“ さあ!! いくよ ”
その人は一瞬振り返って私たちを見た。そこからクジラがジャンプして水中に潜った。
尾びれで、“バシャーン” 。 私たちに、しょっぱいプールの水がザバーン!!とやってきた。
“ハイーこれを使ってください” 柵の向こうからブルーのタオルをにこりと笑って渡してくれた。
今日はオフィスを早くでて、とくと一緒に水族館でフィーバーしようと決めていた。
保育園に行かない とくは 一日をもてあましている。身体を動かしてやることがないと、オフィスのゴミ箱をひっくり返して大きな音を出したり、かかってくる電話を瞬時に切ったり・・・、傍若無人ぶりが出てきた。
とくのエネルギーを何かにむかわせないと・・・・。
ところで、品川の水族館は、入場券2回分を払えば、1年間のフリーパスのカードがもらえる。しかも館内5%でお買い物や食事ができる!! すっごくお得だ。早速メンバーになる。
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素敵なカードが証明。これってヒルズクラブより使い勝手がいい!!よし、これで とくの週一ガス抜きといこう。

「アインシュタインのメモ 2億円で落札 来日時チップ代わりに
1921年にノーベル賞を受賞した物理学者アインシュタインが翌22年に来日して東京の帝国ホテルに滞在した。その際メッセージを届けにきた日本人の配達人にチップ代わりに渡した2枚の手書きメモが24日、エルサレムで競売にかけられ、156万ドルで落札された。出品したのは配達人の親族。ドイツ語で記された2枚の手書きメモについてアインシュタインは、配達人に “ あなたが幸運なら、これらの紙は、通常のチップよりずっと価値があるものになるだろう ” と語ったという。 (ロイター)」

2億円で落札。何が書かれていたんだろう。私は想像力を働かせた。絶対新しい発明やイノベーションのアイディアかな。それか数式や解けない謎への答えが走り書きしてあったんだ。
ジャジャーン
一枚目のメモには、
「静かで節度のある生活は、絶え間ない不安に襲われながら成功を追い求めるよりも、多くの喜びをもたらしてくれる。」
そして2枚目には、
「意志あるところに道は開ける」
という言葉だったんだ。
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成功し有名になったアインシュタイン。全てのものを手に入れたはず。だけど心に望んでいたことは、静かで節度ある生活。そして、その生活を手に入れるために、自分のかっこたる意志を持ち、自分の力で道を切り開いてきた。
配達人のあなたがもし幸運なら、このメモに大きな価値を見出すことができるでしょうと話した。
通りすがりの人が、何かのきっかけでアインシュタインとふれ合い、ドイツ語の暗号のようなメモを大切にしまっておられたのか・・・・。
そして95年後に、その価値は、たしかにチップ以上のものとなった。
なぜアインシュタインが、その言葉を日本の配達人に託したのか。・・・・。
“静かに節度ある生活” それは日本が貧しかった頃、私の母や父、祖母や祖父の頃、たしかに日本中に満ち溢れていた気がする。静かで節度ある生活。日本は豊かになり、それにつれて、心は貧しくなって、あれもこれも足りないと、心は病んで叫んでいる。不安や不満にさいなまれる毎日の生活。静かで節度ある生活は心の平和な状態・・・・。
くじらの尾ひれのしょっぱい水しぶきに、心を少し洗われた、バーバ。
よし、水族館フリーパスで またクジラとドルフィンに会いにいこう!!