発表会に向けての猛特訓が始まっている。あと1ヶ月をきった。先生たちの指導はだんだんレベルアップ!! しかも今年はくるみ割りにチャレンジしているから、それなりに踊らないと。
全力で一曲踊ると汗が顔や首筋からしたたり落ちてくる。2時間みっちり身体を動かすと、もうへとへとだ。体力がなくなってきているのかナあ。それか筋肉量が増えているから消耗も大きい。
“これで痩せないから不思議ね。”
“末口さん、もう痩せなくていいよ、それ以上。”
“だって体重が1kgまた1kgと増えているのよ。”
“それは筋肉がついている証拠。筋肉は重たいの。バーレッスンの時、末口さんのおしりみたら、プリッと上がってるわあ。”
練習を終えた更衣室で、ちょっとうれしい会話。私は鏡で自分の身体をチェックする。前、後ろ、横、確かにお尻がカッコよくなったあ!!
この夏、7月8月はイベントづくし。この2ヶ月で一気にダンサーの身体にもっていこう!!
弱音は禁物だ。金曜日の朝からズンダ(ルンバのエアロビ風エクササイズ)の先生にもオフィスへ来てもらう。
みなさん、参加しませんか? 朝10時からです!! (ラバーシューズがあればOK)
以前踊る社長っていう名刺をまじで作った。仕事もせずに踊ってばかり・・・・!?! 
すみません。これって私にとって大切な仕事なんです。社長は会社の広告塔。くたびれて、身体はボロボロでは、いい考えや、やる気、エネルギーは湧いてこない。
“蝶のように舞って、ハチのように刺す。” 弱肉強食のビジネスの世界ではそんな社長がいい!!

“相変わらず三畳一間のエレガントとは言えない生活を続けていたが、私には読書という強い味方があった。図書館に勤めているから本には不自由しない。土曜日には一冊を持ち返り、5時過ぎ近所の銭湯に行ってゆったりと湯につかり、商店街をまわって、かまぼこ、コップ酒、多少の食材。あ そうだ、ここで洗濯屋へ行かないと、・・・・あれこれ一週間分の生活に備えたところで、
−これで、よしー 
いずれの読書にも西日の当たる三畳間、かまぼこを切り落として飲む安い酒、時折電車の響きなども聞こえてきて、
ーいろんな生き方があるさー
とわけもなく心強い。”   この道 阿刀田 高

ほんとうに、わかるナあ この気持ち。
ーいろんな生き方があるさー
ーいろんな社長もいるさー
と、わけもなく心強い。
汗をかきかきジャンプして、手、足をぐーんと伸ばす。
みんなでワァーっとかけよって、ジャジャジャーンってポーズをきめる。

しっかり食べとかなきゃあと、箸を動かし、キノコに豚肉を皿にのせる。
シャワーを浴び、サッパリとベッドに入る。羊を数える間もなくグーっと眠る。
朝だあ!! よし、オフィスへ。 今日は9:30から4つのアポが入っている。
さあ、“ 蝶のように舞い、ハチのように刺すぞお ”

踊る社長の一日が、あつあつエネルギッシュに始まる。