末口静枝のブログ : 2025年06月

2025年06月30日18:02

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恐怖の大きさ

「筆洗
1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくるー。‟ノストラダムスの大予言” に昭和の子どもは心を奪われた。漫画ちびまる子ちゃんは予言を信じた。翌日には算数のテストがあるのに ‟1999年には死ぬ” と勉強を放棄。滅亡の日まで遊んで暮らすと家で漫画を読みふけり、家族はあきれる。2025年7月に日本で大地震が起きる。そんな根拠のないうわさが香港で広がっている。日本への減便が相次ぎ、香港からの訪日客は前年より1割減。災いの‟予言”を収めた日本の漫画がうわさの元で、香港の風水師も交流サイトSNSで拡散したと聞く。予言を信じて勉強しないまる子を改心させたのは姉。予言が外れた場合 ‟バカな大人として残りの人生をすごすのよ” と説き、‟1999年はどうなるかわからないけど、明日のテストができなきゃ怒られるのは100％確実でしょう” と教えた。不確実な未来を過度に恐れず、今やるべきことをやる。諸行無常の災害列島に生きる者の心得である。　」

‟おおかみがくるぞおー” と言って嘘つき少年が村の人を動かす。
そういえばコロナの時もダイヤモンド号に乗って未知のウイルスが中国の武漢からやってきた。
かかったかどうかわからない状態に検査キットとやらで陽性反応がでれば、家の中または隔離ホテルに監禁された。マスクは効くか効かないか、とりあえず着用。ワクチンを打たなければ仕事にも行けない状態となった。
恐怖が人を動かす、なんのために。
とりあえず、木炭デッサンのあと、スクーリングでは画材について学んだ。
代表的な白い絵具は３つ。
シルバーホワイト、チタニウムホワイト、ジンクホワイト。
その中でも、シルバーホワイトは世界の中でも、日本だけがルネッサンス期から今も売られている。
レンブラントの黒闇から一筋の光をあらわした色。
鉛の錆からつくられたシルバーホワイトは、毒性が強い。
なぜか日本にはあるらしい！！　画材屋へ走ろう。
恐怖から逃れるには、流されず、知識を持つこと。
学び続ける。

2025年06月30日17:40

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建設的な考え

「こころの玉手箱　　漫画家　いしかわじゅん　　50年経て熟成　復活の歌
それから2年後、ぼくは吉祥寺に移り、ぐゎらん堂という店に入り浸るようになり、その店でライブを聴くようになり、そこの常連だった。スターたちと親しくなり、自分でも歌ってみようかなと思い始めたのだ。それには、もう少しいいギターを手に入れなくては。プロのミュージシャンたちの使う、マーチンやギブソンにはかなわなくても、アマチュアとしては手の届くギリギリを狙いたい。実はぼくは働くのが好きでない。だから学生時代にも、ほとんどバイトはしなかった。働いて大変な思いをするくらいなら、貧乏したほうがいい。という非常に建設的な考えを持っていたのだ。しかし今はそんなことを言っている場合ではない。春休みと夏休みに肉体労働をして、仕送り2ヵ月分を貯めた。これでギターを買うのだ。楽器店に行って試奏を繰り返しＳヤイリを買うことに決めた。ぐゎらん堂のライブ担当者に話をつけ、ギターの練習に励み、オリジナル曲を何曲も作り、なんとか無事にぐゎらん堂のライブを終えた。大学を卒業して就職したりして、だんだん忙しくなって歌わなくなったのだ。それから長い年月が経った。ちょっとしたことから久しぶりに歌ってみようということになって、ギターケースの蓋を開けてみたのだ。Sヤイリはピカピカで、眠らせている間に、50年ものビンテージギターになり、程よく枯れたいい音になっていた。　」

白い布がかけられ、縄でしばられたいす、箱、円筒形、ガラスのびん、植物、グレープフルーツが無造作に置かれている。それらを10人で囲み、モチーフの構造を決めて、5チームでデッサンをする。
今日の先生は、まず、白いキャンバスを木炭でまっ黒にするくらい塗りつぶすことから、始める技法がある、と話した。
まっ白のキャンバスに黒い木炭で描くのは、ストレスがある。恐い。だから、あえて白をなくし、まっ黒にするように！！　そこから、食パンを使って、光があるところは白く反射しているから消してゆき、影の部分を黒く残してゆく、という結論から描く。やり方を教えた。

この技法は5年前、右脳で描くのワークショップで、確かにやっていたナあ。
少し記憶が蘇った。

2025年06月30日16:55

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ジャスティス

「大波小波　正義が暴力に化けるのとき
知人の大学教員から聞いた話。新入生の親から電話で、歓迎会で出た食事がまずかったと娘が言っている、とのクレームがあった。食当たりを起こしたとでも言うならまだしも、味の文句とはと呆気にとられたが、あとからその親が高校教師だということが判明して、開いた口が塞がらなかった。佐藤厚志の ‟ジャスティス・マン” を読むと、そうしたクレーマーの複雑怪奇な心理も見えてくるかもしれない。タイトル通り正義の使者をもって任ずる主人公は、ホテルマンとして客の理不尽な要求にも毅然として対応しつつ、しかし自分が客たる近所の書店においてはモンスタークレーマーとなる。問題は本人がその矛盾に気づいていないということだ。傷ついた者なら他人の傷の痛みがわかる。というのは甘い幻想にすぎない。むしろ受けた痛みを、関係ない場所でそのまま他人に負わせることさえある。しかしそのれが ‟正しい” と思っているのだ。自分が虐げられたから、嫌な思いをしたからといってそれを攻撃性の免罪符にしてはならない。行き過ぎれば正義は裏返り、憎しみだけが拡大する。中東で起きていることはまさしくその証明だ。　（テミス）　」

リチャード・クレイダーマンのピアノを聴きながらブログを書いている。
今日は2回目の木炭デッサンスクーリングの日だ。
前回の成績評価が出た。75点、まずまず合格ライン。
外をワカケホンセイインコが鳴きながら飛んでいった。
家のワカケホンセイインコのろくまんじゅうは、全く関心がない。
ろくはグリーンスポンジが好きだから、外の世界を知らない。ペットショップで買った鳥は、仲間がわからないんだろうか。それにしても、ワカケホンセイインコは東京の大岡山で群れをなし、近くの宝来公園でも勢力を増している。
なにか楽しいナあ。
暑さがまだやってきていない朝5時。
ピクニックに行くような気持で、デッサンに出かける。
あとコーヒーをⅠ,2杯飲んで、準備をしよう！！

2025年06月27日12:16

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It's the classic

「本音のコラム　　三木義一　みんな密かに出世！
‟週刊文春6月20日号がとてもいい記事を載せておる”
‟玉木　次なる爆弾ってやつ”
‟佐川宣寿が自民親密企業の顧問になっていた（財務省の大罪）という記事だ”
‟ああ、あの佐川さんの話ですかい。森友問題で安倍首相周辺の疑惑の隠蔽を巧みに行い、なかなか良いじゃないかと彼らに寵愛され、国税庁長官になったかたですね”
‟あの森友事件で処分の対象になった官僚は約20人。その筆頭だ。その彼が謹慎していると思ったら密かに自民党の窓口に献金している企業『新日本科学』の顧問になっていたという”
‟へえ～、東大を出て役人になると、安い給料でばか政治家にへいこらさせられるんだから、せめて退官してから、美味しい天下り先が欲しかったんでしょうね”
‟ばっかもーん。国民がその程度にしか怒らんから、権力者の犯罪に省として抵抗できない事態が続くんじゃ。関係者はみんな出世し、佐川の次に悪かった中村稔氏は『国税庁No3』だと”　　（青学大名誉教授）　」

せっかくレインブーツを買ったのに、雨は弱く、青空に入道雲がもくもくだ。
ま、それもいいけど・・・。少しのめぐみの雨のあとは、風が涼しくさわやかだ。
いそがしいなか、大好きな銭湯へ行った。思ったより人がいなくて、井戸水の冷風呂を満喫できた。
ちょっと、自宅でも水シャワーをやってみる。
イヤーさっぱり。汗のベトベトがきれいにおちて、肌がスベスベでとってもいい感じ。
政治の世界、権力、お金のドロドロの中にいて、地獄のように血の池でもがいている人達って大変だなあ。
私にも、もちろんいろんな欲がある。
だけど、銭湯の水風呂で最高のひと時、マックスの楽しみ。
これは誰も傷つけず、そして自分を輝かせる迷いのない王道の欲だナあ。
※AI 王道だよねは、それが一番良い方法だよね、それが定番だよね、という意味。
物事を進めるうえで、一般的で正統な方法。　
It's the classic

2025年06月26日11:12

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炭坑のカナリア

「　筆洗

かつての炭坑などで一酸化炭素などの有毒ガスを探知するためにカナリアが使われた歴史はよくご存じだろう。
いわゆる、“炭坑のカナリア”

19世紀のの英国で発明された方法で、カナリアは呼吸のめぐりが早いため、一酸化中毒を吸うと人より早く異変が現れることを利用した。残酷だとして現在、英国ではカナリアは使われていない。

参院選へと続く一本の危険な“坑道”を想像する。自民党が手に提げた鳥かごのカナリアはその坑道に入ったとたん、止まり木から落下したようである。
日曜の東京都議選。自民党は大敗した。

都議選は7月の参院選に向けて、自民離れの“ガス”の濃度を測定する機会だった。ガスの正体は“政治とカネ”。物価高に有効な手を打てぬことへの不満。

坑道の空気を入れ替える方法もなかなか見つかるまい。　」

雨が降り出した。
とうと、レインブーツを買ってみた。
たくさん歩くので、いつも布のズックを履いている。水たまりをよけながら歩いても、靴と靴下までびっしょり濡れて気持ちが悪いから！これで雨降りも楽しめる。

一気に全てのことを良くしたいけど、それは無理だから、不快なこと、心配なこと、気になることとか小さな改良点を見つけて一つ一つつぶしてゆく。そして今日一日で楽しいことを見つけて、そんなことを繰り返していくうちに、なんとかいい生活を過ごせるようになってゆく。

炭坑のカナリアの先頭についてゆく道にはふみこんでいない。そこは避けて、人の分け入らない狭き門。けもの道へと進もう。