2021年11月

運ばれている

「友人に聞いたこんな話が好きだ。‟僕の友人に、すごく不思議な人がいるんです。僕はあんまりスピリチュアルなことを信じないけど、この人はちょっと普通じゃないと” その人の名はトガシ君。友人の同僚で、彼の行く先々で不思議なことが起こる。まずトガシ君はくじ運がいい。なぜかいろいろなものが当たる。海外旅行も複数回当てているのだが、ニューヨーク、フロリダ旅行の際は、電車の向かいに座っていた老婆が彼を見て手を合わせたそうだ。‟どうして手を合わせたのか”と聞くと、‟光が見えたから”という。彼は3人から、過去は僧侶だったと言われ、前世のトガシ君は、象の上に乗っていて後から大勢の人がついてくるのが見えたという。会社を辞めて世界旅行に出かけた。さらに80日間歩いて台湾一週の旅に出かける。なぜかスポンサーがつき、テレビ局が彼の旅行を中継した。日ごとに彼の後ろを歩く人が増え ‟日本のフォレストガンプ” 。その後日本に戻り結婚。2歳の息子が地球儀の紙風船で遊んでいて ‟ここへ行く、ここへ行く” それはニュージーランドだった。‟ お父さん仕事もないし無理だよ ” と笑ったら、‟ 大丈夫だよ、リスさんが助けてくれるから ” ニュージーランドに移り住み、イベントで知り合った ‟ スーリーさん ” が永住権を申請してくれた。生まれ変わりはあるのだろうか。いずれにしても、我々はみな運ばれている。どこへ運ばれていくのか。凡人には知るよしもない。  佐々木涼子 」

月末だ!!
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この忙しい時期に、新潟から移動して帰る途中、ぶらりと品川で降りた。
品川水族館へ出かけた。ドルフィンショーを見て、鯛やアザラシ、フグたちとおしゃべりした。
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せっかくの時間だから、ボーリングでもやってみようか。
‟どうしますか、ガーターはずせますよ” ‟ヘエー”
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おかげで0点がなく快適だ。
お腹が減って喉が渇き、フードコートへ。
ラーメンに、うどん、カレーにタコ焼き、アイスクリーム、思い思いに好きなものを注文。
みんなそれぞれに!! 大人たちはオーダーに走る。テーブルには、ピーっと鳴る出来上がりを教えるブザーが並ぶ。
一番に運ばれてきたのは、おいしそうな醤油ラーメン ???? 
‟ なぜお店の人が運んでくれたの? え、そもそも誰がラーメンを ” ‟ え!? ” 
‟ いやー、ちょうど麺が余ってたんで、つくっちゃいました ” ‟ え?? ” 
お金も払わず、子ども一人でお店に行って、注文した徳に、お店の人がサービスしてくれたらしい。
不思議な幕占めとなった。

立ち止まっていいんだよ

アルハンブラ宮殿の歴史が、たまたまテレビをつけると流れていた。
‟あーあそこあだ” スペインへ行った時に実際に見たあの美しい、石でつくられた、幾何学模様の・・・と少しずつ記憶のカケラが蘇る。
たしか、水路に特別なインフラが組まれていた。40℃近くまで上がる夏の気候をアルハンブラ宮殿はうまく水路と風と空気の流れを利用して、快適な状態を常に美しく保っていた なあ。
こうやって思いもかけず、昔旅行した記憶のカケラが戻り、今日一日をぐっすりと眠れた。
ただ、夜中にハッと目が覚めた。
白雪姫のような、ほっぺがピンクのあの娘の顔が笑顔が浮かんだ。なにかがトリガーとなって彼女は会社を辞める決心をしたようだ。
私は彼女と仕事をして楽しかった。優秀で手ごたえがある能力を持つ人だった。
なんとか、心を強く持って、もう一度いっしょに仕事をしたい。

「たち止まって いいんだよ
たち止まっていいんだよ
ふり返っていいんだよ
そこに美しいものを見たのなら
すわりこんで
ずうっと見ていていいんだよ  星野富弘 」

ラ・トミオカのみんなに何て説明したらいいんだろう。
それでも、お客様は次々に店に訪れる。
お腹も減るし、疲れて、また考えは止まり、うとうとと眠りだす。洗濯機を回し、シャワーを浴び、化粧をし、何事もなかったように、仕事を始めなければならない。
私に立止まることは許されない。
それでも、心の傷口は開いたまま、歩きだす。
そうやって、40年仕事を続けてきた。
私は仕事をやめることはできない。それは死を意味する。25歳で仕事を始めた時、主人の会社は倒産し、着の身着のまま、主人の実家の応接間に間借りして、生活を始めた。
食べていくため、生きていくために、お金が必要だった。
そして今でも、それは変わらない。家族はもっともっと大きくなり、もっともっと稼がなくてはならなくなった。
私に仕事を辞めるという選択肢は40年間一度もありえなかった。多分ずーっと!!
だから、おかげで、‟七転び八起き” 転んでも転んでも立ち上がって止まらずに歩きだす。
少し立ち止まって、そして、起き上がってほしい!! またいっしょに歩きだそう。

ファーストペンギン

「未来の資本家の武器は ‟リスク”
ただし、一つだけ、サラリーマンとして普通に働いているだけでは手に入らない大事なものがあります。‟覚悟” です。サラリーマンだった私が会社を辞めるリスクを許容し、数十億円の投資ファンドを運用するプレッシャーを抵抗感なく受け入れ、資本家サイドに向かう糸を手繰り寄せることができたのはなぜでしょう。それは‟成功するためにはリスクを取ることが当たり前だ”と思える環境にいたからです。私はベンチャーキャピタリストとして多くの起業家を間近に見てきました。振り返ると、それは非常に幸運なことでした。起業家たちが、どんどんリスクを取って、その分より大きなリターンを得るさまを目の当たりにしているうちに、リスクとリターンの意味を本当に理解することができたからです。つまり、リスクを取れるかどうかです。実際に行動を起こせるか否かです。 人生100年時代の個人M&A入門 三戸政和 」

新潟は、上毛高原のトンネルを超えると、やっぱりすでに雪が積もっていた。マイナス2度。寒い!!
だけど、頭はすっきりしている。
あっという間に、2021年もあと1カ月。
今年もいろいろとあったなあ・・・・。
なんて感慨にひたっている場合ではない。
ヒカリエオープンがカウントダウンだ。
今年も、見切り発車で、かけまわった1年。
せめて何とか、忘年会くらい、みんなで集まりたいナあ。
サラリーマンと社長の違いは、覚悟ができるかどうか?
リスクの海に飛び込んで、なんとか生き残れるか、リターンをつかめるか。
つねにファーストペンギン。

投資いろいろ

「12月にオープンを控え、何かと忙しいタイミングだったと存じますが、新しい事業に挑戦されるお姿を拝見することが出来安心いたしました。背筋がピンと伸ばされた頼もしい立ち姿は、健在でございました・・・・」
と、ジョルジオ・アルマーニの沢村さんからお手紙が届いていた。
沢村さんとは六本木ヒルズからのおつきあいだ。
いろいろな事をアルマーニからは学ばせて頂いた。
いいブランドとは、生き方や、自分の見せ方、ビジネスへの考え方・・・ たくさんの得るものがある。それなりのお値段はするが、ただのスーツではない、奥の深さがある。
ボンジュ・バレリーナもマイスターたちの力、能力を引き出してゆくためにも、これからたくさん学んでゆきたい。
そうゆうわけで、人生に投資が必要だ。
投資とは資源や資産をなげる、時間やお金、努力をついやして、はじめて何らかの見返りがあるものだ。だけどそれは苦しいものでなく楽しい、ワクワクとすることで、先が見えない未来に今をかける、チャレンジ。結果よりも、その過程が、プロセスが 輝いている。

「あすへの話題  歌人 小池光
不要不急の禁も解かれたような気配なので、きょうは天気もすばらしいし、電車に乗って歌を拾いに行く。わたしの場合、歌を作る、詠む、というより ‟拾う” 感じである。歌のカケラが落ちていて、それをまたひとつ、またひとつと拾ってゆく。たくさん落ちている時もあれば、まるで落ちていないときもある。電車に乗る。動いていないとおちてるものと出会い難い。車窓から見るともなく過ぎてゆく風景。なにか感じたものをメモにする。電車は宇都宮線下りにのる。昼間の下り電車は空いていて、利根川を越えるとまばらな乗客。走る仕事部屋を独占するようなものだ。歌を拾う。この作業は苦心するが楽しいといえばなかなかに楽しい。楽しいから歌を作ってきた。ときどき確かなアタリがあって、満足を覚える。宇都宮について駅前をひとまわり、コーヒーショップで一息入れて、帰ってくる。帰りの電車はグリーン車に乗る。我ながら贅沢だ。何事につけ、ものを成すには、モトデを掛けないといけないのである。」

追伸
ところで、アルマーニではバッグを買った。
最近お葬式にでる機会が多い。私はシンプルな黒のカバンが一つもなく、困っていた。
あーまた、まどかにこのバッグも横取りされるか!?
表参道のブランド街を歩きながら まどかが言った。
“いいよママ、私、シマムラで1000円で買ってもってるから。幼稚園や小学校の参観の時に、シンプルな黒バッグって いるからね。みんなバーキンとかだけど・・・。青山でそのバッグを持ってたら、カーが、それヴィトンですか?って聞いてきたよ”
港区では、シマムラがないから・・・・人は知らない。
そんないい庶民のブランドがあることを!!

うす皮一枚の成長

スーパーの赤札にりっぱな下仁田ねぎをみつけた。
よし、木曜日に仕込むスープは、恒例スジ肉500g、ニンニク、トマト、シイタケに下仁田ねぎといこう。おいしい朝ご飯(スープ、トースト、コーヒー、炭酸水、バター、ピーナツバター)。
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木曜日はちあき先生のハードバレエの日。クラスは15人。いつも私は一番のりをして順番を待つ。人と人の間に囲まれ、できるだけ先生の死角になる所を選び、少しでも休めるようにしておく。
と、今日はピンクレディのけいちゃんが2番。
‟私、電動自転車で来てるんだあ。これだとすっごく便利よ” と世間話を始めた。
そしてまた一人、一人と増えて、レッスンが始まる15分前に扉があくのを待つ。
さあ、恒例のパドブルターン。と次々にトウシューズで床をトントントンと刻み、レッスン場の端から端まで横に移動し、ターンしてもどってくる。
‟末口さん、足が強くなった。よく立ててるよ”
先生のお褒めの言葉にみんなが拍手してくれた。
ヤッター!! 
‟末口さん背中がとってもきれいよ!!” けいちゃんも褒めてくれた。ヤッター!!
それに、お友達が、バレリーナで、レオタードにスカートをオーダーしてくれた。
そして新作さくら貝のトウシューズを!!
‟バレエは、うす皮一枚、一枚の成長”
‟本当に目に見えないくらい・・・ だけど、ある時気づけば、こんなに成長してるのよ” 
千秋先生は言った。

「本書を手に取った時点で合格!
本書は‟会社を買う”ことをおすすめする本です。これまで平凡なビジネスキャリアを歩んでいた人でも、これからお伝えする‟会社を買う”ための知識と実際の行動で、あちら側の人間(資本家)となれる可能性が十分にあります。実は、ビジネスマンには大きく2つのタイプしか存在しません。朝の満員の通勤電車に乗り夜遅くまで働くなど、時間を切り売りしながら給与を得ている、‟こちら側の人間(雇われサラリーマン)” と、自由に休みが取れ好きなことを好きなようにやっていても お金がお金を生む ‟あちら側の人間(資本家)” です。この違いはどこから生まれるのでしょうか。現在はサラリーマンであるあなたでも、中小企業の社長になって経験と能力を生かして活躍しよう。会社という箱を所有して資本家(あちら側の人間)になろう。そして最後は、豊かな資産に恵まれた資産家を目指してもらいます。  人生100年時代の個人M&A入門 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい。 三戸政市  」

やっと本屋に行けた。2冊ほど選び、読み始めた。
フランチャイズショーに出展するので、オーナーをさがすのと・・・・。
あと、次々に涌き出るアイデアに、M&Aもいいかなとか考えていた。
M&Aは時間と技術と経験が、うす皮一枚から、一気にということも考えられる、が、たしかに色々あるんじゃないか。でも、いちかバチか・・・。

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