


すごいなあ。みんなヒールを履いてくるくる回っている。
ワルツは、いくつになっても、踊れるんだあ。
その人のリズムとテンポで動けるし・・・・、そして身体よりもドレス、ドレスよりも顔の表情に目がいく。みんな、うっとりと幸せそうに踊っている。
そして、気付いてしまった。ボトックス、しわあげ、など顔をいじってしまうと、顔から表情筋を奪ってしまうから、いくらつるつるでキレイでも、美しく見えないんだあ・・・・・。
すごーい発見だった。そしてアマチュアの踊りからプロの先生たち、さすがだった。
アマとプロの違いの一番は、身体の筋肉だった。見た目は筋肉と言ってもゴリゴリしているわけじゃない。ダンスはインナーマッスルを使うから・・・・。筋肉が体幹ができている身体の動きは、するどくきれがある。頭がクルーリクルーリと回るのが遠心分離機のスピード でピタッ!!ピタッ!!とポーズが次々に決まってくる。
息を飲む間もないくらいだ。あー勉強になったあ。
私も精進して筋肉を作り、ダンサーの身体を目指そう。それなりに踊れるようになるには、ステップを覚えることもそうだが、一番大切なのは、軸がぶれないで、動ける身体を作るしかない。強くしてそれでいてしなやかで、身体は一夜にして生まれ変われない。
毎日の積み重ねが資本なのだ。
Behavioral Finance ヨアヒム・ゴールドベルグ/リュディガー・フォン・ニーチェ著 p.99 損失回避
“数多くの研究が、程度が同じならば人間は利益よりも損失を強く感じることを示している。
つまり100ドルの利益から得られる喜びよりも、100ドルの損失から得る悲しみの方が大きい。この現象は損失回避と呼ばれており、認知の不協和の理論で説明される。損失は意思決定の失敗を意味し、不協和を発生させる。この結果意思決定を行った者にプレッシャーがかかる。つまり心理的コストがかかる。”
それにしても、私よりもお姉さんの皆様が素敵なドレス、シンデレラのヒール、キラキラに装い、フロアーを夢のように踊る。プリンセスに酔いしれるのは・・・・幸せな意思決定だ。殆んどの人は、損失回避の思いにとらわれて生きているのかもしれない。
失われていく若さ、失われていく身体、地球重力と過ぎていく時間の恐さから背を向けて、年相応に自分を納得させていく。だって、しょうがないじゃない。みんな最後は年老いて死ぬんだから・・・。あんなピンクのヒラヒラ着て踊ってるなんて頭おかしいんじゃナイ、と言って自分を慰めているのかもしれない。いやー私は損失回避に立ち向かうぞお。
とことん。失った過去と時間と筋肉と、柔軟性は、それはそれ。
前を向いて、目標に向かって、新しい利益を身体から作っていこう。
以上。
本日ロイヤルパークホテルにてディナー。糖質ダイエットもどきは一日お休みです。