2019年06月

七光が自尊心にさしている

「自尊心とは何か。それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴しい人生を創造するに値する人間だと、信じる気持ちのことである。自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きな影響を与える。人間関係、自信の度合い、職業の選択、心の平和、成功。  こえらはすべて、自尊心と密接な関係がある。」  THINK BETTER  ジェリー・ミンチントン 
※アメリカの著述家 多年にわたり経営者としてビジネスに携わるうちに、人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する、ということに気づき、自尊心に関する研究をおこなう。

急にもくもくと本が読みたくなった。さっそく古幡さんに2冊頼んで、本屋に飛び込み3冊購入した。先へ先へ読みたい気持ちに、ストップをかけて、ゆっくりと・・・・。3〜5冊を平行読みする。
週末は最近、雨だから、移動途中などで、読み進もう。

「亡くなられたお父さんは、歌舞伎俳優で人間国宝の十七代目中村勘三郎さん。かなり甘やかされたとか。 “物心ついたときから大甘です。ところが弟(故 十八代目中村勘三郎)にはめちゃくちゃ厳しい。・・・・・・・。長じて女優の道を選んだ時、お父さんは何と? やるなら一生やれでした。それから親の七光があるのは幸せなことだから、愚痴は言うな。と言われました。劇団新派に入ったばかりの頃、いじめられて泣きながら父に訴えました。肩を持ってくれると思ったら、“おまえがいじめてるんだ!” と返されました。良い役がついて看板にも名前がでるんだから、と。親の七光があるから一生、幸せそうな顔をしてないといけないんだ。と感じましたね。芸事以外では厳しいところもありました。お手伝いさんにも決してお嬢ちゃんと呼ばせなかった。みんな家に帰れば、そこのお嬢ちゃんなんだからと。お手伝いさんに食事の用意をしてもらうときも、私がお願いしますと言わないと怒られましたね。“ご両親を思い出すことは?” もう毎日ですね。何か伝えようとして、“あ、死んだんだ” と。弟もそうなんです。そうだ、後で電話しようと思った夜、死んだと思い出す。泣いちゃいますね。  七光は幸せ 愚痴戒めた父 女優 波野久理子  」

まず、自尊心を持つ子供に育てる。
そのためには、自分で決めることをやらせる。
今日は、どんなズボンに何色のシャツを着て、食べたいものは何で、何をして楽しむか?
“とくちゃん、今日カッコイイじゃん、そのパンツよく似合ってるね”
などと、本人がコーディネイトして、天気やスケジュール、TPOを考えて、アクションを起こすことに、こちらもコメントして学ばせていく。
でも、そうか。さくらだって、まずはしっかり目と目を合わせて、抱っこして、話しかけて、愛してる気持ちと、さくらの存在をかわいいと、愛しいと思っている気持を伝える。
思えば、鳥のろくハチも、金ちゃん銀ちゃんも、グリーンに水草だって、生きているものには、全て地球の七光が差し、自尊心が育つ環境が整っている。
ゆっくりと、気付いてみよう。


不思議なプレゼント

「本はお好きですか」 「ハイ」
「どんな本を読まれますか。小説とかエッセイとか」
「小説は読みません。ファイナンス系です。」
「実はよろしければプレゼントしたいものがあるんです」
「え!?」
というわけで、とりあえず乗った個人タクシー。いつもの何気ない天気の会話から本の会話になり・・・・。なんと大学生の息子さんが書いたという詩集をいただいた。文庫本になっていて、赤い羊というタイトルの詩集。そもそも、今日の新聞でちょうど詩歌の未来はどうあるべきか、という欄を見ていただけに、何かがやっぱり見えない世界でつながっているんじゃないか・・・・。という不思議なプレゼントだった。

「大波小波
出版不況が言われて久しいが、それは売れていた小説の世界の話。詩歌の世界では、とっくの昔から不況どころではない。現代詩を例にとっても、詩集が本当に売れるのは、谷川俊太郎と最果タヒくらいではないか。ではそれ以外の詩人はどうするのか。ひたすら働いて資金をため、詩集を自費出版する。少なくとも150万円はかかるだろう。出版社もぎりぎりなのだからどうしようもない。好景気の時代は、車一台と思えば納得も行ったかもしれない。今の若者は懸命に働いても、車など買えないのが大半だ。詩歌の栄光は現世にはないのだから、金銭問題に頓着するなという意見もあるだろう。だが、すべての詩人が死後の発掘を待つことはできない・・・・・。(タコ)詩歌の未来」

18才の大学生が書いた詩集。たぶん父親がその出版費用を出したのかしら・・・・。
ちょっとロマンスグレーの個人タクシー。運転はすべるように走るいい感じだった。
息子の書いた詩集をプレゼントします、バリトンの声。読んで頂いたらきっと感動していただけると思います。
しかも、今日これからのご予定は? などと、個人的な質問に、会話に間があく。 
いったいこの男? 私はきっぱりと 仕事です!!と答える。
なんとも不思議なプレゼントだった。

「僕は海賊が好きだった。
パイレーツ、という言葉を聞くと胸がおどったものだ。だから日がな
バイロン卿の
われらは若きパイレーツ 
という詩を暗誦しては 一人暮らしのさびしさを紛らわしていた。
これから始まるのは船の中で書いた物語である。
ぼくの船は音楽で出来た船で、ビバルディの四季の帆をはりめぐらし、
モーツアルトの音を敷き詰めた船室で、ぼくはドビッシーの海を
聴きながら瞑想にふけった。
中世風の家具什器、ベルリオーズの音の煙の中からあらわれてくる
幻の召使たち
何もかもが申し分なかったが それらは夜になると 
みんな消えてしまうのだった
レコードをとめると ぼくは貧しい下宿暮らし一人の詩人にすぎなかった 
から。
船の中で書いた物語は七編ある
だがぼくの船は とうとう一度も航海しなかった。
だからぼくはまだ、地中海もマダガスカル島もみたことがない」
    さよならの城  寺山修司 著

ひたすら早い時間

「回を重ねるにつれて、ある部分が気になりだした。冒頭に “相当古い二階建てがある” というくだりがある。戦後すぐ建てられた木造家屋を想定していて、世田谷の住宅街にいてその建物を “相当古い” と形容するのは違和感はないが、その時は、“ぜんぜん古くないやん!むしろ新しいやん!” と心の中でつっこみを入れずにはいられなかった。 春の庭の朗読イベントで、スイス、ドイツ、と行った時だ。朗読をしたそれらの街では、築数十年程度の建物はまだ新しい部類に入る。特に戦争の被害を受けていないチューリッヒでは、三、四百年を経た建物が並び、中を改装して現役で使われていた。古ければいいと言いたいのではないし、古い建物だって建てたときは新しかったのだから、新しい建物はとにかくだめだと思わない。ただ、長い時を経てそこにあり続けるものが目に見える状態であるのは、時間や過去に対する感覚を鋭く豊かにしてくれる。ローマ時代の遺跡と戦争で焼けた教会と、現代の建築をつなげる形も、街を歩いているだけで、時間や過去の出来事の積み重なりが見える。私は東京に引っ越してきた時、木がとても大きいのに興味を持った。特に古代遺跡の柱のように堂々と伸びるけやきに圧倒された。何十年何百年の時が見える巨木が街のあちこちにある。住み始めて14年になるが、その短い間にも、散歩でよく見に行っていた巨木が何本も伐採された。春の庭にでてくる家のモデルの洋館は今年の春に解体されるとの情報をSNSでみた。超高層ビルが何十と建って、街の輪郭も変わった。ここでは時間はひたすら速い、と感じる。 しばさき・ともか 時間が見える 」

私も東京に住みだして、17年目だから、ほぼこの作家に近い。古いものが取り崩され、新しいものへと、あとかたもなく変わっていく。
えっと、前に何が入ってたかしら。六本木のアマンドから東京タワーに向かって歩くと、店は半分くらい入れ替わる。外国資本にのっとられ動かされている東京は、効率のみが最優先。結果を追われ結果がでないと・・・。せっかちにギスギスとした、数字の世界を超スピードで走る街。
たしかに、東京での時間はひたすら早い。
でも、そんな中で一番早い時間は、子供の成長だ!!

シーチェリーも、オフィス大好き!!
とく兄、もも姉みたいに、あたちもお仕事つれてって
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灰色のサイ(グレーリノ)

二日酔 二日目の朝
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ブレックファースト
腸内の乳酸菌、悪玉、善玉のバランスがアルコールのせいで破壊されているだろうから・・・・。
ヨーグルトにみそ汁、発酵食品を心掛けて摂る。
毒消しにニガウリも、みそ汁に入れてみた。
“あれれ、声がつらそうだけど” 
電話ごしに、九州の不動産会社の担当の男の人と話す。顔を見なくても、声の重さ、そして弱さ、辛さを感じる。
“ハイ、ちょっとのどが痛くって、背中がぞくぞくするんです。”
“アー、かぜの初期症状。身体を温めて、水分を。おさ湯がいいよ。私も小さい頃は よく扁桃腺がはれて、熱出してたから。今では夜寝る時は、首にタオル巻いて寝てますよ。”
太めのパパと太めのママと、太めのお子様がキャンペーン会場に近づいてくる。お値段を説明し、教室を窓の外から見せて、コースと時間割を説明する。4才と5才のお子様。
“今ちょうど身体がどんどん成長していってますし、柔軟性もありますから、お始めになるのはいいですよ。”
“この子の身体 こんな感じなんですけど・・・・・”
“柔らかいお身体なので、変化が早くみれますよ。”
“先生が教えて下さるんですか?” “優しそうだし”
“いえいえ、もっとピチピチの若い先生がしっかり教えますから、安心してくださいネ。”
絶対ダンス始めた方がいいと、私は心の中から願ってお勧めする。
私は、45才で社長を始めた時・・・・。
仕事一筋で、ビジネスホテルに泊まり、教室オープンのために全国をまわっていた。本当に身体はボロボロだった。あのままいってたら、と思うと恐ろしい。
今の私は健康になり、すこやかな身体にすこやかな心が戻ってきた。私の身体を健康にしたのは、松山バレエで汗をかいて、食事を変えたからだ。ただお酒はまだ足抜けできていない。
これから、ダンスと英語スクールで、みんなのハッピーのために、そしてまた一つ大きな仕事の種が舞い込んできた。いつも捨てる神と拾う神はセットでやってくる。
さあさあ、どういう展開になるか・・・・・。

「黒い白鳥だけでなく、灰色のサイも防がねばならない。中国の国営新華社などによれば、習近平国家主席は、自国の債務問題のリスクを念頭に、こう訴えたそうです。“黒い白鳥ブラックスワンは、めったにおきないリスクのことを言います。一方灰色のサイ(グレーリノ)は、市場において高い確率で起こると予測されているのに、軽視されているリスクのことです。” 世界の債務問題はまさに灰色のサイ(グレーリノ)の一つでしょう。誰もが債務膨張の危うさを感じつつ、目をそらしている気がします。”  (日経ヴェリタス編集後記) 伊藤学  」

そろそろ発表会に向けての、強化レッスンが始まった。とくもバーバも、そしてスーパープレゼンテーションの生徒さんたちも、身体に気を付けて、がんばりましょう。






働く女

横でとくがスマフォでベイブルートを見ている。
ろくハチの鳥タイムはお預け。
昨日は、高野家のパパ以外ははバーバん家にお泊りだった。静岡からの視察帰り、カーはワイン、私は冷酒で飲みすぎちゃったあ。
たまーに飲みすぎると、ブレーキがかからない時があるからヤバイ。

「総務省が発表した労働力調査によれば、女性の就業率が50%を超えたという。これは50年前の水準に戻ったのだそうだ。特に出産しても会社勤めを続ける人の割合が増えたことが起因しているようだ。しかし実際の数字はもっと多いのではないかと思う。子供がいてもできる仕事を自宅でしている人が増えていて、仲間と共にイベントを企画して手作りのものを販売している人を多くみかける。そうやって女性達は自分にあった形で働こうとしている。では縄文時代はどうだったのか。考古学者 関村道雄氏によると、男たちは1週間のうち3.4日しか働かず、それも4時間労働だったと想定される。男たちはなんて優雅な生活を送っていたのだろうか。それを知ると、美しい鹿の角でできた釣り針も、全く違うものに見えてくる。男たちは相当暇だったんじゃないか? 時間を持て余してなければ、あんなに細かく細工をすることなどできないはずだ。持て余すと書いたが、それが縄文時代の時間の流れだったのだと思う。
じゃあ女たちはどうしていたかというと、そりゃあもう、24時間忙しかったはずだ。食事を作り、森へ食糧を採集に行き、子供の世話をする。身の回りの生活必需品を作ったりしてあっという間に日が暮れたのではないか。そう思うと、女性たちの忙しさは今と何一つ変わらないと思うのである。生活を仕切るのは女性たち。たまにイノシシを仕留めて意気揚々と帰ってくる男たちを、“あんた、よくやったね。またお願いね” などとおだてながら、気分良く男達を働かせるのも女性の賢さである。
嗚呼、女たちはいつの時代もたくましい。  古代のぞき見6 働く女・働かない男  譽 亜好子  」

二日酔いの頭が、コーヒーと炭酸水で、少しずつ中和されてくる。今5時50分。よし、オフィスへ出社する8時30分には、すっかり蘇ってるかな。
本日月曜日。働く女は、また1週間のスタートを切る。
※静岡校キャンペーン会場は、赤ちゃん本舗とゲーセンの横。のぼりエスカレーター脇です。
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とくももを遊ばせながら、そして、ももはプレゼンモデルとしてレオタードにバレエシューズで教室へ。
女は働くです。
と、働かない男かな?
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