二度寝をあきらめて、3時45分からベッドの中で4時になるのを待った。今日は時間がない。川崎駅東口で8時30分集合。そこからLG3みんなで川崎トレッツェの発表会会場へ行く。今回のステージは3階席まである広ーいステージ。
“だれも腕のタプタプや背中のもっこり肉なんて見えませんから。”
“それよりデコルテや顔、手先や足の伸びを”
“大きく踊って!!”
年2回ステージで踊ることを10年続けてきて、その照明の強さ、圧倒される雰囲気に呑み込まれそうになる自分の弱さを感じつつ、ここまでやってきた。

「ご存知のようにボチェリは弱視で生まれ、子供の頃の事故が原因で、全ての光を失ってしまう。その彼が音のない世界に身を置くことは、視覚、聴覚ともに無の世界に身をおくこと。
アルバムは、新曲。しかもディオンヌ・ワーウィックのイタリア語のカバー『静寂の声』という意外な曲から始まる。インタビューでボチェリがこんな興味深いことを語っている。“静寂というのは重要な役割を果たしている。私の人生において時々静寂が保たれることがある。ホテルの部屋、劇場の楽屋・・・・。そこでの静寂は私に様々なことを教えてくれる。静寂は声を持ち、私に重要で興味深いことを語りかけてくる。それを私は知っているので、この曲をオープニングにしたんだ。”
静寂が訪れるとき、視覚、聴覚ともに無の状態になるということ。人には五感が備わっているが、アフリカでは音楽や文学などの特別な才能を第7感という。ボチェリは、その研ぎ澄まされた第7感で、静寂の声を受け止めて、それを人生に、歌に反映させてきたのだろう。  2008年1月 服部のり子」

“末口さん、アンドレア・ボチェリとセリーヌ・ディオンが歌ってるのが、僕もいろいろ聞いたけど一番いいよ。”
ルンバで踊る曲、先生が私に選んでくれた ボチェリが歌っているすばらしい曲だ。
“魂にみちた声” として世界に愛されるテノール。祈り〜プレイヤー The Prayer
うれしいなあ。この曲でルンバが踊れるようになれば、最高だナあ。
第7感は静寂の中にある。無の境地。
さあ、今日も、バレエの発表会でどれだけ近づけるか。
やるぞお、  じゃなくて 『無』 です 。