2020年04月

キッズジム

エンターテイメント、パフォーマンス、ショーの業界もコロナ&自粛で世界中はすべてストップ。テレビでは、やらせの報道番組以外は、昔とったものが再放送と、安上がりに放映されている。
そんな中で、いいこともあった。
シルクドソレイユで活躍し、世界をまたにかけ動いた、いい人が面接にやってきた。
私はちょうど、男の子向けの身体を鍛える教育がないかなあと考えていた。クラシックバレエは95%は女の子に人気がある。だけど男の子はママが勧めても “ヤダヨ” って感じだった。
彼は小学1年生から、大学まで体操を週5回やっていた。奥さんも、もとオリンピック選手らしく、今は保育園で奮闘中だ。
5月5日、子供の日までに、キッズジムのプログラムを発表してくれる運びとなった。
“目標 逆上がり、バク転、倒立ができるようになるキッズジム”
私は、小学校の体育の時間、いつもずるして休みたがった。足は遅いし、鉄棒も、マットも、跳び箱も、ぜーんぶ苦手。考えてみると、この種目は、できる できないがはっきりしていて、いつも体育座りで人がやるのを見ていた。
“よし、5段飛べた。よし、OK” と次々に先生の “ピィ” “ピィー” という笛に合わせて、やっていく。とうと 私の番で、“あちゃー” もう一回と、やれるまで、居残りだった。
恐くて恐くて、どうしてそんなことが みんな軽々とできるのか・・・・・。手に豆ができて、ヤダー いたーい。
“今の子供は身体が固いんじゃなくって、動かしてないと身体は固まったままなんです。体操の大切さは基礎、柔軟をしっかりとやっていくことです。”
そうだ。子供達のために、キッズジムをオープンさせよう。それにしても、いい人と出会った。レズニチェンコ氏、彩夏さん、そしてりきさん。この自粛の時に、また前向きな課題ができた。よかった。

「おやすみちゅうです。
練馬の都立光が丘公園 遊具を全て使用禁止に
新型コロナの感染拡大を防ぐため、政府が大型連休中の外出自粛を呼び掛ける中、練馬区の都立光が丘公園は遊具をすべて使用禁止にし、駐車場も閉鎖している。ブランコや滑り台などが並ぶ広場は立ち入り禁止のテープが張られ、“ごめんね、おやすみちゅうです” と看板が立つ。
子供を連れてきた主婦は、“思い切り体を動かせる場所がだんだん少なくなる。子供たちは物足りなく感じるんじゃないかな。” と淋しそうに話した。」

子どもの一日は、大人の一日とはまったく重さが違う。
1分1分が、成長し、脳が、身体が、ぐんぐん新しいものを吸収し伸びてゆく。
5月6日からスタートするはずが、9月まで自粛させる学校。
一体、子供達の未来をどう考えているのか。
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スーパーの崩壊

あー危ない!! ウィンナーと一緒にオーブントースターに入れた。
もう少しでトーストが焦げる一歩手前。よし。
本日ブレックファースト
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ウィンナー、レタスちぎりマヨネーズ、トースト成功!! 十勝バター、濃いめあらびきコーヒーペルーオレンジ農園

やっと、ゴールデンウィークあけ、5月6日で幕開け!!
と、カレンダーに✖をして、じっとその日がくるのを待っていた。
が、東京都の高校が5月いっぱい休みを延長するとテレビで発表していた。
こうなると、自粛要請の名目で、どこまで子供達の未来のことを考えているのか、と怒りが湧いてくる。
インフルエンザで毎年100万人がかかり1万人は死んでいる。コロナとどちらが感染力が強いか、考えてもわかる。自殺は、交通事故は、他の病気は、どうしてそんなに過剰に反応して。無責任な教育者だと思う。

「ウィルスより怖い人間
理性を失えば、差別や攻撃を生む
危機の時代には人間の本性が現われる。当たり前の習慣を誰からも奪わないこと、当たり前を強調するのは、戦争などで奪われた歴史があるから、“日本陸軍の半分は、補給がないため飢えて死んだ。今も過労による自殺が起きている。日常をおろそかにする文化は、日本に根強くある。” それに理不尽な命令や情報を隠す権力や自分のいる組織、家庭への異議申し立て・・・・・。パンデミックは純粋な災害でなく複合災害、弱い立場の人をさらに苦しめる。パンデミックはいずれ終息する。その時、為政者によってコロナに打ち勝ったという、復興と勝利の物語に切り換えられるだろう。   東京新聞こちら特捜部 」

チャンネルを変えると、フルーツや野菜が並んだスーパーマーケット。マスクをした店員が、混雑するレジや店内でかいがいしく働いている。
“このままではスーパー崩壊が起こります”と話した。
医療崩壊にスーパー崩壊かあ!?!?
ということは、一番に逃げた高校は、学校崩壊が起こることを避けたということか。
おいてけぼりの子供達の教育はどうなってしまうんだろう。

今が一番

マスクが洗えることをまどかに聞いた。
“え!? 紙のマスクなのに!?”
“けっこう強いよ”
やってみた。たしかにぬるま湯で洗剤をつけてシャカシャカと洗って、キュッとしぼり窓際に干す。
一丁上がり。次の朝、さわやかなマスクが いいネ。
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「昔はよくなかった 作家 嵐山光三郎
“昔はよかった” という人がいますが、なにをもって良かったのか。戦地でお父さんが死に、空襲で親族が死に、家を焼かれ、食うものがなく、スカンポの茎を食って生きてきた。どこの昔が良かったのか、良かった昔なんてどこにもない。“昔は良かった”という思いは、貧しくてガムシャラに生きてきたココロザシをいとおしく感じるのです。老人になるとこれからの行き先が見えてくるので、とりあえず“昔は良かった”と回想する。バカで粗暴でチンチクリンで挙動不審のろくでもない過去を思いだすと懐かしくなる。それは錯覚のノスタルジイで、すんでしまったことを肯定しないと、老人は生きていけない。年を取ってからの理想的な生活は、さんさんと日が差し込むテラスの籐椅子に座って、バラの香りのミルクティを飲みながら、“春はもうすぐね”とささやくおばあさんです。老人には思い出しか残っていないので、“昔はよかった”と思いがちですが、ひとりとして昔に戻れるわけではありません。仮に昔にもどれたとしても、“実はよくなかった昔”がある。それで “昔はよかった” と思いこませてしまう。一番いいのは、“今”です。中学生の時からずっとそう思ってきた。勉強が苦手でも、風邪をひいても、お金がなくても、今が一番。掛け値なしのボンクラで、“明日はいらない。今夜がほしい。” (森進一が歌う港町ブルース) “今が一番いいい” のですから、年を取ったら冗談言って生きてきゃ、それでいいのだよ。」

不思議だ。もうすぐで喪があけるというのに、なぜか、この引きこもり生活が、けっこういいと馴染んできた。
マスクをすれば、顔が隠れるから、メイクなしでもいい。
それに、自分を隠して、群の中に入っていれば、変に頑張らずにやっていける。
そしてたっぷりと時間がある。
そう、どんな時でも、今が一番だ。

すき焼きの匂い

「戦争中の家族を描く井上ひさしの “きらめく星座 昭和オデオン堂物語” にすき焼きをめぐる場面がある。 物のない時代。 幸運にも手に入れた牛肉を前に家族らが考え込む。すき焼きをしても大丈夫か。匂いが近所に漏れ、暴動が起こらぬか。“ 経済警察にかけこんだ人のゐたんですって ” “ なぜあそこの家がすき焼きができるのか、しっかり調べてくださいと密告したわけです。” いやな時代である。すき焼きの密告が分からぬでもない現在か。新型コロナの外出自粛。自分は守っているのに遊びに出かける人もいる。程度の差こそあれ、こうした不満はどなたにもあるだろう。警察への110番通報が増えている。内容は “あの店が営業をしているのはけしからん” という類らしい。自粛はあくまで要請であって、無視しても違反ではなく、警察のでる幕ではないのだが、文句をいわなくては気がおさまらなくなっているのか。徳島では“疎開”を疑い他県ナンバーの車に対する嫌がらせ行為も報告される。不自由な生活の中で、人々が次第に余裕を失い、“正義”をふりかざす風潮があるとすれば、これもまた恐ろしい。あのすき焼きの時代と変わらぬ。マスクなしでも息苦しい。 筆洗 」

普段は見えない。何か問題が起こるとその人の本質が見えてくる。
それでも、いつかはコロナパニックの魔法がとける日がくる。
その時、またもとの世界に戻れるかは、進めてしまった時代の針は戻せないように・・・・・、見えてしまったその人達の心の中、考え方、行動は、記憶に残る。
常に、平常心を保ち、しっかりと、変わらず今日を生きる人。
そして子供達の元気を見るにつけ、この非常時のあり方、過ごし方を考え、ご先祖様に手を合わせる。月曜日。

大人の国と子供の国

不要不急
引きこもりが長くなると、体内時計がおかしくなる。
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本日のブレックファースト ちょっと食べきれないかな
・オープントースト 刻み春キャベツ・ナチュラルチーズ・マヨネーズ
・ブルーベリーヨーグルト
・魔女のスープ (トマト、新玉ネギ、キノコ、スジ肉、ボルシーに隠し味噌と薄口しょうゆ)
・深煎りコーヒー (ボーっとした頭をシャキッと)
4時に起きるつもりが、5時15分まで寝過ごした。外はすでに日が差している。ボーっとした頭で、思ったよりペロリとたいらげた。
私は昔から、退屈が苦手だった。
不要不急三密で、すべての楽しみが取り除かれた東京の街。
パチンコ屋がとうとう、名前が公表されるらしく、魔女狩りが始まった。公園では子供達が遊ぶ遊具に黄色いテープが張られ、人が集まりすぎているところは、閉鎖になった。買い出しは、3日に1回。しかも人と触れ合わないように、間隔を1m以上あけるように、入口では消毒液がシャーっと人にかけられる。まるで戦時中だ。人が人をコロナかもと疑い、マスクがかけられた顔の表情は、やさしさが全くなく、もちろん会話もなく、コロナより人が恐ろしい。〇〇〇も〇〇〇も、何のためにこんなことを国民にやらせているのか・・・・・。

「スウェーデンの挑戦  封鎖より自主性を  ロンドン=沢田千秋
欧州で新型コロナが蔓延する中、北欧のスウェーデンは欧州主要国の中で街を封鎖しない最後の国と言われる。飲食店や小学校は通常通りで、感染者は英国の15%。政府と国民の信頼関係を基礎とした強制力を用いない暖かい対策には、他方で心配の声も上がる。都市封鎖せず感染を抑えられるか、スウェーデンの今後と期待に不安が寄せられる。
“暗く長い冬が終わり、多くの人々が街に出ている。レストランやカフェは営業し、小学生たちは通学。外出制限もない。厳しい外出制限を課す英仏などとは対照的だ。スウェーデン政府は、国民の行動制限より、その自主性を重視する。ロベーン首相は、『私たち大人はまさに大人でなくてはならない。全員が人としての責任を果たすはずだ』と発言。高齢者への接触や大人数の集会を避ければ、少なくとも感染拡大は防げるはずだ。・・・・・。英BBCの放送は、どの国の対策が正しかったか、歴史が証明するだろうとしている。  4月7日 東京新聞 」

1カ月くらいがたち、スウェーデンの感染率はとっても低い。逆に英国は、グウィーンとグラフは跳ね上がっている。大人の国と子供の国!?
トップダウンで命令が敷かれ、歯向かわずいい子になってハイっと命令に従い、悪い子がいたら、みんなで注意する、子供の国。子供達は、いつも誰かが最後は自分たちを守り、助けてくれると信じている。だから、安全と保障を求める人に成長する。リスクは絶対におかさない!!
回りの目を気にすることなく、自分で責任を持ち、自分でどうしたら問題が大きくならないか考え、自主的に問題解決に取り組んでいく大人の国。だけどもし失敗すれば責任をとるのは常に自分。人のせいにはできない!!
リスクをとり自由と独立。 私は断然その国の住人がいいなあ。


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