2024年10月

2024年10月31日13:32

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奇跡

「MANGAウォッチ　　　
　　　　　　藤本由香里
　　　　　　　　　　　バレエ　‟奇跡の瞬間”

バレエマンガといえば、かつては少女マンガの定番だった。
しかしこのところ、バレエはむしろ男性向け作品として描かれ始めている。
ドラマ化もされ、舞台化もされた名作が韓国のWebtoon　『ナビレラ』。

これは、70歳の男性が、ずっと憧れていたバレエを始めるという物語である。
もちろん最初はバレエ団にも断られるし、なにより家族が「みっともない」と反対する。それに対し彼は言う。

「人生の最後にずっとやりたいと思っていたことを始めるのが、そんなに反対されることなのか？」

団長に言われて彼の指導にあたるのは、23歳の青年ダンサー。
この2人の関係性の変化や、主人公の家族との関係のドラマも読ませるが、なんといっても素晴らしいのが、44話にあたる、主人公と若いバレエ仲間が雨の中で、信号をはさんで踊りをかわす切実な場面である。

バレエの舞台では奇跡が起こる。
次に奇跡を目撃するのは、あるいは自ら奇跡を成し遂げるのは、もしかするとあなたかもしれない。」

今、夕食の時にみているのが、このナビレラだ！！

70歳のこぶとりの、どこにでもいるような体型の老人と、美しいバレエダンサーの青年がテレビに映しだされる。
おもしろい。
私もバーバでバレエを22年間つづけている。
体型はバレリーナではないし、ジャンプは息切れするし、足は上がらないままだ。

それでもトウシューズは少しずつ、履けるようになってきている。
それでいうと、毎日が奇跡の連続かもしれない。
考えると、奇跡のみなもととは、右脳かもしれない。
描けなかった絵が描けるようになったのも、右脳でトレーニングしたから・・・。
右脳には根拠なき‟じしん”
わたしはできるという不思議な力を持っている。

‟思い切って　　　
　　　　枝の先まで行ってみよう。
　　　　　　　　果実は枝の先になっているものだ。
　　　　　　　　　　　　　　　マーク・トウェイン”

2024年10月31日12:14

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非認知能力

「エデュケアのとびら
　　　　　　　　乳幼児期の愛着が土台に
　　　　　　　　　　　　　　　お茶の水女子大　浜野隆教授

学力や知能など測定できる‟認知能力”に対し、数値化できない‟非認知能力”が、近年、教育や子育ての分野でも注目されている。「両者は車の両輪で、バランス良く育てていくのが大切です」と指摘する。

非認知能力とは何か。私は大きく三つに分けています。

①忍耐力や自制心、好奇心、最後までやり抜く力、やればできるという自己効力感を含む「目標を達成する力」

②社会性や思いやり、共感力、協調性を指す「他者と協働する力」

③自尊心や自己肯定感、楽観性、挫折から立ち直る力を含む「感情をコントロールする力」です。

現代は変動が激しく、不確実性が高い社会です。どんな社会にも適応し、軸を持って生き抜いていくために必要なのがこうした力です。
非認知能力という根をしっかりと張ることで、豊かな人生という大きな実をつけることができると考えます。
他者を信頼し、安心してさまざまなことに挑戦し、自立することにつながるのです。
ちょっとした不快さや不便さにも耐えられるよう快適な生活をし過ぎないことも重要です。

キャンプや登山などの自然の体験や、旅行、ボランティア活動、運動、さらには演劇やダンス、音楽制作などの芸術活動が有効とされています。」

上野ひとりスケッチ大会、今思い出しても楽しかった。

バーバになっても、女気心はおとろえない。やりたいことは次々にあらわれる。
ほしいものも、行きたいところも、食べたいものも・・・。楽しんで生きてゆくって、豊かな人生をおくるって、自分と向き合うことから始まる。そういえば私はものごころついた時から、自分の心の向くままに動いてきた。

保育園は抜けだして裸足で脱走したし、学校からはまっすぐ帰ったためしがないし・・・。高校生になる頃からなかまを見つけて、一緒に悪いこともやった。男を意識するようになってからは、いっけん見た目だけではそれらしくいい女の子を演じたこともあるけど、長くは続かなかった。

そして今では、自分の生活、仕事、自分の時間自体が、すっごく楽しいことを追求する場となった。
とく、もも、さくらにも、すでに非認知能力の芽が育ち始めているようだ。

2024年10月29日13:50

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メタバースの真実

「文化往来
あり得たかもしれない人生を問う
短編集 ‟富士山”（平野啓一郎）は、‟あり得たかもしれないいくつもの人生の中でどうしてこの人生だったのか”との問いが通底する。ごく小さな出来事が主人公の生死をも揺さぶる物語に ‟人生はちょっとした偶然に左右されている” との実感を反映した。バブル崩壊後の就職氷河期に翻弄された、いわゆるロスジェネ世代としての意識も影響しているという。‟人生は努力した、しなかったという本人の責任に還元されないいくつものファクターの中で決まっていく”　別の人生を想像することは、必ずしも現実を悲観することではない。違う人生の可能性に向かって進むきっかけになり、政治や制度のレベルから ‟何がおかしかったのか” とりわけ異世界転生を扱う小説が流行し、メタバースが脚光を浴びる昨今の社会には、現実の世界を ‟こうでなくても良かったのではないか” と相対化していくイマジネーションがある、と語った。　」
※メタバース
インターネット上に構築された3次元の仮想空間。meta超越とuniverse宇宙を組み合わせた造語。

あり得たかもしれない、いくつもの人生。
で、私の頭をふっとよぎるのは、大学4年生の冬休み。帰省する新幹線を見送ったワンシーンだ！！
大好きだったバレー部の主将、渡辺君。もし卒業して私も彼の住む山口県へ嫁いでいたら・・・今頃はなんて、66歳のバーバになっても1秒くらい考えたりする。
あり得たかもしれないいくつもの人生を考えるとは、今の自分に少し不満があるのかもしれない。
もし、私が渡辺君について行ってたら、すぐに逃げ出したはずだ。私のような我の強い人間は、大好きなった男（ひと）を思い通りに動かし、お尻に引いていたはずだから・・・
ということは、渡辺君が逃げた！！　感づいて、ということかあ。
あり得たかもしれないいくつもの人生。そして別れ道。その道は、実はつながっていて、最後のたどり着く場所は一つかもしれない・・・。
それにしても、それだと夢がない話だナあ。

2024年10月28日17:46

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人口減少の方程式 ②

「Relifeローカルへ　仕事を減らし、自作を増やす　　高坂勝　脱‟経済成長”
無理ゲーゆえに不正や偽装や騙しが横行、鬱や休職者増えるも当然。企業としたら売り上げupが見込めぬ中、利益、配当増やすには、給与を削る術しかない。許しがたいがそういう帰結。この方程式、解がない。過去25年、経済成長実現へ、国の大金（税金）企業に注ぎ、庶民に降りないのは何で！　まだ足りないから？待ちますか？国交省の算出で、中間層の月所得から、食費、住居費、通勤機会費、それらのぞいた自由なお金、東京最下位13.5万円。1位三重、2位富山、3位山形、全て23.5万以上。その差10万、年120万。これから先物価が上がれど給与は横ばい。ならば新たな方程式へ。利益は多くを欲張らず。できた時間で、できるを増やす。自分で育てる米、野菜、自炊増やして家族の時間、家・モノ直して長く使う。それには田畑や作業の空間、それなり広く必要なり。都会とローカル、どっちに帰結？　」

今日はまどかの誕生日。朝からさくらとももがハッピーバースディを歌っている。
‟よし、今日はステーキにしよう。バーバが、ナニワヤに行っておいしいお肉買ってくるよ”
というわけで、とくの宿題、概数と四捨五入をいっしょにやって、スケッチ大会の絵も仕上げてと。
麻布十番商店街に出かけた。肉といえばナニワヤ。自分のところでさばいているから、ホルモンやら切り残しなどお宝がある。そして、商店街を歩くと、安い八百屋さんも。ここではグリーンパパイヤがある。長崎のレモン、それに前回商店街福引で一等を当ててたあ！！いただいた商品券でまどかのバースディプレゼントをブックオフで買っていた。
東京の高い高い生活費。なんとかうまく足を使ってやりくりするのも楽し！！

上野公園スケッチ大会仕上げました

グリーンパパイヤと家でとれた果林

パパイヤサラダときゅうり床付け

2024年10月28日16:59

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人口減少の方程式 ①

「Re Life ローカルへ　　人口減少の方程式（6）
仕事を減らし、自作を増やす　　高坂勝
千葉県匝嵯に通い10年、完全移住6年合わせ、16度目の米収穫。春に手で植え、夏に草取り汗流し、頭が垂れる稲を刈り、しばらく逆さに掛けて干して、脱穀終えたら敷物敷いて、籾を広げて水分下げ、籾摺りしたら玄米に。逆さで栄養、穂に移行、太陽と風でツヤが増し、米質上がり旨み増す。手元の1俵、1年食える爽快感。感謝の量だけ多幸感、それが世の常、人の帰結。日本人の宿泊旅行、去年末から前年割れ。国は移住を推進するが、旅ができなきゃ住みたい場所は探せない。財務省のデータでは、資本金が10億超えの企業群、過去25年の推移を見ると、売り上げ上昇9％、利益上昇280％、配当上昇709％、従業員の給与だけ、上昇わずか0.2％。電気、ガソリン、消費税、マクドナルドもその間2倍に。旅へのお金が出せない帰結。
企業の売り上げ5年で上昇9％だけで、市場の規模はほぼ変わらず。購買盛んなが若者減るし、非正規増えて低収入、人口減も15年。需要不足は筋違い。働き過ぎだし、作り過ぎだし、供給過多が本当の現実。パイ（市場）がちっとも増えずとも、働く人の売り上げ目標。前年対比で110％！？　」　つづく

さてと、今日はさくらを連れて、マーケティングへでかける。千葉だ！！
電車を3回乗り換え目的地まで1時間30分。さくらと気合いを入れて出かけた。
すっごく大きなショッピングセンター！！　カルフールに、公園に、バーベキュースペース、ボーリング場、ホテルとフル装備。
歩く歩く、店から店へ。買い物をするにも体力がいる。いや買い物は最後にしないと、それらを持って動くのは難儀だ。
‟さくら、トイザラスとお菓子屋は最後だよ！！”
‟だって、重いもの持って歩けないでしょう。しかも自分で持てるものにしてネ” と、まず念を押した。
まずはフライングタイガーで布エコバッグさくら用（ジンジャーブレッドマン）、バーバ用（子牛柄）を買った。勝利品を入れて、持ち運び安いために。準備万端レッツゴー！！
わざと目的地は地図でチェックしないようにした。お客様がその場所に自然と行けるかどうかもポイントだから（出店区画はあえて調べない）。
とにかく広い。それにしてもいつからショッピングセンターは買い物をするためのお店でなくなったんだろう。そういえばここに来る途中にあった、ディズニーランド。ママとパパと女の子が隣の席に座って話していた。
‟ほら、あそこに泊ったんだよ”
‟うん、夢の国だったね”
‟そうだね。夢が醒めないうちに、お家に帰ろうか”
そうなんだ。夢ってはかないナあ。あそうだ。夢を買いにもしかショッピングセンターに、このどでかいお店に来ているのかも。だから、みんな手ぶらなんだあ。
マーケティング、１Ｆ中央の場所にたどり着いた。お客様のふりをして、そのお店に入った。
‟12月末でしまりますから” と、ピシャリと受け付けでシャットアウトされた。
この場所で、うちは夢を売ることができるのかナあ！？！　　つづく

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末口静枝

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