2018年06月

暑い夏にストレッチ

30度を超える日が続く。しかも熱風が長い髪を顔にまとわりつかせる。黒ゴムで無造作に束ねる。できるだけ、冷房は我慢する。
“ダンサーは冷房をかけないで練習するんだ。汗がでるのはかまわないけど、冷房をかけてしまうと、体温調節にエネルギーがとられてしまって、ダラーっとかえって疲れて消耗してしまうから”
というわけで、つとめて暑い中は暑いように、暑さに負けない身体を目指している。けどオフィスの中では、扇風機にうちわとはいかない。それでも私は、暑さよりも寒さに弱いから、辛抱できるのかな!?

「自分の持ち金を小さく分散させて、なるべく多くのゲームに賭けたほうが期待リターン25%をキープしつつ、リスクを極限まで減らすことができる。これがマーコウィツの現代ポートフォリオ理論の第一の結論。・・・・分散効果だ。つまり、投資家は複数の資産を持つことによって、ポートフォリオのリスクを減らすことができる。
   あれかこれか本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門 野口真人 

しかし、現実世界に存在する様々な投資商品の動きは、お互いに深い関係を持っている。例えば、ドル円相場と輸出関連銘柄もその一つだ。ドルが高く(円が安く)なると、輸出で儲けている自動車メーカーの株価は上がる。これは海外売上の円換算額が、円安効果によって一気に高まるからだ。逆に石油会社などの輸入企業はドル高(円安)になると、株価が下落しやすい。原料の購入コストが高くなり、採算が悪化するからだ。
このとき、ドル円相場と輸出企業の株価の動きは、正の相関関係にあり、ドル円相場と輸入企業の動きは負の相関関係にあるという。分散投資によってリスクを軽減するには、単に複数の投資対象を持つだけでなく、それぞれの資産の相関効果も念頭におく必要がある。結論は、お互いに反対の動きをする負の相関を持つ銘柄を組合わせることで、リスクの軽減効果を高めることができるのだ。現代ポートフォリオ理論とは、“分散効果” と “相関効果” の2つを組合わせることによって生まれた、リスクだけを下げる錬金術なのである。」

温度は朝日が昇ると同時に、サンルームの部屋はぐんぐん上昇。せめて窓を。ろくハチが飛びまわっているので開けられない。
だけど とくは走る走る。
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首に汗が、塩気ですぐやられる。
かけすぎて 靴が脱げた。
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大丈夫!! 自分で履けるようになった。
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ももも、真っ赤に。体温調節練習中。
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暑いね!! だってもう夏だ。 6月も終わる。
そして、もっともっと熱い夏。
ハカタスタジオ完成!!
みんなでまずはストレッチ!!
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よっしゃあ。

台所から愛をさけぶ

台所で朝ご飯を作る。人の家のお台所は勝手が違うのか使いづらい。まず火の調整、冷蔵庫の中身(材料)、調理器具、盛り付けの器、そして一番重要なのが味付け用の醤油、味噌、塩・・・・。あれもないこれもないなあとか言って悪戦苦闘している。待ちきれない義理の父、家の子供達、お腹をすかせたみんなに食事を作らねばあー!!とパッと目が覚めた。
主人の実家は、長男の嫁が台所を取り仕切っていて、自分の主人のものしかない。だから とにかく私はアレモコレモナイシ、ドコドコ?と台所でもがき苦しんでいる夢だった。明け方見る夢は正夢。これはいったい何の暗示かしら。そして、ふっと私の頭に浮かんだ二つ三つのこと。
一つは、メがのオフィスが、ダンススクールオープンのために整理整頓されて、四ツ谷のトランクルームに、5年分の領収証やら直接必要のない資料を移動し、パソコンを中央のスタッフルームに集結し、ダンススクールとの境に棚が置かれ、と てきぱきと、経理の指示で、みんなが使いやすいオフィスに変わっていること。
そう言えば、渋谷のワンルームのオフィス、手狭でもう一部屋借りて、そして六本木ヒルズに移り、赤坂に移り、形がどんどん変わっていった。だけど 常に台所をしきっているのは椎葉さん。どんなにか、ボロイ場所、新しくきれいな場所、・・・・でもみんなが使いやすく、それぞれの仕事がうまく流れるように整理整頓。お金がない時は、ダンボールで棚を作り、それなりに手作りで工夫をこらしてくれる。
ありがたいなあ。仕事がスムーズに流れ、思い通りにビジネスが進み、料理ができるのは、台所を預る愛の力があるからだ。そうか、おかげで私はすっごく助かって生かされている。みんなが集まって楽しく仕事ができる。すっごく大切なことだ。
主人の実家は、それまでたくさんの人がやってきた。私たち家族も主人が破産してその家の応接室に住まわせてもらった。台所はオープンで、私の料理当番は日曜日。腕をふるってみんなにおいしいものを!! そして、義理の母から長男の嫁にバトンタッチされて、台所は閉ざされた。そこに踏み込むことを阻む目に見えない力。もう誰もいなくなった。というか、台所の勝手がシェアから個人に変わった。人は寄り付かないし、いても用事を済ませば さあっと帰った。
メガブルーバードがこれからもっと大きく成長していけるとしたら、それは社長の力というより、台所を預り、みんなの元気のために考え尽くしてくれる影の力が、きちんと整理されて使い勝手のいい場所があることを!!
オフィスのみんな、そして先生、メディア、お取引先、子供達を支えてくれるパパママ、おじいちゃんおばあちゃん、・・・・・限りない人の輪が続く。ありがとうございます。

「リターンはそのままでリスクだけを小さくする方法を発見してしまった とんでもない人物がいる。1990年ノーベル経済賞を受賞したアメリカの経済学者ハリー・マーコウィツである。
“すべてのタマゴを一つのカゴに盛るな” という格言を耳にしたことはあるだろうか? 
タマゴを一つのカゴに入れると、そのカゴを落とした場合、全部のタマゴが一度に割れてしまいかねない。一方複数のカゴに分けておけば、一つのカゴを落として いくつかのタマゴが割れてしまっても、ほかのタマゴは無事だ。いわゆるリスク分散の考え方を表した。現代ポートフォリオ理論、MPTはこのこの格言を学術的レベルで精緻化したファイナンス理論である。投資家は複数の資産に分散投資する(ポートフォリオを組む)ことによって、投資のリスクだけを減らして確実に期待収益を得ることができる。そのことを見事に証明してみせたのが、“リスクだけを下げる錬金術”だ。」

そう言えば、私の高校 中村学園女子高の卒業記念はなぜか包丁だった。母はそれを大切に持っていて、嫁入り道具に持たせてくれた。実際その包丁を使ったのは母で、私の新居の和白丘の家や、朝倉街道、東京の芝の台所で、おいしい料理を時間をつくり、どこでも駆けつけて、おいしいものを食べさせて元気をくれた。
そして、今ではヒロ君が腕をふるってくれている。
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いろんな人の顔が、ももを見ていると蘇る。私達はたくさんの人の愛によって成り立っている。ももも 気付くよネ。

虫のいい話は?

目を意識して朝の体操を何日か続けただけで、朝のブログタイムの老眼鏡が少しはずせる時間ができた。1日を終え、これが夜になるとまた視力はけっこう落ちている。そして朝と くり返し視力の回復をこころみよう。
バレエレッスン、久しぶりに代講の先生。I先生、顔はフランス人のハーフのように鼻が高く、目が大きく、口は小さく、ほりが深い美しい先生。ところが、レッスン指導の合間に、その人の素にもどる時、年をすっごく感じた。たぶん先生と言っても、私たちとかわらない年齢のはずだ。
私たちの平均年齢は64才くらい。年を感じる動きとは どんな動きかな。下を向いて、眉間にしわで、動きが止まる。背中がまるまって曲がる。お腹がたるんで胸より前にくる。腰が前かがみで、よっこらしょという感じになる・・・・・ 数え上げればきりがないが・・・・、老人というか、劣化しているなあという動作。多分それは生活の緩みからやってくる。少しでも楽をして筋肉を使わない頭を使わない、人任せや機械や薬や他力になればなるほど、その生き方から、セルコ(筋肉)の穏やかなペニア(喪失)は忍び寄ってくる。徐々に徐々に人を萎縮していく。ヤダー!!

「第6章 リスクだけを下げる錬金術 現代ポートフォリオ理論とCAPM    あれかこれか本当の値打ちを見抜くファイナンス理論 野口真人
そう世の中の常識では、ハイリスク・ハイリターンか、ローリスク・ローリターンしかない。それ以外の組み合わせ、つまりハイリスク・ローリターンは単なる愚行であり、大抵ローリスク・ハイリターンは詐欺話か何かだと考えられている。すでに見たとおり、ファイナンスの世界でもこの点は変わらない。リスクとは将来の不確実性であり、変動率の標準偏差だった。この不確実性に対する見返り(リスクプレミアム)こそが金利の正体である。したがって高いリターンを得ようと思えば、当然、それを得られる不確実性も高まるし、確実にその利益を得ることを優先すれば、一度に手に入れられるものも少なくなる。
一方リターン(金利)というもののもう一つの意味は・・・・・
コスト(割引率)としての性格を持っている。人やモノや企業の価値は、それを生み出す将来のキャッシュフローと割引率によって算定される。だとすれば、人、モノ、企業の価値を高める方法は2つしかないことになる。
1つは、それが生み出す将来のキャッシュフローを増やす方法。人の価値を高めたいとき、たとえば様々な自己投資によってスキルを高め、生涯年収をアップさせるという道が考えられるだろう。投資用マンションのような資産であれば、家賃価格を引上げられれば簡単にキャッシュフローの額は大きくなる。企業も優秀な人材の採用によって稼ぐ力を増強することは可能だ。
しかし、キャッシュフローを増やす道はハードルが高い。家賃を上げれば借り手がつかないかもしれないし、優秀な人材を確保しようとすれば人権費が跳ね上がる。
そもそも人間は怠け者であり、かつ貪欲な生き物である。“楽をして価値を高める方法”をつい考えたくなる。キャッシュフローを増やす努力はせずに、手元の資産の価値を高めることはできないのだろうか。
リターンはそのままで、リスクだけを小さくするなどという虫のいい話はあるのか?」

答えは明日に持ち越します。だから明日もブログよんでネ!!

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最近9時は寝るし、よく食べよく遊ぶ、いいグレムリンです。

タコ足ありがとう

とく、ももは花丸、そして私は首都大学東京 オープンユニバーシティへ出かけた。とく ももは、32度の暑い中、しっかり歩いて表参道、フライングタイガー、紀伊国屋へ。そしてバーバにおみやげも!!

“徳がタコ足見つけて、これバーバに買おうかって持ってきた”
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私が首都大学東京で学んだのは、「介護予防のための脳覚醒による筋活動の増大法」という苑田第二病院リハビリテーション科 白谷先生の講義。まずは講義が2時間、そして実技が2時間というレクチャー。ポイントを少しまとめてみよう。
人口ピラミッドは、私の子供の頃はきれいな三角形のピラミッドだった。たくさん子供がいて、そして老人は少なかった。それが今は世界が注目している、ドラキュラの棺のような形。子供が少なく年寄りが多い。そんな中で、国が問題視しているのは、長生き老人の健康寿命と寝たきりなどの介護が必要な期間の社会保障費。男性の平均寿命は80.21で、健康寿命は70.19。介護が必要な期間が9.02年。女性の平均寿命は86.61で、健康寿命は74.21。介護が必要な期間は12.40年。 寿命は伸びているが、健康寿命と介護寿命の差は平行線のまま、要介護認定者の数はぐんぐん伸びている。
ポイントは、その伸びの著しい要支援、要介護1、要介護2の初級のレベル。ここに運動や栄養療法をいれることで、健康の状態をできるだけ長くしようということだ。
サルコペニア、ギリシャ語でサルコは筋肉、ペニアは喪失。サルコペニアにおける筋萎縮は加齢に伴い緩やかに進んでいく。そしてロコモティブシンドローム、運動器(骨、間接、筋、神経)は、運動器の障害により移動機能が低下した状態。片脚立ちで靴下がはけない、つまづいたりすべったり、階段に手すりがいる、2kgの重いものを持てない、15分以上歩けない、横断歩道が青の間に渡れない、・・・・・。
これらが重なり、引きこもりがちになり、社会的交流の減少 → 精神的な面では認知機能の低下、意欲・判断力の低下、抑うつ → 身体的な面では低栄養、転倒を繰り返す、嚥下・摂食機能の低下、と負のスパイラルが始まる。
すべて、考えられること、わかってることだけど、改めて事実をみてみると、自分の未来のことを考えて、今元気なうちから、少しでも自分のその状態をキープする、年をとることにチャレンジしていかなくては!! すごーい勢いで劣化が始まっている。ピンピンコロリが理想だ。そのためには常に自分にムチだ!!

「大きな利益を得ようとするなら、リスクをとらねばならない。挑まなければ得られない Nothing ventured,nothing gained  これは僕たちの人生にとっても同じことがいえるだろう。 
あれかこれか本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門 野口 真人
MM理論はハイリスク、ハイリターンの法則を証明してみせたものなのである。ハイリスク、ハイリターンの法則の意味は、リスクが高くなければ、その分リターンも高くなる。それゆえローリスク・ローリターンに賭けようと、ハイリスク・ハイリターンに賭けようと、確率的な期待リターンは変わらないのだ。従ってあとは好みしだい。
“夢をみたい”と言う人は、ハイリスク・ハイリターンを選んでみてもいいのかも!?」

バーバはタコが好き!!と、とくは知っている。
そう、イカよりタコがなぜか好きだ。タコの足は8本。サルコペリアで、人が一番だめになってくるのが足。人間の足は2本。もし8本あれば・・・・・。
ほうらこうやって、とくのおみやげで遊んでみる。
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そして、ろくに!!
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恐いらしい。

自分の価値を高めること

ずーっと気になっていた目の体操を朝の食事にいれた。
習慣化できるといいけど。まず窓の外の新宿方面、もちろんクリアに見えないけど、え、ここが都庁などと、ビル郡を見る。
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それから、すぐ近くにいるハチ。
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そして東京タワーのてっぺん、レインボーブリッジのつり下げられた鉄線、そしてまたハチ、と遠い 遠い すぐ近くを繰り返し、それから、スピードを上げて、遠、近、遠近。あー目がさっぱりした。本当に目の筋力はいつも目先しか見てないので、ダラーンと緩んでいる。キレがないし、伸びきって、いや縮みきって動かなくなっている。もう61年も使ってきてるから、その人の動きの癖の範囲だけに行動範囲が狭まって、しかもケータイにパソコン画面にいつもはりついている。
むかしむかーし、あの人を 私の目はひたすら追っていた。その人は、遠い遠い手の届かない人。だからせめて、少しでも、あの人のことを見つめていたい。風に揺れる前髪、高い鼻、半袖のシャツからのぞく肘、ファイルを開く指先、それにそれに やさしい目線に映る私の顔、私の瞳孔はめいっぱい開いて、うるうると涙でキラキラと輝いていた。
まあそういうことが、一切なくなって、私の目はぼわーんと、やっとのこと、焦点を支えているのは老眼鏡となった。
ヤバーイ、身体は少しずつダンサーに、そして次は顔、そして目。動物の身体は筋肉が命。よし、基礎から始めよう!!

「p.179 家計の専門家にダマされてはいけない!
あれかこれか本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門 野口真人
企業や資産の価値を決定する要素は、将来のキャッシュフローと割引率の二つだけ。ここには負債とか株主資本といったものは出てこない。バランスシートの右側(負債と資産)、いわば資産を手に入れるまでの過去に注目するのが会計の考え方だ。
一方ファイナンスは、モノの原価、資金の調達元は考慮しない。MM理論は、“借金は悪”“無借金経営が善”といった先入観から自由でありさえすれば、シンプルな考え方なのだ。大切なのは、調達した資金がどんな資産に姿を変えているのか、そしてその資産がどれほどのキャッシュフローを生むのかということなのである。そもそも銀行は、あなたの家の担保価値だけでなく、あなたの稼ぐ力を見て、お金を貸して(投資して)いる。ローンの申込者に、年収や勤務先、勤続年数などを記入する欄があるのはそのためだ。
現在の年収から将来のキャッシュフローを、勤務先や勤続年数からリスク(割引率)を見積り、ファイナンス的にあなたの価値を評価しているわけである。
あなたが、これまで通り働く体力、気力があるのなら、持家の時下が下がろうと、ローンがいくらあろういと、気にすることはない。形のある資産はいつか手放すときがくるかもしれないが、あなたの稼ぐ力(無形資産)は逃げない。その価値を高めることに集中すればいいのだ。」

お台場の海に、大きなフェリーが入ってきた。青山の42階、窓のカーテンを全開。地平線と空の始まりは、うっすらと蜃気楼のようだ。綿飴を手でちぎった白い雲がすーっと空を流れていく。川口あたりに見える煙突から立ち上る白い煙はまっすぐ空に向かう。大気は流れているけど、風は強くない。フェリーは港に近づいていた。向きを横に変えた。大きな荷物を積んでいる。
6月もあと1週間。
さあ、がんばるぞお。
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