2024年08月

2024年08月29日16:36

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想像力を鍛える

「角田光代の偏愛日記　⑲想像力を鍛える読書や旅　便利な生活　珍しいと知る
社会の多様化に向けて、何をすべきだと思うかと。‟想像力を鍛える” のがいいのでは、そして想像力を鍛えるのに一番いいのは読書。二番目にいいのは旅行だと、個人的には思っている。小説には、自分と考えの合わない人が大勢出てくる。起きて欲しくない事件も起きるし、死んでほしくない人も死ぬ。おかしな人もどんどん出てくる。いらいらしながら、泣きながら、驚きながら、なんでこんなことになるんだ、なんでこんな人がいるんだ、なんでそんなことを言うんだと、ページをめくりながら考える。自分の考えが、世界の真ん中ではないと学んでいる。旅行もしかり。無意識に常識だと思っていることが、非常識になる場合があり、予想もつかないできごとに遭遇したり、考えもしない行動をする人に出会ったりする。旅することで、自分はなんとちいさな檻の中で暮らしていたのかと気づくこともある。しかしながら、私はもう何百回も旅しているのに、すぐに感覚がちいさな檻に戻ってしまう。たとえばの話、私の住む家の近くには、徒歩圏内10分以内に、コンビニが10軒ある。スーパーは7軒ある。自動販売機は数え切れない。その町に30年くらい住んでいると、それがふつうになる。でも、こんな状況はとんでもなくめずらしいということが、旅をすればわかる。昨年沖縄の島に仕事で滞在した。車なら1時間で島を一周できる。自由時間にスーパーにいこうと歩き始めた。30分歩いてたどり着き、帰り道スコールのようなすさまじい雨が降ってきた。びしょ濡れで歩きながら、携帯の地図アプリを持っていなかった10年前、15年前・・・自販機とコンビニを探して、てくてく30分、1時間と歩いた。熊本の村、スペインの田舎町、正月のスリランカの町が、次々と浮かんでは消えた。1時間歩いて、なんにもない。と愕然として宿に戻ったり、周辺はすべての店が休みで・・・。いつもそうだ。私の町が標準じゃないとなんですぐに忘れるんだ。世界はそうではないということを忘れる。何百回旅しても、毎回忘れる。すごい刷り込みだと我ながら思う。その部分で自己内多様化は、まだ先になりそうだ。　」

朝一時間早く動くようにした。
どうしても朝のギューギューギスギスの満員ラッシュが私にはストレス！！
だから1時間早く南北線に乗る。車内はスカスカというわけではないが、人と人が重なり押し合うということはない。
おかげで、快適で、運がよければ目黒あたりで前の人が立てば座れる！！
環境を変えるよりは、自分の行動を変えて、より良い環境を手に入れるようにする。それも多様化のひとつと考える。
なにか、壁にぶち当たりそうになったり、不安になったり、苦しくなったとき、想像力をはばたかせて、自分の考えを変え行動を変えること！！　それを最近、慣例にしようと努力している。
ま、どちらにしても、エネルギーが必要です。

2024年08月29日15:42

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タイタニック号　フェルミ推定

「タイタニック号　発見　　ロバート・D・バラード/著　荒木文枝/訳
序　ウォルター・ロード
タイタニック号は、なぜこうも神秘的なのだろうか？　不沈と謳われた世界最大の客船が処女航海で沈没して多数の命が奪われたという。災害規模の大きさそのものが、神秘性をかもす正体なのだろうか。それとも、物語全体に一貫して流れるギリシャ悲劇の要素だろうか。もし警告を心に留めてさえいれば、もし救命ボートが十分にありさえすれば・・・という‟もしも”の物語に、悲劇性は十分にある。“驕れる者、久しからず”という教訓を否応なく思い起こさされるからなのか。あるいは、この船がエドワード朝時代の終わりを雄弁に物語り、懐かしき豊かな時代を垣間見せてくれるからだろうか。・・・。タイタニック号とは、私たち皆の心に響く完璧な実例ではないだろうか。私たちの人生に起こる悲劇はどんなものでも、最初は信じられないが、次第に不安になり、ついには深く思い知らされるという経過をたどる。私たちは誰でもこういったプロセスには馴染みがある。初めのうちは、何か重大な問題が起きていることを誰も信じようとはしなかった。氷山から巨大な氷の塊が砕けて落ちたというのに、甲板ではその氷でサッカーに興じ、喫煙室ではトランプゲームが続けられていた。しかし、その後まさに危険が迫っていることを徐々に思い至っていくのである。甲板が次第に傾いていき、信号弾が発射される。そしてついには終わりが近づき、逃げ道がないことを悟る。私たちは、さまざまな人々の反応ぶりに感銘を受ける。抱きしめ合うシュトラウス夫妻、演奏を続ける楽団、明かりを消すまいとする船員たち。そこで、私たちは自分ならどうするだろうと思いを巡らすのだ。タイタニック号が我々を魅了してやまないのは、最期の瞬間まで忘れ得ぬ美しさを保ち続けたまま、豪華客船が永遠に海の底に消えた、という事実にあると思われるからである。・・・。私は感傷的な空しさに襲われた。どうしてこんな喪失感を覚えるのだろう？　結局タイタニックは深海に沈む巨大な難破船に過ぎなかった。・・・。未来に目を向けたいのに、振り返らずにはいられなかった。
　　　THE DISCOVERY OF THE TITANIC c1987.1989.1995　Madison Publishing 」

とくの夏休みの自由研究はタイタニックの秘密をさぐる。フェルミ推定だ。
まず何を知りたいか？　
そして仮説を立てる。
エビデンスを情報収集する。
それから結論を導きだす。
ということで、タイタニック、沈まないと言われた船がなぜ沈んだのか？というお題目をだした。
次に仮説をたてる。沈んだ理由。
とくは、氷山
さくらは、穴
ももは、見張り番
バーバは、人のおごり（絶対沈まないと考えていたから）
ママは、重なる不運とミス
５つの仮説が立てられた。ここからエビデンス（証拠）になる情報を集めていく
それから結論に至るというプロセス。
あと夏休みは、4日だあ！！
間に合うだろうか？

2024年08月27日11:15

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ファッション・チェック

「どん底知る目で社会もチェック　　ドン小西　デザイナー
デザイナーのドン小西さん（73）は、20代でファッションの業界に入って半世紀。服飾デザインを手がけるだけでなく、テレビ番組や雑誌での ‟ファッションチェック” でも幅広い層から人気を得てきた。時に辛口の軽やかな語りは、自身の事業の失敗など、波乱を乗り越えながら身につけた芸だという。人生経験を重ねたデザイナーの目に、今の日本社会はどう映るのだろう。（中村陽子）
母の実家が津市の呉服屋で、子どもの頃から鮮やかな柄に柄を重ねるような和装のセンスを見て育った。いつの間にかそういう感覚が身についていたんだと思います。ファッションメーカーで働いたあと、30歳を前に独立して自身のブランドを立ち上げた。最初のころはつらかったですよ。ちっとも売れず何千万円も借金ができちゃって、死ぬしかないかと思うくらい追い詰められた。やがてビートたけしさんが僕のブランドを着てくれる機会に恵まれて、そこであっという間に会社が大きくなった。東京のほか、ミラノやニューヨークなど、国内外でコレクションを発表する生活。50か所以上の拠点で、ここまで売れていいのかと思うほど売れました。けれどその後、バブルが崩壊し、世の中の流行も一変してしまって、僕のデザインはデコラティブ（装飾的）で、ロマンチック志向のものが多かったけど、シンプル、ミニマルの時代になった（装飾を省いたデザイン）。だんだん経営が悪化して、何十億というお金が飛んじゃった。銀行は取引停止となり、ブランドの権利も手放すことになりました。従業員が逃げて、家庭も崩壊して、文字通りすべてを失った。銀行員から‟死ね”と言われたこともある。人の表と裏がよく見えましたよ。この時も本当に生きるか死ぬかだった。あれ以来、上っ面の言葉には騙されなくなりました。追い詰められた状況で、僕はまず自分を見つめました。できることは何か、実際は何もなくなって、自分の中にあるもので勝負するしかなかったんです。一つのチャンスがテレビ番組で有名人の服装をひと言で批評する‟ファッションチェック”が幸い視聴者に受けて、その後につながりました。…。追い込まれれば、追い込まれるほど、すごい力が出るということが、自分でよく分かりました。　」

‟まあ、素敵な柄。まるでお着物の反物のよう！！”　紀尾井町のファザードを新しくしよう！！と壁紙を張り替えていると、通りがかりの人が声をかけてきた。
鳥海さんがパリから戻り、レペットの写真を撮って来てくれた。そこからヒントを得て、オレンジ系の壁紙を探して、鳥海さん、古幡さん、ナティで、内装工事をやってもらった。すっごくいい感じ！！　ありがとう。よかった。

2024年08月27日10:01

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終活①

「おひとりさまの終活①　　日経ヴェリタス
・高齢者1人・2人世帯が多数派
・孤独死増加　‟終活” が身近に
日曜日の夕方といえば、‟ちびまる子ちゃん” と ‟サザエさん” が長期間放送されています。この二つのアニメには共通点があります。自宅は一戸建てで、そこに3世代が同居して暮らしています。このような、おじいちゃん、おばあちゃんと同居しているという家庭は一般的でした。しかし現代は異なります。2022年厚生労働省 ‟国民生活基礎調査” によると、単独世帯すなわち ‟おひとり様” は31.8％、夫婦のみ ‟おふたり様” 32.1％、両方あわせて63.9％。今は子どもと同居している高齢者の方が少数派なのです。そして ‟おふたり様” はどちらか片方が亡くなってしまうと、その多くはおひとり様世帯になっていきます。1989年（平成元年）には、おひとり様世帯は14.8％しかありませんでしたので、平成に入って急速に増えているということがわかります。一人暮らしの高齢者が増えるということは、当然孤独死をする人も増えていきます。急速に高齢者の暮らし方が変化したことにより、高齢者の死に対する考え方も変わってきています。その最たる例が ‟終活” ではないかと思います。自分が死んだ後のことを、自分で事前に準備しておこうと考える人が増えてきました。‟終活” という言葉はすっかり文化に定着してきました。　続く　」

桃ととくをつれて、夏子に向かう。
昨日も六本木ヒルズで授賞式をやったから、二日続けて六本木出動だ。
私の年齢となると、そろそろ終活を考える高齢者となった。だけど、あと20年はバリバリ仕事をしよう！！と現役を86歳まで、せめて続けると決めた。だから頭の中は ‟イケイケドンドン”。
だけどそうは言っても、不安になる時がある。マイナスの気持になるのは、夜中にふと目覚めた時、眠れなくなって考えごとが始まりだす。そんな時はどうしてか心がモヤモヤと、暗雲垂れ込めて、身動きができないほど苦しくなる。
この前は、紀尾井町のトイレでなぜか息が詰まるほど不安になったことがあった。あとで、じっくりと落ち着いて考えてみれば、たわいもない事だった。多分よくわからないけど、そこに立ち込めている空気、目に見えない何かが、急に人に乗りうつることがあるんじゃないか！？！と考える。
例えば紀尾井町のトイレ前は、いつも人が座っている。よくよく観察すると、同じ人達かも。仕事はないのかナあ。そんな年輩ではなさそうだし。なんであの女の人はトランクの荷物を常に持っているのか、それにトイレ前でお弁当を食べるなんて、気分はどうなんだろう。と・・・・。おっとお、オフィースで仕事をしている時トイレには4～5回いく。それに前のチョコレート屋さん、横の和菓子屋さんも今年の夏に閉まってしまった。
残暑はまだ続いている。
終活かあ。いや、私はまだまだ先だ。
何を考えてどう行動するかは、その人しだい。自分の中にどんなシナリオを持つか、一番大切なことだ。
私は最後の最後まで、あがき続けることにしよう。それが私の終活。

2024年08月26日18:01

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Re Life

「Re Life ローカルへ　うまい話は裏探れ　国が言っても踊らされず
この国の人々にとって大切な8月6日、9日、15日という過去と今を繋ぐ時空とお盆がシンクロして静かに訪れる。休みに身を委ね非戦に心を向け、先祖と繋がる時間。青空と積雲を拝み、緑が風で揺れ、虫の音が身に染み入る季節のはず。
今年のお盆は違う。国の愚策30年で国民の将来不安が増大したのに、その国が国民の自己責任で不安を拭えと ‟貯蓄から投資” で全ての国民が享受できるはずのない ‟資産所得倍増” へ駆り立てる。
その投資のいくばくかが ‟防衛費倍増” の掛け声に乗って日本の軍需産業に流れて株価を押し上げる。人を殺すかもしれない武器製造やその輸出によって、経済成長と平和を同時並行で探る。という詭弁。
しかも首相が唐突に9条改憲の議論加速を！と。天から帰省する魂たちは何を思う。そんな流れのさなか、株価は頂点に上り詰めた途端にドーンと最大下落。新参者は焦って売り、翌日には巨大資本によって買われ、乱高下で世界が揺れる。国民の貯蓄がしれっと世界事情に奪われた。ローカルには国から地方交付税、そこに暮す年配者の年金、そこで働く人の給料が入る。その金を巨大企業のモノ、サービスや株に消費するから、自分や地域でお金が巡らず、残らず身近な商いが巨大企業に取って代わられる。世と人が疲弊衰退してきた理由。軍需産業も投資先企業も地域から遥か遠い。巨大企業に授け授かるほど、代償に暮しと平和が壊れてきたはず。国が言おうと、うまい話に騙されないで。ブレずに、Re Life ローカルへ。　　（高坂勝　脱‟経済成長”　環境、幸せの融合をローカルから実勢。　53歳）　」

すきっ腹で、シャンパンを何杯か飲んだので、今日は脳がバクハツしている。
でも心は清々しく晴れ渡っている。楽しかった！！　六本木ヒルズ51階、バレリーナはじめてのコンクール授賞式。
たくさんの生徒さんに保護者のみなさま、来賓の特別審査員の方々に、ウクライナ国立バレエ団招致の香蘭社社長、そして ‟えんとつ町のプペル” 製作総指揮 Leap代表社長、メガブルーバードDJ、バレエの先生、英会話の先生、メディアスタッフ、ラクーンセンタースタッフと、人、人、人が一同に介するとパワーが集まってすっごく楽しい。
アベマリアの歌で始まり、イマジンでパーティは終わった。
よかった。みんな顔と言葉を共有。
よし！！　次は発表会に向けてお稽古にお仕事に励もう。