2020年08月

夢の世界の始まり

管財人弁護士2名、銀行さん2名、司法書士の先生、不動産仲介会社1名、そして私とカー。8人は、虎ノ門の長四角のテーブルと椅子に着席した。寡黙のまま次々と書類が交わされる。私はだまって初対面の人達と座り続けるのは苦手だ。ついお互いの何か接点はないか、何でもしゃべりだす。だって私達はAIでもロボットでもない生きた人間だから・・・・。失敗もするし、くしゃみもするし、おならだって!! それがかしこまって、ただひたすら真面目に書類をたんたんとチェックするなんて・・・・。でもここは超真面目な契約の場。まじめにやれっと!!!

それにしても、どんなにか真剣に慎重に契約を交わし決断したとしても、私の63年の経験の中で必ずすべては書面通りにはいかないし、どんでん返しもあるし、裁判や争いも起るし、結局は生身の人間の取引だ。
だから私は、契約書の中身より、私の経験の中で、度胸と決断のなただけは手に入れた。


「筆洗
井上ひさしさんが国立結核療養所でアルバイトをしていた時、そこの所長さんがこんな質問をした。待合室に2人の患者がいる。一人は貧しい身なりで子どもを抱えたお母さん。もう一人は金持ちでいかにも威張った人物。どちらを先に医者に案内するか。井上さんは即座に ‟貧しい人です” 。 そう答えたくなるのは分かるが、所長さん、‟君はだめだねえ” と言った。‟病気の重い方を先に案内するんだよ” 」

まどかから、コメントが入った。
ラ・トミオカの工場が、今日から稼働する。
いろいろとあった、そして最後にうみがでて、みんなで一本締めをした。
まずは、草取り、ハチの巣退治、42本のカギをさし、扉を開ける。
ここから新しいポワント、シューソンヌ、レッスンチュチュが生まれてくる。すっごくうれしい。
まるで夢の世界だ!!

「ひとりでみる夢は夢でしかない。しかし誰かとみる夢は現実だ 」 オノヨウコ

今、今がいい

夜が明ける。
DSC_0358




コーヒーを一口飲む。戦いの前のひとときの静けさを味わう。あー生きている。

「十字路
誰のための金融立国か。
にわかに国際金融都市構想をめぐる議論が盛り上がっている。中国の統制強化によるライバル香港の地盤沈下懸念が理由だが、実現に向けたハードルは決して低くない。よく知られているように、日本に高度な知識を持つ金融人材が集まるのを防いでいる最大の原因は税金にある。個人所得の最高税率は55%(所得税45%住民税10%)。香港とシンガポールは所得税しかなく、最高税率は17%〜22%だ。香港やシンガポールも含めて海外にはない、日本の相続税というシステムも評判が悪い。もし、国際金融都市として、海外やシンガポールと同じ土俵で競うには包括的な税優遇策が不可欠だが、金持ち優遇の批判を受けやすい措置の導入には国民の合意が欠かせない。本来、金融機関や金融人材はお金のある場所に集まってくる。その意味で日本のポテンシャルは大きい。1800兆円超えの個人金融資産の過半が預貯金に滞留し株や投資信託に向かっているのは1割強にすぎない。(井蛙) 」

とにかく日本の税金は高すぎる。
人、物、金で、滞った経済を立て直すのは、この税金を消費税を含め、1年でもストップをかけてくれれば、どんなにかみんなのサイフが潤うか・・・・。
ま、それにしても、ひとまず準備はできた。
最後の最後にうみがドバーッとでて、今日は契約日だ。
虎ノ門の事務所で、管財人の弁護士さんたちと契約書に印鑑を押す。そこで守秘義務は解けるので、みなさんにもご報告できます。
また新しい学びとチャレンジが始まります。
でもメガブルーバードにまた素晴らしい仲間達が増えます。
‟まあいろいろとあったけど、僕は、今、今がいい!!”
と、職人の彼は言った。
ヒロ君が最後に、力強く柏手をパン!!とたたき、一本締めをした。
そう、‟今が、今が始まる!!”

決起大会

「俺が書き、俺が出す 丸山健二 自身の出版社から新作
俺の本は、普通の文学好きには手に負えない。だからもう商売するのはやめようと。その代わり、紙の本の決定版を、特定少数の人に買ってもらう。理想のかたち。夏の盛り、庭の緑を前に丸山はそう語る。23歳で芥川賞を受賞し、熱烈な読書を持つ作家は文壇から身を遠ざけ、信州安曇野で半世紀にわたり執筆と作庭に明け暮れてきた。人に任せてはダメだ。理想のかたちで、しかし現実をわきまえて本を出そう。絶対損はさせたくない。でも読み手にも才能が要る。普通本は書店でぱらぱらめくって気に入ったら買う。中身を知らないで買ってくれって言ってるんだからずうずうしいよね。でもおもしろがって買ってくれる人が30人くらいはいるんじゃないか。
この30人は重要な数字だ。ブラックハイビスカスは限定50セット予約販売。予約が30件に満たなかった場合、発行を見合わせるという。現在の予約は26件。‟理想のかたちで、現実をわきまえる”とはこういうことか。不況が続く出版界。理想と現実のはざまを行く。破天荒にして地に足のついた試み。少数精鋭で出版を初めてもブツ(本)がなければどうしようもない。俺は、ブツは俺だから、これが一番いい。自分で書いて全責任は俺が負う。最強だよ。自分の手で自分の本を出す。それは作家の多くが一度は夢みる文芸の原点だ。だが実際に踏み切れる者は、そうそういない。考えている人はいるんでしょうけど度胸がない。作家はボロ儲けしてきた人が多いから、出版全盛期に富みを築いた作家が今の時代に本気で働くとは思えないという。‟みんな名誉と金で失敗する。つまり破滅型の道ってやつ。俺はその逆。延命型だから” と笑う。 午前3時半に起きて2時間執筆し、あとは庭の手入れに励む。執筆は一日たりとも休まない。半世紀かかったけど、今でよかった。権威とも権力とも関係ない。真文学を日本に芽生えさせる。そのための出版だと言い切った。桂星子  丸山健二(76) 」

とうと、決起大会までたどり着いた。
そして明日は契約日だ。
その場所へ行くと、肩やら首やらにどっかりとどっしりと漬物石のような力がかかる。
またこれまでの1カ月仕事の再建の話をしてきた。
人々との打つ合わせで、自分の精気を使い果たし、消耗した。
そして決起大会前日、最後の最後になって、うみがどどーっとでた。
‟俺とあいつとどちらかを選んでくれ” と、最後の最後渾身の力と願いと祈りをこめて、あの人は言った。
私は眠れぬ夜を過ごしそれでも、それでも決めた。
先は見えない。
今日1時、決起大会だ。

今後10年、20年で約47%の仕事は機械化する

「英オックスフォード大学の研究チームが発表した‟今後10年から20年程度の期間で、約47%の仕事が機械によって自動化される”ということは、現在自分が従事している職業は、近い将来なくなってしまうのではないか? 現在自分が雇用されている会社は、近い将来つぶれてしまうのではないか? 今の時代、多くの人がこうした不安を共有していることと思います。でもそれは当然のことです。井戸掘り職人、渡し船の船頭、キーパンチャー、電話交換手・・・・ 今の子供たち65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就く。これは米ニューヨーク私立大学、キャシー・デービットソン教授が2011年に予測したことですが、これを裏付けるようなことがすでにいろいろなところで起こっています。・・・・・。このような状況になってくると、人間は不安にかられ、より正確に未来を予想しようとします。しかしなかなか正確な未来は予測できません。今後人口知能がどこまでのことをできるようになるのか、人間の寿命はどのくらい延びるのか、自動運転はいつ頃普及するのか・・・・・。どれだけ考えてもわからないことだらけです。わからないことに対して有効な戦略は立てられません。変化する世の中に対して、その都度適切な対応をすることができるための意思決定力を磨くしかない。と私は考えているのです。」 
       ファイナンスこそが最強の意思決定術である 正田圭 

いつのまにか、あの人もこの人もリモートワークに。
そして、都内はガラーンとしている。空きテナントは増えた。
それでもビルは次々に建設されている。
私にも、先がまったく見えないまま、右か左か、はたまた成り行きかと、決断が迫ってくる。
すっごくパワーが決断には必要だ。

こんな時は、もち米とうるち米でサンゲタンスープをつくる。
高澤さんから、ご主人が作っているナスビを豊作で頂いた。
薬膳で、戦おう。

隔世遺伝

‟とくどうしたの?”
とくの目がはれている。
‟そうなのよ。昨日ギャン泣きしたから。”
‟ギャン泣き!?!?” 
内容はこうだ。
高野家の家具は、質素な家具で、ほとんどがニトリなどの特売品だ。だから、1〜2年くらいで使い捨てらしく、カバーが汚れたり隅が接着剤が剥がれて浮いてきたりと・・・・・で、そろそろダイニングの椅子を変えることにした。だがとくにとっては思い出の家具だ。歩き始めた頃、その椅子の力を借りて、とくの小さな身体を支えてくれた。いたずらの時は、椅子からジャンプしてパパやママに怒られた。家族が一人二人と増えて、団欒は賑やかになった。とくもベビーチェアはとっくに卒業し、椅子ももちあげてテーブルセッティングやお祈りの時も、椅子を台にして・・・・。高野家の生活を身近に見てないバーバでも、とくの悲しみはわかる。
私は転々と移動してすみかを変えてきたが・・・・、それでも記憶に残っているのが、実家の鳥たちにかじられた柱時計、いたずらの傷や、はがせないシールのあとの柱、台所で料理する母を見ながら座って何かを書いていたテーブルと椅子。その固さや、柔らかさ・・・・・と。
ところで、とくは何と椅子とのお別れに1時間泣いたらしい。

「筆洗
あるとき、‟オカイコさんを見習って生きていこう” と心に決めたそうだ。蚕は桑の葉を旺盛に食べて純白の糸を吐く。赤い本を読むと、赤い言葉を吐く。黒い本を読めば、吐く糸は黒である・・・・・。色のついたものは、ひととき美しく思えても、やがて色褪せる。外山滋比古さん(96歳没) 思考の整理学。アイデアを形にするには、‟ 頭の中の醸造所で時間をかける・・・・・しばらく忘れるのである、見つめるナベは煮えない ” 彼は敵視や礼讃の一色に染まらず旺盛に学び独自の思索を深めている。大きなもの頼らず、くみしない気風 ‟三河の風” に吹かれてきたと自認する。 老境について、この先の世の中について、風にたなびく白い絹のような新鮮な色あせない言葉をもう少し聴きたかった。 」

父はものを捨てられない人だった。
‟捨てても必ずまた拾ってくるから”と嘆いていた。
そう言えば、家に、いそうろうという名の捨て犬がやってきた。
車で父がいそうろうをのせて、すっごく遠くまで運んで捨てた!!
けどまた何日かして帰ってきた!?!
ところで、捨てられる椅子に号泣したとくの性格は、じいちゃん(父)の隔世遺伝ということかな!?!
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

末口静枝

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
livedoor × FLO:Q
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ