定期に400万くらい、中国で一番大きい国がやっている銀行に預けた。あとマンション・・・・”
“じゃあ、温泉とかゆっくりしなかったの!?”
“時間ない。忙しい。日本戻って鏡見たら前の額の上に白髪あった。ハアー”
“頭使う くるしい” “こんな時 だんながいたらーとつくづく思う。ねえ末口”
“えー今なんていった!? ダンナー!?”
“さあお金ない。働く働く”
“ところで末口、パン教えてくれるとこない!?”
“子供英会話スクールより、中国人コーヒーとパン好きな人増えた”
“あのショッピングセンターでそれやろうかなあ!?”
たしかに、食べものや飲み物、現金商売でリピーターもあれば、儲かるビジネス。 佐々木さん、頑張ってるかな!? 
今週は3月に突入。あずもみなみちゃん連れてやってくる。私もおいしいもののレパートリーを増やして、みんな集まってくれるパーティパーティを企画しよう。

アートな欲求

鍋を洗う。パーティでみんなに振る舞って、しかも1週間、朝 夕と火をいれながらスープを楽しめた。
最後にはお肉の塊もとろとろにほぐれて、味はすべて汁の中に溶け込んだ。一日一日こくが増しスープは七色に変化した。シンプルな形だから、洗う時も、回りについた煮汁やあくはさーっと流れるようにとれていく。
ごしごしこすらなくていいし、傷をつけないように柔らかいスポンジで洗う。
さあ今週はどんなスープにチャレンジしようか?
クリームシチュー、カレー、ボルシチ!?!
青山にできたキッチンのショールームへ足を運んだ。いつも外から眺めていた新しくできたお店。素敵なピカピカのシャンデリアやシンクが並んでいる。いつか行こうと思って時間がとれないまま通り過ぎていた。今日はオフィスを小一時間早く出て、そしてpullと書かれた重たい扉を開けた。
広く、柱がないスペースのあちこちに、大きなシステムキッチン、食卓テーブル、椅子、鏡、置物、ランプ、照明、グラス・・・・。わあーいいなあ。
今までカウチは使わないから、とり合えずシンプルで自己主張のないものをと選んでいたけど、一つ一つがどれもこれも素敵な色、形、材質とホッとため息がでる。
こんな台所で料理を作り、お食事するって素敵だなあ。
人は欲望で生きている。その中でも一番強い欲望が生理的欲求、食べる!!寝る!! その欲求を芸術的にアートになるように、デザインしていくって、本当の豊かさの追求。
例えば禅の極み、黒と白の世界ですべて無駄をそぎ落とすお茶のこころ。ヨーロッパのようにフリフリ、金、花柄とロマン風に、いや自然の中でピクニック気分でグリーンに囲まれて・・・・。あー考え出すとお茶一杯、おにぎり一個にしても、すごい贅沢に楽しめる。一日三回、私は一日二回、自分の欲求、胃袋のサイズの空腹を楽しめる。暗い東京の街を今夜はキャンドルを灯して、いい具合にうれた山下さんちのトマトでタコマリネサラダを作ろうかなあ。じゃあ土曜日だから、赤ワインでも飲もうか。右脳を使って自分の欲望と向き合う。
生理的欲求をアートにしよう!!

おあとがよろしいようで。

名もないものの力

“日本には企業が約382万社存在する。そのうちの99.7%は中小企業で、さらにそのうち約9割は小規模事業者(製造業その他)、20人以下(商業・サービス業)、5人以下が占める。大企業は1%もない。
けれども世の中に流布されている経営に関する情報は有名な大企業の話ばかりだ。マスコミも本もセミナーも。そりゃしかたない。メディアの主なスポンサーは大企業だから。しかも大企業と中小企業の社員では、生涯年収で1億円の差がある。昔も今もこれからも学生と親の大企業志向は変わらない。
時代は変わっても、相変わらず99.7%は中小無名の弱者だ。人は100%死ぬが殆んどの会社も30年で死ぬ。人も会社も死に向かって生きているのかもしれない。”  栢野克巳著 「小さな会社の稼ぐ技術」

竹田式ランチェスター「弱者の戦略」に読み進む。
“世の中の見えている部分は1%。氷山の一角だ。実は99.7%が知られざる中小無名のもので成り立っている。誰かが 「雑草という草はない」 と言ったが、それは私たちが名前を知らないだけで、えのころ草、ペンペン草・・・、どんなに足で踏まれてようとしっかり存在している。”
だけどそう言えば、道路はアスファルトで塗り固められ、土がなくなっちゃった最近は雑草すら見なくなった。
1億総活躍と号令がかかっているのは、もしかしたら1%よりも99.7%の名もない日本を支える中小零細企業が30年の寿命を迎えつつあるのかなあ・・・・。

久しぶりにけやき坂を夜歩いてみた。引越してから六本木は近くて遠い。 “あれれ、人がいない。暗いなあ。どうしたんだろう。” 会社の寿命が30年。うちはちょうど折り返し地点だ!! うまい具合にマニラの出店が決まり、ジョン副社長も、最終準備に飛び立った。
あーまたひと暴れするか。
よし、日本は100店舗まであと18。 同時進行で、次の30年の種まきも始めよう。

おあとがよろしいようで。
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