ダンスの先生は、ブラジルへ2週間ダンスコンテストに出場するために旅だった。
少しほっとする。休みだあ!! ヤッタアー。
私はけっこういろんなことに取組むのは取組んでいるが・・・・。基本的にはなまけもの。やり始めたのはやり始めたのだが、いかにさぼろうか、楽をしようか、なぜか頭の方ではそういった考えが蔓延している。
だから先生の目を盗んでいつも逃げ出す衝動と戦っている。うれしいナあ、ダンス2週もお休みだあ。解放された。
“末口さん、留守の間宿題はこれね”
“えー”
私の性格を見抜いている。ルンバウォークだあ。
“地味に練習しててネ”

1994年10月11日英国フィナンシャル・タイムズ一面。
“ 欧州東海銀行 天才トレーダーに多額の賞与支給 ” との記事が載った。その天才トレーダーたちの選定基準は、
^賣大学の理数系大学院を卒業
∧胴馘蟷餠箙圓龍侈碍亳
などを挙げ、最後にこう言った。
※亡命など何らかの理由で母国を追われた家族の出身で、できれば国のない人たちがいい。
その理由は彼らが緊張感、危機意識が途切れることがないというものだ。
確かに彼らは、寝ずに情報をとり、いかに巨万の富を手に入れてもどこまでも貪欲である。
だが、今も忘れられない彼らの一言がある。厳しく、寂しげな表情で亡命家族の一員である彼は、
「あなたがたには帰る国がある。帰れば安逸と時によっては名誉も手に入る。自分たちには永遠にそれは手に入らない。」”   紙つぶて  国のない人たち  石田建昭  東海東京証券会長
常に緊張感を持ち危機意識が途切れることがない生活って、どんなにかしんどい人生なんだろう。
想像すらできない。それくらい日本の今の時代に生まれているということは、何よりも増して恵まれたことなのだろう。

とくにも平和が戻ってきた。
そんなに保育園行くのがいやなら・・・・・。病気になりかけたとくに、笑い顔が戻ってきた。音楽に合わせてダンスも踊りだした。
ママが言った。
「保育園に行けばそのうち慣れるっていうけど・・・・。慣れるんじゃなくて、あきらめるんじゃないかナあ!?」
子供があきらめる。
オレ保育園に行くしかないんだあ・・・・。
まずは、とく 第一関門突破。保育園をあきらめずにすんで、自分の好きな時間と空間を手に入れることに成功した。そして、バーバは保育園をあきらめた。
じゃあ、どうしようかナあ。
今のところダンスの先生は2週間後に戻ってくるし、とくは、快適なオフィスと家の生活を取り戻し、緊張感と危機意識の糸は緩んだ。しかし、緩みっぱなしっていうのもよくないから、また何か考えようっと。