そうだよネ。やっぱり、私の中では、五分五分。いや、それって20%くらいそんなうまい話が世の中に!?! と半信半疑だった。まあその返事を待つ。1〜2ヶ月の間。だけど脳天気な私はそんな提案があるだけで・・・・、心に余裕がでて、財布の紐は軽くなり、そして夢をみていた。
“ じゃあ 明日9時半でお願いします。”
30分アポは早くなったけど、その声はやさしく丁重だった。もしかしたら、いけるかも!?
そして結論は、“No”
アハハ そういうことか? だから30分早くした。次の商談をいれたのか!?
“椎葉さん、ということです。”
“世の中うまくいかないナあ。あと半年いや1年くらいはかつかつです。努力していくしかありません。”
椎葉さんは、私と違って大風呂敷も開かないし、確実に慎重に真義を通す人だから・・・・ 私は大変助かっている。
そうだナあ。一気に3年の時間をショートカットして、ひとっ飛びにジャンプしちゃうっていうのも、よくよく考えると、この変化の激しいときに、ジャンプする方向を間違えれば、海に真っ逆さまだから・・・・、これはこれでよかったのだろう。そして、少しずつ変化培養させていく方が、やはり経験値も高まってその先も明るく広がってくると、くっそおという気持ちと迷いをふっきり、地に足をつけた。
さあ今日からまたゼロを2つ削って、緻密に計算していこうと!!
“鏡映効果は、リファレンス・ポイントがプレゼンテーションの仕方によって操作されるときに興味深い行動パターンを生み出す。いわゆるフレミング効果(Framing effect)というものだ。同じ事実であっても、異なるプレゼンテーションが行われると、異なる意思決定が行われてしまう。
この効果は、時に人々の購入行動に影響を与えるために広告などで利用される。
砂漠で遭難した時、水が半分入っている水筒を「もう半分なくなってしまった」と言うのと、「まだ半分残っている」というのでは随分違う。
手術を控えた患者に伝える言葉も「失敗して死ぬ確率が1%ある」と「99%の確率で健康を取り戻せる」では大きな違いがある。
これはフレーミング効果の典型例だ。”  p.65 投資家は利益と損失をいかに評価するか? 行動ファイナンス ヨアヒム・ゴールドベルグ/リュディガー・フォン・ニーチェ
私はけっこうこのフレミング効果を自分の心に暗示として、思い通りに行かないときのお薬として処方している。
あーもっともっと飲みたい。ボトルに半分シャンペンが入っている。
私は必ず入っている方を見る。 “うーん、まだ半分もある!!” そして安らぐ!! 心の平穏を保つ。
もしカラッポを見ちゃうと、“えーこんなに飲んじゃったあ。もう半分しかナイ〜” どうしよう どうしようと、シャンパンがなくなってしまう恐怖!!に心は揺れる。
ところで、とくは? おいしいもの、自分が好きなものを食べるとき、必ずこの言葉を発する。
“まだある!?” “あるよ” そして安心して食べる。
ママはよく言う。“なんで一人っ子なのに、こんなけちくさいの!?”
だけど、これぞ恐るべしFraming Effectを使ったポジティブシンキングなのだ!! 2才だってできるよ。