まちこさんからの差し入れチョコと、高澤さんからバースデーコーヒーをいただいている。苦味とスイーツが口の中でとろけあう。
と、そこへろくが、ひとかけのチョコのお返しに、ハチのケージからイチゴを肩に運んでくれた。この朝の不思議な鳥とのやりとりって、想像できますか?  と この間、ハチは私のベッドに潜ってヒシャクのキキと一緒に二度寝タイム。すでに赤ちゃんの時から10年以上も一緒にいると、相手の性格や考え方、好きなもの嫌いなもの、ぜーんぶお互いに分かり合った、すてきな関係。 鳥は私の大切な家族。
発表会は終わった。これでやっと一息。他のことへ、私の集中と時間を振り分けられる。

「 “なぜ、しま模様のある動物がこれほど多いのか?” 英国の名門オックスフォード大学の生物学の入試問題だ。たとえば法学の問題は、“駐車違反の罰を死刑にしたら、誰も違反しないようになった。そのような法は、公正、有効といえるのか? 歴史学では、“歴史上の人物にインタビューできるとしたら、最も話を聞きたいのは誰か? また、その理由は? 丸のみしただけの知識は役に立たず、何が問題なのかを根本から筋道を立てて考え、そうして得た答えを、自ら批判的に検証する力も問われる。
ある卒業生は、自分の体験をこう話してくれた。“正解できるかどうかが問われるのではないのです。誰もこれが正解だと断言できぬような問題だから。教官たちとやりとりを重ねるうちに、自分の考えに間違いがあると思ったら、なぜ誤ったかをきちんと分析する。そんな姿勢が評価されるのです。” 筆洗 2018.2.10 」

発表会は松山70周年記念も兼ねて、大人バレリーナ全員がステージに立ち、フィナーレを飾った。3階席のすっごうキラキラと輝く照明をあびて踊った。わずか3分。わずか1分。緞帳が上がり、緞帳が下がるまでの、あっという間の舞台。その一瞬のために、1年かけて踊りこんでゆく。それでもその一瞬の輝きを、経験できる人は幸せだと思う。氷山の海の底に沈む氷の塊がどんなに深く閉ざされた海の深さにあったとしても、波間に輝く氷のかけらが見え隠れする、そのはかなさの影に底知れぬ思いがあるから。