“国際的な株取引きの約半分、国際新規公開株の55%、国際通貨取引の35%はロンドンのシティが占めているのです。
またイギリスの外国為替取扱量は、一日当たり2兆7260億ドルであり、世界全体の約40%を占めています。もちろんだんとつの一位です。二位のアメリカは、イギリスの半分以下の1兆2636億ドルです。国際金融センターとしての地位は、未だにロンドンのシティが握っているのです。現在、イギリスの「経済力」というのは、世界経済の中でそれほど大きいものではありません。世界のGDPランキングでは5位。
アメリカの1/6に過ぎません。そのイギリスが、金融の国際取引において最大のシェアを持っているのです。産業力ではアメリカや日本などに勝てないので、金融力で世界を制覇しようとしてきたのです。”
金持ちのヤバイ資産形成術 木村大次郎著
経済の五要素は? 昨日のブログで勉強しましたね。
「資本、労働、技術、資源、需要」でした。
イギリスは、この資本で世界を牛耳っている!! でもどのようにして資本を集めているのか?
“ケイマン諸島、ヴァージン諸島、香港、シンガポールなどのタックスヘブンの中心には、あの大英帝国の存在があるのです。実際にロンドンの高級住宅街などは、タックスヘブンのペーパーカンパニーによって買い占められています。
アメリカ会計検査院はアメリカ大手100社のうち83社がタックスヘブンに子会社を持っていると発表しています。
タックスヘブンのバンクには、つまりイギリスがいるのです。実は、国際金融というと、ニューヨークのウォール街が中心地のように思われがちですが、そうではありません。国際金融全体のシェアを見れば、ロンドンのシティの方が、ウォール街を凌駕しているのです。”
裏には裏があるものだなあ。パナマ文章で大手企業が合法的に脱税をしていると一時メディアが騒いだけど、それを影で動かしているのは、イギリスだったんだ。
そしてグローバリズムからナショナリズムへと世界の流れを変えたユーロ離脱。資本を持つイギリスも産業力を持つアメリカも自国を守る政策に舵を取った。逆に日本はオリンピックだ、爆買いだ、民泊だと、グローバリズムGo Go。 そこで資本を使い労働と需要(市場)は外国に頼り、頼みの技術は流出となると、抜け殻のように落ちるところまで落ちていくのかなあ。
今日は外国人たちの会議の日。 マイケル先生が、“ 社長スピーチお願いしまーす” と言っている。何を話そうか。何を話せばみんな喜んでくれるのか? 考えればいつも会議は毎月毎月15年間やってきた。だけど外国人を意識して話したことは一度もなかった。ということは、私は外国人の先生たちとじっくり話すことをしていなかったんだ。反省です。そうだ。うちで仕事をしている人の半分は外国人の先生たちだったんだ。つくづく、それでも黙々と働いてくれたことに、改めて感謝の気持ちが湧いてきた。
日本に住む子供達のグローバル教育を、支えてくれている先生たち、ありがとう。
経済のトップを走る、イギリス、アメリカ、中国がどういう政策でどんな方向に動こうと、子供達には世界の人が手を取り合って生きていく、希望の未来を伝えたい。