2019年10月

サウンド・オブ・ミュージックの歌

「サウンド・オブ・ミュージックの挿入歌“自分の好きなもの”。大意は、“自分の好きなものを思い出せば、嵐なんか怖くない”。家庭教師の先導で、次々に自分の好きなものを思い浮かべる子供たちは、やがて嵐の恐怖を乗り越える。 井上ひさしベストエッセイ(ちくま文庫)に入っている文章の一節だ。一体子供たちは、何を思い浮かべて巨大な嵐を乗り越えたか。井上の記憶に残るのは、“バラのつぼみの上の雨粒”、“子猫のひげ” から、“鼻やまつげの上に乗った雪の一ひら” まで。この歌にならい井上は、好きなものを選定し恐怖を乗り切ったという。“大根おろしをのせた炊き立ての御飯” “湯呑から立ち上がる煎茶の香” から“自作新刊本の手ざわり” まで。井上らしいなんともユーモラスな締め括りだが、好きなものがいずれも日常的で実にささやかな事柄であり風景なのは変わらない。日常を断ち切ろうとするものに抗するには、大きな夢や理念はいらない。日常を埋める小さなものへの愛着こそが、想起され確かめなければならない。社会的事件、自然の猛威、大きな出来事が次々に襲い来る今、“自分の好きなもの” を心の中で反芻し、恐怖を越えるための種としたいものだ。 大波小波 井上ひさし流の恐怖対処法 日常賛歌  」

サウンド・オブ・ミュージックを、フィリピンでミュージカルでみた。そこから感動してDVDで何回かみていた。
一番感動した場所は、子供達が最後に雪の山を 元気に歌を歌いながら 超えていこうとする後ろ姿だ。
そうか、子供達が恐怖に負けずに、前を向いて進んでいけるのは、どんな苦しい時も、自分の好きなものを思い浮かべているからなんだ!!
そして、その好きなものは、とるにたらないような小さな日常で、はっと気づく驚き、美しさ、肌の感覚・・・・、五感に関するキラメキ。
そういえば、現代人は仕事だ何だと、日常や生活は便利に効率重視で機械化され、無味乾燥なものとなっている。
だから、なぜか不安で不安でしかたがない。
子どものように、もっと自分の感覚を取り戻し、地面に近づき、自分の中を流れる赤い血を感じてみよう!!

脱皮

今日は全体会議。全国から講師、メディアが一同に集まる。青山学院大学アイビーホール!!
会議と言っても、ほとんどはパーティパーティ。
ふだんはみんなそれぞれの学校で、しかも自分の担当と曜日と時間以外は知らないことが多い。
そうすると、狭い世界になってしまう。他の学校のことや先生の考え方、あと会社の方向性なども含めて新しい空気を吸ってもらう。そしてパッと視界が広がって、また子供のために頑張ってもらおう!! という目的だ。
私のスピーチ は、“脱皮”
アンディ・ウォーホルの 「ヘビのおはなし」
絵本からまずは紐解く。
“僕はヘビだ。
ヘビのようにするすると這いまわり
見た目もヘビそのもの
でも、ぼくの魂は創造性にあふれている。
ぼくは画家であり、また役者でもある。
上流社会に仲間入りしたい
ぼくはそう願った。
そこで自分を変えることにした。
からだに色をつけたんだ。
たくさんの色を!
はなばなしいスタートとして
はじめて舞台にたったとき
ぼくはクレオパトラにかみつく毒蛇だった。
それは紀元前34年のこと。
つい最近は、
おしゃれな女の人たちに追いかけまわされた。
ほんとうにひっぱりだこだったんだ。
シックな装いに欠かせなかったからね。
ベルトになったぼくは、
ウエストをぎゅっと絞りあげて
3センチは細くすることができた。
このおかげで
ものすごい人気をかちえた。
ぼくはジャクリーン・ケネディのブーツになった。
ハッピー・ロックフェラーの鞄になった
ポポ・ロックフェラーの帽子になった
彼女も大富豪ロックフェラー一族の一人だよ。
リズ・テイラーの手首に巻きついてブレスレットになった
ココ・シャネルのシャツにも
なんとグレース王妃の特注の枕にもなった
・・・・・・・・
ぼくは春の色をまとうことができた。
そして秋の色も、わが友エディット・ピアフのごとく
・・・・・・
こうして ぼくは名声を勝ちえたのさ”

と絵本を読んで、最後に私は紫のワンピースをガバっと脱いで、幸せのダンスダンスダンスのレオタード姿になる。そこで柿園さんが、“社長何が言いたいんですか?” と聞く。
“脱皮”
“ヘビは古い皮をぬぎ 新しい自分になることで、成長して生きていける!! 脱皮しないヘビは死んでしまう。”
“脱皮しよう” と言って、くるくるピルエットでまわりながら、ステージそでに入る。
というスピーチを考えている。
今回の会議では、まず
/靴靴す峙粗睛董▲丱ぅ螢鵐ル保育士の説明を社団法人の理事長梶原氏が説明してくれる。
◆奮堯ITブレードと組んで、生徒管理システムが新しく稼働しだす。
2餬廛侫.ぅ淵鵐拘愀犬眩瓦新しい会計事務所になり、6つの会社6本の川の流れが整理されすっきりして淀みなく流れるようになってくる。
た靴靴バレエスクールを入れたMBBスタジオが25店舗に増える。
など、たくさんのイノベーションを起こす。
さて、どう動いていくだろうか。そろそろ夜が明けてくる。
これらの種は冬を越し、春までに、そして夏には、そして次の秋までに、その芽が息吹き、花が咲き、果実が実ってくるだろう。



とくのソサィティ

ハチが肩に飛んで耳元でささやいた。 “ホントだよ”
“え 何が?” ハチは遠くを見ている。
10月初め、ハチは、“バカ” を 連発していた。
それがいきなり10月終わりになって、“ホントだよ” らしい。
鳥と人間、緋インコと私。ちゃんとコミュニケーションできる。

“今日は会議があるで、バーレッスンで失礼します。”
“会議?” “会議ですか?何の会議?”
ひでおさんは、私と同じくらい松山バレエを続けている。
ユニークピースの男性バレリーナ。ただ彼は上のグレードで、私は基礎のLG3だ。だけど月曜日は違うグレードの人も混ざったミックスクラスになっている。そこで早めに来てストレッチをする時間に彼と会話するようになった。“ 僕はNPOの代表理事をやっているんです。その会議です。” 聞くと、文学でセラピーをしたり、心理学の9人の性格判断をして、他人と自分が違うことを理解しようとする。などの心の対症療法をやっている。らしい。16年間、私たちは、お互いのことは、とりあえず顔は知っていて、だけど接点はなかったが、ここにきてけっこうおもしろそうな人だなあと、私は少し知りたくなってきた。むこうもどんどんいろんなことを話したくなってきてるみたいだ。

ところで、まどかは、ママ友にパンチをくらった。
“幼稚園も保育園もいかせないで、そんなのダメよ。それに、公園もグレース任せで危ないでしょう。公園にはいろんな人がいるし、今日だって中学生の子にとくちゃんついて行ってたよ・・・・” みたいな事で・・・・。まどかは動揺していた。
公園はとくにとって、一つのソサィティになっている。とくとももにとって、公園は解き放たれた自由の場所。
でもたしかに都会の公園はありとあらゆる人がやってくる。工事の人、仕事をさぼって、いや仕事がないのか、ボンヤリとベンチに座ってる人、浮浪者に、学校から塾も部活も行かずに一人で遊ぶ子供を探している大きな子、夫婦で散歩をしている人・・・・・。
とくは、すべての人に、こんにちわと言って、話かける。
多分すっごく変わった子だ。とくは人が大好きで興味があって一緒に遊びたい!!
思えば私もそうだった。父や母みんな仕事をしたり忙しかった。私の行動範囲は、家の周りの原っぱに隣近所。廃校となった電波学校の古い校舎とハスの池を通っていくグラウンド。どんな人と会うか、どこでかくれんぼをするか・・・・。宝石を見せてくれたはるえおばさん、紙きれになった株券を見せてくれたふみえおいちゃん、いつも抱っこしてお話をしてくれた電波高校のお兄さん、海のこわーい話をしてくれたたかぼう兄ちゃん、紙芝居の笛吹きを頼まれたおじいさん、とにかく私はコミュニケーションを広げるのが大好きで、とくとよく似ている。
けど、小学1年生くらいから、私の人生は浮かばれなくなった。自由が好きな私を縛る社会。一つめは保育園、次は小学校、そして学校はどんどん続いていって、私は箱の中でところてんのように流されていった。少しはじけだしたのが、女子高。高校は義務教育じゃなくて自由の風が吹き出した。そして大学。ヤッタアー
すっごいアカデミックで自由だ。
それからまた、縛られそうになったのが結婚。
とりあえず、大学院にもぐりこんで、フワアーっと自由の風をすった。
そして会社、また私をしばる紐が用意されていた。もちろん独立。自分の会社、自由だあ!!
とくも、小さいながら、心の中に自由の種をしまっていて、少しづつそれがうずうずと芽を出し始めた。
もし、日本の社会で、その芽を育てようとしたら、自分を殺して、集団のおりの中で、いい子いい人、いい奥さん、いいご主人、いいパパ、いいママ、いい子ビームに矯正されて、たくさんのパンチをくらうことになるだろう。
公園を駆けまわっているとくを見て、バーバは少し胸が痛む。
バーバからも、パパからも、ママでさえ、追ってこれない世界に、とくの自分自由自己実現の花は開く。風が吹いたり、嵐がきたり、とくは一人で闘っていかないと手に入れられない世界へ、いつかとくは成長していくだろう。

「日本は、いくつかの分野で世界のガラパゴス状態になっている。最近の大学の国際評価について、東京大学、京都大の世界ランキングは当然トップレベルだと信じている。実はアジアレベルでも東大は8位、京大は11位。GDPの高い国は、その国の大学の評価は高い傾向にあるが、日本だけは例外的に低いことが不思議だそうです。欧米やアジアの大学は世界トップレベルを目指し、学長を中心に大学を上げて切磋琢磨しています。それを無視し続けていると、世界レベルからますます離れてしまうのではと心配です。  大学の国際評価 星長清隆 」

ひでおさんは、人間の性格は9つのパターンに分かれる、まず自分を知って、そして他人の考えは様々であることを理解することが大切と言っていた。
とくは、人、人、人、公園、自由のソサィティの中で、自分を知る旅を始めた。

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でも、とく兄ちゃんすぐ泣くし弱虫だよ。
アタチは、ももから足かみつかれても泣かないし、歩行器で突進するからネ!!

鳥肌がたつ場所へ

「国立新美術館で行われているカルティエの宝飾品の芸術側面を引きたてる新素材研究所。そこでは、古代や中世、近世に使われていた古い素材こそ最も新しいという理念のもと、旧素材や技法を現代に生かす挑戦を続けている。日本古来の自然と地球創生期に誕生した宝石とのコラボレーションは絶妙。持ち主ははかなく交代していくけれど、宝石は生き続けると思い知らされる。一方、カルティエのデザインの源泉が、世界各地にあることから、地球全体に創造力が及んでいく。エジプト、インド、中東、中国、日本など世界のあらゆる文明や文化、そして動植物にヒントを得たモチーフは、地球が豊饒(ほうじょう)で多様な美しさにあふれていることに気づかせてくれる。とりわけ、コブラ、キメラ、スカラベ、ワニ、といった不気味な生き物がモチーフになった宝飾品の、周囲をひれ伏させる迫力には鳥肌が立つ。畏怖をおぼえさせる強さがあるゆえに、時の権力者や世紀の美女がこうしたモチーフを身につけてきたのだ。二度と再現できることがない、かくもはかなく崇高な人間の偉業を見続けてきた宝石は、それゆえに一層価値があるのかもしれない。  展覧会 “時の結晶” 中野香織 」

ショウメからダミアーニに移った中山さんのお誘いに、時間の制約と雨の嵐で、ちょっと動けなかった。
まどかの誕生日祝いに、パリからオパールを取り寄せる段取りまで考えていただいたのに・・・・・。
私は年をとってから、宝石の輝きがますます大好きになった。石の持つ力と神秘のパワー。人間の好みは、三段階に変化すると聞いたことがある。一番目は動物、次が植物、そして最後が鉱物らしい。
ということは、初めは、男は女を女は男を求め、次は、花やら盆栽。そして最後に宝石または墓石に終わるっていう感じかなあ・・・・。
タイタニックのラストシーン。ブルーの大粒のダイヤを、船べりで青い青い海にかざしてみたおばあさんが、“あっ”と奇声を発した、と同時に、手からダイヤのネックレスは海にするりと落ちた。
そして深い深い海に吸い込まれていった。どんなにか、栄華を極めた人生であっても、宝石からすれば、あまりにもはかない、一瞬の輝きが、人の命。
それを、持ち主が変わり、次々とその終わりを見ていく永遠に生き続ける宝石。考えると、その輝きにも恐さがある。
ショウメが連れて行ってくれた、貸し切りでみたパリのモナ・リザの部屋。どこにいても、彼女のするどい視線が私をレーザービームのように追ってきた。
その目線に、捕まえられないように、一刻も早く抜け出したい気持だった。
そう考えれば、宝石や美しいものを手に入れるのも、ある戦いからの勝利。そして、もしそんなパワーに値する宝石を一人占めしようとすれば・・・・・。身近で語らうほど、自分の指に、首に、耳に、胸につければ、血は燃え上がり、沸騰し・・・・・。
鳥肌がたつ。新国立美術感、行かなくては!!

ハッピーバースデイ!!

39年前まどかが生まれた。その時私は62-39だから、23歳だった。産気づいてからなかなか生まれないので、公園を散歩したりしながらその時を待った。
済生会病院の古い病室の中、妊婦は私だけで、それ以外の人は、産婦人科の他の病気をかかえる人達の病室だった。とうと、いややっと生まれる!!となった時、特別な部屋に移動して、ずらりと研修生が並ぶなか、まどかはポロリと生まれた。

たまたま昨日クレームを言いに来たままと教室前で遭遇。
ママは私のことを、“どうせあなたには子供もいないでしょうから”と言われた。子供がいないように見えたのか。それか子供の気持がわからない人と感じたから、そう言われたのかわからない。それにハデなおばさんが教室にいるとも言われた。ママは、私を罵倒する意味で、そう言われたのかもしれないが、私にとって、それは少しうれしい誉め言葉だった。まず、ハデなおばあさんじゃなかった!!ということ。そして、子供どころか、3匹のグレムリンのグランドマザーの私を、子供もいない独身女的なロッテンマイヤーみたいに見えたっていうことは、なぜか悪い気持はしなかった。
で、ママから言われたクレームの言葉、お叱り、真摯に受け止めて考えてみよう。
申し訳ございませんでした。

と、その日まどかは生まれて・・・・・。
義理の母やら父、母、おば達と駆けつけてくれた。
義理の父は、男の子とばっかり思っていたので、気持の整理のために来なかったかな。夫は、車の事故を起こして、これまた一歩遅れて、来れなかった。
でも、私は、命を受け止めて、平和で安らかだった。
私も若く元気だったし、実家の父も母も若くて孫を持った!! 経済的には恵まれてはいなかったけど、そして私達親子の未来も厳しいことも予測できたが、私はとっても幸せだった。
子供を授かり、女から母になる安らぎ、乳を飲ませる幸せ、最高の贈りものだった。

「先生と話せるだけでいいんですよ。認知症の妻を介護しているAさん(82)は月に2回ぐらい妻を車いすに乗せて私の医院にやってきます。Aさんは子どももきょうだいもいません。私は若いころの話を聞いたり、介護の状況を聞いたりしますが、それだけでも満足してくれるようです。伴侶や親が認知症になると、これまで相談に乗ってくれたり、頼りにしていたりした相手とのコミュニケーションが変わってしまい、認知症の介護者は孤独になります。介護者のうつ病や不安障害には、介護のストレスだけでなく、本人の孤独な状況が深く関わっています。人は誰かに自分の気持や状況を語ることで、分かってもらえたと体験でき、孤独感を和らげることができます。先日、医院の待合室で小学生の患者さんの親子が楽しそうに会話をしていました。居合わせたAさんは、その様子を穏やかな表情で見守っていました。私と話したあと、妻の車いすを押して帰っていく後ろ姿が、3階の診察室の窓から見えました。私は、“一人じゃないですよ”と、心の中でAさんにつぶやきました。  精神科医 渡辺俊之 」

私は奇跡のリーンカーネーション(輪廻転生)の中で、父と母から生まれた。そして娘を授かった。しかも、とく、もも、さくらという孫まで・・・・、最高の人生だ。
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どんなことがこの先待っていようと。
だけど一番、気掛かりなのは、もし4人目のグレムリンが・・・。 まどかは帝王切開だし、すでにアラフォーは近い。
時々、62歳の私は、もう一人ぐらい娘か息子がほしいなあ、なんて・・・・。
考えるだけは自由だから。

さあ今日はまどかのハピーバースデイ!!


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